面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

背番号36

2011年06月30日 | 野球
心筋梗塞で54歳急死…阪神「名物スコアラー」に捧げる1勝(夕刊フジ) - goo ニュース


現役時代、試合出場はほとんどなく、彼がプレーしているところを見た記憶はないが、背番号36の捕手というデータだけは脳裏にしっかり焼き付いている。
タイガースの独身寮である「虎風荘」の寮長をしていたことくらいまでは知っていたが、最近はスコアラーとしてチームを支えていたというのは知らなかった。
岡田監督優勝時にも多大な貢献をしたとのことで、若くして亡くなっただけでなく、優秀な頭脳の逸失は残念でならない。
本人の無念はいかばかりであるかと心が痛むが、昨日の対広島の弔い試合に勝利したのは救い。
昨夜の“弔い弾”を引き金に、ブラゼルもホームラン量産態勢に入ってくれれば言うことなしなのだが、今日はバリントンにひねられてしまった様子。

チーム全体でも1点しか奪えずにあっさり負けてしまったとは。
どうにも調子に乗るのがヘタなチームに成り下がったものだ。

今はただご冥福を祈るばかり。

合掌

「マイ・バック・ページ」

2011年06月29日 | 映画
1969年。
「安田講堂陥落」という学生運動の終焉を間近で見て、自分がその中にいなかったことに何となく後悔を抱いたまま、新聞社で週刊誌記者として働く沢田雅巳(妻夫木聡)。
活動家を追い続ける先輩記者・中平武弘(古舘寛治)を羨ましく見つめながら、自分も政治運動の取材で活躍したいとの思いを強くしていた。

ある日、梅山(松山ケンイチ)と名乗る男が中平に接触してくる。
彼の情報によると、銃器店を襲ったのは自分たちのグループだと言う。
地下に潜伏する梅山を人目につかないようにするため、沢田は自身の部屋を取材場所に提供した。

「銃を奪取して武器を揃えて、我々は4月に行動を起こす。」
熱く語る梅山の発言に沢田は興奮したが、中平は胡散臭い男だと言う。
中平を見送って部屋に戻った沢田は、梅山と話をするうちに共感を覚え、彼に魅かれていく。

中平から梅山との接触を控えるように諭された沢田だったが、ようやく自分が理想としていた取材に取り組んでいるという高揚感から、どんどん梅山との交流を深めていった。
そしてついに梅山が動いた!
「駐屯地で自衛官が殺害された」というニュースが流れ、梅山が率いる「赤邦軍」が実行したものだと報じられたのだった…


映画評論、文芸、エッセイなどで広く活躍する川本三郎氏が、自身の新聞社入社当時の1969~72年までの日々を綴ったノンフィクションを映画化。
東大安田講堂事件をきっかけに全共闘運動が急激に失速し、新左翼による暴力的な活動が激しくなっていった時代背景をベースにして、川本氏の苦い青春の1ページを描く。

学生時代の“やり残し”感を引きずって社会に出た沢田は、自分がなりたかった左翼的な政治運動を追う硬派な週刊誌の記者ではなく、ごく一般的な週刊誌の記者として働いていたが、心の中では常に「こんなはずではない」という思いに囚われていたことだろう。
そして“変に”焦って取り返しのつかない“大火傷”を負うことになるのだが、そんな彼の姿に思わず身につまされた。
大失敗に陥った経験は無くとも、漠然とした焦燥感や、「自分はもっとできる」という忸怩たる思いを抱いたことのある諸兄も多いのではないだろうか。
そんな経験のある者には、沢田が“昔の仲間”と再会するラストシーンに、様々な思いが胸を去来することだろう。

しかし、「アホな経験」は決してムダなことではなく、必ず人生を滋味深いものにしてくれるもの。
それが分かるのは、ずっと歳を取ってからではあるのだが…


まるでキャラクターが憑依したかのように梅山の空虚さを演じる松山ケンイチと、青春の挫折が体中から滲み出て身悶えする姿が秀逸な妻夫木聡の好演が光る、ハーフ・ビターなヒューマン・ドラマの佳作。


