面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

「寿限無」in落語Kタイム by紫亭京太郎

2007年02月12日 | 落語
2月12日(月)22時 (翌13日(火)10時再放送)
インターネットテレビ net channel KYO
「落語Kタイム」

二週続けて「時うどん」という暴挙企画の次は、もう2年前になりますか、子供達の間で流行った(らしいですね)「寿限無」。

「じゅげむじゅげむごこうのすーりきれー…」という節を耳にしたことはあっても、噺の全体を聞いたことが無いという方が案外いらっしゃいます。
「あー、そんな噺やったんか」
と思っていただければ結構でございますが、この噺、あまり高座にはかかりません。
自分も、桂春団治一門のものしか聞いたことがありません。
なぜならば…まずは一度お聞きいただいてから、ご判断いただくことにいたしましょう。
芸の稚拙は横に置いておいて、噺の内容についてご考察いただければ幸いです。

なお、落語速記本や解説の文章では、たいがい江戸バージョンで紹介されているのですが、今回お目にかけますのは当然ながら上方バージョンでございます。
いろいろ事前に調べますと、どうも春団治師の型、誤りがあるように思えてなりません。
そして師匠に教わる春団治一門の皆さんの型も、そのまんま誤りらしき点を踏襲しており、それが結果的に江戸と上方の演出の違いの一部となっていたりします。
この噺はもともと江戸落語だったものを上方に移植したのかもしれません。

なにはともあれ、タイトルは有名なお噺を一席、ごゆるりとお付き合いくださいますよう、よろしくお願い申しあげます♪

アクセスはこちらまで

http://www.nc-kyo.com/

☆ ご覧の際に ☆
アクセスしてしばらく、何も映らない黒い画面が表示されることがありますが、しばらくすると音声と映像が流れますので、そのままお待ちください。

素面男子

2007年02月12日 | ニュースから
U35男子マーケティング図鑑 第19回 素面男子~なぜ「飲む、打つ、買う」?意味わからないです  [2/2](日経ビジネスオンライン) - goo ニュース

「素面男子」という言葉があることを初めて知った。
だいたい、「しらふ」の漢字が「素面」であることも、初めて知った!
なので最初「そうめんだんし」と読んでしまい、記事にあるような男が何故そうめんと言うのか全く分からなかった。
ちなみに「そうめん」は「素麺」やしね。

それはともかく、文章に出てくる“男子”のキモチはよく分かる。
自分の年齢はとっくの昔にその年代を超えているが、近い感覚を持っているとは思う。
甘党であるし、のべつまくなしに上司や先輩連中と飲みに行くのも好きではない。
(だから「一派活動」と称して上司からの“覚えめでたさ”をキープするような行動はとらない)
安い居酒屋に行きながら結局飲み代がかさんでそこそこの料金を払うくらいなら、気の合う仲間で少々高くついても美味いイタメシ屋に集まってわいわい話をする方がいい。

しかし同時に、彼らに疎まれる先輩・上司連中の感覚も分かる。
これは歳食ってきたからでもあるのだろうが、後輩連れて飲みに行くのは結構好きではある。
そしてそんなときは、あれやこれやと自慢話を聞かせまくってるように思う。
しかも病気自慢だったりするときもあって、全くもってオヤジ全開だ。

まあ、昔から「素面男子」なヤツはいたし、若いヤツにも我々より上の世代と同じノリのヤツもいる。
その世代を全てそんな人格だと一括りにして見切ってしまい、コミュニケーションを取ろうともしないことが問題であり、人生を狭くするということだ。
この真理は不変のものだと思う。
「イマドキの若いヤツらは…」
とは、洋の東西、時代を問わず、人類にとって普遍的な言葉である。
そう言いながら、たまにはお互い、うだうだ話をしましょうや。


女優の自殺連鎖

2007年02月12日 | ニュースから
韓国女優ダビンさん恋人宅で自殺(日刊スポーツ) - goo ニュース


こないだも同様の事件があったばかりの韓国で、またしても女優が彼氏の部屋で自殺した。
このテの話を聞くにつけ、連想されるのはマッチの部屋で自殺を図った明菜のことだ。
あれは未遂であったが、韓国の2件はどっちも亡くなってしまっている。
また、韓国の方は彼氏との交際のもつれといった原因では無さそうなところも、マッチの一件とは一線を画している。

この女優二人の彼氏、芸能界に全くノータッチの一般人だったとしたら、これがもとでゴシップジャーナリズムの攻勢を受けたりすることになったりするのはたまらんやろな。
語弊を承知で言うが、なんでそんなところで自殺したりするのかな。
大事な人に発見してもらいたい、という心理だろうか…?

