フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

梅雨入りに備えて

2011-05-26 | ガーデニング

 今朝はどんよりした空模様。いつ雨が降り出してもよさそうな感じだ。外気温8度、室内17度、湿度38%。

梅雨入りもそろそろなので、今日は終日、庭と畑に出ることにしよう。朝ご飯はしっかりと食べる。

食後は、先ずはフルートの練習をしておく。前回のレッスンでアルテ18課が終わったので、今日から19課「装飾音」となる。新しい課に進むと、学生時代ではないが、何かしら嬉しいものである。アルテには、装飾音の表記法、演奏法について簡単な説明が書かれている。バロック時代は演奏者が自由に自分の腕の見せ場として装飾音と吹いたという。譜面の表記は同じでも、演奏が人によって違っていた。それが若干の混乱を引き起こしてきたが、現代ではだいたい決まってきている。それでも、演奏者は曲をどう解釈するか、ということが問われるのである。最初の練習曲はあまり難しくなかったのでざっと吹き流し、練習を終える。

 庭に出よう、既に妻は庭に出て何やらやり始めている。今日午前中は、庭の中央「1週間の木」=7本のコナラが茂ってる、の南側に半円形に野芝を張る作業を行った。Jマートで買って紐をほどいてしばらく庭に刈り置きしていたままなので、かなりの芝が枯れかかっていた。

昼食はデッキで、エリンギパスタを食べる。オリーブオイルでニンニクを炒め、コンソメを白ワインで溶かしただけのシンプルな味もなかなかいい。

午後は、庭で作業をした後、畑へ行く。KITAHOさんから頂いたシノタケを使って、作物の支え棒を順に立てていく。その後、既にかなり伸びてきた土手の草を刈って作業を終了した。時間は午後五時を回っていた。今日も、くたくたになった。

ひと風呂浴びると空腹感が襲ってきたので早くできるものにしよう。冷蔵庫に残っていた餃子を焼き、あんかけソバを作った。これを2枚のフライパンで同時進行して作り、出来上がるタイミングは同じにするのが大切なところ。身体の疲労感を癒すビールは今日も美味しかった。

 


大草原にカッコーの声が響いた

2011-05-25 | 山登り

今日もいい天気になった。外気温5度、室温15度、湿度40%。

朝食を済ました後、コーヒーを淹れて、ボトルに詰める。今日は、ペンション銀の森さんとご一緒に、ヤマナシを見にハイキングに行くことになっている。

銀の森さん宅では忘れな草が満開だ。

早速、銀の森さんに送っていただいて、八ヶ岳県営牧場に行く。そこから楽しい高原ハイキングの出発だ。

見渡す限りの青空、緑の牧草、銀嶺の南アルプスが一望だ。その時、あっ、カッコーの鳴き声が聞こえた。カッコーの初鳴きはいつ聞いても、心が躍る。はるかユーラシア大陸から、夏鳥としてやってきたのだ。どれくらいの距離を飛んで、この八ヶ岳までやってきたのか、想像すらできない。

ここは、全く日本離れした風景が続く。心地より初夏の風が吹きわたる草原、人は誰もいない。これはなんという木なのだろうか。ダケカンバ、ニレ?まだ葉が一枚も出ていない巨木が屹立している。

広い牧場の中に、ヤマナシが咲いていた。残念ながら、満開の少し手前だ。銀の森さんにお聞きすると、今年は少し遅れているとのことだ。

南アルプスを背景に、牛たちはのんびりと草を食んでいる。

40分ほど歩いて、丁度いいところに、ベンチがあったので、そこで休憩した。

足元には、オキナグサが自生している。

子牛が美味しそうに水を飲んでいて、何か用ですか、と言っているような表情を浮かべている。降りてくると、写生グループが、絵を描いていた。

銀の森さんに帰ってきて、ハーブティーをいただいた。ローズピンク、レモングラス、ラヴェンダーその他が入っていてなんともかぐわしい香りだ。同時に、柔らかい美味しさが口の中に広がる。会話を楽しんでいると、お昼前になったので、お暇した。

午後は、妻が、陶芸教室は。私のフルートレッスンは昨日済んだので、私は家に残って、ガーデニングだ。庭の中央に置いていた、伐採後も枝を処理する。これがなかなかの苦労だ。太い枝をチェーンソーで切りながら、細い枝を一か所に運ぶ。太い物は、太い物として集める。

ようやく整理がついた後、畑に出て植え付けを行った。(「ガーデニングの愉しみin八ヶ岳」をご覧ください)

5時ごろ妻が帰ってきた。今日は前回に続いて、小鉢を3鉢と箸置きを作ったとのことだ。

一緒に6時過ぎまで庭作業をする。久しぶりにふらふらになってしまった。ひと風呂浴びて体重を計ってみると、4月にこちらに来てから2キロほど減っていた。清里での労働のたまものだ。

夕食は、銀の森さんにいただいたコシアブラを使って、天ぷらソバとする。と言っても、妻が天ぷらを揚げている間に、私は、ヤマイモを摺りおろし、蕎麦を湯がいて、ざるに盛るだけだ。ほどなく出来上がったので、乾杯だ。身体を動かした後のビールは、何ものにも代えがたい旨さだ。コシアブラの苦味とうまみもいい。とろろそばは、喉越しは最高だった。