マイ・バック・ページ
2011年/日本  監督:山下敦弘
出演:妻夫木聡、松山ケンイチ、忽那汐里、石橋杏奈、韓英恵

「ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ」

2011年06月28日 | 映画
イギリスの人気作家クリスチアナ・ブランド原作の童話「マチルダばあや」を原作に、名女優エマ・トンプソンが脚本・製作総指揮・主演を務める「ナニー・マクフィー」シリーズ第二弾。
魔法使いのナニー・マクフィー(エマ・トンプソン)が5人の子どもたちにレッスンを施し、魔法のステッキを使いながら子どもたちの成長を見守る姿を、ユーモアたっぷりに描く。


イギリスの田舎に暮らすグリーン家の子供達、ノーマン(エイサ・バターフィールド)、メグシー(リル・ウッズ)、ビンセント(オスカー・スティア)の3人は、農場を切り盛りするママ(マギー・ギレンホール)を手伝いながら、戦争に行ったまま音信不通となっているパパの帰りを待っていた。
ある日、いとこのシリル(エロス・ヴラホス)とセリア(ロージー・テイラー=リトソン)が、戦火を避けてロンドンから疎開にやって来るが、農場に着くなり「ウンチ臭い!」と悪口を連発。
グリーン家の子どもたちと大喧嘩を始める。
ママがいくら収めようとしても、子供達の喧嘩は止みそうもなく、家の中は大騒ぎ。
大弱りのママが途方に暮れていると、どこからともなく、ナニー・マクフィーが現れる。

取っ組み合いの大暴れを繰り広げている子供達を前に、ナニーが魔法のステッキで床を叩くと、あら不思議!
相手を殴っているつもりが自分自身を殴り続けることになってしまって、自分が痛い思いをすることを知った子供達の喧嘩は、ようやく収まった。
こうして、ナニーのレッスンが始まる…

 レッスン1:喧嘩しない
 レッスン2:礼儀正しく、分かち合う
 レッスン3:互いに助け合う
 レッスン4:勇敢であれ

ナニーが課すレッスンをクリアするごとに子供達は落ち着き、一歩ずつ成長していく。
と同時に、ナニーの容姿も少しずつ“美しく”変わっていくのだった。

グリーン家の子供達は、パパが戦争に行ってしまって行方が知れずに寂しい思いを抱いている。
シリルとセリアも、実は両親と一緒にいることは稀で寂しい思いをしていた。
ナニーのレッスンを受けながら共に暮らすうちに、子供達はお互いの境遇を理解しあい、助け合いと思いやりの気持ちが芽生えていく。

そして最後の課題「レッスン5」を、みんなで力を合わせてクリアするとき、ステキな奇跡が巻き起こる……


シリーズ1作目「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」を観ないまま本作の試写に臨んだが、全く問題なかった。
正直、子供向けの映画だろうと少々高をくくって観に行ったのだが、なんのなんの!
子供の頃に童話を読んでワクワクした気持ちを思い出しながら、無邪気に物語を楽しんだ♪

“頭”で観るのではなく、“ココロ”で感じるままに観ること。
それが、本作を純粋に楽しむためのコツ。
いろんな「思考」「理屈」「しがらみ」がココロにまとわりついているオトナが、「ナニー・マクフィ」シリーズを楽しむための鑑賞法だ。

自分の中の童心が共鳴して、シヤワセを感じることができる、良質なファンタジー♪


ナニー・マクフィと空飛ぶ子ブタ
2010年/イギリス=フランス=アメリカ  監督:スザンナ・ホワイト
出演:エマ・トンプソン、マギー・ギレンホール、リス・アイファンズ、マギー・スミス、ユアン・マクレガー

下品国家

2011年06月27日 | ニュースから
中国版新幹線、開業1日前倒し 政治事情のドタバタ劇(産経新聞) - goo ニュース


中国人は商売の際にまず相手にタダでよこせという交渉から入ると聞いたことがある。
無料から少しずつ価格を上げていき、極限まで安い値段で買い叩くための強硬戦術ということだが、とにかく自己の主張だけを全面的に押し出して交渉するスタイルには、柳に風でしなやかに受け流して相手にせずにこちらの主張を押し出さないといけないのではないだろうか。
日本だけでなく、ドイツの高速鉄道技術の供与を受けながら、それに対する感謝も何もない姿には、まるで品格というものが無い。
犬畜生にも劣る仕儀だ。
その昔、公園の芝生に掲げられていたという「犬と中国人は立ち入り禁止」という看板は、見事に本質を言い表していたと言える。
こんな国とは、まともに正面からぶつかることのないよう、日本政府にはしっかり毅然とした態度をとってもらいたいものだ。

昔々、様々な知識や文化を教えてくれた、日本にとって先生であるはずのかの国の今の姿は見るも無残。
やはり、諸々のモノが日本へ越してきたから「モロコシ」の国だったのが、全て出し尽くして「カラ」になってしまったということか?


