面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

アマの重鎮?

2011年10月31日 | 野球
浪人させる!菅野「だまし討ち」原貢氏激怒(サンケイスポーツ) - goo ニュース

かつて三池工業を優勝に導き、東海大相模を強豪に育て上げ、息子と共に東海大学に進んで指揮をとり、名将と謳われ、アマ球界の重鎮とまで呼ばれるようになったというのに、唾棄すべき了見の狭さ。
あたら菅野の将来性を潰しかねない暴言だ。

日ハム側は、10月18日に担当の岩井スカウトが東海大側へ調査書を提出し、横井監督に「(指名に)いく可能性はあるかもしれません」と伝えたのなら、道義的にも問題もあるまい。
事前に挨拶が無いからダメなどという任侠の親分が如き発言に、ここにも“老害”がいたかとイヤになると同時に「アマの重鎮」が聞いて呆れる。
まるでナベツネの姿とダブるが、讀賣志向だと老人はナベツネ化していくのだろうか。

それはともかく、江川の二の舞にだけはなってもらいたくないもの。
菅野本人は、本当のところどう思っているのだろう?
それが一番大事(大事マンブラザース風)

残念…

2011年10月30日 | よもやま
阪神来季2軍監督、矢野氏の招へいは見送り(サンケイスポーツ) - goo ニュース


真弓の下での3年間で沈滞ムードが漂っているようにみえるタイガースの刺激剤として、矢野と赤星の入閣は非常に効果的だと思っていたが、2軍監督の要請を矢野が断っていたようで残念。
よもや「評論家の方がおいしい」という計算ではあるまいな!?
一方の赤星はどうなのだろう…?
コーチよりも、いっそのこと選手として復帰した方がいいかもしれない。
間違いなく柴田よりも勘のイイ走塁ができるはず。
上本、大和に柴田らの走塁の手本となるという期待も…


予言の書?

2011年10月29日 | 野球
東海大・菅野“巨人当確”は悲劇の始まり?V逸なら原監督解任も(夕刊フジ) - goo ニュース


読売単独指名と目されていた菅野を日ハムが引き当てた昨日のドラフト会議。
まるでその内容を見透かしていたような25日の記事に笑った。
「そうなってほしい」というトーンではあるが、正に記事に書かれていた通りに会議が進んだから面白い。

確かに斎藤のときも、日ハムは“伏兵”状態でくじ引きに参加し、「ウチが獲る!」と燃えていたロッテ、ヤクルト、ソフトバンクから、さらりと横から手を伸ばしてかっさらっていった格好だった。
中田、斎藤に続いての当たりくじは、藤井前社長が持っていた強運ではなく、球団として持っているくじ運なのではなかろうか。

そして菅野はどうするのだろう。


2011ドラフト会議

2011年10月28日 | 野球
波乱!東海大・菅野の交渉権は日本ハムが獲得(サンケイスポーツ) - goo ニュース


讀賣・原監督の甥である東海大の菅野は、てっきり他球団は指名しないものと思っていたが、日ハムが入札したうえに当たりを引き当てたとは驚いた。
讀賣球団の面々も驚いたことだろうし、原監督はさぞや残念だったのではないだろうか。
ドラフト会議が始まって以来、讀賣のくじ運の悪さは定評があるが、今回もモロにそれが出てしまったようで。
他球団は指名せずに讀賣が指名して終わるだろうというパターンでいえば、大昔の法政大・田淵を思い出す。
(このドラフト会議のときは幼かったのでライブでは知らないが)
相思相愛で讀賣以外のチームには入団しないと言っていた田淵を強行指名したタイガースは、熱心に交渉を進めて口説き落として入団させたのだが、結局田淵は「ミスター・タイガース」と呼ばれるほどファンからも愛されて活躍した。
日ハムは日本球界の中では最も先進的な球団経営を行っているチームであり、菅野にとっては非常に恵まれた環境を与えられたと言えよう。
ヘタに読売に入団して周囲の好奇の目にさらされながら日々必要以上のプレッシャーと戦うよりは、日ハムでじっくりしっかりと鍛えて行く方が本人にとっては逆に良かったのではないだろうか。
過去何人もの選手が鳴り物入りで讀賣に入団しては潰れていった歴史を思えば、菅野にとっては幸運だったかもしれない。

さてタイガースはといえば、予想通り大学野球ナンバーワン野手と誉れの高い慶応大・伊藤を単独指名した。
彼にはぜひとも、生え抜きの四番打者として育ってもらいたいもの。
掛布以来、八木や桧山は中途半端なまま終わり、浜中、桜井と目が出ないまま去っていくなど四番打者が育ってこなかったこれまでの“負の実績”の連鎖を断ち切ってほしい!


