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『サウンド・オブ・サンダー』傑作ハイアムズSF!

2006-04-30 07:15:17 | SF
サウンド・オブ・サンダー
A SOUND OF THUNDER(2004年アメリカ、ドイツ、チェコ共和国)
 監督 ピーター・ハイアムズ
 脚本 トーマス・ディーン・ドネリー、ジョシュア・オッペンハイマー、グレゴリー・ポイリヤー
 原案 トーマス・ディーン・ドネリー、ジョシュア・オッペンハイマー
 原作 レイ・ブラッドベリ
 出演 エドワード・バーンズ、キャサリン・マコーミック、ベン・キングズレー、ジェミマ・ルーマー

 ■ストーリー■
 2055年、タイムトラベルが可能になりタイム・サファリ社では、白亜紀に客をタイムトラベルさせて「恐竜狩り」を行なっていた。その恐竜が死ぬ数分前にタイムトラベルし狩りをさせるのだ。しかし、ある日、客の1人が起こしたあるコトが原因で異変が、現代で起きるのだった!

 ■感想■
 レイ・ブラッドベリの短編「雷のような音」を映画化したSF映画。ちなみに「雷のような音」は「太陽の黄金の林檎」(ハヤカワ文庫)に入ってます。
 原作が短編なんで、映画の原案もクレジットされてます。普通は「脚本」だけですけど、原作の短編を大幅にアクションSci-Fiとして脚色してるんで原案があります。

 監督は、『カプリコン1』(77年)、『密殺集団』(83年)、『タイムコップ』(94年)、『レリック』(97年)のピーター・ハイアムズです!
 マイケル・ダグラス主演の大傑作サスペンス『密殺集団』は『黒い警察』(71年)、『ダーティハリー2』(73年)と同じようなテーマのサスペンス作品です。ぜひ、どこかのメーカーさん、日本語吹き替えつきでDVD化して下さい!!
 
 ピーター・ハイアムズ監督も、上記の作品以外にも、シュワルツェネッガー主演の『エンド・オブ・デイズ』(99年)みたいな終末オカルトやら『カナディアン・エクスプレス』(90年)のような傑作サスペンスまで、ホントに何でもかんでも撮ってます。いい意味での職人監督ですネ!でも、作品によって、当たり、ハズレがハッキリしてる監督さんです。あ、ハズレっていっても、他の監督に比べたら全然面白いんですけど。
 
 もう、ピーター・ハイアムズ監督って聞いただけで、

 「絶対面白いに違いない!!!

 って勝手に思っちゃうんですよネ。

 ピーター・ハイアムズ監督って、70年代刑事物『破壊!』(73年)、SF風味の傑作スリラー『カプリコン1』、戦争恋愛アクション『ハノーバー・ストリート哀愁の街かど』(79年)とかとか、もう大傑作をいくつも撮ってるんで、@KOBA的には、ピーター・ハイアムズ=面白いってイメージが自然に湧いてきちゃうんですよネ!

 とか思ってると『プレシディオの男たち』(88年)みたいな見終わったあと、どんな作品だったか忘れてしまうような映画を撮っちゃうんだからネ。あ、『プレシディオの男たち』のファンの方、すいません

 でも、エンターテイメント作品を撮り続ける作風は大好きです!もう@KOBAの“映画界を代表する10人の監督”に選出しちゃいます!
 って、ちょっとそれは、ほめ過ぎかな??でも“20人”になら絶対入ります!

 主演は、『コンフィデンス』(03年)のエドワード・バーンズ、『スパイ・ゲーム』(01年)のキャサリン・マコ-ミック、『アサインメント』(97年)、『サスペクト・ゼロ』(04年)のベン・キングスレー。

 原作では、ツアーガイド役のエドワード・バーンズ演じるトラヴィスが、映画版では、ツアーガイド兼科学者になってます!「エドワード・バーンズが科学者??」って感じですけど、エドワード・バーンズって役者以外に、色々な作品で監督、脚本、製作したりしてる才人だから、科学者役でも全然おかしくなかったです!
 最近では、ロバート・アルドリッチ監督の『飛べ!フェニックス』(65年)のリメイク『フライト・オブ・フェニックス』(04年)の脚本も書いてました。(スコット・フランクと共同脚本)
 
 単にツアーガイドっていうより、動物の絶滅をなんとかしたいっていう科学者の設定を入れたほうが、キャラクター的にもふくらみますしネ。その設定はほとんど活きてこないですけど…

