面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

犯罪大国

2009年09月29日 | ニュースから
万引現場にもモンスターペアレント 「捕まえる前に諭せ」「届く場所に置くな」(産経新聞) - goo ニュース


いつから日本は、窃盗しても平気なカス人間が跋扈する三流国に成り下がってしまったのか。
単純な話、自分が大事にしているモノを盗まれたら、どんな気持ちになるか。
また自分が商売をしていて、品物を盗まれたらどう思うか。

…こんなことを書くだけ虚しいくらい、人間性を喪失した卑しい“畜類”だらけの国にしてしまったのは、一体全体誰なのか。
誰のせいでもない、国民の総意の結果だ!などと言う気はない。
これが国民の総意であろうがずがないのだから。
総意の隠れ蓑を着た私利私欲しか頭に無い我利我利亡者どもが、よってたかって私財の蓄積に邁進した結果だと考えるのは、自分がボンビーだからか。


「のんちゃんのり弁」

2009年09月28日 | 映画
永井小巻(小西真奈美)は、下町育ちの31歳。
グータラ過ごしているだけで全く働こうともしない“小説家”の夫・範朋(岡田義徳)に愛想を尽かした小巻は、ある日、娘ののんちゃん(佐々木りお)を連れて実家のある京島へと出戻った。
自宅で着付教室を開いている母・フミヨ(倍賞美津子)から小言を言われ、母親の世話にはならずに自分で稼いで暮らしていく!と宣言した小巻は、懸命に“就活”に取り組む。
しかし、長年主婦として暮らしてきた彼女は、キャリアも無く、一般的な社会常識さえ乏しく、次々と面接で落とされて厳しい現実にぶち当たる。
落ち込んだ小巻は、カメラ店を営む同級生の健夫(村上淳)と再会。
かつてバレンタインに手袋を渡した初恋の相手でもある健夫が、まだ独身で彼女もいないと知り、何となく惹かれる。
ある日、健夫の写真の配達を手伝っていて小料理屋「ととや」に連れて行かれた小巻は、店の主人・戸谷(岸部一徳)が出してくれたサバの味噌煮に感動し、得意の弁当作りで新境地を開こうと一大決心!
おいしい弁当屋さんを開くため、料理を学ぼうと戸谷に頼み込み、「ととや」を手伝うことになるが…

ある日戸谷から、
「強い人だ。泣いたことなんてないだろう。」
と言われる小巻は、泣かないことこそが自分の弱さだと答える。
これまで、なーんにも考えずに生きてこれた彼女には、生きていくための強さを持つ必要が無かったのかもしれない。

小巻の亭主は、典型的な“だめんず”。
30歳目前ながらいまだに親のスネをかじって定職にもつかず、小説家を目指すと言いながら作品を書こうともしない。
いきなり家を飛び出した小巻にまとわりつき、自立しようともがく彼女を否定し、ヨリを戻そうと誘いをかける。

小巻の同級生で、親から写真館を継いでいる健夫は、結婚願望を抱きながら「嫁日照り」を嘆きつつ、傾く一方の店を立て直せずにいる。
そして弁当屋を開くという目標を定めて邁進する小巻に、写真館を閉めて弁当屋とし、一緒にやっていかないかを提案する。

この、小巻をとりまく二人の男が、弁当屋を開店する決意を固め、覚悟を決めた小巻を前にして妙な共感を抱くシーンは、同性として心が痛い。
どちらも結局は、親の元を離れられず、自立するだけの力も根性も無く、小巻のパワーに気圧されてなすすべも無い。
男とは、何がしか庇護を受けられる環境下にあれば、それに甘んじてしまう性分を持つものであろう…いや、持つもので「ある」。

戸谷の協力もあり、いよいよ弁当屋を開店する日の朝。
自慢の“特製のり弁”を作りながら、ふいに泣き出してしまう小巻。
支えてくれた周囲の人々に対する感謝?
それとも、これまでの生き方への自省?
あるいは、これから自分の力で生きていくことへの恐怖心?
きっと、「本当に生きていく」強さを身に付けた証としての涙だろう。