「MADE IN JAPAN こらッ!」

2011年10月27日 | 映画
杉田雛子(大西礼芳)の祖母・妙(松原智恵子)が亡くなった。
父・完治(山路和弘)は引きこもり、妙の遺影の前で酒を飲む毎日。
そんな父親の姿に呆れながら、母・春子(松田美由紀)はホームヘルパーにいそしみ、雛子は淡々と牛乳配達のバイトを続けていた。
雛子は、配達先のドアホンを鳴らすいたずらを繰り返してクレームを受けるが、一向に意に介さない。
春子は、雛子の同級生で足が不自由な健一(関屋和希)の介護にのめり込んでいく。
そしていつまでも母親の死が受け入れられず、妙が着ていた服を身につけ、化粧までするようになる。
祖母の葬儀を境に、これまで表に現われていなかった“歪み”が露呈し始め、家族が崩壊していく…


何事にも無関心な様子の雛子。
引きこもる父親にも、家から逃げるようにしてホームヘルパーに打ち込む母親にも無関心な態度をとるが、常にイライラして落ち着かず、八つ当たりのような行動にでる。
実家には居場所が無いと嘆く雛子は、親友の珠子(伊藤菜月子)にだけは胸の内をぶつけるのだが、同情した珠子が雛子に居候を許すと、勝手に冷蔵庫の中のソーセージを食い散らかすわ、部屋の壁に絵は描くわとやりたい放題。
結局、珠子の怒りを買って部屋を放り出されてしまう。

完治は、母親の面影を追い続けるばかりで、春子のことも雛子のことも気にかけない。
その姿に怒りを覚えつつもグッと飲み込み、家族の中心にいた春子だったが、亡くなった妙が生前から自分のことをないがしろにしていたことを完治に聞かされると、我慢の限界を超えて感情を爆発させて家を出て行き、健一のもとへと転がり込む。

家族である三人が三人とも、それぞれの好き勝手な思いの中で生きている。
亡くなった妙もまた、実の息子に対する溺愛の中だけで生きていた。
誰も彼も自分の思いをぶつけるばかりで、お互いを受け入れる余地が無い。
そこには、本来家族が持つべきである“無償の愛”は存在せず、家族の絆は細すぎて見えない。

人は、自分の存在価値を人から認められたいと強く思うが、相手の存在価値は中々認めないもの。
家族といえども、その思いは変わらない。
いや、自分に最も近い存在である家族だからこそ、自分を認めて欲しいという思いはより強く、相手に認められないときの絶望感は大きい。
自分の存在価値を唯一無二のように認めてくれていた妙の死によって絶望した完治が、家族崩壊への引き金を引いた。
自分と母親によって保たれていた「杉田家」が無くなったことで、自分が築いたはずの次の「杉田家」を消滅させてしまったのである。
いや、そもそも完治の中に、次の杉田家など無かったのかもしれない。


コミュニケーション不全に陥った家族が壊れていく様子を、可笑しく悲しくドライに描いた、イマドキのホームドラマ。
どの家族にも内包されている可能性のある問題点をデフォルメして見せてくれる佳作。


プロと学生が共同で映画を企画・製作していくという、京都造形芸術大学映画学科のプロジェクト「北白川派映画芸術運動」から生まれた、北白川派第二弾の作品。
毎年1本の劇場公開作品を完成させて発表していくというこのプロジェクト。
第一弾は木村威夫監督の「黄金花-秘すれば花、死すれば蝶-」(2008年)、第二弾の本作に続いて、第三弾として山本起也監督作品「カミハテ商店」(主演:高橋恵子、寺島進)が製作されている。
将来の映画界を背負って立つ人材の輩出に期待したい。


