面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

シネコミ倶楽部

2006年08月25日 | 映画
紫亭京太郎氏がランダム出演しているラジオ番組「シネコミ倶楽部」の収録に立ち会って、ラジオ関西まで出張った。
氏の本拠地であるシネコミ倶楽部のメンバーが、恩師である疋田哲夫氏を囲んで“映画にまつわるエトセトラ”の話を展開する深夜番組である。

直前まで他の仕事に追われていた京太郎氏は、一番最初の収録であった。
リスナーからのハガキを紹介してトークを展開するところから始まり、途中で某大物女優のインタビューコーナーを挟んで、新人シネマライター(只今勉強中!いい“舞台”が持てて幸せやね♪)の映画紹介やサントラコーナー、新作紹介と、内容てんこ盛り・具沢山の30分。
大物女優のインタビューは別録りであるが、あっという間に持ち時間はタイムアップ。
京太郎氏は2ヶ月ぶりの出演であったが、あっけないくらいにサラリと終わって拍子抜けした様子だった。
それでも、いつもの調子で気ままなトークを楽しんでいたのではないだろうか。
なお、氏の出演日は9月6日の深夜である。

氏の出演日に限らず、ぜひ皆さんお聴きあれ!

シネコミ倶楽部
ラジオ関西(558KHz)にて毎週水曜深夜1時半より放送

おいおいおい!

2006年08月24日 | 野球
なんと、広島相手に連敗!
これで恒例の“死のロード”の勝ち越しがなくなった。
木曜に勝ってもトータル10勝10敗。
負け越しが“デフォルト”みたいなこの遠征、タイなら良しとするか…てなことを悠長に言ってる場合やないやろが!

と怒ってみても始まらない。
とは言え、今日も拙攻に次ぐ拙攻で14残塁はヒドイ。
こんな調子で讀賣戦、中日戦を迎えるとは心もとない限りである。

木曜の広島は大エース・黒田が先発だろう。
厳しい展開は必須。
虎戦士諸君、有終の美を飾ろうぜ。

怒劇

2006年08月23日 | よもやま
昔、上岡龍太郎が番組で(確かEXテレビ)、世の中には「喜劇」「悲劇」はあるが、「怒劇」というジャンルは無いのでやってみたい、と言っていた。
見ていて単純に「なるほどなー」と思ったが、登場人物が怒りまくる劇って、どう?
上岡龍太郎も、脚本は難しいやろな、てなことを言って笑っていた(確か)。
自分も、そのときにはシナリオの筋立てが思いつかなかった。

しかし、あの発言からおそらく15年以上。
今の世の中、「怒劇」のネタだらけになってやしないか!?
怒りの対象は人によって様々。
自分はどんな「怒劇」を演出するだろう?

今夏の甲子園より

2006年08月22日 | 野球
37年ぶりの引き分け再試合となった第88回全国高校野球選手権大会決勝戦は、古豪・早稲田実業が、史上二校目の三連覇を目指した駒大苫小牧を下し、見事初優勝を遂げた。

中でも、エース斎藤は4連投でオール完投。
(4日連続なのだから強烈!)
なんせ2回戦の大阪桐蔭戦から全て一人で投げぬいて、投げも投げたり甲子園で948球。
こんだけ投げたら飽きてくるのではないか!?
(そんなわけない!)

ニュース映像で見るだけなので、断片的な情報をつなぎあわせるしかないのだが、今日はさすがに疲れが蓄積しているのだろう。
立ち上がりからスライダーを中心とした投球だったようだが、球のキレは相変らず素晴らしい。
そこに疲れたとはいえ、140km/hを軽く超えるストレートが来て、要所ではフォークもあるのだから、コントロールミスがない限り、相手は打てるものではない。
三振の山を築き、この最終戦でも13奪三振を奪ったとは、素晴らしいを通り越して凄まじい。

コンパクトなテークバック(足を上げて右手を後ろに引いた状態)から大きく前へ腕を振り、速球を投げ込んでくる投球フォームは、打者からすればタイミングが取りづらくて打ちにくいだろう。
なおかつ、ストレートは150km/h近くのスピードが出て、更にスライダーとフォークがある。
このコンビネーションで投げ込まれては、絶好調ならプロでも打てない。

