きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

東電が“うそ”の報告をしていた。

2011-05-27 18:20:23 | Weblog
東電が“うそ”の報告をしていた。        (2011.05.27)

東電の第1原発の事故で、メルトダウンの原因は冷却水の注入を停止していた事が報告され、誰が注入中止を命じたのかが、問題となり国会でも菅総理が中断を指示したと見て追及する野党に対し、菅総理は「注入開始の報告が無いものを『やめろ』と言うはずがない」と否定している。だが、3月12日午後3時20分ごろ東電から「準備が整い次第海水を注入する」と経済産業省原子力安全・保安院にFAXで伝えていたことが25日に判明した。

また、12日の午前の会議で、安全委員会の斑目春樹委員長は格納容器内での水素発生の影響を懸念する首相にたいして「爆発は起こらない」と助言していた。ところが、水素は屋内に漏れており、午後3時36分に爆発が起こったのである。

以上の経過の中で、海水中断が、事故に対する、重大原因であると言う事で、野党は菅総理の指示が原因だと決めつけゴタゴタしたが、今朝の朝刊で、一転海水の「中断はなかった」と言う事が東電から発表された。
原因は、現場を担当している、吉田昌郎所長が東電本店から注入中止命令を、無視して注入を継続していたもので、所長の判断では、海水注入の停止は、事故を更に悪化すると言う個人的判断からで、報告では中断と報告していたが、その後、IAEA(国際原子力機関)の聞き取り調査に対して、所長から真実が語れたということである。

結果としては、海水でも注入を継続して居たことの方が正しい対応であったが、実際では、東電本社の判断で一旦は注入停止を決めたことに、大変大きなミスと言っても過言ではない事実が存在する、またその責任を、菅総理に転嫁しようとする、東電や安全委員の行動は将に「人災」と言われる事故そのものに繋がっている。

そして、更に2号機3号機でも炉心のメルトダウンが早期の初期段階から起こっている事が明らかになったことは、国際的にも大きな信頼を失う事に繋がる事になる。

政府はもはや、信頼できない東電相手に真相は究明できないと、「事故調査・検証委員会」の設置を決定し、委員長に「失敗学」の提唱者として有名な畑村洋太郎(東大名誉教授)の起用を決め、年内中に方向をまとめる様である。
(えびなたろう)



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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2011-05-27 23:03:47
どんな論理だよ。
菅に責任転嫁じゃなくて菅は最終的に責任取る立場だろ。
民主党員さんの論理が正しいなら菅が原発に視察に行った事は越権行為になるだろ。

マジで都合よく解釈して擁護するな。感心しちゃうわ。
こんな頭のおかしい支持者が支えてるから菅政権って信じられんぐらい無能なんだろな。
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