面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

沢尻エリカのこと。

2010年04月30日 | 女優
高城剛氏「会って話すのが筋だろ」(日刊スポーツ) - goo ニュース


沢尻家(婚姻関係からいえば高城家か)も、結局離婚に向けて走り出した模様。
会って話すのが筋とおっしゃるが、それは男の感覚であり、好き嫌いや愛憎に筋もへったくれもないのではあるまいか。
説得して元に戻るものでもなかろうし、これまでも喧嘩しては海外旅行に出かけてクールダウンさせてきたという話もあるが(どんな贅沢なほとぼりの冷まし方か)、覆水盆に返らずの理、元の鞘には戻るまいに。

男性感情から同情すれば、食い下がろうという気持ちはわからなくはないが、ここはもうスッパリと諦めて、見苦しくない程度に身を引かれることをお勧めしたい。


今月は…

2010年04月29日 | よもやま
改めて振り返ってみると、けっこう更新が抜けている。
1ヶ月を通してまともに夕食がとれていなかったのとリングしている気もする。
ときには昼食もまともに食べられないまま夕食を食べ損なったりしたこともあったし、久しぶりに仕事に追われ続けた感覚が強い。
まあ、時にはそんなこともあるわなぁ、ということで。

GWは多少ゆっくりしよう。

想定の範囲内

2010年04月25日 | ニュースから
タイで養子554人の子ども手当、申請受理せず(読売新聞) - goo ニュース


このようなケースが出てくることは、以前からシミュレーション的に指摘されてきたことでもあり、想定の範囲内と言える。
これくらいの想定は厚労省ではできていたものと思うが、地方自治体では中々対応しきれていないのではないだろうか。

今回同様のパターンで、更に人数の多い事案も出てくるかもしれないし、想定できなかったことも含めてまだまだいろんなケースが出てくるかもしれない。
民主党は、国民の…というより、マスコミの煽りをまともに受けて、拙速に政策を推し進めているように思うのは自分だけだろうか。


今季初の…

2010年04月23日 | 野球
シビれた頭をリフレッシュするため、かねてより予定していた甲子園へ乗り込んだのは、この間。
久しぶりのライトスタンドから見る風景は、やっぱりイイもの♪

 


しかも到着間もなくチャンスが訪れた。
二死からマートンが二塁打で出塁すると、更に平野がヒットでつないで1、3塁のチャンス!
ここで鳥谷が見事なタイムリーヒットで先制!!
幸先よくリードした♪

相手チームの攻撃の間に腹ごしらえをと、スタンド下で買った弁当を開く。
今日は「男桜井豪快弁当」。
久保田のメガ弁よりは小さいものの、デカッ!




幸先よくスタートした試合だったが、その後は完全に膠着状態。
しかし先発の久保がナイスピッチ!
時に打者の打つ気をうまくかわし、時に力強い速球でねじ伏せ、完封ペースの好投。

ところが、その好投に打線が応えられない。
打撃陣が援護できないまま、それでも久保の踏ん張りで、リードしたまま終盤まで試合が進んだ。

そして7回表。
粘ってきた久保もついにつかまり、同点にされるも、勝ち越しは許さずにまたも踏ん張ったのは見事だった。

そんな敵に流れを渡さない久保の“激投”に対して、再び勝利の女神が微笑みかけた8回裏。
先頭打者のマートンが四球を選び、代打に出たアニキ・金本が12年ぶりという代打ヒットで続き、鳥谷の内野ゴロで2、3塁になったところで四番の新井が敬遠され、ついに一死満塁の大チャンスがやってきた!
さあ、自分の目の前のバッターが敬遠されるという屈辱に遭った城島。
怒り心頭で燃えているはず!
スタンドのファンの期待はMAXに膨れ上がっていた。
開幕2戦目のサヨナラホームランに、ナゴヤドームでの流し打ちでの一発と、今季ここまで3本のホームランのうち2本を見ている自分としては、
「ここは一発、満塁ホームランかましよるんちゃうか!?」
と妄想も膨らんでいた!

がっ……!