春からスタミナ強化に取り組み、延長15回を投げきった前日も、肩や腕を入念に手入れし、酸素カプセルにまで入って疲労をとることを心がけ、再試合当日の朝には疲れも見せずにケロッとしていたと言うから恐れ入る。

この試合、最後の打者は駒大苫小牧のエース・田中だった。
前日同様、最後にきてなお147km/hのストレートを投げ込み、最後の投球は144km/hのストレートで空振り三振!
冷静沈着そうな斎藤が雄叫びをあげながらガッツポーズ。
今日のテレビで初めて見たが、延長15回引き分けとなり、両校選手がホームプレートをはさんで挨拶したあと、ベンチへ戻る斎藤の表情がテレビ映しだされた瞬間、あの柔和な顔からは想像できないくらいの鋭い視線で、駒苫の選手(おそらくは田中か)をにらみつけていた。
あの目に、内に秘めた闘志とものすごい負けん気の強さを見た。
だからこそ、試合終盤で140km/hをはるかに超えるストレートを投げ込めるのであろう。

最後の打者となり、歓喜に沸く早稲田ナインを尻目にベンチへ引き上げる田中の顔が一瞬映ったが
「しゃーないわ(彼は関西出身なのでこう言うだろう)」
と言うように微笑んだのが印象的だった。
試合後のイタビューで、自分が今持っている全てのチカラを出し切ったので悔いは無いし涙も出なかった、というのは強がりではなく本音だろう。
水島新司も、カッコ良過ぎて描けないような“物語の幕切れ”。
今年の夏の甲子園、ほんまに面白かったねぇ~♪

ギザギザ

2006年08月22日 | 野球
↑ギザギザヘル&ユニ

神宮遠征のついで(「ついで」と言うにはあまりに遠いぞ!)に千葉マリンまで遠征した真の目的は、この「ギザギザヘルメット」と「ギザギザユニフォーム」をゲットすることであった。

タイガースファンであると同程度にプロ野球全体のファンであり、各チームのユニフォームや帽子のデザインには、ものすごく興味がある。
小学生の頃、太平洋クラブライオンズ(現西武ライオンズ)のピンク(公式には「ワインカラー」とされていたがどうみてもピンクだった)に青いひさしの野球帽が難波の帽子屋で売られていたが、親に買ってくれといえず(ライオンズファンでもないのに何でや!?と言われることにビビっていた)、手に入れられなかったことがトラウマとなっている。
また、近鉄が藤井寺から大阪ドームへ本拠地を移転したとき、それまでの赤・紺・白のいわゆる“三色帽”が紺色の猛牛マークに変更されたが、その歴史ある三色帽を買いそびれてしまったことに今でも悔やまれてならない。

そんな過去の経験から、今のロッテが採用している画期的なデザインであるこの“新撰組のハッピ”ユニフォームとヘルメットを買いたいと、以前から思っていた。
こんな独特のデザイン、いつまで続けられるかわからない。
ましてや、千葉ロッテの初期の黒字にピンクの“CLM帽”も買い損ねていて、やや悔しい思いをしており、早く買いたいと機会を待っていた。
ところが、このギザギザ模様のグッズ、普通の(大阪ドームや東京ドームのショップのような)プロ野球関連グッズ売り場では扱われていない。
マリーンズのオフィシャルショップにしか、置いていないのである。
(タイガースの復刻版紺色ユニフォームみたいなもんだ)

そしてついに、神宮遠征にかこつけて、マリーンズストアまで出かけることにしたのである。
行って初めて知ったのだが、このデザインは「ギザギザ」と呼ばれている。
そのまんまであるが、自分がずっと認識していた“新撰組の法被風”という表現よりは、はるかに分りやすいわな。
なお、背景の壁がものっすご貧乏くさいのはご愛嬌である。

マリーンズ ストア ホームプレート

2006年08月22日 | 野球
さて、千葉マリンまで足をのばしたのには理由がある。
マリーンズのオフィシャルショップに行きたかったからだ。

海浜幕張駅近くのプレナというショッピングセンターの1階にもあるが、ここには以前も行ったことがあり、規模の小さい店舗であることを知っていた。
マリーンズのHPを見ると、マリスタの近くにあることがわかったので、そこを目指したというのが今回の主旨である。