 でも、アメリカ人は、映画化するときに短編小説を原作にするのがウマイですよネ!ロッド・サーリングの「ミステリーゾーン」の1篇のような原作を、大エンターテイメントSFアクション映画にしちゃうんですから!
 原作は、ヒネリのあるいかにも短編SFって感じですけど、映画版は、変化がパワーアップしちゃって動植物の進化まで変わって来ちゃって、人類滅亡の大スペクタクルですからネ。
 
 製作会社の倒産とか、ゴタゴタがあった割には、VFXもしっかり出来てるし、特に後半に登場してくる、違った進化をしてきたであろう動植物のクリーチャーが登場するあたりから、手に汗握る展開が待ってます!!!
 ハリウッドのメジャー作品的展開で、いかにもアクションSFなんだけど、妙に味のあるB級っぽさにあふれているのは、やはり製作会社が倒産したからですかね。
 メインのキャラクターの退場の仕方もけっこうB級っぽさ丸出しで残酷だし、良いです!!(あ、直接描写はないので、小さいお子さんも大丈夫!かな??)
 でも、B級の雰囲気が、本作の魅力の1つです!自分的には、超満足です!

 「う~ん、DVDが発売になったら、買おうかな!」って思っちゃいました!(買っちゃいました)
 
 Sci-Fi映画にうるさい@KOBAも大満足の1本です!あんまり評判良くないみたいですけど、今作はSF映画としては、かなり面白い作品だと思うんですけどネ!

 2055年の人々の生活様式、服装とかが現代と変わっていないのも好感を持ちました。たった50年でそんなに変わらないですもんネ。タイムトラベル出来るようになった未来でも、みんなで宇宙服みたいな未来的スーツ着てたら引いちゃいますヨ!
 さすがに、車は、現代の車を改造した車を使用したら、車会社の権利問題でもあるのか、未来的な車ですけどネ。現代の車を改造して使う方がお金が高そうだしネ!
 未来になっても、朝や日中は交通渋滞してて、夜は道が空いてるなんていう描写も何気ない感じですけど、良かったです!そんな未来になったって変わるわけないですもんネ

 製作会社が倒産したのが原因なのか、未来の街の描写はVFXもバラツキがありますけど、今作は、もうストーリーで勝負です!!!
 
 VFXだけで、ストーリーの全然ないような作品より全然良いです!それって、別に『マトリックス』シリーズや『ザ・セル』(00年)や『宇宙戦争』(05年)のコトじゃないですからネ

 ランニングタイム102分ですけど、延々とエンドクレジットが流れるんで、実質本編は97分くらいですかネ!エンタメ作品としてはちょうど良い長さです!!!
 @KOBAのムービー!ムービー!的にいうと、「ちょうど良い長さ」っていうのは、スゴイほめ言葉ですからネ。

 SF映画ファンは迷わず見ろ!って感じです。オススメの1本です!(つまらなくても責任はとれませんけど)80点
サウンド・オブ・サンダー デラックス版

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『マカロニ・ウエスタン800発の銃弾』本物のマカロニが見たい!

2006-04-29 00:12:13 | ドラマ
マカロニ・ウエスタン800発の銃弾』800 BALAS(02年スペイン)
 監督 アレックス・デ・ラ・イグレシア
 出演 サンチョ・グラシア、アンヘル・デ・アンドレス・ロペス、カルメン・マウラ

 ■ストーリー■
 カルロスは学校のスキー旅行を抜け出し、アルメリアのテキサスハリウッドへ向かう。まだ会った事のない自分の祖父が、そこにいるためだ。かつてはロケ地として栄えたテキサスハリウッドも今はスタントショーを行なう場所になっていた。カルロスはテキサスハリウッドで自分の祖父フリアンに出会うのだが…。

 ■感想■
 マカロニウエスタンのロケ地として栄えたスペインのアンダルシア地方のアルメリアのテキサスハリウッドを舞台に描くドラマです。
 ジョージ・C・スコットやクリント・イーストウッドのスタントをつとめたことのあるスタントショーのスター、フリアンと孫のカルロスの交流と、テキサスハリウッドをテーマパークにしようとする企業と戦うフリアンたちを描くアクション風ドラマです。

 『ビースト獣の日』(95年)のアレックス・デ・ラ・イグレシア監督のマカロニウエスタンにオマージュを捧げたような作品ですけど、本物のマカロニウエスタンが見たい!見たい!見たい!見たい!
 『DUSTダスト』(01年)もマカロニウエスタンにオマージュを捧げたような作品がありましたけど、オマージュ捧げるなら、本物のマカロニウエスタンを作って!!!!!

