面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

「土佐日記」

2006年08月31日 | 放浪記
「はりまや橋」に行った。

最近、札幌の時計台を抜き、「日本三大がっかり名所」のトップに踊り出たそうである(宿泊先従業員談)
世界的に有名なのはシンガポールの「マーライオン」であるが、ここも負けず劣らずということのようだが、そう?
ちゃんと橋の役目も果たしており、昔日の面影を忠実に再現していて(ものと思われる)、そないガッカリするほどでもない。
潜在意識のうちに「こんなもんだろう」と思って見ていたのだろうか、現地にたどり着いたとき、
「おお!これがはりまや橋か♪」
と単純に楽しめたが。

三大がっかり名所に選んだ人たちは、一体ここに何を期待していたのだろう!?
ということで、元土佐国司・紀貫之先生に敬意を表し、「土佐日記」の始まり始まり…

痛ーっ!

2006年08月30日 | 野球
せっかく8回裏に逆転したのに、9回2アウトから球児が同点ホームランを浴びるとは!
これまで、誰もが狙っても打てなかったストレートを、ものの見事に井上に打ち返されてしまった。
ストレートを待ち、高めのボール球を力いっぱい叩いたのはアッパレではある。
またしても優勝を逃した要因の一端を見た気がする。
勝ちきれない。。

深夜番組

2006年08月29日 | よもやま
深夜番組が昔から大好きだ。
今も見ている「タモリ倶楽部」を筆頭に(もう何年やってる?)、独特の実験的な雰囲気のある番組はもちろん、バラエティでもギャグが突き抜けていて笑える。
いわゆる「夜中ノリ」的なバカバカしさが、仕事の疲れを吹き飛ばしてくれる。
ナチュラルキラー細胞を活性化するにはうってつけ。
一日の最後を締めくくるには丁度いい。

最近のオキニは「脳内活性!クイズファクトリー」。
関西テレビの月曜深夜に放送されている、朝日放送からフリーになった宮根アナが司会を務める番組だが、なかでも「『アホカワクイーン』決定戦」が素晴らしい!
これは、いわゆる頭のイタいグラビアアイドル達によるクイズ番組で、流行りの(もう古いか!?)「エロカワ」をもじって、アホでカワイイ「アホカワ」の女王を決めるというもの。
一人の「アホカワクイーン」と4人の“挑戦者”が出場し、もの凄い簡単なクイズに凄まじい珍解答を連発して、抱腹絶倒のシーンが繰り広げられる。
例えば、よくあるのが県名を答えさせるクイズで、「四国」とか「九州」、「横浜」と答えるもの凄さ。
今夜も「靴下はSOX、6はSIX、では『あれ』は?」という、クイズと言うよりもナゾナゾ問題にキレイにはまり、予想通りのアイドルとは思えない解答をフリップ一杯に書きなぐるだけならまだしも、某タレント女史は真剣に「SAX」と書くものだから、夜中のユルんだ脳ミソにはたまらない!

番組は最後に、それまでの解答を考慮しながら、「エロカワクイーン」が自分が勝負できる(エロカワクイーンの座から脱出できる)と思う“挑戦者”を選んで、3問正解勝ち抜けの一騎打ちを行い、次の「エロカワクイーン」を決定するのだが、今日も現クイーンが“防衛”してしまった。

仕事でヘロヘロになって帰宅したサラリーマン諸氏にお勧めの、超B級深夜番組である。

球児の涙

2006年08月28日 | 野球
日曜は、朝日放送が甲子園のナイター中継をやっていた。
が、中継の時間延長は無く、無情にも9時前に打ち切り。
そのために試合終了後のヒーローインタビューは放送されなかったのである。
これが、熾烈な首位争いでもやっていれば、中継を延長するか、いつものサンテレビとのタイアップによる「リレーナイター」があっただろう。
ここにも、首位に9ゲーム差をつけられ、中日のマジック減らしに大いに貢献しているチーム状況が反映されている。

しかし、関西ローカルでは、深夜に「虎バン」というタイガース応援番組がある。
同じ朝日放送なので、中継されなかった球児のヒーローインタビューをノーカットで放映してくれた。
(共にお立ち台に上がった杉山はカット(苦笑))