あろうことか城島は、まともにバットに当てることすらできず、広島・前田のスライダー(と思われる変化球)にあえなく空振りの三振に倒れてしまった。
このシチュエーションで犠牲フライも打てないとは、最近下降気味の城島の打撃は重症だ。

二死になったとはいえ、更に満塁のチャンスに打席に立つのはブラゼル!
チームトップの7本塁打をかましている一発長打の魅力はもちろん、ここぞの場面ではバットをぶりぶり振り回すことなく、うまくコツンとボールをとらえてヒットを打つことができるのが、ここまで3割を超える打率をマークしている理由。
最近の調子から考えれば、城島よりも期待が持てるというもの。
再びスタンドのタイガースファンは大盛り上がりとなった!

にも関わらずっ…………!

なんとブラゼルまでがバットにかすりもせずに空振りの三振に倒れてしまった。
一死満塁の大チャンスを、連続三振でみすみす逃してしまうとは…
期待が膨らみなおした分、ため息もMAX。

試合の流れを掴み損ねた後というのは、得てして相手に流れが移るもの。
最終回、伏兵にしてホームランは無いやろと思わせる小兵・小窪がレフトへと決勝ホームランをぶっ放してジ・エンド。
9回を見事なピッチングで投げきった久保は見殺し。

気分転換のつもりでやって来たのに、逆に物凄いフラストレーションのたまる展開になるとは。
まあしかし、これで厄落としになったと思って…と、梅田に向かう阪神電車の臨時特急の車中で自分に言い聞かせながら帰路についた。

しかし翌日の仕事で、思わぬ好転に恵まれた!
まさか本当に、厄落としになるとは夢にも思わなかった。
今季初の甲子園は、まんざら悪くはなかったということで。


「トイレの神様」

2010年04月22日 | music
「トイレの神様」という歌が話題だと知ったのは最近。
「ぴあ」に載っていたのだが、歌っているのは川西出身の植村花菜という歌手。

はっきり言って、全く知らなかった。
「どんな歌やねん?『おかあさんといっしょ』か『ポンキッキ』か??」
と思っていたら、深夜のテレビ番組でフルコーラス聴くことができた。

小さい頃からおばあちゃんの家で暮らしていた女の子が、大きくなるにつれて段々とおばあちゃんと疎遠になっていき、大人になるとおばあちゃんを残して上京する。
2年ほど経ったとき、おばあちゃんが入院したというので、久しぶりにおばあちゃんに会いに病院へ見舞いに行った翌日、亡くなってしまった。
自分をきちんと育ててくれたのに、なんの恩返しもしていないのに、いい孫じゃなかったのに、こんな私が来るのを待ってくれていたかのように逝ってしまった大好きなおばあちゃん…

「トイレの神様」とは、小さい頃にトイレ掃除が苦手だった自分に、おばあちゃんが言ってくれた言葉。
「トイレには、それはそれはキレイな女神様がおるねん。そやから毎日トイレを掃除してたら、その女神様みたいにべっぴんさんになれるんやで。」

聴く人の涙を誘う感動の1曲として話題になっているとの評判は、間違っていなかった。
おばあちゃんのセリフがリフレインされるところはジーンとくる。
心にじんわりと温もりを与えてくれる佳作。

9分52秒もあるのでフルコーラスのオンエアは難しいが、たまたま新聞の番組欄の中に気づいてチャンネルを合わせることができてよかった。
シビれた頭に、イイ薬…


「花のあと」

2010年04月21日 | 映画
東北の小藩・海坂藩。
女でありながら男顔負けの剣術の腕を持つ以登(北川景子)は、一度だけ竹刀を交えた藩随一の剣士・江口孫四郎(宮尾俊太郎)に、熱い恋心を抱く。
しかし、以登にも孫四郎にも、ともに家の定めた許嫁がいた。
以登は密かな思いを断ち切って、江戸に留学中の許嫁・片桐才助(甲本雅裕)の帰りを待ち続ける。
数か月後、以登は、藩命で江戸に向かった孫四郎が自ら命を絶ったことを知る。
なぜ孫四郎は死なねばならなかったのか?
得心がいかない以登は、才助に頼んで調べを進めてみると、そこには御用人・藤井勘解由(市川亀治郎)を中心とする不正が隠されていた…

『たそがれ清兵衛』『蝉しぐれ』『武士の一分』など、数々の秀作時代劇の原作者として知られる藤沢周平の同名短編小説の映画化。
原作がいいのだから、面白くないはずがない。
そう思いながら観に行ったのだが、案に違わず面白かった♪