 『DUSTダスト』も、今作『マカロニ・ウエスタン800発の銃弾』も制作費スゴ~くかかってるでしょ!!低予算で良いから、西部劇でオマージュを捧げて欲しいなぁ!!
“マカロニ・ウエスタンそのもの”を作って欲しいです!!

 現代劇でマカロニウエスタンにオマージュを捧げたような作品を作ると、どうしても今作のような展開になっちゃいますからネ。テキサスハリウッドに立てこもった時点で、「ラストはどうしてもハッピーエンディングにはならないかも…」って、どうしても思っちゃいます。

 現代劇からのマカロニウエスタンへのアプローチした作品だと、どうしても醒めた視線になっちゃいますからネ!お金が無いんならしょうがないけど、今作ってけっこう制作費かかってますよネ!
 
 98年にはTVムービーでしたけど『ワイルド・ウエスタン荒野のニ丁拳銃』っていうのがありましたネ。あういう風に正攻法で西部劇を作って、マカロニウエスタンへオマージュ捧げて欲しいです!!

               

 『ワイルド・ウエスタン荒野の二丁拳銃』は製作トニー・アンソニー、原案セルジオ・レオーネの超超超本格的なマカロニだったですからネ。98年に突然こんな作品が見れたんでビックリしちゃいました。まぁ、TV映画っていうこともあって、マカロニウエスタンの特色の1つである残酷シーンは、影をひそめてますけどネ。
 ストーリーは、原案がセルジオ・レオーネということで、どっかで見たことがあるようなストーリーですけど、良いです、良いです!
 これくらい、真正面からマカロニウエスタンを作ってくれると、うれしくなっちゃいます。ストーリーがどうこうとか、ちょっと盛り上がらないとか、主人公が強すぎるとか、そんなコト関係ないです!もうこういう作品が作られて、なおかつ見れたコト自体を喜ばないとネ。

 で、今作『マカロニ・ウエスタン800発の銃弾』に話題を戻すと、アクション映画っていうより、正統派のドラマって感じでした。もっとコメディ調なのかな??とか思ったんですけど、けっこうシリアスな感じでした。自分はマジメなドラマは苦手です。40点
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『ブラッディ・レイン』黒白第2弾

2006-04-25 00:26:56 | 香港映画
ブラッディ・レイン』黒白戦場 COLOUR OF THE LOYALITY(04年香港)
 監督 ビリー・チョン、バリー・ウォン
 出演 ショーン・ユー、エリック・ツァン、ロイ・チョン、エマ・ウォン、リュー・カイチー、ラム・シュー、クワン・サウメイ

 ■ストーリー■
 黒社会のボス、ドラゴンは引退を考えていた。財産の半分を養子のピーターに分け組織はトップ3に分けることにしていた。しかし、自分が組織内の何者かに狙われているという情報を得るのだった。ドラゴンはいざというときに動く秘密のチームを護衛に当たらせることにするのだった。
 
 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 香港のエンターテイメント映画の巨匠バリー・ウォンが監督、製作、脚本のノワールアクション映画です。共同監督は『鉄拳高 同級生はケンカ王』(01年)のビリー・チョン。
 出演は、組織のボス、ドラゴンに『インファナル・アフェア』(02年)、『ベルベット・レイン』(04年)のエリック・ツァン。秘密部隊の若手ファットに『インファナル・アフェア』(02年)のショーン・ユー。ラム・シュー、ロイ・チョン、チャップマン・トゥ等、香港映画お馴染みの俳優が出演してます。
 
 バリー・ウォン監督なんで、てっきりアクション重視の痛快なエンターテイメント作品を想像していたんですけど、香港映画、そんなに甘くなかったです!
 暗いダークな雰囲気の真っ暗なノワール物でした!同じくバリー・ウォン監督(マルコ・マク共同監督)の『ブラック・シティ黒白森林』COLOUR OF THE TRUTH(03年)が痛快なアクション映画だったので、てっきり今作も、痛快なアクション映画だと思っちゃいました。
 
 さすが、バリー・ウォン監督!観客を裏切ってくれます!ただ、雰囲気だけじゃなくて、ストーリーも暗い陰鬱な感じのノワールです!
 冒頭、秘密部隊のファットの仲間のカウ弟が、最初の方でヤラれた時に、少しだけ「イヤ~な予感!」はしてたんですけどネ!
 まさか、ここまで真っ暗なストーリーだったとは!!

