へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

若年性認知症

2008年03月01日 03時29分55秒 | Weblog
昔は認知症などとは言わず、単に「ボケ」と言っていたのだが、言い方が変わっただけではなく、40代50代の働き盛りの人にまで認知症が広がっていると言う。
昔もいたのかもしれないが、その数は社会問題になるほどはいなかったはずで、認知症全体を見てもそれ程数は多くなかったように思う。
実際の話し、介護保険制度自体も「身体の介護」を主な目的に作られた物で「若年性認知症」ばかりか、認知症自体に対する介護はあまり考慮されておらず、介護の現場で混乱が発生している。
科学技術の発達により、次々と新しい便利な物が開発されているのだが、その事が本当に人類の為になっているのだろうか?。
50年前と比べれば、科学技術だけでなく医療に関しても飛躍的に発達してはいるのだが、その事が新たな病気の原因になっては居ないだろうか?。
花粉症などのアレルギーは余り聞いたことが無く、「サバを食べて蕁麻疹になった」と言う程度しか記憶にないのだが、最近では様々な食品によるアレルギーが問題になっており、主食のお米でアレルギーを起こす人も現れ、つい最近も「カニとエビによるアレルギー」が増えたため、カニやエビ由来の成分を含む食品は表示する事が義務付けられた。
また、認知症に限らず「若年性○○○」と言う表現の病気も増えており、更年期障害も重症になる人が多いようであるが、近所の80代のおばあさんに言わせると「更年期障害になるのは裕福な家の人で、貧乏人は更年期障害なんて気にしている暇なんてなかったよ」と言うのである。
「病は気から」と言うように、病気によっては気の持ち様で症状に変化が出ることもよくあることだが、最近のように便利な世の中では、便利な製品に頼る「依存症的生活」をしている人が多いので、精神的に弱くなってしまったように思うのだが・・・・。
これはアクまでも私の「独断と偏見」に元ずくものであるが、認知症が増えたのは、電卓、ワープロ、TV,携帯電話、便利な電化製品・・・・・・と、あまり脳を使う必要がなくなったために「脳の一部が退化」して起きるのではないだろうか?。
そしてもう一つ気になることがあるのだが、それは、認知症になった人の性格が「気が強くて自己主張が強い人」に多いように感じてならない。
私の周辺で認知症になった人の多くが、まさに当てはまるのである。
全ての人がそうだと言うわけではないが、認知症になって本来の性格が顕著になると、本人が自覚していないだけに介護するのが大変だと言う。
昔のようにある程度の年になってから認知症になった場合は、体力的に衰えているのだが、最近のように若年化してくると、体力が衰えていない分介護する側は大変である。
介護施設でも、「介護する側が体力的について行けない」と言う問題が起きていると言のだが、財源の確保(介護保険料の引上げ)が難しい為に、手の打ち様がないと言う。
医療を含む福祉関連の事業は、何処も同じ様な問題を抱えて四苦八苦しているのが実情で、将来的にも楽観は許さない状態である。
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8 コメント

