面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

「上燗屋」 in落語Kタイム by紫亭京太郎

2007年06月18日 | 落語
6月18日(月)夜10時 (翌6月19日(火)朝10時再放送)
インターネットテレビ net channel KYO
「落語Kタイム」

本日の「落語Kタイム」で演じるは「上燗屋」。

屋台の一杯飲み屋である上燗屋。
仕事帰りにちょっと一杯ひっかけていこか、という客を相手の商売。
酔うた客が来ても、「上燗屋 へいへいへいと 逆らわず」と詠われた姿勢で、うまくあしらいつつ気分良く飲んでいただくのが仕事です。
あつ(熱)なし、ぬるなし、頃加減で上燗屋でございます。

いつものように「ほほぉ、こんな噺もあるんや」と興味をもっていただき、プロの話芸へ手を伸ばしていただければ幸いです。
大阪在住の皆さんには、ぜひ天満繁昌亭へ足をお運びいただき、プロの「ちりとてちん」をご覧いただければ結構かと存じます。

まずはごゆるりと、お付き合いくださいませ。

アクセスはこちらまで!

http://www.nc-kyo.com/

☆ ご覧の際に ☆
アクセスしてしばらく、何も映らない黒い画面が表示されることがありますが、しばらくすると音声と映像が流れますので、そのままお待ちください。

あり得ること

2007年06月18日 | ニュースから
バイト経験者、年金入力ミス認める 「自分のせいでは」(朝日新聞) - goo ニュース


かつて社会保険事務所で年金記録の入力作業のアルバイトを経験した男性が、社会保険庁の年金記録問題が報道されるたびに、自分の作業のせいだと心が痛むという。
バイトの内容は、個人のデータをコンピューターに入力するために書き写す重要な作業。
しかし、その実態はずさんだったとのことだが、十分に考えられる話である。

誰も本当にコトの重要性に気付いていなかっただろう。
何よりもデータを扱っている職員達は公務員であり、自身の身分や保証はしっかり守られていて、仕事で扱っているデータは赤の他人のもので全く自分には関係のないもの。
こういったデータを扱う作業について、組合は労働強化につながらないよう、徹底的に締め上げた。
チンタラチンタラ作業に携わっていたであろうことは想像に難くない。

高校時代、正月に郵便局のバイトを経験したが、局内で働く職員の態度の悪さに、驚いたものだった。
もちろん、マジメにコツコツ働いている人がほとんどだった。
特に配達業務に携わっている方々は、やはり直接配達先の住民達との接点が生まれることもあるからだろう。
高い使命感を持って任務にあたっていた。
しかし、配達先を仕分けしたり、あるいは何を仕事としてやっているのかよく分からない、内勤事務の職員達の態度には、高校生ながら首を傾げたくなることが多かった。
今なら即刻セクハラで訴えられるようなムダ口をたたいて笑いあっている連中や、勤務時間内にも関わらず囲碁に興じている職員と、その対局を見ている職員。
自分の父親が仕事で苦労していたのを知っていただけに、やりきれない思いがしたこともあった。

今回の記事、さもありなんという感じで、別段驚くに値しない内容ではあるが、ムシズが走る話ではある。


顧みますれば… by 紫亭京太郎

2007年06月18日 | よもやま
本業の方で、最近とある企業のホームページの制作に携わっている。
そのサイトには社長さんの挨拶があるのだが、そこにあった言葉「顧みますれば」。
ふと、自分についても顧みてみた…

忙しい仕事の気分転換に、映画についていろいろ書いたり話したりするスキルを身につけるという、CBカレッジの「シネマコミュニケーター」育成講座を受講した。
そのCBカレッジがスポンサーとなっていたラジオ番組「シネコミ倶楽部」(ラジオ関西)に出たのが、ことの始まり。

講座を無事(?)卒業し、シネマコミュニケーター仲間とこの番組に時折り出演したり、ショートムービーフェスティバル運営のお手伝いをするなどの活動を続けて2年ほど経ったある日。
某有名放送作家の先生が、ご自身が企画構成をしているインターネットテレビ番組で、映画についてしゃべれる人間を募集すると説明会を開かれた。
関西のバラエティ番組ではいつも企画や構成に名を連ねておられて知っていたその先生に会うだけでも値打ちがあると、説明会に参加。
その場で番組「88 Yellow Night!!」(ネットチャンネルKYO)への出演が決まったのは、本当にラッキーだった。

他のシネマコミュニケーター達と代わる代わる出演して三ヶ月ほど経ったある日、作家先生が「レギュラーを4人に絞る」と宣告。
運よく、そのレギュラーに滑り込むことができた♪
それからは、4人でやりくりしながら月に1~2回出演してきた。

1年近くが経ったある日、ネットチャンネルKYOのキャスター・KAORIさんから、同じKYOチャンネルで落語番組を計画している人がいるので会ってみないかと打診がきた。
元来、映画よりも詳しく、大好きな落語のこと。
喜んでそのプロデューサー・白川氏とお会いしたところ意気投合(のはず)!
まずは氏が既に企画・制作・出演していた番組「K&M TIME」にゲスト出演させてもらった後、落語番組「落語Kタイム」の制作に参画した。
制作に参画といっても、自分が出演するということであるが。

そんな活動の一方、ラジオ番組「シネコミ倶楽部」の打ち切りが決定。
しかし、せっかくシネマコミュニケーターとしての活動の場を、なんとか維持できないものかと、MCタレントでもあるいどのうえさんが音頭を取り、放送局のラジオ関西に働きかけ、賛同する有志と共に、同じ時間枠での番組を立ち上げることとなり、自分もメンバーに加わった。
こうして有志で資金を出し合い、これまでと同じくラジオ関西「KOBEキネマナイト」がスタート。
どうにかこうにか、メンバーの個性を活かしながらの、新しい映画番組を続けることができた。

インターネットテレビの落語番組「落語Kタイム」をやりだしてから二ヶ月ほど経ったある日。
シネマコミュニケーター仲間の中川幸順さんが、地元のコミュニティFM放送に営業をかけるので、企画を作れないかと持ちかけてきた。
簡単な企画書をまとめて提出したところOKが出たので、放送局のプロデューサー・富永氏と打ち合わせしたところ、比較的スムーズに話が進み、翌週から番組「Theがってんシネマ」をスタートさせた。

こうして結局、AMラジオ番組1本、コミュニティFMラジオ番組1本、ネットテレビ番組2本のレギュラーを持つことができた。
気が付けば、かつて自分がやりたいなぁ…と漠然と、またミーハー的に憧れていた世界に踏み込んでいる。

寝ていてもチャンスはやって来ない。
起きていても、ただじっと待っているだけでも波は起きない。
自ら動けば波が起きる。
起こした波に乗り続けていれば、また新たな波が来る。
新たな波を見逃さず、とりあえずでもいいから、来た波に乗ってみる。
この繰り返しは、必ず人生を楽しくする。
日々忙しく、ヒーヒー言いながらも、とても楽しい♪

そして、自分の中で起こした波は、波紋となって広がるのだろうか。
様々な人と出会え、出会いを通じてこれまでの生活ではとうてい窺い知ることのできなかった世界を見聞きすることができた。
また、出会いを得ただけでなく、それらの出会いによって助けられ、支えられてきた。
なんと有り難いことであろうか。
人は、決して一人で生きているのではないということに、改めて深く思い知ると共に、全ての人に感謝せずにはいられない。

嗚呼、素晴らしき哉、人生!