フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

星野哲郎

2010-11-16 | フルート

大阪の朝も大分寒くなってきた。ガスストーブにスイッチを入れ、コーヒーを淹れる。新聞に目を通す。白鵬が63連勝でストップした。天声人語では、「勝ち続けることの孤独」「落城の胸に宿るのは、無念と悔いと、かすかな安堵であろうか」と。

「365歩のマーチ」の作詞家星野哲郎が85歳で亡くなった。船村徹との「みだれ髪」が思わず出てきた。水前寺清子が「3歩進んで2歩下がるとはどういうことですか?」と尋ねたら、「人間というのはいいことが1日に三つあっても、次の日には悪いことが二つあるかもしれない。でも、一歩ずつ積み重ね、365日いいことが一つずつあればいいじゃないか」と答えたという。

午前中、まずはフルートの練習をしておこう。ソノリテでゆっくり音を出す。この時、雑念を去らせ、自分の出す音に全精神を集中することが大事だ。ところが、俗人の哀しさで、うかうかしていると、八ヶ岳のことや今夜の飲み会のことなどが頭に浮かんでくるのでいけない。

頭を振って雑念を払う。「ボーと音を鳴らしているからこうなるのだ!」と自分にカツを入れる。ppからクレッシェンドしてffで次の音にスラーし、その音もppで消していく過程を丁寧にすると、やや心が集中してきた。
「毎日の練習」NO1は、パターン1に戻る。唇・指・腕・肩の力を抜く。身体のどこかに痛みが無いかチェックする。フルートのぐらつきをチェック。ド♯、ド~レの時ふらつくのが問題だ。テンポ、滑らかさを意識する。

アルテ16課NO3の曲をテンポ100でやる。調子が乗ってくるとテンポが速まってしまうので要注意だ。16分音符と8分音符の組み合わせが滑らないように気を付ける。高音・中音・低音のミ♭の音がよく出てきて、不安定な音になるのが問題だ。

次は八ヶ岳フルートアンサンブルの「What' New」をテンポ100に設定してやる。少しずつ区分しながら、テンポ、リズムが守れているかチェックしていく。伸ばしの後のテンポとリズムが狂うのが分かったので、そのあたりを何度もくり返し練習した。最後までやると、昼になってしまったので練習を終える。

今日の午後、息子の車が納車されることになっている。しばらくすると、業者の方がトラックに積んでやってきた。車をトラックから降ろし、車庫に入れる。車庫には車が2台入るのだが、入れてみると、さすがに余裕がない。擦らないように慎重に入れなければならない。

車の操作についてざっと説明を受け、業者からの引き渡しを終える。早速息子と周辺を軽くドライブ。まずは、ガソリンを満タンにする。中古車だがまずまずの走り心地だった。

今日は、入院している義弟のお見舞いに行くことになっている。途中、おばあちゃんの家に寄る。おばあちゃんは腰のあたりが痛いと言っているが、元気だった。
病室に入ると、義弟はいたって元気だった。病院食が飽いてきたので「今日はカレーにしようかな」と。内臓疾患では無いので、何を食べてもOKなのがいい。

その後、妻と別れ難波に出る。大阪に帰ってきたと山のメンバーに連絡すると、それではと一杯やることになった。場所は、いつもの中華料理店だ。全部で5人だったが、これぐらいの人数で各自好きなものを注文して、取り分けて食べると、色々の料理を味わうことができるのいい。熱燗の紹興酒は、甘いけれども、やはり中華料理によく合う。
次は、カニを食べに行きたいな、というようなことを言いながらお開きになった。