フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

チッピングカムデンへ

2010-07-01 | イギリス旅行

今朝は曇っている。今日はサイレンセスターを離れ、コッツウォルズの北部の町チッピングカムデンへ移動する日だ。お別れするので記念撮影をする。右はサイクリングで来た同宿の女性二人。

まず、レンタカーを返しにB&BのGaryに車で先導してもらって、レンター会社に連れて行ってもらった。場所が少し分かりにくいところにある。その後B&Bに帰った来たとき、レンタカーの中にカメラを忘れてしまったのを思い出し、Garyにお願いして、もう一度レンタカー会社に連れて行ってもらう、というハプニングがあった。

12時20分にサイレンセスターの教会の前からバスは出ることになっているので、12時に、着いた。Garyはスーツケースを車で運んでくれた。バス停で、行き先を確認すると、どうもチェルトナムが見当たらない。チェルトナムでバスを乗り換え、チッピングカムデンに行くことになっている。おかしいな、と思案していると、たまたま、B&Bで同宿したサイクリングをしている二人の女性に出会った。その方に聞いてみると、確かにおかしいということになり、探してもらうと、このあたりにバス停は3箇所あり、チェルトナム行きは、向かいのバス停からだと言うことが分かった。後5分ほどしかなないので、ほっとする。その場所で待っているとバスがやってきた。料金は二人で5ポンド80ペンスだ。

1時間ほど走って、チェルトナムに着く。この町は「惑星」の作曲で有名なグスタフ・ホルストの出生地だ。ホルストの博物館もあるので、寄ってみたかったが、連絡バスに時間がないので我慢する。問題は連絡バスがどこからでるかだ。バスの運転手やバスを待っているお客さんに聞いても知らないと言う。そんなことがあるのか、と思ったが仕方がないので走り回って、探す。

たまたまバスの会社と同じ名前のバスが止まっていたので、そのバスの運転手に聞くと、それは、このバスです、との返事。喚起雀躍してそのバスに乗り込む。

チッピングカムデンへの道は、まさにイギリスの田舎道そのものだ。広く開けた草原、牧場、麦畑、牛や羊などが果てしなく地平線まで続いている。

途中の村のバス停付近は、本当に美しい家が並んでいる。その村を過ぎると、またまた広い農場が出てくる。これの繰り返しである。

午後3時を過ぎてやっと目的のChipping Campdenに着いた。非常に古い雰囲気だ。まずはインフォメーションへ行き、今夜からお世話になるB&B「Catbrook House」の場所を教えてもらう。重いスーツケースを引きながら10分ほど行くと、B&Bが見つかった。やれやれである。

宿で荷物をとき、シャワーを浴びる。オーナーはアニーと言う女性だ。インターネットができないかと聞くとできないそうだ。パソコンを立ち上げると無線ランの反応があるのでアドレスを教えてほしいと聞くと、知らない、町のレストランへ行ってくれとの返事だ。

それではと、町に出る。途中で、馬に乗っている女の子と母親にに出会った。今日はばたばたしていて、昼食を食べていないので、お腹が減ってきている。ところが街中のレストランは昼はやっていず、夕方6時30分オープンのところばかりだ。しかたがないので、コンビニでチップスとビール、水を買いレストランが開く時間までバス停で待った。

ようやく6時30分になったのでレストランに入る。インターネットができるかと聞くと、できるとのことなので、入る。何を食べるかメニューを見たが、お腹の減り具合から考えると、ステーキにするのがいいということになる。

ステーキはすごいボリュームだ。同じテーブルでパソコンを開き、インターネットをする。

今日は、いろいろトラブル続発だが、何とか、Chipping Campdenにつくことができてほっとした。