「ファンの皆さんも悔しいでしょうが、僕たち選手も悔しい思いをしています…」
そう言うと、唇を噛んで言葉に詰まってしまった。
おそらく球場でもスクリーンに映し出されていたのだろう、ファンから地鳴りのような大声援が送られた。
テレビ画面にはファンの大声援をバックに涙をこらえる球児の姿。
数秒のことだったろうが、実際の時間以上に長く感じられた。
と同時に、みているこちらもこみ上げるものがある。

あの球児の涙は選手の声を代弁していると信じたい。
そして、井川・下柳・福原で迎え撃つ火曜日からの中日戦を期待しよう。
もう3連勝しか意味はないのだから。

…しかし、もしも真逆の結果になったとき、それはまた違った点で大きな意味を持つ。
今年だけでなく、来年も見据えての正念場が幕を開ける。。

「笑う大天使(ミカエル)」

2006年08月28日 | 映画
超非現実主義的荒唐無稽スラップスティックコメディ。

二人だけで暮らしてきた母親が亡くなり、生き別れになっていた伯爵家の御曹司である兄・司城一臣(伊勢谷友介)に引き取られることになった史緒(上野樹里)は、それまでの下町に暮らすフツウの高校生から一転して、この世のものとは思えない“超お嬢様ワールド”の聖ミカエル学園へと編入することに。
お嬢様然とした振る舞いを余儀なくされることに息苦しさを覚えていたある日、「不思議体験」を通して、クラスメートの斎木和音(関めぐみ)と更科柚子(平愛梨)が、自分と同様“お嬢様の猫”をかぶっていたことを知り、三人は親友になる。
そんな矢先、巷ではお嬢様だけを狙った誘拐事件が続発。
聖ミカエル学園にも魔の手が伸び、生徒が誘拐されてしまう。
事件を解決しようと立ち上がった三人は、学園の守護犬(?)ダミアンの導きで、誘拐したお嬢様を外国で売り飛ばそうと犯人団が出航しようとしている港へ。
しかし、ボスのマレーナ(Delcea Mihaela Gabriela)の返り討ちにあった三人は海へ落下、あえなく海の藻屑と消えてしまうのかと思われたとき、史緒に奇跡が起きて…。

理論的に話を追いかけても脳挫傷を起こしそうになるので、画面をそのまま受け入れて体感すべき映画。
少女漫画が原作であるが、CGを駆使して原作のイメージや世界を追っている。
小田監督自身も原作が好きだという思い入れがたっぷりだ。
(ちょっとアニヲタちっくな気もしたが)

それにしても上野樹里は芸達者やね。
兵庫県出身を活かした関西弁に、カンフーアクションも披露し、コメディエンヌの才能を発揮して、キャラクターを演じきっている。
やはり今旬の若手女優。
長澤まさみよりも本格女優の風格があるかも。

笑う大天使(ミカエル)
2006年/日本  監督:小田一生
出演:上野樹里、伊勢谷友介、関めぐみ、平愛梨、松尾敏伸、菊地凛子

甲子園のイカ焼き

2006年08月27日 | 野球
8月26日(土)讀賣を迎えた甲子園。
甲子園名物のイカ焼きを食べに行った。

その昔、甲子園の名物といえばこのイカ焼きとカレーだった。
周りの友人達も、誰もみな甲子園に行けばイカ焼きだった。

串にささったゲソを、醤油ベースのタレに漬けて焼く。
ただそれだけのシンプルな“ジャンクフード”であるが、独特のタレがえも言われぬB級な旨味を醸し出す。
多分、たいそうな作りのタレではないのだろうが、あの香ばしいニオイとB級テイストは、甲子園球場という歴史あるスタジアムに妙にマッチしている。
甲子園グルメの王道を行くグルメである。

そんなイカ焼きも、一時味が落ちていた。
なんとなれば、
 ①串刺しのゲソをタレに漬ける
 ②焼きあがる♪
 ③もう一度タレに漬けて完了
という手順だったものが、
 ①串刺しのゲソをタレに漬ける
 ②焼きあがる♪
で完了という具合に一手間省かれたのである。