球場正面にある非常にスマートな外観。
一番手前の入口はマリーンズ博物館の入口にもなっているが、そこは無視してショップに入った。
広々とした店内は、阪神百貨店のタイガースショップよりもはるかに広く、甲子園球場前のタイガースショップ「アルプス」よりもはるかに空いている。
(嫌味ではない)

そして、あったあった!
目的のブツをゲットできたのである。

千葉マリン遠征

2006年08月21日 | 野球
↑千葉マリンスタジアム遠景

神宮でナイターを堪能した翌日、かねてからの懸案事項を解決すべく(懸案内容は次の記事にて)、千葉マリンスタジアムへと向かった。

西新宿で宿を取っていたので、地下鉄丸の内線で東京駅へ出て、JRの京葉線に乗り換え。
それにしても同じ東京駅ながら、京葉線のホームの遠いこと遠いこと!
地下鉄を降りてからひたすら歩き、ずんずん地下深くもぐっていってやっとこさホームにたどり着く。
車内は“ディズニー系”と思しきファミリーとカップル、女性同士の客だらけ。
しかも、球場最寄駅の海浜幕張では「大恐竜博」てなイベントを開催中で、更に小さい子供連れの客が多い。
千葉マリンスタジアムを見学に行くなどという酔狂な乗客は、おそらく自分だけであったろう。
(当たり前やがな)

快速に揺られて約40分。
ようやく海浜幕張に到着。
恐竜博覧会目当ての家族連れに混じって改札を抜ける。
地図で見たときはそうでもないと思ったのだが、なんのなんの!
結構歩くがな、これが。
途中まで回廊のような屋根付通路を歩いていくので日差しがさえぎられているが、それも尽きると後は炎天下を歩く歩く。

脱水症状出るんちゃうか…と気が遠くなりかかったところでようやく到着。
ちょっと手前で写真を一枚。
海が近い!
戦前、洲崎球場という東京の海沿いにあった球場では、満潮時に海水が浸水したことがあるそうだが、ここもよもや!?というくらいに海が近い。
六甲颪どころではない海からの強風が吹くのもよくわかる。
この球場の形状における大きな特長は、スタンドを囲む塀の上(天井のヘリか!?)にグルッと夜間照明灯が設置されているため、甲子園や神宮、横浜のような照明塔が無い。
なので、遠景の写真で見ると「あれ?ナイター設備無いの?」という感じが面白い。

球場の周りは広々としている。
開門前の入口前には、行列の順番取りのために、名前を書いた紙やガムテープ、新聞紙などなど、いろんなものが地ベタに貼ってある。
夕方18時からの日本ハム戦に備えてのことである。
水色を配したデザインは、海辺の球場にふさわしい。
来年の交流戦を観戦しに来たいものだ。

にしても、遠いぞ!
東京からも駅からも。

神宮の観客

2006年08月21日 | 野球
↑神宮やで、ここは!

神宮球場では、3塁側からスタンドが埋まっていく。
つまり、タイガースファンの方が多いのだ。
これは何十年も前からの特徴で、ことに最近はその状況が顕著である。

去年初めてライブ観戦したとき、ライトスタンドの一角(ヤクルト応援団が占めるあたり)を除いて、そこかしこに黄色いファンクラブ特製ユニフォームが見受けられて驚いた。
そして、7回表のタイガース攻撃前における恒例のラッキー7・ジェット風船飛ばしでは、「どこのチームのホームグラウンドや!?」と目を疑うばかりの光景が展開される。
まあ3塁側から大量に上がるのはまだしも、バックネット裏はもちろん、1塁側からもバンバン風船が飛ぶ。
関東のタイガースファン仲間曰く、
「神宮は第2本拠地だからね!」
納得。

しかし、それでいいのかスワローズファン!?
7回裏の「東京音頭」大合唱も全然迫力無いぞ!

