フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

北杜帰行

2010-11-21 | グルメ・クッキング

今日は、素晴らしい天気だ。コーヒーを淹れ、新聞に目を通す。まずは天声人語。地球は宇宙から見ると「暖かい青色」をしているそうだ。「『文明の証し』と思えばいとおしい暖色も青い素肌をむしばむ温暖化のシミに見えぬでもない」と寸鉄。

将棋の名人戦、久保二冠(35歳)対高橋九段(50歳)は相アナグマ。振りアナの久保二冠が優勢だ。久保二冠絶妙の4三歩で高橋九段が窮した。

今日は北杜帰行の日だ。付け替えたノーマルタイヤを倉庫にしまおうとすると、倉庫の中が雑然としている。相変わらずほとんど使っていないもので溢れている。先にそれを整理し、やっとタイヤが入るスペースが生まれた。そこそこ生きてくると、溜まってくるものはロクでもない物がばかりだ。

暖かいので重いタイヤを積んでいくと汗が出てきた。水周りの作業も気にならないので、車を軽く洗い、窓を磨いておく。荷物を積み込む。丁度、おばあちゃんのご飯仕度をしに行っていた妻も戻ってきたので、出発する。履き換えた、スタッドレスはブリジストンのBLIZZAK REVO2、旧モデルだが性能は十分だろう。

昼食は、最近オープンした「讃岐うどん」の店に行ってみよう。人気があるのが、お客さんが多い。私は、「店長おすすめ」のとろ玉うどん大(480円)とイカのてんぷら(100円)を注文。それに、ショウガ、ネギ、ゴマをかける。とろろと半熟玉子が、ぶっかけの出しとうまくからみあっておいしい。うどんもしっかりした腰があり、味がいい。それに、イカの天ぷらがあつあつホクホクで実に旨かった。B級グルメとしては、なかなかの一品である。セルフで人件費を浮かしているのが、安さの秘訣であろう。大阪も讃岐うどん旋風が吹き荒れそうだ。

行楽客と反対方向に進むので道は空いていて楽勝!と思いきや、亀山からの東名阪が大渋滞しているのに驚く。3時なのに既に名古屋方面への行楽帰りの車が溢れているのだ。これが四日市JCまで続いたのには困ってしまった。その後の湾岸道は、いつも通りガラガラだ。やたらと豊田の地名が目に付く道路で、ほとんどトヨタのための道と言ってよい。

長坂のきららで食材の買い出しをする予定なので、午後7時過ぎぐらいに店に入りたいと思っていた。ところが、問題は諏訪湖SAを過ぎたところで起こった。諏訪~諏訪南にかけて道路工事をしていて、対面通行になっており、ここが大渋滞を引き起こしているのだ。

長坂インターに着いたのは7時55分、きららに8時ジャストに入店した。ほとんど食材は片づけられてしまっていたので、がっくり。それでも野菜やベーコン、牛乳などを買い込む。

アダージョの森に到着すると、満月に近い月明かりであたりは、青白く静まり返っていた。コナラがわずかに枯れ葉付けているが、ほとんどの木は葉を落としていしまっていた。

部屋に入り、まずは水通しをする。当たり前だが、無事通水したのでホッとする。いつどは、井戸の配線が小動物に食いちぎられていて、井戸が動かなくなったことがあった。早速、薪ストーブに薪をいれ、ガンガン焚く。最初は表面温度が200度以上になるまで、よく燃える小枝をどんどん燃やすのが効果的だ。部屋が暖まってきたので、遅い夕食とする。

テレビでは、丁度「風と共に去りぬ」をやっていた。時折思い出すシーンが出てきて、懐かしかったが、ほとんど忘れてしまっていた。何しろ長い映画なので、途中で疲れてきてダウン、結局最後までは観ることができなかった。