 ハリウッドメジャーだったら考えられない展開のストーリーとオチです!それぞれのアクションシーンや、恋愛ドラマ的なシーンは、けっこうエンターテイメントしてるんですけど、そのシーンにたどり着くまでのストーリー展開が暗いんで、アクション映画にありがちな爽快感はカケラもありません!!
 
 黒社会をカッコよく描いても、それはそれで問題ありですもんね!こういう映画を見たら、黒社会ってイヤだなって思いますもんね。
 
 それにしても、秘密部隊っていうからスゴイのかと思いきや、単なる秘密部隊なんですネ!“秘密”に重きがあったのネ!
 なんでそこまでリアリズムを追求するの??って感じです。普通、アクション映画の主人公って、少しは強いでしょ、アクション映画なんだから!!!
 小さいころから、特訓受けてきたっていう設定なんだから!でも、強いところが全然わからないです!なんか、ケンカで30人相手にしたことあるみたいなコト言ってましたけど、それだってセリフで処理ですもんね。
 とにかく、敵の方が1枚も2枚も上手です!

 まぁ、これはとにかく「やられた!」って感じですネ。アクション映画に期待している観客を裏切ってくれます!
 一般的なアクション映画に出てくるような運動能力の高くて精神的にタフなスーパーマンはいないよって感じです。ファットたちって、最初から最後まで、やられっぱなしです。でも、香港アクション映画ファンは必見の1本です!60点
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『ワイルド・スピード×2』続篇は…。

2006-04-24 23:25:57 | アクション
ワイルド・スピード×2』2 FAST 2 FURIOUS(03年アメリカ)
 監督 ジョン・シングルトン
 出演 クリント・ウォーカー、タイリース、コール・ハウザー、エヴァ・メンデス、デヴォン・青木

 ■ストーリー■
 ロサンゼルスの元警官ブライアンは、警察を辞め、今ではフロリダのマイアミで公道レーサーになっていた。しかし、ある晩、警察に逮捕され潜入捜査を強要されるのだった。国際的なマネーロンダリングのベローンの組織が運び屋を求めていたからだ。ブライアンは、旧友の前科者ピアースとコンビを組んで潜入捜査を行なうことにするのだが。

 ■感想■
 アメリカで大ヒットしたカーアクションムービーの続篇です!前作も、「見よう!見よう!」と思ってるうちにTVの映画劇場で放映しちゃったんで、つい見たら面白かったんで、続篇を鑑賞しました! 
 前作同様、続篇の今作も、第1作目と同じく日曜洋画劇場で放映されたんで、昨日(06年4月23日)、楽しみにして見ました!

 監督は、前作のロブ・コーエン監督から、ジョン・シングルトン監督へバトンタッチ。主演は、前作と同じブライアン役にアクション俳優クリント・ウォーカー。共演はタイリース、エヴァ・メンデス、コール・ハウザー、デヴォン・青木。

 1年近く、組織に潜入している捜査官を演じているのがエヴァ・メンデスなんで、タイリース演じるピアースじゃないですけど、信用できません!『レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード』(03年)のイメージが強くて!
 もう、見ている間、キモチはピアースと同じでした!でも、エヴァ・メンデスって、キレイな女優さんですネ!

 あと、組織のボスを演じているコール・ハウザーは、ウィングス・ハウザーの息子さんです!『ピッチ・ブラック』(00年)、『ティアーズ・オブ・ザ・サン』(03年)に出演してました。お父さん同様、雰囲気が怖いです。 
 
 何の期待もせずに見た1作目と違って、ある程度期待して見たせいか、少し期待外れでした!
 03年のゴールデンラズベリー賞のワーストリメイク、続篇賞にノミネートされただけのことはあります! 

 前作はカーアクションムービーとしてはモチロンですけど、普通の潜入捜査官物のアクションムービーとしても十分面白かったですけど、今作はストーリーそっちのけで、もう、最初から最後まで、車で走ってるだけです!

