へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

身勝手な話(ご都合主義)

2009年09月14日 04時37分01秒 | Weblog
民主党の政策の話ばかりか、様々な専門分野の人たちの話を聞いていると、正に「身勝手なご都合主義」と言った感じがしてならない。
福祉、医療、教育などに関する話をテレビ、ラジオ、新聞などで見聞きすると、比較対照する国は「判で押したようにヨーロッパ」なのであるが、一番肝心な「国民の負担割合」と言う部分には全く触れようともしないのである。
「英仏に比べて・・・・」などということもよく言われるのだが、比べるのは都合の良い部分だけで、都合の悪い部分(国民の負担割合)はカヤの外なのである。
本来日本の税制はアメリカに倣った「アメリカ型」なのだから、比べる対象はアメリカでなければいけないのだが、身勝手なご都合主義の方々(多くの国民もそうなのだが)は全く意に介さないのである。
消費税(ヨーロッパでは付加価値税というらしいが)一つとってみても、「日本の4倍以上」と言う国が多いのだから、当然の話「福祉、医療、教育にお金を回せる」のであって、日本と比べる事自体が「ナンセンス」なのである。
アメリカは「中負担中福祉国家」であるのに対し、ヨーロッパ諸国は「高負担高福祉国家」だと言う事を無視?して、「中負担高福祉」と言う「両者の良いとこ取り」と言う理屈に合わない事をしようとしているのである。
言い方を変えるなら「ファミリーレストランの値段で高級レストランと同じ料理を求める」と言う事と同じで、「正気の沙汰」とは思えないのであるが、多くに国民がそれを求めているのだから驚きである。
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