小気味よくストーリーが展開し、小西真奈美の爽やかな演技が光る、ハートウォーミングな佳作。


のんちゃんのり弁
2009年/日本  監督・脚本:緒方明
出演:小西真奈美、岡田義徳、村上淳、佐々木りお、山口紗弥加、岸部一徳、倍賞美津子

メイキング・オブ「劔岳」

2009年09月27日 | 映画
「劔岳」壮絶ロケ、記録映像を劇場公開へ(サンケイスポーツ) - goo ニュース


本物の映像が持つ圧倒的な迫力で観客を魅了する「劔岳 点の記」。
そのロケの様子が記録映像として作品に仕上げられるとのこと。
DVD発売に合わせて作られる特典モノではなく、ひとつの記録映画として劇場で公開されるのは珍しい。
映画関係者も異例のこととコメントしているが、ドキュメンタリー作品として成立するくらいだから、いかに凄まじい撮影だったか。
そんな過酷な状況を乗り越えたからこそ、あの素晴らしい映像が作り上げられたのである。
これは観てみたい!

集団ヒステリー

2009年09月26日 | ニュースから
八ツ場ダムの町、一晩にメール4千通 批判・中傷8割(朝日新聞) - goo ニュース


話題の八ツ場ダムの地元、群馬県長野原町の町役場に、一晩で4000件ものメールが殺到し、サーバに負荷がかかるとしてメールの受信を停止したとか。
建設推進を求める地元に対して8割が批判的な内容とのことだが、“読むに堪えない”非難中傷罵詈雑言が有象無象に送りつけられていたに違いない。

ブログの炎上と同じで、些細な間違いや大勢から外れたような事象があると猛攻撃が始まる。
昔は“抗議の電話”(と言えば多少聞こえはいいが)が殺到していたが、今はメールという匿名性が高く、一方的に相手が傷つく場面に立ち会わずに済む楽な“武器”で一斉に攻め立てられる。
無意識のうちに日常の鬱憤を晴らす行為にもなっているのだろうが、まるで集団ヒステリーのようで、何やら哀れを誘われる…


直葬

2009年09月25日 | ニュースから
【直葬 ~消える弔い~】(上)消えてしまいたい(産経新聞) - goo ニュース


「直葬」なる言葉があることを初めて知った。
「生前葬」を執り行う芸能人(一般人でもあるのだろうか、自分の周りにはまだ無い)がいたりするが、さて、自分ならどうだろう。
なんとなく、一心寺の「お骨仏」(だったか)にしてもらおうかと、漠然と考えたりはしているが。

人生もいよいよ折り返し点が近づいてきたからか(既に超えている?)、そんなことをふと。


似合えば

2009年09月24日 | ニュースから
教えて!ウォッチャー…40歳でミニスカっておかしいですか?(gooニュース) - goo ニュース


似合っていれば、いくつ何歳でもミニスカートをはくことに問題は無いだろう。
難しいのは、この「似合っていれば」という、非常に曖昧で定性的な基準である。
更にこの基準には、「女性目線」「男性目線」という軸も存在する。
逆に基準は無いのと同じ。

自分のセンスに自信があり、鏡に映る自分のミニスカート姿に対してOKが出せるなら問題ないだろう。
しかし、他人の意見や目線が気になる(特に自分に対してマイナスの意識を持つ)ならば、ミニスカートのファッションを楽しめないのではないか。
であれば、控えた方がよろしかろう。

結局のところ、ミニスカートをはくご本人の考え方次第(チャンチャン♪)


合掌。

2009年09月23日 | ニュースから
「しんちゃん」作者の臼井さん、死亡確認 絶壁の岩場(朝日新聞) - goo ニュース


絶壁から身を乗り出して写真を撮っていたところ、誤って転落した事故死という。
出版社の会見によれば、遺留品のデジタルカメラに残された画像からの判断だとのことであるが、人も近寄らない柵も無い危険な断崖絶壁に行ったことに対する疑問の声もあるようだ。
ギャグ漫画家の宿命ともいえる、ネタが煮詰まって精神的に追い込まれた状態にあったという話もあり、単純に事故死で片付けられるものかどうか、違った側面があるようにも思えるこの事故。
しかし目撃者も無く、本人の遺書も無い現状では、真相は闇の中。
収容されたご本人のみが知るところであり、ほかの人間には知る由も無し。

ただご冥福を祈るばかり。


嗚呼、社民党。

2009年09月22日 | ニュースから
「副大臣やだ、やだ!」社民大混乱 民主あきれ顔「付き合いきれない…」(産経新聞) - goo ニュース


…何やってんだか。カッコ悪いにも程がある。
政権運営能力云々以前の問題。
こんなことでバタバタするようでは先が思いやられる。
多少のことには目をつぶって見守ろうとする国民を、不安に陥れかねない。
とは言え、まだ様子を見て辛抱が肝要…