この“タレの二度漬け”が無くなったのは大きい。
イカ自体にそんなに味のあるもんではない。
そりゃ確かに香ばしさはあるが、最初に漬けたタレの味は焼いているうちに飛んで行ってしまうのだから、単に「火事になったイカ釣り漁船」の味でしかない。
商品としてのイカ焼きのB級な旨味がない。
(この例えギャグも旨味がない)

だいたい、手渡される完成品の色が違う。
写真のように、茶色がかっているのはタレの影響である。
二度漬けが無くなったイカ焼きは、ほとんど白いイカ本来の色に戻った状態で手渡されていたのである。

いつ頃からだったろう。大学生の頃だったか?
そんな一手間省かれてそっけない味になったイカ焼きを食べる気は起こらず、カレーだけを食べるようになった。
そして“暗黒の10年”の頃には甲子園に足が向かうこと自体が無くなってしまい、甲子園のイカ焼きを口にしないまま15年以上が経った。

そして最近、タイガースファンサイトに参加して、甲子園での「観戦オフ会」にも顔を出すようになって、年に何度も甲子園に行くようになったある日。
ふとイカ焼きを見れば、なんと!
タレの二度漬けが復活しているではないかっ!!
そうして、カレーをメインディッシュに、イカ焼きを言うなれば“デザート”とする習慣が復活したのである。

今日もきちんと二度漬けされたイカ焼きはB級美味であった♪

…え?試合はどうだったか?
さあねぇ。。

むむむむむむ…

2006年08月26日 | 野球
讀賣に逆転負け。
こないだのヤクルト戦のようにウィリアムスが大炎上したようだ。
昨日は久保田が抑えきれず、藤川も万全ではないようで、これではどうしようもない。
今日も中日は敗れてナゴヤで3連敗。
なのにタイガースはそれを上回る4連敗を喫して、着実にマジックを減らしている(もちろん中日の)。
マジックが出てからというもの、糸の切れた凧のような、しょーむない試合が増えている。

しっかりせぇよ!
ここでどいつもこいつも性根を据えて野球に取り組まねば、来年以降に生きてこない。
このオフはかなりの“血の入れ替え”が必要だ。

アルカリイオン水

2006年08月26日 | よもやま
数年前から血液中の尿酸値が高く、薬を飲んでいる。
尿酸値が高くて何がいけないかと言えば、“痛風予備軍”であるということ。
痛風の発作が出た友人によると、針で常にちくちく刺されるような痛みとかなんとか。
風が当たっても痛いから痛風とはよく言ったもの…なんぞと悠長なことは言っていられない。
人一倍痛みに弱い、大阪弁で言えば超ヘタレな自分としては、何としてもそんな痛みは防がなければならない。

定期的に病院で検診を受け、尿酸値を監視。
いつぞや、忙しくて予約していた定期検診の日に病院に行けず、更に忙しさが加速して次の予約日が決められずに薬も切れて一ヶ月ほど経ち、ようやく検診に行ったとき。
きちんと(?)尿酸値が上がっていてガッカリした。

それで結局、ザイロリックという薬を飲み続けているのだが、今年からそこへ血中コレステロール値を下げる薬が加わった。
定期検診の度に、血中コレステロール値が基準値の上限を少し超えていたのだが、医者からは要治療というほどではないので様子を見て…と、ずーっと何もせずにいた。
しかし、尿酸値の定期検診を受けるようになってから3人目の主治医である現在の担当医と相談した結果、ずーっと高水準を維持し続けている状態というのも決して体に良いことではないので、薬で下げてみよう、ということになったものである。

常に飲む薬が増えると、それだけ歳くった気がして幻滅するのだが(そりゃまあ歳もくってるんやけどねー)、なんとかならんもんかと思っていた矢先。
某週刊誌で、ミネラルウォーターで健康増進てな記事が掲載されたので読んでみると、なんと尿酸値を下げるのに効果的な水と、コレステロール値を下げるのに効果的な水に、同じアルカリイオン水が該当していた。

一石二鳥とはこのことか!と、渡りに船とばかりにアルカリイオン水の2Lペットボトルを2本買ってきて、自宅と会社の冷蔵庫に配備した。
そして、起きぬけと出かける前に自宅で2杯、会社では午前中に1杯、午後から2、3杯、残業しながらもう1、2杯、帰宅後は寝る前に1杯と、1日に何杯も分けて飲み始めた。

まだ飲み始めて2日目なので効果の程はよく分らないのだが、ずーっと続けて様子を見てみる。
次回(10月)の定期検診が楽しみである♪

あれ?