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いつもながら鋭い観察力ですね (河原 真)
2008-03-01 18:13:43
おじさんの観察力の鋭さにはいつもながら頭が下がります。ただ認知症になる以前には生真面目で自分の感情を表に出さない(出さなかった)人達の方が多い様です。いつもいつも愚痴を言ってストレスを発散している人には、認知症になりづらい…。若年性認知症は、過度のストレスを発散する暇もなく、会社のため・家族のために働いて趣味を持っていない人達が、なりやすいのでは?と思いますが…。そうそう、面白い事を聞いた事があります。自分の本心を押し殺し、継続的なストレスを受け続けると脳の隙間にβ…が沈着してなるらしいけど、そのβ…は昔のレコード状になっていて、そこに忘れたい記憶が記録されているとか…。うろ覚えなのですみません。ただ誰でも今の時代は認知症に昔よりなりやすい要素は揃っていると思います。お互いそうならない様に気を付けましょう。
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自分の本心を押し殺し、・・・・って (へそ曲がりおじさん)
2008-03-02 02:49:43
もしその説が正しいとすると、私は認知症に成る可能性が高い事になります。
子供の頃から、自分の気持ちは前面に出さず、その場の成り行きに合わせることが多く、「長い物に巻かれる」と言うタイプで、「ストレス漬け」と言ってもよい状態でした。
ただ、高校中退後に「精神的どん底状態」を経験し、其処から這い上がったことで「精神的に打たれ強くなった」と言う面はありますが、這い上がる手助けをしてくれたのが「鉢植えの植物」で、不思議と気持ちを落ち着かせてくれました(今でもそうですが)。
桧舞台から奈落の底に突き落とされた事もありますが、其処からの立ち直りも早いため、今のところは認知症の兆候はありません。
落ち込んだ時は、自分よりもっと可哀相な人のことを考えて、「自分の方がマシだ」と思うようにしています。
へそ曲がりと言う言葉には、この様に「発想の転換をする」と言う意味も含まれています。
発想を転換する事によって新しい脱出法も見つかるので、認知症のほうが逃げて行くのでは?・・・・。
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Unknown (河原 真)
2008-03-02 09:51:50
おじさんの様に趣味も多彩でプラス思考の人は認知症になりづらいのでは…。むしろマイナス思考で内向的な性格の人の方がなりやすいと思うけど…。医者ではないのでわかりません。まあお互い気を付けましょう。
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河原さんて凄いですね ()
2008-03-02 22:10:07
河原さんて凄いですね。私は以前関心を持って調べた事があります。河原さんの言われていた“β…”は『βアミノタンパク』だと思います。βアミノタンパクは昔の忘れたい記憶を記録し沈着して、結果脳の中に隙間ができて萎縮の形を取るようです。認知症になると理性が効かないため、わがままになって行き、子供がえりをする…。つまり自己主張が強くなるのです。徘徊は自分の精神的ストレスを発散し脳の状態を正常に戻そうとして起こる現象だそうです。でも自分のやりがいのある事柄を与えてあげると、症状の改善が見られるようです。これが私が知っている全てです。乱入して申し訳ありませんでした。失礼します。
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みんな博識だねー (へそ曲がりおじさん)
2008-03-03 03:24:09
「能ある鷹は爪を隠す」と言うけど、私の場合は「能ない豚はへそを出す」と言うところかもしれない。
以前、「豚じゃなくてタヌキの方が似合う」と言われた事があるので、ブログの名前も「古狸」と言う名前も考えたのだが、結局「へそ曲がり」にしたと言ういきさつがあります。
他にも、一匹オオカミ、小言幸兵衛、横丁のご隠居、なんていうのも考えたんだけど、へそ曲がりが一番似合うような気がするのだが・・・・。
とても信じられないだろうが、若い頃の私は内向的でマイナス思考の塊(俗に言うネクラ)だったんだけどネーーー。
徐々に変わってきた面もあるのだが、45くらいの頃に特に大きく変わったような気がする。
それまでは、小学生の時に付けられたあだ名が「とっちゃん坊や」と言うことからもわかるように、5歳から10歳は老けて見られていたのが、気が付くと反対に若く見られるようになり、性格もネクラからネアカに変わっていたのです。
ちょうどその頃は、若い世代が殆どいない会社から、二十歳前後の若い子が沢山働いている会社に転職した時期で、昼休みには若い連中と本気になってバトミントンをしたのが良かったのだろう。
18から23の若者と45になるおじさんが本気でバトミントンをしている姿は、周りの人には奇異に見えたことでしょう。
カラオケで歌う歌が変わったのは50を過ぎてからの事で、安室奈美恵の人気があった頃の話、「60すぎのお寺の住職が、安室奈美恵の歌を上手に歌う」と言う話を聞いた事がキッカケで、それに対抗した、と言うのが正直な話です。
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いやぁそれほどでも… (河原 真)
2008-03-03 18:55:59
ただ単に、必要に迫られて調べた事があるだけで、記憶がちょっとあやふやだったので、勉強になりました。でも蘭さん、すごーい(*_*)またいろいろ教えてください。おじさんも健康にはお互い気をつけましょう。
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おじさんが若いとき (河原 真)
2008-03-05 12:06:03
おじさんが若い頃内向的でマイナス思考だったなんて信じられないですね。おじさんのブログからはまるで想像出来ません。(プラス思考なのは分かりますが…。)花が好きでちょっと照れ屋でお人好しっぽい感じは受けます。でも『へそ曲がり』を自称する位だから、おじさんが怒ったら始末悪そうですね。
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何時もながら鋭い観察眼 (へそ曲がりおじさん)
2008-03-05 18:48:36
「照れ屋でお人好し・・・」と言う部分は確かにそうかもしれませんが、若い頃と今を比べると全く正反対と言ってもよいでしょう。
世の中には「若い頃と年を取ってからの性格?が全く違う」と言う人は沢山います。
今日の午後、NHKの「スタジオパークからこんにちわ」と言う番組に出ていた瀬戸内寂聴さんなども、現在の姿からは「若い頃の奔放な生活」を想像する事は難しいでしょう。
現在活躍している著名人の中にも、若い頃には「相当のワル?」だった人が結構いるはずで、人生経験が豊な人ほど生き方が変わるような気がするのだが・・・・。
「私が怒ったら始末が悪そう・・・」と言う分部は、正にそのとうりで、昔ある人に「味方にすると心強いが、敵に回すと厄介だ」と言われた事が有りますが、基本的には「めったな事では怒らない」ので大丈夫なのですが、一部の人にとっては「そばに居るだけで目障り」な様で、これだけはどうにもし様もありません。
今、フッと思い出したのだが、かつてジャイアンツの監督をしていた、故藤田元司さんが私と性格が似ているかもしれません、「一見気が長そうに見えるが、実は瞬間湯沸器」と言う部分などそっくりです。
「すぐに熱くはなるが、それを外に出さない」と言う性格は、「出したくても出せない」と言う環境の中で育った結果身に付いた物で、昔は結構いたように思うのだが・・・・。
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