面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

「ゲゲゲの鬼太郎」

2007年05月21日 | 映画
大スポに「『ゲゲゲの鬼太郎』に本物の妖怪が映る!」というネタが載った。
なんでも、映画が始まって1時間11分11秒のシーンに妖怪が登場するのだとか。

そこで残業後にレイトショーを観に行った。
チラチラと時計を確認しながらの鑑賞。
ハッ!と気がついて腕時計を見ると、1時間15分経っていた。
全く気付かなかった…

て、「映画が始まって1時間11分11秒後」という1並びの数字というところが、いわゆる「都市伝説」的な話。
どこかの誰かが言い出して広まったか、あるいは映画関係者がワザと流したアド的な噂話か。
その他のシーンでも、人間の目と口が映っているとの話もあるそうだが、全編を通じて全く気がつかなかった。
まあ、このテの“お化け・幽霊”の映画には、こういった話がつきもの。
タクシーの運転手の首に笑う男の顔が映り込んでいる「サスペリア」以来の“伝統”でもあるか。

それにしても、人間の女の子に恋する鬼太郎は切な過ぎる。
目玉おやじが鬼太郎の様子がおかしいことに気付き、
「人間に恋をするな。人間とは必ず“別れ”が来る」
と諭すのには「なるほどー」と妙に納得した。
最終的に目玉オヤジは、妖怪モノワスレを人間界に遣わして相手の女の子の記憶から鬼太郎を抹消してしまい、鬼太郎の恋路を断つのだが、彼女に会いに行くも無視される鬼太郎の姿はもの悲しい…

原作はおろか、テレビアニメの鬼太郎とは全くの別物。
(なんせ鬼太郎に両目があるし)
しかし、妖怪役の役者陣は、かなりハマっている。
ねずみ男の大泉洋はそのままやし、YOUのろくろ首はエエ味だしてるし。

自分が観に行ったときは、女性同士とアベックだけ(野郎一人で観に来ている客なんて他にはいなかった)。
ウェンツのファンが観に行っているのだろうか。

ゲゲゲの鬼太郎
2007年/日本  監督:本木克英
原作:水木しげる
出演:ウエンツ瑛士、井上真央、田中麗奈、大泉洋、間寛平、室井滋


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