初の党首討論 (2013-04.18.)
内閣を経験済みの安倍政権では、今回の党首討論も余裕をもって論戦が行われた。
安倍内閣は、金融緩和を当初から打ち出し、「アベノミックス」と言われたデフレ対策が、スタートから、効果を表し、円安と株高で景気回復の兆しが見えてきた事に勢いが見られ、追及する側の野党にも下手な事は言えない弱みが出たのか、追及の手に迫力が感じられない党首討論であった。
しかし、国民側からは異常とも言われる、黒田日銀総裁の金融緩和政策にたいして、政府として首相の口から明確な説明を期待していた。
其れは、質問側の野党党首として、元経済評論家の“海江田万里”氏の質問であるから、その期待は更に大きく、興味を引いていたが、結局は突っ込んだ意見の内容が聴けなかったのが残念であった。
また、「日本維新の会」の石原慎太郎共同代表の質問にも、昨年末の選挙当時“文芸春秋にも掲載された”「会計検査」形骸化問題を追及し、中央官僚が牛耳る統治機構の改革が「一丁目一番地」であったはずだ。その追及の弁も全く聴けなかった事は、大変残念で、当時の石原慎太郎氏の勢いを感じられない質問である。
また、安倍氏自身も、選挙当時は、旧来の自民党では無く、改革された自民党にする事が謳われ、其れが出来るのが、敢えて首相を経験した安倍氏のとの思いが強くあったから、安倍氏を応援し、私もその一人であったのだ。
其れが、今や、旧来の官僚機構のままに飲み込まれ、今迄同様、既得権益や、予算の無駄使いが、野放し状態で、昔の自民党にそっくり其のまま「先祖がえりを」許す結果になって仕舞ったと見て良いのであろうか。
(えびなたろう)
内閣を経験済みの安倍政権では、今回の党首討論も余裕をもって論戦が行われた。
安倍内閣は、金融緩和を当初から打ち出し、「アベノミックス」と言われたデフレ対策が、スタートから、効果を表し、円安と株高で景気回復の兆しが見えてきた事に勢いが見られ、追及する側の野党にも下手な事は言えない弱みが出たのか、追及の手に迫力が感じられない党首討論であった。
しかし、国民側からは異常とも言われる、黒田日銀総裁の金融緩和政策にたいして、政府として首相の口から明確な説明を期待していた。
其れは、質問側の野党党首として、元経済評論家の“海江田万里”氏の質問であるから、その期待は更に大きく、興味を引いていたが、結局は突っ込んだ意見の内容が聴けなかったのが残念であった。
また、「日本維新の会」の石原慎太郎共同代表の質問にも、昨年末の選挙当時“文芸春秋にも掲載された”「会計検査」形骸化問題を追及し、中央官僚が牛耳る統治機構の改革が「一丁目一番地」であったはずだ。その追及の弁も全く聴けなかった事は、大変残念で、当時の石原慎太郎氏の勢いを感じられない質問である。
また、安倍氏自身も、選挙当時は、旧来の自民党では無く、改革された自民党にする事が謳われ、其れが出来るのが、敢えて首相を経験した安倍氏のとの思いが強くあったから、安倍氏を応援し、私もその一人であったのだ。
其れが、今や、旧来の官僚機構のままに飲み込まれ、今迄同様、既得権益や、予算の無駄使いが、野放し状態で、昔の自民党にそっくり其のまま「先祖がえりを」許す結果になって仕舞ったと見て良いのであろうか。
(えびなたろう)