それで思い出したのは、藤あや子の凄まじい過去だ。
自分の部屋で首吊り自殺した恋人を、新しい恋人と二人で降ろしたってぇ事件があったが、それでも気丈に歌い続け、紅白にも出場し、華やかな舞台から妖艶なオーラを放つ姿は、芸人として見上げた精神力であり、賞賛に値する。

なにはともあれ、合掌。


野戦病院④

2007年02月12日 | よもやま
いくらノドに麻酔がかかっているとは言え、胃カメラのチューブは想像以上に太く、ノドに突っ込まれると思わずえずいた。
しかし!そこはそれ。
断末魔の叫びをあげている他の連中とは一線を画して声(音?)には出さない。
「はい、一度飲み込んでみてくださいねー」
と言いながら、先生は更にノドの奥深くへと、チューブを突っ込んでくる。
おえっ!とえずきながらも、結構奥へとチューブが進んでいる感覚がわかる。
キモチ悪ー。

胃の入口をカメラが通過していくのをモニターで見た。
意外と余裕があり、モニターに映し出される自分の体内映像を見ることができた。
しかし、あまりキモチのいいものではない。

更にぐいぐいチューブを突っ込まれる。
「一旦、十二指腸までカメラを入れて見てみますねー」
とのことで、今度は胃の出口を通過するところも見た。
おかげさんで、十二指腸には全く異変は無い。
「はい、何もありませんねー、キレイなもんです」
と先生はナゼかご機嫌そうな声(に聞こえただけか?)。
「それでは抜いていきますよー、はいチカラ抜いてくださいねー」
とのかけ声と共に、腹の中を今度は口の方へ向かってチューブが動いていくのがわかる。
さっき「胃の出口」として画面で見せてもらったところをチューブが擦れているような感覚。
うぅぅぅキショク悪い…て、チューブで粘膜に傷がつかへんのか!?と妙な心配が起きたりする。

カメラは再び胃の中へと戻ってきた。
人間ドックのレントゲンで傷が写ったとこらへんの映像が画面に現れるが、なにやら白い泡状の液体が覆っていて胃壁が見えない。
「胃液がたまってますから、流しますねー」
チューブの先から水が出て、胃壁を洗うらしい。
胃の中にヒヤッとした感覚がしたかと思うと、モニター画面では水に流されて胃液がなくなった。
「うーん、何にもありませんねー。おかしいな」
いや、何も無いんやったらエエやん!
レントゲンに写ってた影がおかしいんやって。
「このあたりに潰瘍状のものがあるということやったんですけど、もう少しよく見せてくださいねー」
と胃の中をカメラがうねうね動き回る。
(ように感じたのさっ!あーキショク悪っ)

「何にもありませんね。キレイなもんです。ハイ、そしたら抜いていきますねー」
徐々にチューブが上へ上へと上がってくるのが、食道の感覚でわかる。
ズルっ、ズルッ、ズルッ…
「はい、お疲れさんでしたー、検査終了ですー」
終始妙に明るい調子の検査技師先生である。
確かに、陰々滅々と検査されては気分的に落ち込む一方であり、通るもんも通らなくなるので、そんなトーンがいいわな。

今回の検査で、何となく胃カメラを飲むコツがわかった。
チカラの抜き加減もわかった。
妙に力んで体にチカラが入っていると、食道や胃の入口出口にチューブがひっかかる感じがする。
カラダから不要なチカラを抜くには、チューブが通っていることから意識を逸らせることが肝心だ。
そのためには、唾がたまってきても決して飲み込まないこと。
口からダラダラ垂れ流し状態にしておくこともコツの一つだ。
よだれが溜まってくるとつい飲み込もうとしてしまうが、「ゴクッ」とやった瞬間に食道が収縮し、チューブが通っている感覚が広がり、今度は「おえっ!」とえずいてチューブを吐き出そうとする本能のスイッチが入る。
これが苦痛の最も大きな要因なので、とにかくノドにチューブがあることを忘れ去ってしまうに限る。
そして、自分の体内映像に意識を集中することだ。

妙な薀蓄を垂れてしまったが、なんやかんや言うて、とにかくもう二度と飲みたくない。
それだけ。