きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

「国民番号制」が最も急がれる日本の政治

2011-11-24 10:43:18 | Weblog
「国民番号制」が最も急がれる日本の政治        (2011.11.24.)

「提言型政策しわけ」が始まった。わざわざ“提言型”としたのも公明で正大な透明性のある正しい論議をもとに、政策見直しをしようとするもので、決して間違った考えではないが、その前提となる諸条件が公明正大な物でなくてはいけません。

問題は、税と社会保障の問題を改革の露払いとして、取り上げているが、議論の前に、国民が支払うべき税金が正しく100%の納税が確保されているのかを先ず問いたい。
また、社会保障の問題も、国民が払うべき厚生年金、や保険金が正しく100%払われているかが問題である。これ等原資となるお金が正しく徴収されているかどうかは、制度そのものの信頼性が問われる問題で、徴収がいい加減で有れば、制度もいい加減な信頼性しかありません。

厚生年金制度も、国民の未納者が多いと聞きます。それも徴収機能がデタラメで、また、記録も誤記が有ったり、名寄せの間違いがあったり、一部は無駄使いが有ったりしたことが、厚生年金制度の信頼度を大きく低下させ、支払いをしない人も多数放置されていると聞いています。

税金も100%の納入は国民の義務であります。しかるに捕捉率では「トー・ゴー・サン・ピン」と言われて、サラリーマンだけが100%の納入はされているが、他の職種は脱税が正々堂々となされている事を当たり前の様に見逃されている。
これでは税金に対する使い方も、いい加減になるのは、当然の事であります。

提言型政策仕分けで、先ず挙げられたのも、「デフレの中は物価が下がり、厚生年金は下げるべきだ」と言う議論で、正しい事には違いないが、いい加減な制度のなかで、下げる問題だけにシビアーに反応するのは、下げられる人に取っては不満の出るのも当然です。
全ては公平でなければなりません。これでは、未納者や、脱税者ばかりが得をして、真面目に納税したり支払いしている人が、バカを見る事になり、悪政の代表的な行為ではないでしょうか。

今、最も急いで遣らなければならない事は、「全国民背番号制」です。国民一人一人にID番号を割り付け、税金・厚生年金・国民年金・老齢年金・等々の捕捉率を100%を目標に徴収を完璧にする事です。特別な事情で払えない人は、別に特例を作り国民的同意の元で処理するようにし、制度の信頼性を高める事が重要であります。

其の上で、制度の目的に合わせて、上げるなり下げるなりすれば、誰も文句は有りません。片方で、脱税をゆるし、未納を見逃しているから、真面目な人ほど反対するのです。
政治とは、国民に、明るく楽しく暮らせることを考えるもので、それには公明正大が第一です。 不足に我慢は出来ても、不公平には我慢は出来ないのが人間の心なのです。
(えびなたろう)