きまぐれ発言

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問責決議を無視する与党

2008-06-12 12:09:58 | Weblog
問責決議を無視する与党     (008.06.12.)

福田首相に対する問責決議が昨日の参議院本会議で野党4党の賛成多数で可決された。
今までに首相が問責決議の可決を受けたことは無く史上初のことである。

野党は、問責決議を通じて早期の解散総選挙か、内閣総辞職を求めているが、本来問責決議に法的拘束力がない事から、福田首相は無視する構えを表明している。

しかし、議会の一院である参議院から首相に対する不信の決議が出されたことは、たとえ法的拘束力が無いからと言って、単に無視すると言う態度は、議会決議を意に介さぬと言うことで参議院を軽視するものである。

そして、与党は直ちに、その反対行動として、衆議院で、首相の信任決議案を出すと言っている、完全に与野党が、対立の状態に成ってしまった。

この様な状態を、マスコミは与野党夫々、政争の具として争っていると称しているが、私はそうは思わない、一昨年から続いている、安部・福田と続いた政権与党の無策・無能な政権運営に国民は“NO”の意思表示を出し続けたにも拘らず、其れを無視しつづけ、小泉政権時代に衆議院選で3分の2の勢力を得たことに胡坐をかき、強引とも言える数の力で、解散もせず今日まで押し通してきたのである。

福田政権の支持率も18%と言う低率でいながら、頭から、「絶対に解散は遣らない」と居座り続けている、更に国民から猛烈な不評を買っている後期高齢者医療保険問題も、小手先の見直し・手直しだけで何としても押し進めようとしている。

この様な実態の中で、問責決議が出されるのも当たり前の事で、出されなければ「野党は何をしているのか」と野党に国民の不満が当てられる事になるでしょう。

沖縄県議選挙でもはっきりと住民の意思は政権与党に背を向けています。
75歳を境に、強制的に「後期高齢者医療制度」に加入させられ、保険料は、なけなしの年金から、情け容赦なく天引きされる。
老人たちは、「姨捨山あつかいだ」「この世の中が嫌になった」と言っている。

「この世の中が嫌になった」と言っているのは老人ばかりではありません若い人たちも未来に生きる希望を失い「死にたい」「この世の中が嫌になった」「誰でも良いから殺したい」等々。

これ等はすべて政治が悪いのです。一方で、贅沢三昧、好き勝手に税金の無駄使が放置され、特別会計と言う、隠れた会計の支出が国民の目に触れないところで使われ、それから出る支出が金にまつわる政治の不祥事に殆どが繋がっている、この実態には手を付けないで、国民から取り立てる税金は情け容赦なく取り立てる。
この様な政府のやり方に対して、国民の信頼を受けられる筈があるでしょうか

今回の問責決議は、法的拘束力が有ろうが、無かろうが、百も承知で、参議院に提案し議決されたものであります。

小泉元総理から見れば「無意味な事だ!」と一蹴されてしまったが、この様な姿勢が全て現政権与党の姿勢を象徴している様に思います。
政権与党は、何時まで国の混乱を、無視、無関心を押し通すつもりなのでしょうか。
(えびなたろう)



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