さて上映後、主演の大西礼芳さんの舞台挨拶とサイン会が開かれるなどとは露知らず、フツウに興味をもって仕事帰りに観に行った。
出演者だけでなく、製作スタッフにも50名にのぼる学生が起用され、助監督や撮影・照明・録音の助手、美術スタッフやメイクなどに活躍したという本作は、作るだけではなく観せるまでが映画であるとして、配給・宣伝も学生が手がけている。

非常にたどたどしく始まった舞台挨拶が微笑ましい。


撮影は、礼芳さんが1回生のとき。
本来は新入生が入ることのできない“授業”(いわゆる「科目」みたいなことか)だったが、周りの勧めによりオーディションを受けたところ、高橋監督の眼鏡に叶って大抜擢。
演技についての勉強はおろか、小学生のときに学芸会みたいなものでチョロっと端役をやった程度でしかなく、全く自信は無かったようで。
しかし高橋監督曰く、彼女よりも上手い学生は他にもいたが、「これぞ雛子」と“放つもの”があったという。
確かにスクリーンの中の彼女は“雛子”そのもの。
独特の存在感は、もって生まれたタレント(才能)であり、非常に貴重なもの。

舞台挨拶後、劇場ロビーに出たところで松村支配人がいらっしゃったのでご挨拶し、パンフレットを購入してサインをもらっただけでなく、少しだけ取材をさせていただいた。
まずはパンフレットに、大西礼芳さんにサインをお願い。


まだまだ不慣れで、最初は名前だけ書いた礼芳さん、松村支配人から
「こういうときは日付を入れて、座右の銘とか書くねんで」
とアドバイスを受けて追記。
「好きです」と書くセンスが面白い。
さすが高橋伴明監督が、その存在感から抜擢しただけのことはある。

貴重な礼芳さん近影。


若松孝二監督作品への出演も決まっている彼女。
写り具合イマイチな写メにて、未来の大女優に大変失礼をいたしまして、誠に申し訳ありません…
そしてプロモーション・スタッフの皆さん。
(もう、ホンマ写りが悪くてすみません…)


もちろん皆さん、京都造形芸大の学生さん。
礼芳さんは、主演を務めただけでなく、プロモーションにも参画。
本作の広報宣伝活動は、これも授業の一環であるところがいかにも「映画学科」。
手作り感いっぱいの活動に温かいご声援を!


MADE IN JAPAN こらッ!
2010年/日本  監督:高橋伴明
出演:松田美由紀、大西礼芳、山路和弘、浅見れいな、関屋和希、松原智恵子

全日程終了。

2011年10月24日 | 野球
巨人・長野、初のセ首位打者確実に(読売新聞) - goo ニュース


広島での今季最終戦を終えて、タイガースの全日程が終了した。
逆転での首位打者を目指したマートンは1番に起用されていたが、あえなくノーヒットに終わり、首位打者を走る讀賣の長野を抜くことはできなかった。
打点王を狙う新井も追加の打点を上げられずに終わったが、2位の広島・栗原も打点をあげられないまま。
6点ばかり差をつけているので、明日の試合のみとなった栗原が新井に追いつき、追い越すのは至難の業であり、こちらはほぼ確定。

投手部門では、こちらも逆転での最多奪三振を狙って能見が登板したが、三振を奪えずに終わり、トップの広島・前田に追いつき追い越すことはできなかった。
最後に藤川が投げてセーブを挙げたが、こちらは悠々とセ・リーグにおけるトップをキープし、今日更に上積みしたので、最優秀救援投手は確定。

改めて、打点王とセーブ王がいて、首位打者を狙えるバッターと最多奪三振を争うピッチャーを擁していながら4位に終わったというのは、やはり首脳陣がロクでもない采配を振るっていたことが分かる。
全日程終了と同時に、真弓の采配にイライラさせられることもなくなるのは嬉しい。
来季はほぼ和田で決まりのようだが、新監督には同じような思いをさせないでほしいもの…


