『君の膵臓を食べたい』
録画していた110分間のアニメを2回に分けて、観終わった。同時に小説の方も2年ぶりに読み返し、色々思うところも。
正反対の二人だから、お互いを必要とする。
桜良は「きみ」に惹かれ、「きみ」も桜良に惹かれる。
多くの友人など、人と関わって ”自分”という存在を確認する桜良と、他人に興味を抱かず、いや、違うな、他人は自分をどう思っているか、関わりを持とうとしないながらも ”想像する”ってことは、人には関心があるということだから。ただ、傷つくことを極端に恐れ、自己完結してしまう。ほんとは主人公の「きみ」のような男の子が最も、誰かを必要としているのよね。
対局にあるかのような二人。
私は 君に なりたかった。
僕は 君に 憧れた。
だから~
「君の膵臓を食べたい」
という台詞が、最初はグロテスクすぎると思ったけれど、原作に忠実に作られたアニメのラストシーン。
ぐっとくるものがあったな、うん。
アニメの方が実写版より良かった!
勿論、本も良かった!
コロナを生き延びた暁には…
来年、桜がより綺麗に見えるだろうな。
(明日から仕事に戻るってこと。正直、怖いものの、切にそう願います)
君も、もう一度、読み返してみて。
新たな発見が きっと あるよ。