面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

大阪市長選

2014年03月24日 | ニュースから
市議会野党、「有権者も思い同じく」=過去最低の投票率に―大阪市長選(時事通信) - goo ニュース


大阪市長選の投票最終日となった日曜日。
大阪市に住むようになって初めて、投票に行くのを忘れていた!

結果に対する興味もなく、ただおそらくは史上最低の投票率になるのではないかと思っていたが案の定。
そりゃそうだ。
市長はそのままでも別にエエねんから、「大阪都構想」というものに対しての是非を問うてくれたらエエがな。
多くの大阪市民はそんな気持ちではないかと勝手に推察する。
(て単に自分がそうやというだけのことであるが)

市議会の各政党代表者が、過去最低となった投票率についてコメントを出していた。
自民党の柳本顕幹事長は
「異常な手法で行われた選挙に対して、(市民が)異常な投票結果を出したということではないか」
と指摘という。
共産党の山中智子幹事長は
「この選挙には、意味も大義も道理もないと申し上げてきたが、有権者の方々も思いを同じくしてくださったと思う。(橋下氏は)反省するべきだ」
と語ったそうな。
どちらかといえば自民党の幹事長の言うことが近いかな。
共産党は庶民に近いフリをしているが、イデオロギー臭くて庶民から遠いあり様が見てとれるように思う。

この選挙に際して、「大義がない」という言葉がやたらと出ていたが、大義とか何だとか、そんなタイソウなことを考えているものでもない。
ただただ、「『大阪都構想』とは何ぞや」ということを分かりやすく示してくれて、それがエエものかどうかを判断させてくれさえすればそれでいいのである。
そういう意味では、選挙後の会見で姿を見せなかった橋下市長の代わりに話した松井府知事が残した、
「都構想の設計図を作っていい、見せてという意思表示にしっかり答えたい」
というコメントが一番近いかもしれない。

ただ、大阪市民の意思を諮るとして、わざわざ選挙する必要など何もなかった。
何度も言うように、とにかく「大阪都構想」なるものを分かりやすく見せてくれればいいだけの話なのである。
こんなに意味の無い選挙が、日本の憲政史上あっただろうか?
そして莫大な選挙費用をかけて我々の税金を無駄遣いをしたことで、「大阪都構想」なるものに対する疑心暗鬼が深まっただけではないだろうか。
現に自分がそうなのだが、美しい絵を描かれれば描かれるほど胡散臭さが増すのだから、「大阪都構想」なるものの前途は“お先真っ暗”と言えよう。
ただただ本当に、無駄な選挙だった。
税金返せ!

バッシング

2014年03月13日 | ニュースから
小保方さん博士論文、20ページ酷似 米サイトの文章と(朝日新聞) - goo ニュース


「STAP細胞」で一躍時の人となった小保方さんが、一転してバッシングの嵐にさらされている。
女性研究者が脚光を浴びると、男性研究者からの妬み嫉みや嫌がらせがあるという話は昔から聞くが、今回もその類のように思えてならない。
「STAP細胞」の論文に対して、正に重箱の隅を突き倒して、どんどん穴を開けまくっているように感じるのだが…。

世界中に星の数ほどもあるであろう論文の中から、小保方さんの論文と酷似しているという部分を見つけ出すなど、彼女の論文のほころびを必死に血眼になって探すという偏執狂的な行為を根気よく続けない限り無理だろう。
少なくとも、同じジャンルの論文を片っ端から読み漁って見つけ出す、あるいは今回酷似しているという論文を読んだことがある人間からの指摘といった、何らかの恣意的な行動の結果から巻き起こった“パクリ論争”なにではないのだろうか。

ニュースにあるように、本人が本当に他の論文をコピペしたなら言語道断ではある。
しかし今回の騒動は、まず共著者が論文撤回要請をするという異例の行動をとったことが引き金となって大騒ぎへと進展した。
そもそも論文を世に出す前に、共著者や小保方さんの上司は、ほころびが無いかチェックにチェックを重ねなければならなかったはず。
ひとり彼女にだけ全面的に非を押しつけ、自分達の責任は回避しているように見えて仕方がない。
「これは評判が取れる!」と踏んで彼女を利用し、見切り発車したというのが事の真相ではなかろうか。
彼女は、周囲の男共の“名誉欲”の犠牲者ではないのだろうか。

こんなことを書けば、「かわいい女性やからって肩を持ちやがって」「何をフェミニストぶってるねん!?」「女性から人気を得ようとするな!」などと言われか。
しかし単純に、脚光を浴びる人物に対して、よってたかってその足を引っ張りたがり、アラを探して悪評を並べ立てたがる人間の卑しさがイヤなだけだ。