フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

建物探訪(yamaさん邸)

2010-11-22 | 人々との交流

朝起きて薄暗い庭を見渡すと落葉で埋まっている。ほとんどの木々が葉を落としているが、ただ、コナラだけが葉を3分ほど残していた。今日の八ヶ岳はどんより曇っていて、天気予報通り、雨になるような気配だ。外気温1度、室内12度、湿度42%。思っていたほど寒くはないが、早速薪ストーブに火入れよう。

湯を沸かし、コーヒー豆を淹れる。CDはバッハのフルートソナタ。ランパルのフルートに、ピノックのチェンバロだ。ボリュームはできるだけ小さく落とす。ゆっくり朝食を食べる。

朝の内にフルートの練習をしておこう。まずは音出し、心なしか八ヶ岳で吹くといい音に聞こえるのが嬉しい。「毎日の練習」NO1はパターン5.このパターンは好きなので自分なりに納得した。次は、アルテ16課NO3の曲。ミの♭の音が上手くならないので吹きこむ力を少し落とす。8分音符と16分音符の組み合わせのリズムが滑らないよう気を付ける。

八ヶ岳フルートアンサンブルの「トランペット吹きの休日」は、慌ててしまってテンポが速くなるので要注意。「What's New」は、テンポ100でやる。中間部のリズムがややこしいところが、やはりつかえるので、何回か練習する。「カルメン」は序曲を繰り返して吹いてみるが、スタッカートとトリルが、難しい。

今日は昼から、yamaさん宅に行くことになっているので、練習はここで終える。練習の途中から雨が降り出した。雨の中ヤマガラ、シジュウカラがひっきりなしにやってきてヒマワリの種をついばんでいる。

何やかやとしていると、yamaさん宅には少し遅れてしまった。既に舘さんご夫婦が来られていた。正面の勝手口でノックすると、中からyamaさんが出てこられた。ごあいさつすると、左のガレージの所に入り口があるので、そこから入ってくださいとのことだっだ。

このほど竣工したばかりなので、ピッカピカの、マッサラ。これから家具も搬入することになっている。1Fはリビング、ダイニング、キッチンが東西に広いワンルームに配置されていて、真ん中に薪ストーブが据えられていた。東側に広いデッキがあり、そこに透明の屋根があるのがいい。

2Fにご案内していただくと、真ん中に渡り廊下があり、1Fを広々と見降ろすことができていい。左右対称に2部屋が配置されている。部屋には扉が無いのに驚いたが、それだけ閉ざされていないので広さを感じさせてくれる。天窓が多く、採光、風通しがいい。オール電化システムを採用していて、ランニングコストが安いそうだ。暖房は薪ストーブの他に、蓄熱温風機、それに部屋全体の空気を上下循環させるファンシステムが壁や天井の中にセットされているとのことだ。最新の住宅メンテナンスが施されているようだ。

yamaさんは、薪ストーブ補助金や住宅エコ補助金などをよく調べられており、書類手続きを面倒がらずに提出すれば、補助金が得られたそうだ。お聞きすると、まだしばらくは現役でお勤めされるそうだが、その後はこちらに移り住まれるとのこと。甲斐小泉駅から直ぐ近くにお住まいがあるので、東京へい行くときなど非常に便利とのことだ。

それから、色々の話に花が咲いた。ネットでお話していたので、初めてお会いしたという堅苦しさはなかった。女性たち3人も、楽しそうに話しこんでいる。最後にyamaさんのパソコン絵画を見せていただいた。私は専用のソフトで描くものと簡単に思っていたが、全くの早とちりで、yamaさんは専用ペンをつかってご自分の技術で絵を描いておられたのだ。1か月に5、6枚は描くとのことだった。絵心は相当な腕前だ。玄関には、作品が架けられていた。あっという間に時間が経ち、4時過ぎにお暇させていただいた。

今夜は、舘さん夫人がそのままの流れで、我が家に遊びに来てくれることになっている。夕食は久しぶりに大阪風の串カツにしよう。「ソースの2度漬け禁止!」と言うと、妻から各自が漬けたらいいでしょうと返された。舘さん夫人は明るく、八ヶ岳界隈の情報も豊かで実に楽しいひと時を過ごすことができた。私は、早く就寝してね、と言われていたので、その後二人の間でどのような会話がなされたのか知るよしもない。