エース対ヘボピー

2009年09月21日 | 野球
数年ぶりに訪れた横浜スタジアムは曇天
しかし観戦には、こんな天気の方が好都合
まぶしくなく、暑くなく、日焼けもせずでエエ感じ

試合は、タイガース安藤と横浜三浦のエース対決(一応)で始まったが、初回から先制点をかます順調な滑り出し
昨日の今日で、天敵・三浦をKOかと期待が膨らんだ

のも束の間…

なんと安藤が、たった3球で試合を振り出しに戻してしまった
先頭バッターの金城に、軽々とライトスタンドへソロホームランを叩き込まれ、まさかの同点。
一塁側からライトにかけとのスタンドは歓喜に包まれ三塁側からレフトひかけてのスタンドは失意に打ちひしがれる
初回のタイガースの攻撃で、新井のタイムリー二塁打で先制して、二死ながらなおも2、3塁の大チャンスにブラゼルが抑えられ、1点しか入らなかったことに一抹の不安を感じたが、まさか的中するとは…

ヘタしたら、昨日の逆をやられてしまうんとちゃうやろなと、生来のポジティブシンキングも萎えて、嫌な胸騒ぎばかりが沸き上がる
と、安藤はアウトを全て三振で奪うという快投をみせた。
最初から、そのピッチングやっとけよ

2回裏を三者凡退で抑えた安藤だったが、安心できたのはここまで
3回裏にはしっかりつかまってしまい、勝ち越し打の後、佐伯に致命的なスリーランを浴びて撃沈
ただでさえ苦手にしている三浦が相手なのに、4点も差をつけられては話にならない

4回表のタイガースの攻撃は7番桜井から。
しかしあっさりツーアウトを取られ、9番安藤のところに代打…と思いきや、素振りをしていた庄田を引っ込め、再び安藤が打席に向かうではないか
スタンドのタイガース・ファンは騒然
「もう帰れ」「引っ込めーっ
という怒りの野次も飛ぶ中を打席に入った安藤は、初球をポコンと打ち上げてライトフライでチェンジ。
せめて最低3球は投げさせて(3球三振でも3球投げるのだから)、少しでも三浦を疲れさせてやろうとか、あるいは必死で投球にくらいついて自分からチャンスを作ろうとか、工夫も熱意も感じられない、ファンをバカにしているのではないかとさえ思わせる凡退に、怒りで血が沸騰するかと思った

しかし、この采配はいかがなものか。
安藤のチンタラした投球を考えれば、ここは降板させなくてはおかしい。
少しでも代打を後に残しておきたい、また安藤には続投させることで「しっかり立ち直れ」という叱咤激励を与えようと考えたのかもしれないが、最近は積極果敢な采配が冴えていた真弓監督であるのに、これはいただけない。
早く三浦を攻略してしまおうという強い意思が感じられず、逆に
「三浦相手に点差も開いてしもたからなぁ…」
と弱気になっているのではないかと勘繰ってしまいたくなる。

結局、安藤の続投は裏目に出て、4回裏に致命的な2点を取られて万事休す
しかもピッチャーの三浦に、あわやホームランかというような特大の犠牲フライを浴びるオマケ付きのノックアウト
最近の安藤は悪すぎる。
味方が得点しても確実に失点して気勢を削いでしまう背信投球を繰り返している。
4回裏にはスタンドから、
「働け安藤ちゃんと仕事せんかぃっ
と甲子園かと思うような関西弁な野次が飛んだが、その通りだ
ファンに入場料返せ
全くもって今の安藤は、超弩級のヘボピッチャーだ

それにしても三浦は、敵ながらアッパレだった。
決して調子はよくなかった。
タイガース打線は10本のヒットを浴びせたが、再三のピンチを踏ん張りきった姿は、これぞエースの投球
安藤もエースと呼ばれる気があるのなら、今日の三浦に学んでもらいたい。
調子が悪くても“気持ち”でカバーする「魂の投球」は、チームを鼓舞するだけでなく、ファンに感動を与え、負けても納得できるもの。

今回の横浜遠征は、改めてエースと呼ばれるピッチャーの姿を目に焼き付けられたことで良しとしよう…