主砲

2011年10月22日 | 野球
G長野が代打逆転サヨナラ満塁弾!内海18勝で最多勝当確(サンケイスポーツ) - goo ニュース


代打逆転サヨナラ満塁ホームランとは、またド派手なことをやってのけたもの。
確か今季は何度か4番を打っていたと思うが、讀賣の主軸として十分な勝負強さをもっている。
若干華やかさに欠けるキライはあるが、それでも新人のときから素晴らしい打撃を見せていたのは、敵ながらうらやましい限りだった。

終盤にきてタイガースの若手打者連中が起用され続けているが、どいつもこいつも小粒な選手ばかりで、小手先でちょこちょこ当てるようなバッティングばかり見せられてうんざりだ。
小柄ながらパンチ力もあり、一番思い切りよくバットを振っているのは上本だと思うが、なぜか柴田ばかりが重用されている。

それはともかくとして、長野のような頼りになる主軸を任せることができる若い打者がタイガースに見当たらないのが致命的。
森田が大砲候補として期待できなくはないが、あまりにも大砲候補が少なすぎる。
監督ばかりがクローズアップされがちだが、こんな選手構成のチームを作ってきたのは編成権を持つフロントであり、その責任は問われるべきだ。
真弓にだけ詰め腹を切らせて自分達の延命を図る“背広組”の連中を生かしておくべきではない…


カセットテープからパソコンに取り込める機械。

2011年10月15日 | ニュースから
カセットテープをパソコンに取り込めるUSB接続のプレイヤー(R25) - goo ニュース


学生時代から収集してきた、様々なラジオやテレビの番組から録音した落語のカセットテープが500本程度ある。
これをエッチラオッチラMDにダビングしてきたが、コンポの故障などもあって遅々として進まないうちにMDも廃れてきた。
どうにかデジタルデータとして簡単に残す方法はないものかと思案に暮れていたところに、画期的なニュース!
これは一度見に行かねば!


任命責任

2011年10月14日 | 野球
阪神、真弓監督を解任へ!CS逃したら…後任に梨田監督らの名前(夕刊フジ) - goo ニュース


ここへきて俄かに騒がしくなってきた、タイガースの監督問題。
今さらながら真弓続投に条件を付けるのは、「後だしじゃんけん」を見せられているようで不愉快だ。

オーナーは真弓続投を基本路線とすることを早々に宣言していた。
しかし続投の条件などというものは何も無く、続投の根拠は「2年契約の1年目だから」ということでしかなかった。
それが、ファンからの電鉄本社へのクレームが日に日に激しさを増してきたこの時期になって続投の条件が設定されるのは、いかにも場当たり的。
先日甲子園で、試合終了後にオーナーが車に乗りこもうとするところを見つけたタイガースファンが詰め寄った事件があったが、これによってようやく事の重大さに気付いて、真弓解任を言い出したのではないか?
もっとうがった見方をすれば、オーナーの自分が一ファンから面と向かってクレームを付けられたという事実にプライドが許さず、感情的に
「真弓を辞めさせる方策を考えろ!」
と吼えたことから“周囲”が慌てて検討した結果、真弓続投の条件をひねり出した、ということではないのかと思ってしまう。
このオーナーは本当にタイガースを好きなのか、そもそも野球が好きなのか聞いてみたいものだ。
尋ねられれば好きであると言うに決まっているだろうし、そんな質問を受けることに不快感を露わにするだろうから、本音のところは絶対にうかがい知れないだろうが。

オーナーは元々、真弓阪神の3年間を徹底検証した上で最終判断を下す意向を示していたという。
しかし最初の2年を見れば、真弓に監督としてどれほどの器量があるかどうか、十分すぎるくらいに分かるはず。
そして新たに2年契約を結ぶ際に、2年目も続投できる条件を設定して奮起を促すのがフツウだろう。
それを単純に2位になってCS進出を果たしたから次は優勝できるはず、と考えてそんな条件設定は夢想だにしなかったというのであれば、あまりにも人を見る目が無さ過ぎるというもの。
真弓の監督としての資質を問う前に、オーナーの経営者としての能力に疑問を投げかけ、真弓を監督に就けたことの任命責任を問いたい。
無能をさらけ出し、生き恥を晒してきた真弓が可愛そうだ。

真弓を解任するのであれば、球団フロントも己が不明を恥じて引責すべし。