神宮球場

2006年08月21日 | 野球
先にUPしたとおり、夏休み小旅行として神宮球場でヤクルト戦を観戦。
去年に続いて2年連続であるが、駅から遠いことを除けば好きな球場のひとつである。

普段タイガースの試合を観戦する甲子園が高校野球のメッカなら、神宮球場は大学野球のメッカ。
やはり歴史ある球場で雰囲気がイイ。
甲子園に比べればはるかにスタンドも小さく、試合は見やすいが、球場が古い分、席が狭いのが難点。
カップ置くとこもないし。
このへんは甲子園と一緒なので、別にかまわない。

タイガースが大きくリードしたところでスタンド内を散策。
腹ごしらえにと冷麺を食べたが、汁が濃くて辛くて食べきれない。
東京の冷麺は、うどんやソバと同様、やっぱりスープは濃い~のか!?

売店で「神宮球場の砂」なるものを発見、ついつい記念にと購入。
グラウンドは人工芝張りなので、マウンドや各ベース付近の赤茶色の砂。
甲子園の黒い砂とは全く違う。
ちなみに甲子園の砂は、小学生の頃に友人と高校野球を観に行った際、友人が決死の覚悟でアルプススタンドのフェンスを乗り越えてパクってきた、枯れた芝生混じりの黒い土が家のどこかにある。
(あれ?どこに置いたか失念したぞ!?)

試合も勝って、タイガースファン仲間とも語らって(とてもココでは披露できないような濃い話)、今年の神宮遠征も大満足であった♪

88th全国高校野球選手権大会決勝

2006年08月21日 | 野球
帰阪の移動中、甲子園ではエライ試合が展開されていた。
神宮遠征の記事を書こうと思っていたが、これは触れずにいられない。

言わずと知れた(野球に興味の無い方は知らないかもしれないが)駒大苫小牧と早稲田実業の対戦。
駒苫(巷ではこのように言われているようだ)は中京商業以来73年ぶり史上2校目の夏の大会3連覇を目指す。
一方早実は、現西武ライオンズコーチの荒木大輔(松坂大輔の名前もここからきている程一世を風靡した甲子園のアイドル)を擁して勝ち進んだ第62回大会以来の決勝進出で初優勝を狙う。

駒苫の3連覇はアッパレな目標であるが、早実が夏の甲子園で優勝したことないというのは意外な事実だった。
かの王貞治投手(現ホークス監督ですね)を擁したときも優勝はしていないのだから、言われてみればそうだと気付いた。

結果は、なんと延長15回で1対1の引き分け再試合!
早稲田は選抜でも引き分け再試合をやっているが、1年で2回も再試合をやるなんて前代未聞、史上初である。
決勝戦の引き分け再試合は、1969年の三沢対松山商業以来。
元祖甲子園アイドル・三沢高校の太田幸司(後近鉄、晩年はタイガースにも在籍)が最後に力尽きた伝説の試合である。

両チームのエースが互いに一歩も譲らず、最少失点での息詰まる投手戦。
スポーツニュースで結果を追っただけなので詳細は分からないが、早実の斎藤投手の両者とも死力を尽くしての投球であったと言えるだろう。

殊に早実の斎藤投手は、最終回でなおストレートが147km/hを計測し、駒苫の4番を三振に切って取って試合を終えている。
言っちゃあなんだが、彼は優しい目をした非常に柔和な顔つきで、冷静沈着と言えば聞こえは言いが、淡々としたマウンドさばきの印象があったが、内に秘めた燃え滾る情熱を感じて感動的なシーンであった。
一方の駒苫の田中投手は、失礼ながら斎藤投手とは対照的な野性味溢れる顔つきで、力感のある投球フォームから力強いストレートを投げ込んでいた。
両投手とも、プロ野球での活躍を期待したい好投手である。

規定が変更されて重くなった金属バットに対応することが打撃力向上に結びついたようで、大会新記録の本塁打が乱れ飛び、大逆転連発の乱打戦が目立つ今大会にあって、決勝戦は正に全国のトップを決するにふさわしい引き締まった好ゲームとなったが、このことは改めて投手力が試合を制することも物語っている。
再試合も猛暑の中を過酷な展開となるだろうが、両投手とも故障だけはしないでほしいと願わずにはいられない。
彼らは野球界の宝なのだから。