へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

風が吹けば桶屋が儲かる

2007年02月10日 22時24分57秒 | Weblog
今年の冬は暖かすぎる。
この原因が何処にあるのか。
地球の温暖化だけではなさそうだが、これからどの様な影響が出てくるか不安である。
様々な説が飛び交っているのだが、少し気になる事がある。
私がよく口にする、「風が吹くと桶屋が儲かる」的な論理が殆ど出てこない。
専門家達も、希望(楽観)的な意見ばかりで、将来を見据えた意見は隅に追いやられている。
よくある、問題の先送り、ってやつである。
もっとも、真剣に問題に取り組んだとしても、世論の反応は、無視するか、拒絶する、かのいずれかだと思う。
ガソリンの代わりに、バイオ燃料。
しかし、バイオ燃料を製造するにも、石油は使う。
それでは、石油の代わりに、全てをバイオ燃料にしたらどうなるのであろう?。
ブラジルがバイオ燃料に力を入れたおかげで、砂糖の国際価格が上昇している。
砂糖の原料である、サトウキビがバイオ燃料の原料にもなるのだ。
家畜の飼料になる、トウモロコシだって同じである。
日本では、建築廃材(木材)を利用する実験が行われているが、多くは、人間の食用(間接的も含めて)になるものが殆どです。
石油が高いから、安いバイオ燃料へ。
この図式が何時まで通用するか?。
食料とバイオ燃料の原料、両方を充たすだけの生産能力が、この地球にあるのだろうか?。
農地はまだ増やす事は可能ではあるが、その代償として、森林破壊、と言うしっぺ返しが来る。
これ以上森林破壊が進んだら、地球はいったいどうなってしまうのだろう。
何かをすれば、必ず新しい問題が発生する。
「風が吹けば桶屋が儲かる」と言う事である。
少子高齢化社会の日本も同じでは?。
人口の減少が問題になっているが、宇宙船地球号にとっては喜ぶべき事ではないだろうか?。
物には、限度、がある。
未来永劫、成長する事は不可能です。
宇宙船地球号は、人間で言えば、中年と言うところでは?。
地球上の様々な問題は、人間の成人病と同じではないだろうか?。
少なくとも私はそう思っている。
それでは一体どうすればいいのだろうか。
欲望には限りがありません。
一度手に入れた便利で豊かな世界、誰が手放すでしょうか?。
それ以上に便利で豊かな世界を追い求めるでしょう。
貧しい国や、発展途上の国の人だって同じです。
こうして奇麗事を書いている私だって、所詮は共犯者なのです。
私個人の意見を言わせていただければ、これ上の発展は望みません。
便利で豊かになったように見えますが、それは物質的な部分で、精神的には非常に貧しくなっています。
昔は、「何は無くても楽しい我が家」なんて言っていたのが懐かしいです。
豊かさや便利さと引き換えに、心を失ったように思えます。
異常気象もその代償ではないだろうか?。
とまあ、いろいろと書いては見るものの、読んでくれる人がいるのだろうか?不安である。
コメント
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