 走る!走る!走る!これでもか、これでもかとカーチェイスシーンだか、レースシーンだか、車が走ってるのが、延々と見れます!

 組織へ入るための試験を受けてるブライアンとピアースが、てっきり逃げ出したと思った警察のマーカム捜査官が、試験場になってる駐車場にやってきちゃいます。ピアースが拳銃で撃って逃げたんでコト無きを得ましたけど、ヘタしたら捜査打ち切りです! 
 
 ピアースが「マーカムのアホ!」とか言ってますけど、ホントにこんなヤツの下で、囮捜査したくないなぁ~

 アホと言えば、その試験場って、組織のボス、ベローンの私有地だったみたいですけど、ベローンも試験中に私有地に警察が入ってきてたら、その試験受けてる誰かが潜入捜査してるとか思わないの??

 その試験中、ハイウェイで大型車に車がつぶされたりして、かなりの大事故が起きてるんですけど、警察は見て見ないフリなの??
 まぁ、前作もロサンゼルスは無法地帯みたいだったからネ。マイアミはもっと無法地帯みたいなイメージがあるし、良いのかな??マイアミが怖い町って、イメージが古過ぎかな??

 自分的には、前作の方が全然面白かったです!40点
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『ダーク・チャイルド血塗られた系譜』ラムゼイ・キャンベル!

2006-04-23 01:29:17 | ホラー
ダーク・チャイルド血塗られた系譜』SECOND NAME(02年スペイン)
 監督 パコ・プラッツァ(フランシスコ・プラッツァ)
 原作 ラムゼイ・キャンベル
 出演 エリカ・プリオール、クレイグ・スティーブンソン、デニス・ラフター、ジョン・オトゥール、クレイグ・ヒル

 ■ストーリー■
 父親を自殺で無くしたダニエラは、入院している母親にそのことを伝えると、一切言葉を発しなかった母親の口から「ジョゼフィーン」という聞いたことの無い名前を聞くのだった。そんなとき、ダニエラの父親の墓が暴かれ遺体が盗まれるという事件が起きるのだった。父親の死を疑問に思ったダニエラは、父親の残したメモから、自殺する1日前に会っていたトビー・ハリスという男にたどりつくのだった。

 □■□超ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 『ネイムレス無名恐怖』(99年)のラムゼイ・キャンベルが原作のホラー映画です。
 『さすらいの一匹狼』(66年)、『恐怖の地下壕』(76年)のクレイグ・ヒルが出演してます。最初、どこに??と思っちゃいましたけど、ダニエラの父親役なんですネ。
 最近のスペインのホラー映画って怖いし、救いがないから苦手なんですよネ。正確には、「怖い」というより「後味が悪い」って感じですネ。
 正確には『ネイムレス無名恐怖』はホラーじゃなくてスリラー映画ですけどネ。ということは今作も…。
 
 『ネイムレス無名恐怖』とか『ダークネス』(02年)とかスペインのホラー映画って、70年代低予算の“救いの無いホラー”の臭いや雰囲気がプンプンしてますもんネ。
 それも、ホラーっていっても、ポール・ナッシー系の狼男のモンスター系だったら笑って見てられるんですけどネ。でも、狼男じゃなくて、70年代系低予算オカルト映画の方だから、見ててイヤな気分になります!

 ランニングタイム93分ですけど、やはり今作も長すぎですかネ。ストーリー的には、『ネイムレス無名恐怖』同様、大したことありません!もうホラー映画の雰囲気だけを楽しめ!ってコトですかネ??

 正確には“ホラー映画”ではありません!単なる思わせぶりホラー系“サスペンス映画”でした!

 でも、ネタバレになっちゃうんで、“@KOBAのムービー!ムービー!”のカテゴリーは、サスペンスでは無くて、あえて“ホラー”にしちゃいました!すいません
 
 ストーリーは、20年前に殺人罪で捕まったトビー・ハリスの子供が行方不明っていう点で、もう「ピーン!」って来ちゃいました。
 とか思ったら、その10分後にエリア神父がダニエラに、その事情を説明してました。「アレレ~」そこがメインじゃ無いのネ。

 何なんだ~!ネタが割れてからも延々とストーリーが続いていきます!早く終わりにして~!!
 そのあとの展開なんて、ホントにダラダラ!「だから何なんだ!!」って思っちゃいます!
 このダラダラした展開は、もう余分、余分、余分です!でも、ここで終わったら、映画は60分にもならないか??

