面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

「ロッキー・ザ・ファイナル」

2007年05月01日 | 映画
ご存知シルベスター・スタローンの当たり役ロッキーの最終話である(はず)。

前作から16年も経っていたとは知らなかった。
ぶっちゃけた話、ロッキーを劇場で観たことがなかった。
だいたいロッキーシリーズ自体、第1作の「ロッキー」をテレビで観ただけ。
2作目以降のシリーズは、実はテレビでさえも観ていない。
基本的に格闘技系の映画にあまり興味が無いし、シルベスター・スタローンも好きな俳優でもない(ファンの皆さんには申し訳ないのだが、どちらかと言うと暑苦しくて嫌いな部類に入る)。
しかし、世界中に多くのファンを獲得し、彼・彼女らを魅了してきたシリーズの、復活編であり最終回でもある本作に敬意を表する意味を込めて、今回は観ておこうと思っていた。

1日に4本の映画をハシゴした最後に観るには丁度イイ、実に単純明快なストーリーにして潔い仕上がりの、非常に“後口”の良い作品だった。
随所に「ロッキー」の“名場面”が引用されていて、ファンにはたまらんのだろうなぁと思いつつも生卵をイッキ飲みするシーンとフィラデルフィア美術館前でのガッツポーズには、ノスタルジックなキモチにさせられた。
その一方で、「ロッキー」のシーンをフラッシュバックさせつつ、仲間のポーリーに過去に浸るロッキーをこき下ろすセリフを言わせるところは面白い。

途中の説教臭いシーン(息子に対して説教するのだから当り前だが)で退屈したり、ロッキーが自ら経営するレストランで客に対するサービスとして過去の試合を語って聞かせるシーンに侘しさを感じたり、はたまた現役の若きチャンピオンとの対戦で相手に本物のボクシングを気付かせたり。
やはりロッキーも歳を取ったものよ…と感嘆せずにはいられないところは、何となく痛々しさを感じた。

しかし、年老いたヒーローの役割(とでも言えばいいだろうか、そういうもの)を、物語の中に巧く織り込み、嫌味の無い仕上がりになっている。
現役チャンピオンとのエキシビジョンゲームを戦うラストシーンは、かつて一世を風靡したロッキー・バルボアというヒーローの引き際に相応しく清々しい。
正真正銘のファイナルとして、過去のシリーズにも輝きを与える“行儀の良い”作品。

スタローンて、案外イイヤツなのかも。
(…これで続編を作ったら大悪人だ)


ロッキー・ザ・ファイナル
2006年/アメリカ  監督:シルヴェスター・スタローン
出演:シルヴェスター・スタローン、バート・ヤング、アントニオ・ターヴァー、ジェラルディン・ヒューズ、マイロ・ヴィンティミリア、トニー・バートン

マクド

2007年05月01日 | シゴのセカイ
泣く子も黙るハンバーガーショップ最大手マクドナルドの大阪における呼び名であるが、今や大阪においても死語と化していることが先日判明した。

紫亭京太郎とともにシネマコミュニケーター仲間と打ち合わせのための店を探していたとき、京太郎が
「マクドでもええし」
と言ったところ、
「えっ?マクド?」
と聞き返されて驚いた。
なんと!東京ナイズされて「マック」と呼ぶらしい!!
君ら外人か!というツッコミは、既に“大オッサン”の域に達しているようであった。

30代前半以降の世代には「マック」となっているようだが、「いや、そんなことおまへんで」というご意見があれば伺いたいものである。
(「…おまへんで」という言い方自体が死語であるが)


妖艶な妻役が似合う女優

2007年05月01日 | ニュースから
妖艶な妻役が似合う女優ランキング - goo ランキング


「妖艶な妻役が似合う女優」という、日常生活において何ら役に立たない、どうでもいいランキングだが、なかなか面白そうと見てみた。
ランキングから選ぶとすれば、高島礼子、鈴木京香あたりか…
それ以外の女優はいまいちピンとこない。
個人的には、女優ではないが、藤あや子は相当イイ感じだと思うのだが。