お好み焼きの集い

2011-05-24 | 人々との交流

昨夜からの強い雨が、朝になっても続いている。外気温2度、室温14度、湿度38%。
朝食はパンの軽く済ましておこう。

今日はフルートの鈴木先生の家で、昼食の時間を使って、「お好み焼きの集い」が開催されることになった。以前、鈴木先生の所でお好み焼きを焼いておられた時、たまたま居合わせた妻が、「大阪出身」ということで、お好み焼きの焼き方をアドヴァイスしたことがある。連ドラで「てっぱん」があったからか、八ヶ岳でもお好み焼きが密かにブレイクしている。鈴木先生の奥さんの呼びかけで、奥さんの友人の方が鈴木先生宅に集まり、妻が「講師」となって、お好み焼きの基本的な焼き方を若い方たちに教えることになった、という次第である。来られた方は、近くにお好み焼き屋さんがほとんどなく、あまり食べる機会がないので、家庭で美味しいお好み焼きを焼きたいとのこと。

私は、皆さんがワイワイ言いながらお好み焼きを焼いている間にフルートのレッスンを受ける。アルテ18課NO5は、課題になっていたテンポとシンコペーションのリズムを、まあまあまとめることができ、ようやく○を貰うことができた。続いてNO6、この曲も特に難しいところはないが、正確なテンポがなかなかとりにくかったが、この曲も何とかやり終えることができた。これで18課がすべて終了し、次回からは19課に進むことになった。19課は前打音の練習だが、先生から概略、ポイントの説明を受ける。次回までに練習しておくことになった。

お好み焼きの集いの方へ行ってみると、トム君が、皆さんを見守っている。今日はお父さんが3人、お母さんが5人合わせて8人と赤ちゃん3人が集まっていた。

あらかじめ、切っておいたキャベツを器に入れ、生地と卵を加えてホッとプレートに流す。焼き加減を見ながらひっくり返す。ホットプレートに蓋をしてゆっくり焼きあげる。

皆さん、1回ずつこれを実地にやって、焼き方を体験する。焼き上げたお好み焼きに、ソースをたっぷりに塗り、マヨネーズ、青のり、カツオなどかけて出来上がり。早速、試食だ。


その後、楽しいおしゃべりの時間となった。皆さんから、お好み焼きが美味しかったとの声が上がり、妻はホッとしたようだ。今日初めて焼いたというお父さんは、早速、家で焼いてみますと言っていた。若夫婦の家庭での料理の分担、子育てのやり方など、さすがに若い人が集まると、賑やかで面白い。また集まりましょうと、声を掛け合って、2時過ぎに散会した。

その後、先日アダージョの森にお越しいただいたUTANさん宅を訪問する。西日が強いのでそれを遮るために、庭に背が高くなる雑木がほしいと言っておられたので、庭の様子を見てからアドバイスさせていただきましょう、ということで、今回訪問させていただいたのだ。Utanさんは、ご主人とご一緒に私たちを玄関先で暖かく迎えてくださった。

真新しいマシンカットのログハウスがど~んと立っていた。大きな樽があるので、「これは何でしょうか」とお聞きすると、肩流れの屋根から流れ落ちる雨水を溜める予定とのことだ。「雨になるとナイヤガラの瀑布の様になるのですよ」、とは面白い。早速、庭を案内していただく。南側に広いデッキがあり、眼前に甲斐駒ケ岳が圧倒的な姿で迫ってくる。庭づくりはかなり進んでいて、足元にパンジーなどの草花、ジューンベリーなどの灌木も配植されている。仮置きのレンガの遊歩道ができていた。玄関右手に大きく育ったプルーンの木があった。モッコウバラ、クレマチスが咲いている。株立ちのカツラがいい。西側には「ポタジェ」があり、ルバーブや夏野菜の苗がすくすく育っていた。家の前の草地にはソメイヨシノが5本ほどあり、家に居ながらにして花見を楽しむことができた、とのこと。

お部屋に入らせてもらった。真新しい木の香りがプーんとして、久しぶりにログハウスの柔らかさを感じた。リビングの床は、タイルが張りで、夫婦二人で張ったとのこと。自分たちできることはどんどん自分たちでするという、手作りのスタイルが現れている。ログハウスにしては驚くほど窓が多いので、明るく、広々とした感じだ。窓枠は左右にも上下にも開くという優れモノだ。ご主人はこれに魅せられました、と言っておられた。ご主人が自ら焙煎したという香り高いコーヒーとUTANさんが焼いた柔らかなシフォンケーキが出されてきた。(写真はおみやげにもらったもの)

両者とも、なかなかの味わいで美味しかった。ご夫婦の家づくり、庭づくりには、随所にこだわりがあり、これからどのように発展していくのか楽しみだ。「どんな雑木がマッチするのか、少し考えてみることにします。お暇ができれば、お二人ご一緒にアダージョの森にもお越しください」と言ってお別れした。