 ダニエラも、事件にクビ突っ込みすぎ!もう事件は終わってるんだからッ!!!!!父親の犠牲がムダです!ホントに頭に来るヒロインです!
 これが、オムニバス映画の4篇あるエピソードの1篇とかだったら、こういう展開の映画でも良いですけどネ! 
 
 今作も、原作者が同じせいなのか、なぜか全体的なイメージが『ネイムレス無名恐怖』みたいな雰囲気です!ラムゼイ・キャンベルって同じようなネタしか無いのかな??
 
 今作も、ストーリーに新味は無いので、ストーリーの面白さで魅せるっていうより、ホラー系の雰囲気や、怖そうなBGMで怖がらせようってコトなんですかネ??
 オープニングで原作ラムゼイ・キャンベルのクレジットが出たときから、まるっきり期待してなかったのに、見終わってからも妙な脱力感!!
 あんまり好きな作家じゃないみたいです。20点
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『親切なクムジャさん』クムジャ・ザ・リベンジャー

2006-04-22 09:26:08 | ドラマ
親切なクムジャさん』SYMPATHY FOR LADY VENGEANCE(05年韓国)
 監督 パク・チャヌク
 出演 イ・ヨンエ、チェ・ミンシク、クォン・イェヨン

 ■ストーリー■
 刑務所の中で誰にでも優しく天使のようなクムジャが、服役期間を終え、出所してくる。幼児誘拐殺害の罪で13年間服役していたのだ。クムジャは13年前、娘を誘拐され無実の罪を着せられていたのだ。クムジャは復讐のみを考え、服役後犯人に復讐するため「親切なクムジャさん」と呼ばれ慕われるようにしていたのだった!

 ■ネタバレあり!韓国映画ファンも読まないで!■
 ■感想■
 『復讐者に憐れみを』(02年)、『オールド・ボーイ』(03年)に続くパク・チャヌク監督の“復讐三部作”の完結編です。

 いや~、実は韓国映画って苦手なんですよネ!今まで見た韓国映画って10本無いかも??
 実は、今作はストーリー紹介で、ネタバレしてます!でも、今作って、これくらいのストーリーは、すでに、映画の宣伝で大々的に公表されてました!!だから、これくらいのネタバレしちゃって良いですよね??(ごめんなさい

 ランニングタイム115分がなぜ必要なのか意味がわかりません!!!テンポが良ければ良い!ってわけじゃないですけど。あと30分短かったら良かったのに!
 あと30分カットしたら、けっこう良かったかも??

 まぁ、韓国映画が苦手な@KOBAが言うんで、韓国映画が好きな方は怒らないでネ。内容が薄すぎ!!ホントにストーリーが無い!撮ろうと思ったらランニングタイム65~70分くらいでも撮れるんじゃないのかな??って感じです!

 あのラストのパク先生への復讐の実行シーンを延々と描いても、70分くらいでいけるんじゃないかな??
 だって、今作って、かんじんなストーリーを、ナレーションで説明してるから、映像的には大したストーリーを描いてないですからネ。

 あとは、刑務所で親切にされたクムジャに逆らえないなんて、いかにもフィクション!でも韓国の人は義理堅いんですかネ??ハリウッド映画や香港映画だったら、出所後は平気でクムジャを裏切りそうなキャラクターが出てきそうですもんネ。
 でも、いくら義理堅い韓国の方でも、クムジャに頼まれたからって“シリアルキラーのパク先生と結婚なんかしないでしょう!!

 時間軸が行ったり来たりするのも、必要ない気が!素直に過去→現在って描いて問題ない気するんですけど…
 
 ここは、クムジャが本当に幼児誘拐殺害犯として描いて、その後、刑務所での生活を延々と描いても良かったかも。
 そして、その後、出所してから真犯人への復讐劇を描いて、実はクムジャが犯人じゃなかったことを後半でバラしても良かったかも。

 
 刑務所での13年間の描写があっさりしすぎですヨ!どんなにツライ刑務所だったのかをじっくり描いた方が復讐劇が盛り上がったような気がするんですけど。
 でも、あんなに幼児誘拐殺害事件が起きてるのに、シリアルキラーに気付かない韓国の警察って!
 
