へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

「井の中の蛙」たちの争い

2010年08月12日 04時39分20秒 | Weblog
以前日本人を「井の中の蛙」と書いた事があるのだが、今の日本の政治を見ていると「井の中の蛙たちが争っている」としか見えない。
ここに坂本竜馬が現れれば「日本人同士で争っている場合かぜよ!」と言うのではないだろうか。
単純に考えれば、多くの人が「竜馬の再来を望む」と言うのもわからなくは無いが、しかし・・・・、である。
毎度同じことを書かなければいけないのだが、国の行く先を決める政治の場が「井の中の蛙たちの争い」になってしまうのは非常に残念な事ではあるが、現実の話「民意がそうさせている」と言わざるを得ないだろう。
多くの人は「政治に民意が反映されていない」と考えているようだが、有権者が言うところの「民意」とは、「自分たちの私利私欲を満たしてくれる政策」を実施してもらう事であり、この事は「未必の故意による賄賂の要求」でしかないのである。
このことを別の角度から見れば、我々有権者は「餌をくれる人のところに集まる鯉や白鳥と同じ」でしかなく、政治家(屋)たちは「有権者を集めるためのえさ探し」にしか気が回らず、将来のことにまで手が回らないのが実情であり、「金権腐敗政治」の元凶もここにあるのである。
単純に考えれば「民意を政治に反映させる」と言うことが出来る政治家は「良い政治家」「優れた政治家」と考えがちであるが、現実にはその正反対で、今の政治の混乱を招いた真の原因は、政治に「民意を過度に反映させようとしたこと」であり、「坂本竜馬の再来」を期待するのであれば、「消費税率引き上げ問題」を表舞台に持ち出した菅総理を褒め称えるべきで、それが出来ないようであれば「日本の将来は危うい」と思わなくてはいけないだろう。
ついでに言うなら、今の時代に竜馬が日本を洗濯しようとしたならば「一般市民を含めた日本全体」になるのではないだろうか。
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