アラスカ州北部の町、ノーム。
これまで多数の住民が行方不明になってきた。
1960年代以降、FBIによる訪問が2000回以上という、アラスカ州最多の行方不明者数を記録する、人口3500人余のこの町で、300人以上の住民が不眠を訴えていた。
2000年10月、ノーム在住の心理学者であるアビゲイル・タイラー博士は、カウンセリングに訪れる住民達の発言に、奇妙な共通点があることに気付く。
深夜に目が覚めると、白いフクロウが自分を見ているという。
不審に思った博士は来談者に対して、不眠の原因を催眠療法により解明しようと試みる。
そしての患者の様子をビデオカメラで撮影していくのだが、そこには驚愕の映像が記録されることになる…
映画冒頭、主演のミラ・ジョヴォヴィッチが物語のナビゲーターとして登場。
作品には記録映像が使われていて、自分はその映像を補完するための再現シーンの中で、アビゲイル・タイラー博士の役で出演することを説明し始めるという、不思議なオープニング。
カナダ北部の町・ノームは、実際に行方不明者が多く、FBIが調査のために何度も何度も訪れているという謎に満ちた場所で、多くの住民が不眠症を訴える中、カウンセリングを通して真相の究明に挑んだタイラー博士が記録した映像を元に作られた、ドキュメンタリー作品の体をなしている。
実際の記録映像を使っているのだから、ドキュメンタリー映画に違いないのだが、あえて「ドキュメンタリーの体をなす」と表現したのは、その実録部分が、我々の常識を超えた内容になっているためだ。
子供の頃から、テレビでは「木曜スペシャル」で取り上げられる超常現象を欠かさず見、雑誌「ムー」を創刊号から愛読し、そして大人になっても「X-FILE」のテレビ放映は逃さず見てきた自分にとっては、実に興味深いドキュメンタリー作品。
しかし果たして、世間一般的にはどう受け入れられるのだろうか?
記録映像や結末について、それを信じるかどうかは、観た人次第。
実話なのか?作り話なのか??
スクリーンに繰り広げられる映像は肝心の部分があいまいで、真相は霧の中にいるように、ハッキリとは見えてこない。
それもそのはず。物語の舞台は、ノーム…
「THE 4TH KIND フォース・カインド」
2009年/アメリカ 監督・脚本:オラトゥンデ・オスンサンミ
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、ウィル・パットン、イライアス・コーティーズ
これまで多数の住民が行方不明になってきた。
1960年代以降、FBIによる訪問が2000回以上という、アラスカ州最多の行方不明者数を記録する、人口3500人余のこの町で、300人以上の住民が不眠を訴えていた。
2000年10月、ノーム在住の心理学者であるアビゲイル・タイラー博士は、カウンセリングに訪れる住民達の発言に、奇妙な共通点があることに気付く。
深夜に目が覚めると、白いフクロウが自分を見ているという。
不審に思った博士は来談者に対して、不眠の原因を催眠療法により解明しようと試みる。
そしての患者の様子をビデオカメラで撮影していくのだが、そこには驚愕の映像が記録されることになる…
映画冒頭、主演のミラ・ジョヴォヴィッチが物語のナビゲーターとして登場。
作品には記録映像が使われていて、自分はその映像を補完するための再現シーンの中で、アビゲイル・タイラー博士の役で出演することを説明し始めるという、不思議なオープニング。
カナダ北部の町・ノームは、実際に行方不明者が多く、FBIが調査のために何度も何度も訪れているという謎に満ちた場所で、多くの住民が不眠症を訴える中、カウンセリングを通して真相の究明に挑んだタイラー博士が記録した映像を元に作られた、ドキュメンタリー作品の体をなしている。
実際の記録映像を使っているのだから、ドキュメンタリー映画に違いないのだが、あえて「ドキュメンタリーの体をなす」と表現したのは、その実録部分が、我々の常識を超えた内容になっているためだ。
子供の頃から、テレビでは「木曜スペシャル」で取り上げられる超常現象を欠かさず見、雑誌「ムー」を創刊号から愛読し、そして大人になっても「X-FILE」のテレビ放映は逃さず見てきた自分にとっては、実に興味深いドキュメンタリー作品。
しかし果たして、世間一般的にはどう受け入れられるのだろうか?
記録映像や結末について、それを信じるかどうかは、観た人次第。
実話なのか?作り話なのか??
スクリーンに繰り広げられる映像は肝心の部分があいまいで、真相は霧の中にいるように、ハッキリとは見えてこない。
それもそのはず。物語の舞台は、ノーム…
「THE 4TH KIND フォース・カインド」
2009年/アメリカ 監督・脚本:オラトゥンデ・オスンサンミ
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、ウィル・パットン、イライアス・コーティーズ