 毎回毎回、違う犯人を工作してるんですかネ??でも、そうしたら、ニセの犯人がクムジャみたいにドンドン出所してきて、復讐されることくらいわかるでしょ!
 だって、実際、13年後にクムジャが出所してきたし!この犯人は、実は真相心理では死にたがってるんんじゃないの??って思っちゃいます!!だって、自分が陥れた犯人は死刑で死んじゃうわけじゃないんだから!!
 ストーリーもなんか盛り上がらないし、ランニングタイムも長い!やっぱり韓国映画はダメな自分でした。20点
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『フォレスト・オブ・ザ・デッド』森林ゾンビ

2006-04-20 00:53:24 | ホラー
フォレスト・オブ・ザ・デッド』SEVERED(05年アメリカ)
 監督 カール・ベッセ
 出演 ポール・キャンベル、サラ・リンド、ジュリアン・クリストファー、パトリック・ギャラガー

 ■ストーリー■
 自然保護団体が森林伐採を反対している山中で、不思議な木の幹から樹液が噴出し作業員がゾンビになってしまう。連絡が取れなくなった試験区域の作業所へ社長の息子タイラーは視察に向かうのだった。作業所ではゾンビが増え続けゾンビの森と化していた。タイラーは生き残った作業員や反対運動家のリタと小屋に逃げこむのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 最近、またまたブームになってるゾンビ映画の1本です。もちろん日本劇場未公開です。
 最近のゾンビ映画といえば、ざっと思いつくだけでも

 □ゲームの映画化『バイオハザード』(01年)、『バイオハザードⅡアポカリプス』(04年)。

 □同じくゲームの映画化の『ハウス・オブ・ザ・デッド』(03年)。

 □コメディ調の『ショーン・オブ・ザ・デッド』(04年)。

 □『ゾンビ』(78年)のリメイク『ドーン・オブ・ザ・デッド』(04年)。

 □リビングデッド型ゾンビの元祖、ジョージ・A・ロメロ監督の『ランド・オブ・ザ・デッド』(05年)。

 □アイルランド製の『ミート・オブ・ザ・デッド』(04年)。

 □オーストラリア製のSF系『アンデッド』(03年)
 
 とかいろいろありましたもんネ。 

 で、今作は森林の育成を3倍早めるための試験薬の影響でゾンビが発生しちゃいます。まぁ、低予算映画なんで、ゾンビが発生する理由なんて別になんでもいいです。気にしませんyo
 まぁ、古くは害虫駆除機でゾンビが発生してましたもんネ!

 今作って、かなり粗い画像なんですけど、デジタルビデオ撮影なんですかネ!超低予算映画としては、けっこうガンバッてると思うんですけど、ランニングタイム95分は長すぎです!
「ゾンビがテーマの作品なら、どんなゾンビ映画でも見る!」っていうコアなファン向けですかネ??まぁ、コアなゾンビ映画ファンは、ある程度つまらなくても覚悟は出来てるとは思いますけど…。

 「惜しい!惜しいです!」
 
 ホントに惜しいです!あと15分くらい短かったら、かなり面白かったと思うんですけどネ。やはり、ランニングタイムが95分だと、かなりテンポが悪くてダラダラした印象が強いです。
 
 登場人物のキャラクターも、今1、魅力ないですしネ。社長の息子タイラーや自然保護団体のリタも、これといって特別、そんなに魅力感じないですしネ。低予算映画だから、文句言ってもしょうがないですけど。だから、せめてあと15分カットしてテンポ良くしたら良かったのに!
 
 良くありがちな低予算のゾンビ映画にしては、ストーリーは新味があるような気がするんですけどネ。違う森林伐採会社の作業所に逃げ込んだあとの展開とか、
  
 「あれ、あれ、山小屋に逃げ込むんじゃないんだ!」
 
 と勝手に山小屋に逃げ込んで救援が来るの待つんだろうなぁ!って思っちゃいました。でも、逃げ込んだ先の、違う森林伐採会社の生き残った人間たちのコミューンが、独裁的で異常な世界だったっていうのも、ゾンビ映画には、良くある展開なんですけどネ!まさか、こんな低予算映画でそういう展開になるとは思ってもいませんでした!