庄内地方にある架空の小藩・海坂藩を舞台に、ひそかに思いを寄せていた武士が自ら命を絶ったことを知り、その原因となった相手に敵討ちを果たそうとする女性の姿を描く。
剣の達人であるヒロイン・以登を北川景子が好演。
半年に渡って殺陣の訓練をしたとのことだが、なかなか堂に入った太刀裁き。
時代劇自体が初めてのうえに、剣の達人としての殺陣まで身につけなければならなかった本作への挑戦は、今後の女優活動に向けて新境地を開くことができたのではないだろうか。

また、以登が恋心を抱く剣士に、バレエダンサーの宮尾俊太郎が映画初出演で熱演。
こちらもまた、映画出演自体が初めてのうえに、難しい時代劇に挑戦したのだから、その苦労は大変だったことだろう。
北川・宮尾の、時代劇初挑戦同士の初々しさが、共に真っ直ぐに生きる以登と孫四郎の、淡い恋物語にピタリとハマっていて何やら微笑ましい。

そんな二人を脇から支える、甲本雅裕、市川亀治郎、國村隼ら実力派俳優陣の競演も見応え十分。
作品全体にしっかりと安定感をもたらしているのはさすが。

仇討ちという花を咲かせた後、豊かな人生を実らせることができた以登。
“大輪の花”が咲いたのも、人生に“豊かな実り”をもたらせたのも、才助の支えがあったればこそ。
後に「昼行灯」と呼ばれたという、決して派手さは無い才助だが、以登を優しく包み込むような愛情が伝わるラストシーンに、観る者の心も温まる。

「慎ましくも正しく生きる」という藤沢文学の真髄を堪能できる佳作。


花のあと
2009年/日本  監督:中西健二
原作:藤沢周平
出演:北川景子、甲本雅裕、宮尾俊太郎、相築あきこ、谷川清美、佐藤めぐみ、市川亀治郎、伊藤歩、柄本明、國村隼
語り:藤村志保

「時をかける少女」

2010年04月20日 | 映画
母・芳山和子(安田成美)が、薬学者として研究にとりくんでいる昭徳大学に合格した芳山あかり(仲里依紗)。
新しい生活への期待に胸を膨らませていたある日、和子が交通事故で昏睡状態に陥ってしまう。
一瞬、意識を取り戻した和子から、中学時代の初恋の人・深町一夫にメッセージを伝えたいという思いを聞いたあかりは、その思いを叶えるために、母が研究していたタイム・リープで、母に代わって時を駆けた!
が、あかりがたどり着いたのは、和子が言っていた「1972年4月」ではなく、「1974年2月」だった!
なんとしても和子の願いを叶えたいあかりは、誤ったタイム・リープによって降り立った上慶大学で出会った、溝呂木涼太(中尾明慶)の協力を得ながら、行動を開始する…

テレビに映画に、実写だけでなくアニメでも映像化され、何度もドラマ化されてきた筒井康隆原作の「時をかける少女」。
高校時代に友人達と共に劇場で観て、原田知世の瑞々しい演技に鮮烈な印象を受けた自分としては、1983年公開の実写映画版こそが「時かけ」だった。

…ただし、本作を観るまでは!

大林宣彦監督による「尾道三部作」のひとつだった旧作は、“昭和の香り”漂う青春小説の名作。
本作は原作小説の“その後”という設定で、旧作の主人公である芳山和子の娘・あかりが今回の主人公。
そして、イマドキ感たっぷりに“現代の女のコ”あかりを演じる仲里依紗が素晴らしい♪
その昔、原田知世に感じた瑞々しさとは質の異なる、溌剌とした瑞々しさで、スクリーンいっぱいにはじける。
21世紀版における、正真正銘の「時をかける少女」だ。

涼太の下宿に居候し、涼太の助けを得ながら日々を送り、いよいよ目的を達せられる日が迫った夜。
ひとつのコタツに、それぞれ逆の方向から足を突っ込んで寝転んでいる二人。
お互いに好意を抱きながらも、すぐそこに別れが迫っているなかで、素直に思いが伝えられないもどかしい会話が交わされる。
「神田川」に代表される“四畳半フォーク”全盛の世界に、2000年代に生きるあかりが一気に溶け込む場面が秀逸。
涼太の顔の横に、ちょこんと出ているあかりの素足が可愛い♪
下宿していた学生時代を思い出し、ノスタルジーに浸って、心の琴線をわしづかみされてしまった。

