きまぐれ発言

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ダブリン会議で

2008-05-20 12:03:25 | Weblog
ダブリン会議で     (008.05.20.)

クラスター爆弾について、昨年2月国際会議が開かれ、対人地雷と同じく非人道的な爆弾だという事から、「全面禁止」叫ばれていた。
しかし、昨年の会議では大国である、アメリカ・ロシア・中国などが禁止条約に消極的姿勢を示した。
其れに対し、条約に積極的なノールエー・カナダ・デンマーク・ベルギー・メキシコなど中堅国が禁止を提唱したが結論が出なかったので、08年度中には条例制定を目指すと言う「オスロ宣言を」出して各国が署名して終わっている。
しかし、此の宣言に参加しなかった国が3カ国あって、それが日本・ポーランド・ルーマニアである。

此の会議には日本は一番多い代表団を送っていながら、この非人道的な爆弾に対する国の判断がバラバラで、不勉強なためにチャントした表明も出来ないままであった。

今年は、アイルランドのダブリンで、今日(19日)から「オスロプロセス」の最終会議が開かれる。
今の所、「全面禁止」か「部分禁止」かで対立している、「部分禁止」とは不発の確立の多い古いタイプの爆弾は禁止し、最新型の物は不発率が低いから容認すると言う物である。

今の所日本の態度は、旧型のクラスター爆弾を大量に(148億円分)保有しているから、
防衛相としては旧型を破棄する事に躊躇しているようだし、アメリカからの圧力にも気を使っている様である。
しかし、一方では国会議員による超党派議員連盟を結成して、禁止に向けての動きもある。

日本は「平和国家」を表明している国である、従って攻撃型兵器である「クラスター爆弾」は、他国に進んで、「全面禁止」を謳うべきである。此れを躊躇している様では、他国から疑いの目で見られるのも当然である。
(えびなたろう)


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