きまぐれ発言

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石原さんに期待するもの

2012-11-16 06:22:24 | Weblog
石原さんに期待するもの         (2012.11.16.)

東京都の知事を4期に渡って務めた石原さん、けっこう理屈も言うが遣る事も遣ると言う実践力が、何よりも彼の信頼度を高めている。御年は80才と言う事で、体力的衰えも無いとは言ってもあるから大きな期待は持てないかも知れないが、我が国の政界に彼の様な政治家の存在は、必要ではないかと思う。

彼の言ってることは、やはり国を変え、日本人を変えなくてはいけないと言うっている。全く同感である、「維新の会」の橋下氏も日本の統治機構を変えなくてはいけないと言うっているが、其れも同じで、兎も角今まで遣って来たやり方を、変え、中央官僚の任せきり政治からの脱却を言って居るのだ。従って「生活が第一」の小沢新党とは全く次元の違いを感じる。マスコミは、何もわからず、小沢新党との連携があるとか、無いとか言って居るが、石原氏にしてみれば、次元が違い「全く連携するつもりはありません」と言っている。

文芸春秋の12月号に彼の「不退転の決意」と言うのが載っている。その中で彼は「14年間の東京都知事として、遣って来た改革を参考に是非とも国政で遣って見たい」と述べている。その一つが「会計制度の改革」であります。日本の官庁が採用している会計制度は「単式簿記」でバランスシートも財務諸表も存在しないと言う事で、現金以外の資産や負債の情報も解らず、この事業にどのくらいのコストが掛かるのかも分からないと言うお粗末さであると言う事です。

世界の先進国の中で、バランスシートが無い国は日本ぐらいなものだそうです。日本と同じ単式簿記を使って居るのは、北朝鮮・パプアニューギニア・フィリッピンでマレーシアはこのシステム変更に着手していると言う事です。この様に日本では事業の相対的コストが解らないから、無駄な事業がいつまでも継続される事や国民に説明責任を果たされないと言う事が常態になって居て、外部監査もありません、国の膨大な税金を使って居ながら、この様な事で健全な財政運営と言えるでしょうか。

石原氏は東京都知事に就任して先ず遣った事は、この財政運営を改革した事です。其の為に1億5000万円掛けて、新しい会計制度を作ったと言う事です。都と企業とでは資産評価の違いがあり大変苦労したそうです。しかしそのお蔭で、東京都は4年ぐらいで1兆1千億円の貯金が出来たと言っている。この様な改革を実践してきた人が国政で遣りたいと言っている事は、非常に期待を持たせる話ではないでしょうか。
その他、教育改革も、横田基地有効活用についても、憲法改正に付いても、彼は遣りたいことを国政で実行してみたいと言っている。石原氏の言う財政システムは「発生主義複式簿記」という物で、維新の会の橋下氏も同じ様なことを言って居る。是非ともこういう人に国の改革をお願いしたいものである。
(えびなたろう)


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