面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

結局、今日は

2007年06月17日 | 野球
延長12回、0対0引き分け。
投手陣は、よくぞ抑えきってくれた!という今年の苦悩を象徴するかのような試合。

昨日の9回9安打9点はどこへやら。
出たヒットは12回を通して散発4安打という貧打線。
確かにマリーンズの成瀬も力投した。
にしても…である。

先発メンバーを見て驚いた。
昨日も1番に入って本塁打を打ち、目下売出し中の庄田がスタメンを外れ、代わって1番に入ったのは桜井。
確かに打撃も好調で、昨日の「怒涛の9回」でもタイムリーをかました桜井を、いきなり持ってくるというテもあるが、ラッキーボーイになる可能性があると見ている(あくまで私見であるが)庄田を外すのはどうか…
テレビ中継を見ていて知ったのだが、桜井は昨年のファーム選手権で成瀬から2打席連続本塁打をかましていたとのこと。
先発・成瀬を読みきってのことだったようで、9回にようやくヒットを打ったものの、結局機能せず。
しかし成瀬は、左腕ではあるが、実は左打者の方が少々苦手(これもテレビからのデータ)。
解説していた江夏の見立てによれば、成瀬は左打者に対したとき、インコースをうまく攻めきれない様子が見て取れ、そのために外角のコントロールも甘くなり、したがって右打者と対したときとは違い、コーナーの使い分けに苦労しているとのこと。
であれば、昨日も本塁打を打っている好調・庄田を、敢えてスタメンから外してしまうことはなかったのではないか。
タイガーススコアラー陣及び首脳陣の情報収集力と分析力に、疑問を持たざるをえない。

それにしてもテレビで見ていて気になったのは、今岡のあまりに淡白なバッティング。
見るからに無造作に、手先でこねるような打撃に終始し、簡単に初球から凡フライを打ち上げてばかり。
10回の打席など、何を狙っているのかよくわからないまま、簡単そうなストライクをひっぱたくこともなく、最後はボール球の難しい低めの変化球をひっかけてショートゴロ。
何を考えているのかサッパリ分からないだけでなく、覇気も感じられないと、かつて野村監督に嫌われた今岡の“ダークサイド”だけが目立つ。
はっきりいって、今の今岡はチームに好影響を与えない。
解説の江夏や駒田が(どちらかが言ったか?)、難しいボールを難しく打とうとしている、キレイに(巧く)打とうとしている、ライト方向へ打とうとして手打ちになってしまい、しっかり打ち返せなくなっている、とコメントしていたが、素人目に見てもその解説には納得できる。
正田も広澤も、打撃コーチは何も言わないのか?
あるいは天才過ぎるゆえに言えないのか??
(なんで気兼ねせなならんねん)

今日は指名打者に矢野を入れていたが、左投手の成瀬ということであったなら、狩野でよかったのではないのか?
打つだけなら、今は狩野の方がまだ期待が持てる。
なにより、先に挙げた庄田、桜井、そして狩野の売出し中トリオのガムシャラさが、今のタイガースには何よりも必要。
金本にしても、昨日目の前で林が敬遠された悔しさはどこへやら。
今日もブリブリ振り回しては凡フライの山を築いた。
自分の一発で決めてやる!という意識に囚われてしまっていないか?

昨日の試合終了後、岡田監督は「劇的な勝ち方をした後は勝てていない」と、大逆転勝利の余韻や勢いを削ぐかのようなコメントを、ニコリともせずに報道陣に残した様子。
確かに今年はそんな展開ばかりで、ボヤキも理解できるが、せっかく勢いが出そうな勝ち方をしたのに、そんなマイナス発言では盛り上がることができない。
こんなとき、現平田ニ軍監督がいれば、ベンチのムードを乗せることができるのに。
と考えると、今年はもう去年のような奇跡的な追撃も期待できない…

3位に入れるか?


3位狙い

2007年06月17日 | 野球
昨日、怒濤の猛攻で大逆転勝利をおさめて迎えた今日の試合。
確に相手先発の成瀬も見事な投球ではあるが、全く昨日の勢いが感じられない。

中でも、今日も5番に座る今岡の、淡白なバッティングはどうだ。
試合で“バッティング練習”するなよ!と言いたくなる小手先で当てにいくような振り。

こら、アカンなぁ…
今後、必死で3位を取りにいってAクラス死守がやっとだろう。


明日に向かって打て!

2007年06月17日 | 野球
ロ7-11神(16日) 阪神が大逆転勝利(共同通信) - goo ニュース


昼間、携帯のタイガース公式ホームページで確認しただけで興奮モノの今日のロッテ戦。
スポーツニュースで9回表のタイガースの攻撃をみた。

ひっっっっっっっっっさしぶりに打線がつながって、あれよあれよと9安打9点。
ポイントは満塁で桜井に回ったこと。
今、一番頼りにできるところへ、よくぞ!

7対2で9回表を迎えた日にゃあ、リリーフ陣も気が緩んでいたことだろう。
金本からの3連打で満塁となったところで、守護神・小林が登板したが、心体ともに準備不足は否めまい。
いきなり迎えた桜井にタイムリーツーベースをかまされ、続くショートゴロをエラーされては、もう止められなかった。

次に登板した薮田もかわいそうというもの。
タイムリー3本で4点獲られて、ハイ!それま~で~よ♪(植木等風)

この流れ、明日日曜の初回に繋がなければ意味がない。
簡単に三者凡退0点で終わっては、元の木阿弥となるだろう。

明日の試合は今年の今後を占う、ターニングポイントである。