面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

3週連続万馬券!?

2016年01月31日 | ニュースから
AKBこじはる 3週連続で万馬券的中 AKBファンだけでなく競馬ファンも注目


必ず宝くじが当たる!とか、当選番号を知らせるといった詐欺があるが、そんな犯罪を下支えするのではないか!?と思うような万馬券的中。
三週連続で当てるとか、あり得んからねぇ、ふつう。
ものすごいギャンブラーか、はたまたやたら金運がイイ流れにあったのか(笑)

「どら平太」

2016年01月04日 | 映画
とある田舎の小藩で、町奉行が不可解な辞職を繰り返していた。
またしても町奉行が辞職したある日、江戸から望月小平太(役所広司)という新任がやってくる。
江戸では不埒三昧の振る舞いであったため、「どら平太」というあだ名がついているとの情報が家中を巡ったが、案に違わずこ平太は、着任以来一度も奉行所に出仕してこない。

主君の“お墨付き”を持ってやってきた小平太だったが、武士が入るのを禁止されている「壕外」と呼ばれる地域へと繰り出しては放蕩の限りを尽くし、一部の若手官僚からは命を狙われる始末。
しかし小平太は、ただ散財をしていたのではなかった。
博打、売春、密輸などあらゆる犯罪が横行し、治外法権と化していた「壕外」を“浄化”し、家中の汚職を正すべく主君より特命を帯びていた小平太は、遊び人を装って侵入し、情報を集めていたのだった。

豪快に遊ぶ小平太は、次々と「壕外」の利権を分け合っている三人の親分の存在を知る。
売春業を仕切る巴の太十(石倉三郎)、賭博を仕切る継町の才兵衛(石橋蓮司)、そして一番の大親分である密輸業を仕切る大河岸の灘八(菅原文太)。
町奉行ながら気風の良い遊び人として、小平太は三人に近づいていき…


何をするでもなくのんびり過ごしていた元旦に、たまたまテレビのチャンネルが合って、何の気なしに見始めたのだが、展開の面白さにあっという間に最後まで見入ってしまったが、それもそのはず。
黒澤明・木下恵介・市川崑・小林正樹によって結成された「四騎の会」の、第1回作品として共同執筆されながらお蔵入りになっていた作品なのだ。
エンドロールを見るまで、すっかりそのことを忘れていた。
山本周五郎原作のこの時代劇を、脚本執筆者の一人である市川崑がメガホンをとることになり、「市川監督の時代劇に出演したい」と熱望していた役所広司が主演し、ついに作品化されたもの。
公開当時、「シネマコミュニケーター」たるべく勉強中の身であったが、これを観ずにいたとは何たる不明!
そんなこっちゃから、ロクなシネマコミュニケーターになれていないという点を痛感…


主人公の「どら平太」は、とにかく強くて頭の切れる正義漢。
博打を打てば負け知らず、男ぶりの良さで女にモテモテ、手刀で湯呑を割り、何十人という敵に囲まれながらも全員峰打ちで倒し、自分はキズ一つ追わず。
ヒーローとはこうでなくっちゃいけねぇ!
(おっと!つい江戸っ子が出ちまったぃ)

「んな、アホな!」とツッコミを入れながら観るのは大損のもと!
このテの映画は、何はさておいても、主人公の超人的な活躍に胸を躍らせて観るのが正しい鑑賞法。
現実離れした圧倒的な強さを誇るキャラクターだからこそ、その活躍に胸が空くのである。
近年では007までもが、変に“人間味”を持って怪我をして血を流したりしているが、そんなジェームズ・ボンドはもはやヒーローではない。
モニカ・ベルッチの登場が宝の持ち腐れになるというものだ。


分かりやすい勧善懲悪が清々しい!これぞ痛快!これぞ娯楽!
絶えて久しい娯楽時代劇の王道を行く、劇画型娯楽活劇の傑作!


「どら平太」
2000年/日本  監督:市川崑  脚色:黒澤明、木下惠介、市川崑、小林正樹
出演:役所広司、浅野ゆう子、菅原文太、宇崎竜童、片岡鶴太郎、石倉三郎、石橋蓮司、大滝秀治、江戸家猫八、岸田今日子、神山繁、加藤武、三谷昇、津嘉山正種、うじきつよし、尾藤イサオ、菅原加織、松重豊、黒田隆哉、本田博太郎、永妻晃、赤塚真人、横山あきお