きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

中国と言う不思議な国

2013-02-15 14:47:32 | Weblog
中国と言う不思議な国        (2013-02.15.)

中国は共産党と言う一党独裁の国である。従って共産党員によって国の政治が全て行われている。その辺が自由主義の国、日本と違うところで、政治を行う政治家は全てが共産党員ばかりで共産党が一党独裁の体制の中で、村長も町長も市長も、更には県知事や大臣、首相なども決め、国民をまじえた総選挙などは一切ありません。

従って、行政を司る、党員間には大きな絶対的権力がもたらされ、その上位組織の役職に付けば一般国民からは考えられない様な、金銭的賄賂が付き纏う事が常識になって居る。
そして、其れを取りしまる側にも賄賂攻勢が行き渡っているから、摘発事態が表面に出てこない状態になって居る。

中国で、薄熙来(はくきらい)と言う商務部長(大臣クラス)まで遣った人が、仲間の権力闘争がらみから、汚職の実態をバラし、本来ならば党中央の政治局員(国の最高委員)候補であったが、権力闘争の結果、負け組に落ちてしまったと言う。

この一件で目下中国国内は党員の汚職が厳重に調査される様だが、永年に渡って、汚された汚職の実態は、もはや常態化され、共産党中央幹部にも及ぶ事が想定されるので、むしろ全員が隠蔽に躍起になって居る様である。そして、切羽詰まれば、国外へ逃避するのが常態化しているのである。

一時、温家宝首相の一家も、拾数億円に及ぶ賄賂が、ニューヨクタイムズに報道されたが、あまりにも問題が大きく、影響も大きいので、その後の報道は無いが、中国の今の体制では、汚職浄化の問題は、中々消えないのではないでしょうか。
其れで無くとも国内では、色んな問題が山積し、毎年、万単位の不満・不平事件が出ていると言われている。

今年は政権が新しく変わる年で、定期的に政権の変わる制度は大変良いと思われるが、それだけに其れに絡む権力闘争の醜さが、表面に現れる。少なくとも、大統領制度の如く、国民投票で選べるようにすれば、少しおは民意を反映した政治体質になり、国民の不満も少なくなるのではないでしょうか。

そして、最早中国は、経済的にも世界第2位の経済大国に成ったのだから、もっと先進国のモラールを守るようにしなければ、世界の笑いものに成ってしまいます。
偽物作りや、物まね商品を恥ずかしくも無く、売っている事自体、国の恥で有る事を政府自身が防止に努めねばなりません。現在は、取り敢えず大気の汚染状況を自制し、周辺国に迷惑の掛からぬ様、対策を取る事に努力するべきではないでしょうか。
(えびなたろう)


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