面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

「サイレントヒル」

2006年08月12日 | 映画
人気ゲームの映画化。
ゲームのデモ画面でも見せられているような感覚。
ゲーマーには「ああ、そうそう!」という感じで楽しめたかも。

現実?異次元空間?ただの幻?
怪獣モノ?怨霊モノ?異星人モノ?
物語の状況設定がまるで見えてこない。

怖がればいいのか?痛がればいいのか?悲しめばいいのか?憤ればいいのか?
どうやら、人間の恨みが凝り固まってしまって、エライことになっちまった!ということらしいが、全く入り込めない、楽しめない。
話の骨格を成すカルト教団の狂気ぶりもありきたり。
ヤマバで眠くなってしまった。

全米で公開即興行成績で1位を取ったそうだが、ゲームのファンが大挙して押し寄せたのだろう。
まあ、映像は凝っていて、監督の“らしさ”がよく表現させれているところは見ごたえがあるかな。
霧に包まれ、灰が降るサイレントヒルの街並みは、重苦しさと緊張感を観客に与える(はず…自分はあまり感じられなかったが)

金券屋で買っていた松竹劇場用のチケットの期限が切れそうだったので観たが、それがなければ観なかった作品。
あ、ロードショーはもう終わるみたい。

サイレントヒル
2006年/カナダ・フランス・アメリカ・日本
監督:クリストフ・ガンズ
出演:ラダ・ミッチェル、ショーン・ビーン、ローリー・ホールデン、デボラ・カーラ・アンガー、ジョデル・フェルランド