痛み分け

2011年06月26日 | 野球
巨人の沢村が4勝目=プロ野球・阪神―巨人(時事通信) - goo ニュース


前日はタイガースが内海の連勝をストップしたが、この試合では能見の連勝を止められてしまった。
3連勝しなければ3位浮上は無かった状況で2勝1敗に終わったので、借金を1つ返しただけでリーグ戦再会シリーズを終了した。
まあ、今の首脳陣のもとでは大型連勝は望めないので、最低限の“ノルマ”を果たしたというところか。
お互いのエースを打ち崩したという点で痛み分けだ。
どちらのファンにとっても、何とも物足りない、つまらない3連戦となった。

それにしても今日の能見は、試合開始早々から調子が悪かった。
いきなり坂本に四球を与えたのも当然な立ち上がりだった。
変化球のコントロールが利かず、ストレートが抜け球になり、スピードも140km/h前後をウロウロし、いつもは打者がキリキリ舞いする低目の変化球も見逃されるほどキレが悪く、いつ連打を浴びてもおかしくなかったが、讀賣打線の低調ぶりに助けられたような試合だった。
対する沢村は相変わらず力強いストレートを投げ込んでいたので、こりゃ今日は負けやな…と内心では試合序盤で白旗を揚げていたため、何となく淡々とした気分で試合終了を携帯で確認した。


交流戦終盤からようやくマートンが復調してきて、この讀賣戦からはブラゼルも調子が上向いてきた様子で、両外人が打ち始めたのは心強い。
新井が相変わらず外角低めのボール球をブリブリ振る無能ぶりをさらけ出し、首脳陣もそれを戒める様子も見えない無策ぶりを露呈している中、7にも8にもになっていた借金を減らすのは相当の時間がかかるのは辛い。
個別の戦力アップを喜ぶしか試合を見る楽しみがないが、中でも小林が調子を戻しつつあるのは喜ばしいことであると同時に非常に興味深い。

小林の復調は、とりもなおさず藤井の存在が大きい。
確かなキャッチング技術をノムさんも誉めているが、何よりも投球を後ろに逸らさない安心感が、鋭いフォークが決め球の小林に好影響を与えているのは間違いない。
藤井がマスクをかぶるようになった交流戦終盤から投手陣も安定感を増したのも、彼の確かなキャッチングによるものだろう。
城島にとって非常に良い刺激となっていることだろうが、“お山の大将”体質の城島が我が身を振り返って藤井の良い点を取り入れるとは思えない。
しかし城島の打力は大きな戦力であるので、城島復帰の暁には、藤井には試合終盤のリリーフ捕手として起用してもらいたいもの。
真弓監督は藤井の働きをどう判断しているだろうか…

「ゲキ×シネ『薔薇とサムライ Goemon Rock Over Drive』」

2011年06月25日 | 映画
17世紀、海賊が暴れまわるヨーロッパのイベリア半島。
女海賊アンヌ・ザ・トルネード(天海祐希)は、義賊として民衆から高い人気を得ていた。
天下の大泥棒・石川五右衛門(古田新太)は、アンヌの用心棒として、共に地中海を暴れ回っていた。

ある日、小国・コルドニア王国の兵士に突然城中へと連行される。
そこで自分が王家の継承者であることを知らされると同時に、国王亡き後の腐敗政治を聞かされたアンヌは、生粋の“男気”で王位継承を引き受ける。
女王となったアンヌに課せられた最初の仕事は、海賊の討伐だった。
それは、不本意ながらも、かつてのアンヌの仲間達を守っている五右衛門と対立することを意味していた。
抜群のリーダーシップと獅子奮迅の大活躍で討伐に成功したアンヌは、国際的に高い評価を得て一目置かれる存在となったが、複雑な思いでいた。

一連の出来事を不審に思い、城中へと忍び込んだ五右衛門は、アンヌの王位継承に隠された真実を知る…


劇団☆新感線の公演を、最新のデジタル技術で映像化する「ゲキ×シネ」プロジェクト最新作。
天下の大泥棒・石川五右衛門がヨーロッパの小国を舞台に大活躍する姿を、歌とダンスと笑いとアクションを盛り込んで極上のエンターテインメント活劇として描く。

「蛮幽鬼」で初めて「ゲキ×シネ」に触れたとき、芝居を映画化することに否定的だった自分の狭量を猛省したもの。
重要な場面で役者の細やかな表情をしっかり見ることができるのは、「ゲキ×シネ」最大の魅力。
S席でも味わうことのできない贅沢を堪能できるのは実に楽しい!

