面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

嗚呼、若虎

2007年05月21日 | 野球
ブレーク中の林、狩野。
そしてブレークを期待させる中村泰広。
ようやく期待を持ってもいいのか?と思わせてくれた桜井。
今期、彼らがしっかりブレークしてくれれば、十分に勝機はある。

一方で赤松がとうとう2軍落ちした。
赤星が故障で倒れて巡ってきた大チャンスを全く活かせなかったのだから仕方が無い。
あれだけ先発でも使われながら1割2分の成績しか残せないのでは、いくら足のスペシャリストとして代走に重宝すると言っても、打てない打撃陣の中に置いておくわけにはいかない。

そして、正田コーチのコメントが、ものすごく気になっている。
正田コーチ曰く、打撃がまだ1軍レベルに無いというのが今回の2軍行きの表向きの理由ではあるが、もうひとつ、1軍の選手としての心構えがなっていないという。
全く打てずに終わった試合後も(そんな試合ばっかりだったが)フツウに遊びに行くのだとか。
何をか言わんや。

甲子園での試合後の打撃練習を欠かさない鳥谷をどう見ていたのか。
打撃センス抜群で、当然自分よりも打率のいい同じ若手野手が、試合後に室内練習場へと走っていく姿を見て、何も感じていなかったのならファッキン!である。
長期離脱の赤星の後を、なぜ奪い取ろうとしないのか!?
プロ失格。

悪しきタイガースの伝統を持つ選手はいらない。
ちょっと今年1軍にい続けたからといって、すっかりプロ野球選手として一人前の気分になっているようでは、この先も芽はない。
赤松には、今回の2軍落ちをしっかりと受け止め、これまでの自分をしっかり見つめ直して根性を入れ替えてもらいたいものである。


交流戦の前に

2007年05月21日 | 野球
火曜日から始まる交流戦を前にして、横浜に辛くも3タテを食らわすことに成功。
現時点では、最も望ましい形でシーズンの“前哨戦”を終えた。

久しぶりに見た野球中継であったが、今期初先発の中村泰広がナイスピッチ。
特にスライダーのキレは素晴らしいというより凄まじく、ベイ各打者のバットは面白いように空を切った。
圧巻は3回表の三者三振。
特に最後の金城への投球は、テレビで見ていても「少し高いんとちゃうかな…」という球。
しかし審判はストライクをコールし、打者金城は見逃し三振を喫する。
「高い高い!」と金城は抗議したが、受け入れられるはずもない。
今日の中村のスライダーがキレ、コントロールともに抜群だったからこその判定。
初回からコントロールがイマイチであれば、あの投球はおそらくボールと判定されていたことだろう。
思わず主審の手を上げさせる絶品のスライダーであった。

それにしても1対0という薄氷を踏む勝利。
得点圏にランナーを置いても返せない4番5番を、いつまで見せられるのか。
金本の存在と貢献度は評価するが、毎年毎年春先は調子悪い!というのは何とかならないものか。
最近もホームランは打っているというものの、ランナーを置いての効果的な一発を長らく見ていない。
そして5番の今岡も、相変らずの宇宙人ぶり。
今日は、唯一の得点につながるセンター前ヒットを打ったが、得点圏にランナーを置いて今岡に回ってきても、とてもチャンスに思えない。
(このセンター前ヒットは今岡にしかできない芸当なのが宇宙人たる所以である)

とりあえず今回の横浜3連戦は、去年までの対戦を思い起こさせるように3タテで終えることはできたが、今の打線では火・水のホークス戦は思いやられる。
いつも交流戦である程度の貯金を稼いでいるが、今年もここで貯金を稼げなければ、なんぼなんでも今期の優勝は覚束ない。
なんとかしてや。
シーツ・アニキ・今岡の敗戦要因クリーンアップの皆さんよ。
頼むで、しかし(横山やすし風)


「ゲゲゲの鬼太郎」

2007年05月21日 | 映画
大スポに「『ゲゲゲの鬼太郎』に本物の妖怪が映る!」というネタが載った。
なんでも、映画が始まって1時間11分11秒のシーンに妖怪が登場するのだとか。

そこで残業後にレイトショーを観に行った。
チラチラと時計を確認しながらの鑑賞。
ハッ!と気がついて腕時計を見ると、1時間15分経っていた。
全く気付かなかった…

て、「映画が始まって1時間11分11秒後」という1並びの数字というところが、いわゆる「都市伝説」的な話。
どこかの誰かが言い出して広まったか、あるいは映画関係者がワザと流したアド的な噂話か。
その他のシーンでも、人間の目と口が映っているとの話もあるそうだが、全編を通じて全く気がつかなかった。
まあ、このテの“お化け・幽霊”の映画には、こういった話がつきもの。
タクシーの運転手の首に笑う男の顔が映り込んでいる「サスペリア」以来の“伝統”でもあるか。

それにしても、人間の女の子に恋する鬼太郎は切な過ぎる。
目玉おやじが鬼太郎の様子がおかしいことに気付き、
「人間に恋をするな。人間とは必ず“別れ”が来る」
と諭すのには「なるほどー」と妙に納得した。
最終的に目玉オヤジは、妖怪モノワスレを人間界に遣わして相手の女の子の記憶から鬼太郎を抹消してしまい、鬼太郎の恋路を断つのだが、彼女に会いに行くも無視される鬼太郎の姿はもの悲しい…

原作はおろか、テレビアニメの鬼太郎とは全くの別物。
(なんせ鬼太郎に両目があるし)
しかし、妖怪役の役者陣は、かなりハマっている。
ねずみ男の大泉洋はそのままやし、YOUのろくろ首はエエ味だしてるし。

自分が観に行ったときは、女性同士とアベックだけ(野郎一人で観に来ている客なんて他にはいなかった)。
ウェンツのファンが観に行っているのだろうか。

ゲゲゲの鬼太郎
2007年/日本  監督:本木克英
原作:水木しげる
出演:ウエンツ瑛士、井上真央、田中麗奈、大泉洋、間寛平、室井滋