きまぐれ発言

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首相カナダと国連総会に出発

2013-09-24 11:47:49 | Weblog
首相カナダと国連総会に出発     (2013-09.24.)

安倍首相は、カナダと国連総会に出席する為に23日夕方、政府専用機で羽田空港を昭恵夫人と共に出発した。

今回の目的は先ず、カナダ・オタワでは、ハーパー首相と会談を行い、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉での連携を確認すると共に、カナダ産のシェールガスの輸入に付いての合意を求める見通しである。

その後はアメリカへ向かいニューヨークの滞在を4日間とする長旅で、その間国連総会での出席は無論、各所で演説する事を重視するようである。

安倍氏は今回首相として国連出席へは初めてで、平成18年の第1次安倍内閣では、首相指名と組閣の日程が重なり、出席できなかった。従って敢えて今回は長期滞在の計画を立案した様である。

首相は今回出発前の羽田での記者会見で、「国連総会での演説を通じて、国際社会における日本の存在感をしっかりとアピールしてきたい。特に、シリア問題への貢献、21世紀の女性の役割の重要性に焦点を当て、日本政府の女性重視の姿勢を世界に向けて発信したい」と語った。

また、首相の長期滞在にもそれなりの理由がある。中国や韓国が尖閣諸島や慰安婦問題、さらには集団的自衛権行使などをめぐり世界中に「右傾化した安倍政権」との批判を展開しているが。政府筋は「『右傾化』と言う偏見をいい意味で裏切る旅にしたい」と今回の訪問の意義を強調している。

首相は、27日に予定している国連での演説で半分以上を「女性と人権」をテーマに充て、紛争下の性犯罪など具体例を挙げながら改善を訴える。最近は韓国の市民団体が米国内で慰安婦象を相次ぎ建立している事も念頭に「過去の負のイメージばかり背負わされるのではなく、安倍政権が未来志向で地球規模の女性問題に取り組む姿勢を訴える」と言っている。

「保険と開発」をテーマに2015年以降の世界目標を探る日本主権のイベントにも出席する。また、世界的に評価の高い英医学誌「ランセット」に寄稿、国民皆保険制度のノウハウを海外に提供するなど、国際保健外交を積極的に進める意向を示している。

一方、一般討論演説では、昨年の総会で日中韓が激論を交わした尖閣問題には直接触れず、「法の支配」の重要性を短く説くのみにとどめる、との程度にしたいと言っている。
(えびなたろう)


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