総理大臣の、献金問題がニュースになっている。
総理大臣は、経済的に恵まれた生活だったので、お金の管理には疎かった、みたいな説明をしていた。
一代で金持ちになった人なら、管理だとか税金だとかには人一倍うるさいだろうとは思うが、
何代も続けば、さもありなんとも思う。
金持ちになったことがないので、まったく想像だが、
昔、天皇が都を右から左に移すのは、そうとうなお金というか、財産が必要だったに違いないが、
おそらく余分なことは考えずにそのときの気分か、占いかによって決めたんだろうと、思う。
お金持ちの感覚を、そうではない人々がコメントするのは、どうも的外れな感じがする。
今はもう、どこで何をしているのか、さっぱり分からないが、
20代前半から世界を旅している友人がいた。その世界では、「地図の○○」と言われていた。
彼は、お寺の息子で、バイトを半年くらいやってお金をためて、世界を旅行していた。
バイトは主にNYで、皿洗いや、庭の手入れで、当時はお金はすぐにたまったらしい。
お金の心配は、旅行のためで、生活のための心配はしない、感じだった。
何回か、ペルーも訪れてくれて、一緒に食事もしていた。
とても優しく、おとなしくて世界を旅行している男には見えなかったが、
普通の生活には魅力を感じなかったのかもしれない。
旅行中は、たいていは日系のペンションを利用している。
ペンションには、そういった旅行家がつづったノートがおいてある。
そのノートには、いまでは名の売れた人々の文章が残っている、
と教えてくれた。
彼も、訪れた場所を、明細な地図とともに文章を残している。その地図はかなり正確で、そのために仲間からは「地図の○○」と呼ばれたらしい。
昔からのペンションが、いまでも健在なら、それらのノートも残っているだろう。
もしかしたら、けっこう貴重なものかもしれない。
彼は、世を捨てて旅をしている、あるいは、していたわけではないが、
生活のためのお金の心配をしないことや、お金について余分なことを考えないところが、
育ちのよさが表れている。
総理大臣の、説明から、昔の友人を思い出してしまった。
一般常識以外で。
旅好きの友人から、アラブ方面を旅行した話は聞きませんでした。
一般知識以外となると、経験しかないのですが、僕もアラブ方面はまったく知りません。
もう付き合いはないのですが、一人だけアラブに駐在していた知り合いがいますので、お役に立てるかどうか分かりませんが、
ちょっと、調べて見ましょう。
コメントありがとう。