しかし同時に、やはり劇場で芝居を直接観たくてたまらなくなったのも事実。
今回の「薔薇とサムライ」も全く同じだ。
いくら役者の表情が手に取るように分かるとはいえ、あの劇場での臨場感はまた格別。
おそらくそれは、京都南座の2階席の一番上から海老蔵の「暫」を観たときの感動と同じだろう。
中でも今回、女海賊から女王まで様々に変化する天海祐希の持つ“華”から放たれる光は、劇場でこそより輝いて見えるものではないだろうか。
スクリーンで見るだけでも、海賊討伐のシーンにおける軍服は、「カッコイイ」と言う意味の言葉をどれだけ並べても陳腐化してしまうほどハマっていた。
また女海賊の衣装も、クイーン・エメラルダスを超えるカッコ良さ!
元宝塚のトップ・スターの放つオーラを、直接感じてみたいものだ。

とはいうものの、劇団☆新感線の公演チケットは極めて入手困難になっているだけでなく、B席でも7,500円と決して安くない。
それが映画館において、S席でも見られない細かい部分を存分に楽しめる「ゲキ×シネ」は、やはり相当お得だ。


それにしても、数ある関西小劇団が消えていった中を生き残り、どんどん巨大化していった新感線の力を、またしてもまざまざと見せつけられた。
ド派手な構成で大人気の芝居を手軽に楽しめる娯楽作♪


ゲキ×シネ『薔薇とサムライ Goemon Rock Over Drive』
2011年/日本  監督:井上和行
出演:古田新太、天海祐希、浦井健治、山本太郎、神田沙也加

「SUPER8/スーパーエイト」

2011年06月24日 | 映画
1979年夏。
オハイオの小さな町で保安官代理の父と暮らす少年ジョーは、ある夜、仲間たちと共にとんでもない大事故に遭遇する。
翌朝、町にはただならぬ空気が流れ始めた。
事故収拾のために出動してきたアメリカ軍に、情報がオープンにされずいぶかしがるジョーの父親は、軍の将校と衝突した。
やがて町では不可解な出来事が次々と発生する。
そして、事故の様子を偶然撮影していた8ミリフィルムを見た少年たちは…


スピルバーグの希望で、作品に関する詳細な広報は控えるよう、全米に“お達し”が出たという。
少年時代のJ・J・エイブラムスは、8ミリ映画製作に熱中していた。
物語の舞台となった1979年は、そんなJJの少年時代とオーバーラップする。

と同時に、14歳のジョーは自分と同い年。
仲間たちとナックの「マイ・シャローナ」を歌うシーンでいきなり心を鷲掴みされ、イッキに物語の中へと引き込まれていった。
彼らのような“とんでもない事件”に遭遇したことなどないが(当たり前)、子供のココロに戻ってスクリーンの中で一緒に過ごしている気分で楽しんだ。

多感な少年期の夏休み。
様々な体験は、オトナへの階段を登る背中を後押しするもの。
ジョーとその仲間たちは“ひと夏の冒険”を通して、少しオトナへと成長した。
その足跡は“フィルム”の中にも記録されている…


映画少年だったJ.J.エイブラムスが、いかにスピルバーグの影響を受けたかがヒシヒシと伝わってくる。
自分も同じくスピルバーグの娯楽作品で育ったので彼の気持ちはよく分かるが、J.J.のスピルバーグへの憧憬は並大抵ではない。

「未知との遭遇」や「E.T.」へのオマージュだけでなく、「グーニーズ」「スタンド・バイ・ミー」など、様々な作品のイメージを織り込みながら、「クローバーフィールド」で見せた“謎はクライマックスまで明かさない”展開で味付けされた、一風変わったSF作品。
自分が過去に見た映画のテイストを見つける楽しさも味わえる、少年成長譚SF大作の傑作!


