きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

「知る権利」と「秘密」

2013-12-13 11:13:16 | Weblog
「知る権利」と「秘密」      (2013-12.13.)

「○○に付いては何でしょうか?」との質問に「それは秘密で言えない」と言えば「何故秘密にするのか、国民にはそれを知る権利がある」、それに対し、「そう言われてもそれは国家の秘密で言えない」。・・・・・

此れは政府側と国民との会話である。国民には国の事に対しては、何でも知る権利が有り、最後まで、主張する事で、国家秘密に関しては、益々複雑化する傾向にあります。

しかし政府の答弁で、「そのような事は無い」と言へば、「其れまでだ」。また、その様な事が有っても、「知らない」とか「再調査する」とか言えば、その場は、治まるのである。

しかし、先日の尖閣諸島沖の中國漁船の衝突問題は、真実を映像化して公開したから、隠蔽した側に否があり、政府はこの様な問題を“極秘”にした事に問題が有り、此れは政府の「失態」であり、“極秘”にした事が誤りであります(オープンにすべき問題である)。

もしこれが、反対の状況で、日本の巡視船側が、衝突を仕掛けたとなれば(実際にはこの様な事は無いと思うが)当座は日本側の不祥事として、処理に努め、何れは誤りを認めなければ成らないのではないでしょうか。

「隠し事」とは当面の影響を考え、「極秘」にする事は有っても、何れは“否”を認めて正常化する処理が必要である。(それが、国家間の問題であり、社会の現実であります。)

「秘密保護法案」なるものを法律で、決める事自体が、そもそも無理で、この法案が有れば、何でも「秘密」にしてしまう恐れが、却って国を曲がった道に誘導される疑いが濃厚になると思います。

インターネットは色んな情報の嵐で、良いも、悪いも、国境を越えて、世界中を飛び回って居ます。それだけに、隠し事の多い国は、インターネット網の統制(情報統制)に苦慮しています。

その、一番統制に苦慮している国が「中国」です、だから中国は国内問題が年間数十万件起こり、この統制に躍起になって居るのです。

確かに「嘘の情報」や「妨害情報」には困りますが、今迄、埋もれていた真実の情報が無数に入り混じって世界を飛び交っています。「インターネット革命」と言われる問題は、此のことが一つの問題として提供しているのです。
(えびなたろう)


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