2006年08月25日 | 野球
今日はタイガースの試合をほとんどチェックすることがなかったのだが、当初は2対1で勝っていたのは確認していた。

それが、どうもタイガース公式ファンクラブからの試合結果速報メールが来ないと思ったら…負けとるがな!?
(勝ったときだけメールを受け取るように設定している)
よもやの広島3連敗。
これで“死のロード”は見事に負け越した。

12安打も放ち、相手にエラーまでしてもらいながら、たった2得点とは。
相変らず残塁が多く、打線がつながりを欠いている証拠である。
中日も負けたこの日、同じように負けたためにゲーム差が縮まらないのはもちろんのこと、マジック減らしにも大いに貢献してしまっている。
なんというテイタラク。

岡田監督を辞めさせろという声が若干目立ち始めているような昨今であるが、それは絶対にやっちゃいかん。
その辺のことは、また次の機会に。。

今夏の甲子園よりの蛇足

2006年08月25日 | 野球
以前に本ブログにてその素質を絶賛した早実の斉藤投手。
野球の実力以上に巷で話題になっているものがある。
それは、彼がマウンドで時折汗を拭うのに使う水色のハンカチ。

マウンド上で汗を拭うとき、わざわざハンカチを取り出して使うピッチャーは珍しい。
アンダーシャツの袖で拭う選手が多いが、半そでの場合は腕でそのまま汗を飛ばすように拭うか、グラブで汗をはじいている(?)選手もいる。
中にはフェイスタオルのようなものを用意している投手もいるが、その場合でも普通、色は白。
それが斉藤の場合は水色だから更に珍しい。
早実のユニフォームは白がベースなので、水色のハンカチは特によく目立つ。

しかし、このハンカチを取り出して汗を拭うという姿が、柔和で、どちらかと言えば“お上品”な顔立ちと妙にマッチし、女性ファンの心をくすぐったようだ。
テレビのワイドショーなどでは「メーカーはどこだ?」「どうやったら手に入るのか?」と連日かまびすしかったが、今朝のワイドショーによると、どうやらそれらの疑問が判明したようである。
何とかというブランドの(すっかり忘れたので、ここで書いても意味がない!?)もので、既に製造も中止され、販売会社でも在庫もないとのこと。

…どうでもエエっちゅうねん。
斎藤において、見るべきものはその類稀なる野球センスであって、水色のハンカチではない。
しかし、そのような情報を押さえている自分もいかがなものか!?

そこで更なる“トリビア”をご紹介しておくと、あの水色のハンカチは、実は自分の気持ちをコントロールするための小道具でもあったと斎藤自身が語っていた。
常にポーカーフェイスを保ち、沈着冷静に見える彼であるが、決勝戦の終了時に力強くガッツポーズをし、応援団への挨拶に行くためにベンチを飛び出した時点で号泣する姿こそが、彼本来の姿なのだとか。

感情的に過ぎる投球スタイルを是正するため、ピンチを迎えるなどして気持ちが高ぶったり冷静さを欠いてきたと感じたときには、母親にもらったという青いハンカチを取り出して汗を拭うことで、冷静さを取り戻すという。
なので換えのハンカチは用意しておらず、常に同じハンカチを同じように折りたたみ、いつも同じ面を使っているそうだ。
確かにテレビでハンカチがアップになったとき、真ん中あたりがやや茶色くなっていたよに思うが、あれは汗染みだったのか。
(汚いな)

そんなハンカチの使い方なんぞ、ゲン担ぎ以外の何物でもなく、ここにも常に冷静なポーカーフェイスの彼は、自身で意識して演出しているものだという一端が垣間見れる。
いずれにせよ、そんなことも話題になるというのは、スター性も兼ね備えている証拠であり、将来が楽しみな逸材であることに変わりはない。