SUPER8/スーパーエイト
2011年/アメリカ  監督:J・J・エイブラムス
出演:エル・ファニング、カイル・チャンドラー、ロン・エルダード、ノア・エメリッチ、ガブリエル・バッソ

結局…

2011年06月20日 | ニュースから
高速「1000円」最後の週末、駆け込み混雑(読売新聞) - goo ニュース


車で遠出することがないので、高速道路1,000円の恩恵にあずかることなく、施策が終わってしまった。
かなり効果があった観光地のこれからが心配だが、そもそも高速道路とは、一定期間後は無料になるものとして建設されていったものではなかったか?
それが官僚からみて「上手い具合」に話がすり替えられ、日本中で高速道路の建設が全て完了するまでは代金を徴収できる仕組になったものと記憶している。
「全て完了するまで」というのがミソで、言い換えればほぼ永久的に料金を取り続けられるということだ。

それはともかく、1,000円高速料金の経済的効果は、どれくらいあったのだろう?
政府にはしっかり検証してもらいたいものだが、その結果が正しく公表されるかどうかは甚だ疑わしい。
官僚は自分たちに都合のいい数字しか出さないだろうから。

で、結局のところ高速道路1,000円施策は、よく分からないまま終了していくのだろうことよ(感嘆)


急いで出ずとも…

2011年06月17日 | 野球
虎・金本ノック再開!株主黙らせる!?(サンケイスポーツ) - goo ニュース


埼玉で自打球を足に当てて負傷していた金本が、回復して練習を再開したという。
しかし、今回の怪我から回復したとて本来の調子に戻れるとは到底思えない。
今季ここまで再三にわたってチャンスで打てない金本の姿は、どう見ても本来のスイングができていない証拠。
敵の二塁ランナーを無条件で生還させるレフト前ヒットも、肩が完治しないまま鍛えられていない証拠でもある。
登録抹消して、ファームで徹底的に治療に専念させてはどうか。
もう今季は出場しなくてもいいくらいの、思い切った采配を振るうべきときにきている。

…が、今の真弓監督にそんな器量があるとも到底思えない。
株主総会で、あるファンがとてもイイ質問をしたとのこと。
「球団の基本姿勢、あるべき姿は、最高水準のプレーをお見せすると書いていますが、全然ないじゃないですか。」
「トータルで打てない、走れない選手を使い続けるのはどう考えてもおかしい。あの守備、スローイングは阪神ファンの皆さんに失礼ではないか。」
「OBの江本氏が『ベンチが○○やから野球ができへん』とおっしゃいましたが、選手も今思っているんじゃないですか。(他の選手の出場機会が少ない点を指摘して)積極性のない監督を3年間続投させて、どれほど阪神ファン、タイガース職員、電鉄社員に迷惑をかけているのか。坂井オーナー、監督の力量を判断できないのであれば、オーナー職を辞されたらどうか。」

まったくもってその通り!
会場からは拍手も起こったというが当然だ。

金本がノックを再開したとて、ファンの不満は決して解消されるものではない。
そんなことより、しっかり治療に専念して、来季元気で若手と競う姿を見たいものだ。


アニキたる所以

2011年06月10日 | よもやま
金本アニキ、通算418本目の二塁打(読売新聞) - goo ニュース


テレビ中継はもちろん、携帯でも経過を追わずにいたが、勝ったら飛んでくるメールで連勝を知った。
ホンマに久しぶりやと思ったら、交流戦に入って連勝が無かったとは。
そういえば確かに、連敗はしても連勝することは無かった。

スポーツニュースをいくつか見たが、今日は金本の“激走”のたまものかもしれない。
43歳の大ベテランが、なりふりかまわずグランドを駆け抜け、二塁からヒットで還ってきたり、失敗したものの思い切りのいいスタートで三塁盗塁を仕掛けたりする姿は、チームを鼓舞するのに十分だろう。
あの姿で奮い立たない者は去らなければならない。
暑くなってきたことで「金本の季節」が到来し、ついにエンジンがかかってきたのだろうか。
もう多くは望まないが、それでも溌剌としたプレーでチームに刺激を与える姿は、さすが。
金本が「アニキ」と呼ばれて慕われる所以である。

この連勝を契機に、イッキに浮上の波を作れなければ、本当に今季が終わってしまう。
最近“崖っぷち”だらけのタイガースだが、次の連戦はまたまた非常に重要だ。
是が非でも4連勝へと連勝を伸ばしてほしいものだが、はてさて…