きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

事業仕分けの現場を傍聴して 

2009-11-13 11:38:11 | Weblog
事業仕分けの現場を傍聴して        (009.11.13.)

昨日新宿で同窓会が午後からあるので、午前中だけでも事業仕分けの現場を傍聴したいと朝食を済ませたあと直ちに東京の国立印刷局市谷センターに向かった。

昨日が第1日目だったが、悪天候だったので行くのを止めたのだが其れでも相当な混雑振りが報道されていたから、今日は相当な混雑を予想して出かける事にした。

現場に着いたのは、10時ごろだったが、予想した程ではなく、本日の事業仕分け項目の資料と、会議のやり取りが聞ける、イヤホーンを受け取り中へ入る。

会場は三つのワーキンググループ(国土交通省関係;第1WG、厚生労働省関係;第2WG、農林水産省関係;第3WG)に分かれてやっており、入り口はマスコミや項目別省庁関係の事務官、それに傍聴者と、中々中に入れなかったが、丁度一項目が終わったところで、説明者の入れ替わりのチャンスに傍聴席まで入る事が出来た。

私は、第1WGの2番目の項目「民間都市開発推進機構」から傍聴した、内容の細かいところまではあまり良くわからないが、やり取りを聴いていると、全てが、「ああ言えば」「こう言う」式に、流石に官僚の答弁は、上手く反論につなげて、必要性を強調する。
また質問する側も、それに負けず劣らず、質問する様は、検察並みの鋭いものがあった。

3番目の項目は「直轄国道の維持管理」の問題で、遣り方によっては経費の節減に繋がる話題が多く、清掃回数の増減や、遣り方、入札の仕方等々で経費の削減が可能なところである。
また、路面下の空洞調査の問題も道路保全技術センターが受託しているが、報告書に誤りがあったり、実質的な調査能力に疑問がある所が指摘されている。

午前中だけの傍聴ではあったが、私の感じたところでは、国家の財源を使う立場の官僚には、有効に使用するとか、節減に励むと言う感覚が全く見られない様に思われる。そして、赤字の事業であっても給料は100%取っており、補助金も得ており、金の使い方に国民の意識と相当なずれを感じるところである。

この事業仕分けは、まだまだ、全予算のほんの一部分であるから、今後も此れを続け、官僚の税金に対する、感覚の違いから、考え直して貰わないと駄目だと思います。

短時間で、判定し、暴挙だと言う人も居るようですが、極端な話、ゼロでも良いようなものでも、ある程度予算が付けられれば、その予算で、何処まで遣れるか、アイデアーと工夫を凝らして、120%の事業を行えるようにすると言う気概は全く官僚には見られません。

この考えの格差がある以上、「事業しわけ」作業を当分続けて、その実態を見ながら緩急を変えれば良いので、最初から、暴挙だと手を緩めるようでは、財源はいくら有っても、“不足”と言うに決まっています。
此れが、政権交代による真価で、今まで、自民党政権が遣ってきた、無作為振りが“いや!”と言うほどよく判ります。
(えびなたろう)


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1 コメント

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夢も希望もない (馬鹿まるこ姫)
2009-11-13 21:31:17
次世代スーパーコンピューターが事業仕分けで見送られるようでは、夢も希望もない。
蓮舫のような科学技術に無知で、日本の将来に無関心な人物が仕分け人では、致し方ないこと。
毎年2.5兆円の税金を使う高速道路無料化は、無駄な予算であるから、事業仕分けによって廃止してもらいたい。
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