今日の夕食はどうしようかと、冷蔵庫を開けてみると、「爽やか3人組」が持ってきてくれたキムチがあったので、ピリ辛の「豚キムチ」を作った。暖かいご飯にぴったりで、地元のFさんからいただいた豆腐の冷ややっこと一緒に食べることにした。

 


雨はフルートの味方

2011-05-23 | フルート

昨夜からの雨は上がったが、うっとうしい空模様だ。天気予報によると、今日、九州南部が梅雨入りした。平年より8日も早いそうだ。外気温9度、室温18度、湿度39%

朝起きるとまずは、デッキの野鳥の餌台にヒマワリの種をいれ、CDでアルベニーノのフルートをソナタをかけ、コーヒーを啜る。静かな朝の楽しいひとときだ。冷蔵庫に残っていたものが入っている今日朝食は、少しボリュームが多い。

午前中1時間ほど庭~付近を散歩した。ミヤマザクラの小さく白い花にしベが立ちがっている。

アダージョの森の庭で初めて、ブルーベリーの白い花が咲いた。

午後からまた、雨が降り出して、気温が少し下がってきた。こうなると、部屋にこもってフルート練習をするしかない。ロングトーン、基礎練習のあとアルテ18課NO5とNO6を指定されたテンポでやる。NO5は、三連付のアルペジオを練習する。NO6は1小節1拍でリズムをとるのが課題だ。両方とも、まあまあ出来上がってきた。時間があるので、ハイケンスのセレナーデ、ベートーヴェンのメヌエット、シューマンのトロイメライ、ビゼーのアルルの女などをさらっと吹き流す。一番楽しいときだ。練習を終えて、3時過ぎから買い物に出る。

5時から、夕食作り。妻は餃子、私は、汁ビーフンを作る。汁ビーフンは、申し訳ないほど簡単にできる。問題は、餃子が焼き上がると同時に汁ビーフンも出来上がるという、タイミングだ。今日はばっちり、同時に出来上がって、熱々の餃子と汁ビーフンを味わうことができた。ビーフンの量が多かったので、満腹になった。肝臓を休めるため、アルコールは二人で350cc1缶とする。



「爽やか3人組」が去って行った

2011-05-22 | 人々との交流

朝から付近の田畑にうっすらと霧がかかり、どうも雲行きが怪しい。朝食前に、付近の「観光地」五幹の松まで、散歩する。山々の緑は少し濃くなってきた。家に帰り、友人3人と一緒に朝食を食べる。バイキング方式で、好きな料理、ご飯かパンか、味噌汁かコーヒーをセルフサービスで取ってもらうことにした。食後は、SさんYさんに食器を洗っていただいている間、Tさんは煤で汚れた釜洗い、私はキャンピング用具の格納、ビン・カンの片づけなどを行う。

Yさんは、清里が初めてなので、Yさんの車に同乗して、清里観光に出る。牧場通り~清泉寮で、ソフトクリームを食べる。残念ながら八ヶ岳、甲斐駒、富士は雲の中だ~まきば公園。そこでばったりユキさん一行に出会った。お聞きすると、今日はワンちゃんのオフ会があるとのことである。フォックステリアのティル、甲斐犬の幸多も元気だ。またお会いしましょうと言ってお別れする。

その後八ヶ岳倶楽部へ。既に観光客が来ていた。コナラの苗が600円ほどで売られていたので、これならアダージョの森でも苗の販売ができるな、と笑う。黄色い橋を渡って、清里「ともにこの森」へ。裏の牧場地には青々と牧草が茂っていた。オルゴール館でみやげ物買う。

昼食は久しぶりに草五庵の「昼御膳」を食べる。入った時は空いていたがほどなく満席となり、予約を入れておいてよかった。

単品で、蕎麦の実と味噌のボール様仕立て、ふっくらソバガキの後、

ゴボウとジャガイモの素揚げが美味しい。

続いて、鍋に出汁とネギ、酒粕少々をいれて沸騰させる。

そこにカモのタタキをさっと煮て、それを出し汁ごと椀によそい、細うどんで食べる。この出汁の味が濃厚な味わいで旨い。

次は、かなり細く切りそろえられた蕎麦が出てきた。この蕎麦は、上品さが漂っていて、ひょっとすると物足りなさを感じるかもしれない。何故かつきものの、ワサビが無いのも寂しい。


最後はソバガキのお汁粉が出てきた。はじめは量が少ないかなとも思ったが、最後まで戴くと、いや結構お腹が大きくなった。このあたりよく考えられている。

食後雨が本降りになる中、アダージョの森まで送っていただく。「お世話になりました」の声を残し「爽やか三人組」は去っていった。庭の薪小屋の横には、彼らが割ってくれた薪が、小屋に入りきらなくなって、たっぷりと積まれていた。アダージョの森は、急にひっそりと静かになった。

夕食は、いつものお好み焼きだ。妻がふとしたことから、お好み焼きの焼き方を教えることとなり、フライパンでの焼き方をチェックしていた。


パエリア鍋は、熱々を食べることができていい。