仲里依紗の疾走する姿も美しい、21世紀を代表するジュブナイルの逸品。


時をかける少女
2010年/日本  監督:谷口正晃
出演:仲里依紗、中尾明慶、安田成美、勝村政信、石丸幹二

決断

2010年04月19日 | 野球
阪神・金本、フルイニング出場ストップ(読売新聞) - goo ニュース


昼間、テレビの中継が試合開始少し前から始まっていたが、横浜スタジアム3塁側のタイガースベンチの様子がおかしいことを伝えていた。
それによると、試合前のキャッチボールの際に、金本とトレーナー、それに木戸ヘッドコーチの3人が足早にベンチへと戻ってきて、そのままベンチ裏へと消えていったのである。
そしてその“異変”に気づいたアナウンサーが機転を利かせて、テレビカメラにその様子を収めさせていたので、自分も見ることができた。
しばらくすると、タイガースの選手も首脳陣も全員がベンチ裏へと消え、タダならぬ雰囲気が漂っていた。

そしてスターティングメンバーが発表された。
1番マートン、2番平野、3番鳥谷と、ここまでは今季のいつもの打順。
続く4番…

「サード、新井」

球場全体がどよめいた。
テレビの放送席でも、解説者の亀山がうめいた。

更に、5番城島、6番ブラゼル、7番桜井とアナウンスが続いたとき、
「金本が8番ということはありえませんから…」
などとアナウンサーと亀山が話をしている中、ウグイス嬢が告げた。

「8番、レフト、葛城。」

フリーエージェントにより、タイガースへと移籍してきて以来、レフトは金本の“指定席”だった。
遂にその指定席に、金本以外の選手が先発メンバーに名を連ねることとなったのである。
ここまでの金本の様子を見ていて、とてもまともにプレーできる状態でないと思っていたし、以前にも自ら身を引くべしとブログに書いたが、いざ実際に先発メンバーから金本の名前が消えると、妙な違和感があるもので…

延々と続けてきた連続フルイニング出場記録。
カル・リプケンの大リーグ記録を破った試合を、大阪ドームで観戦していたこともあり、記録が途絶えたそのオーダーが発表されるのをテレビで見た瞬間は、感慨深いものがあった。

遂に記録がストップしたとはいえ、1492試合連続出場という数字は、素晴らしくかつ凄まじい大記録だ。
現役選手でこれを追う選手も見当たらず、向こう十数年に渡って破られることはないだろう。
いや、もしかすると今後決して塗り替えられることのない金字塔かもしれない。

この金字塔を、どの時点で(どんな数字で)打ち立てるかは、彼自身にしか決められるものではなかった。
チームがなかなか浮上できずにいる今、土曜日のレフトからの返球暴投が、最後の引き金になったのかもしれない。
それ以前にも、今季はレフトへ打球が飛べば、2、3塁にいた対戦相手のランナーはほぼ確実に本塁へと還っていた。
ランナー2塁でレフト前ヒットなら、三塁コーチは躊躇せずに腕を回してランナーを本塁へと走らせてきた。
中でも象徴的だったのはこの間の読売戦で、三塁ランナーだった“鈍足”ラミレスが、レフトへの浅いフライで臆することなくホームへと突入した場面だ。
開幕以来金本は、レフトの守備で常に忸怩たる思いを抱えてきたのではないだろうか。
そしてついに、自ら身を引いて先発メンバーを外れたのである。

金本が身を引いたのは、一にも二にもチームの勝利を目指してのことである。
にも関わらず、先発の安藤は相変わらずの不甲斐無い投球で先制を許し、天敵・三浦大輔を相手に苦戦を強いられる展開となった。
それでも、金本の意思を継いだような鳥谷の奮闘と、ブラゼル、桜井の打撃によって三浦に食い下がり、ピッチャーが代わったところを見事にとらえて逆転できたのは、何よりもチームに地力がある証拠。
今こそチーム全員が、勝つためには何をすべきかを肝に銘じて、真摯に冷静に、そして熱く試合に臨んでもらいたいものだ。
今日の新井や葛城のように、気合を空回りさせている場合ではない。
金本の決断を、決して無にしてはならないのである。