 こういう山を舞台設定にしてるゾンビ映画なんで、てっきり山小屋に数人で逃げ込むしかないだろうって思っちゃってましたからネ。

 でも、森林伐採会社の社長も、息子がヤバそうな状況なんだから、助けを出せばいいのに!ちょっとオカシイでしょ。まぁ、そこが低予算映画のいいところ!あれ、悪いところなのかな??
 あと、山中の森林でのゾンビ騒ぎとは別に、会社の研究所でもゾンビ騒ぎが起きたんで、てっきりラストはサンゲリア系にでもなるのかな??とも思ったんですけどネ~。
 
 でも、あの山ってゾンビがあふれたまんまなんですけど、良いんですか??40点 
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『ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]』ノーテンキ100%

2006-04-19 07:48:34 | SF
ファンタスティック・フォー[超能力ユニッット]
FANTASTIC FOUR(2005年アメリカ) 
 監督  ティム・ストーリー
 脚本  マイケル・フランス
      マーク・フロスト
 原作  スタン・リー
      ジャック・カービー
 出演  ヨアン・グリフィス、ジェシカ・アルバ、クリス・エヴァンス、マイケル・チクリス、ジュリアン・マクマホン  

 ■ストーリー■
 天才科学者リード・リチャーズは、人類の進化と太陽風が影響していることをつきとめる。やはり科学者で実業家で、リードの大学時代の同級生ビクターの力を借り、宇宙ステーションのバンドゥーム研究所で実験を行なうこととなる。メンバーは、ビクターの恋人で、元恋人の女性科学者スー、スーの弟ジョニー、親友ベンの4人。 しかし、実験中、太陽風が突然やってきて、バンドゥーム研究所にいた4人とビクターは太陽風を浴びてしまうのだった。地球への帰還後、彼らは身体へ異常が起きていることを知るのだった。  

 □■□ネタバレあり!□■□

 ■感想■  
 宇宙ステーションでの実験中に、太陽からの宇宙線を浴びて超能力を身につけた4人が、スーパーヒーローになって悪と戦うアメリカのマーヴェルコミックの映画化です!!
 監督は『TAXI NY』(2004年)のティム・ストーリー。 
 脚本はマイケル・フランスとマーク・フロストです!
 マイケル・フランスで「ピ-ン!」って来た人はかなりエンタメ系映画のスタッフに強い人ですネ!
 マイケル・フランスは 『クリフハンガー』(1993年)、『ハルク』(2003年)、『パニッシャー』(2004年)の脚本家です。でも、マイケル・フランスの名前が1番有名になったのは『007ゴールデン・アイ』(1995年)の原案ででしょう。
 原案と言っても『007ゴールデン・アイ』の場合は、リライトに次ぐリライトでマイケル・フランスの原案がどれくらいオリジナリティーとして残ってるのかわからないですけど…。
  一方のマーク・フロストはTVシリーズ「ツイン・ピークス」の監督、製作総指揮、企画で有名になりましたネ。 映画的には『サンタリア魔界怨霊』(1987年)『ストーリービル秘められた街』(1992年)の脚本を書いてます。マーク・フロストは、小説も書いていて、日本でも「リスト・オブ・セブン」、「ドイルと、黒い塔の六人」(ともに扶桑社ミステリー)が出版されてます。  

 今作『ファンタスティク・フォー[超能力ユニット]』なんですけど、オリジナルのコミック版のキャラクターが、もともと古いキャラクターのせいか、主人公たちの性格が単純で、悩みらしき悩みが無いです!
 まさに、ノーテンキなスーパーヒーローたちです!  
 
 
9.11以降のアメリカにあっては、“今どき珍しい!悩みが無いスーパーヒーローなんて!!
” 

 今や、あのヒーローも、このヒーローも悩みまくって

 ウジウジ、イジイジ、自分はどうすればいいんだッ~!!!
 
 みたいな感じで、悩んでばかりのヒーローが当たり前なんで、このアメリカンなノーテンキぶりは、逆に観てて気持ち良いです!!まぁ、自分的には、悩みがあるヒーロー物の方が好きなんですけどね。
 最初のハイウェイでの事故、原因の1因は、ザ・シングにもあるのにも関わらず、なんか、ファンタスティック・フォーのみんなで“事故の処理で大活躍”みたいになって、まわりのみんなから“ヒーロー扱い”ですからネ。  
 「うわ~、ノーテンキ!」  
 ノーテンキというよりも、コメディなのか、オバカ映画なのかわからないです。Mr、ファンタスティックのトイレットペーパー取るシーンとか見たとき、これって、コメディだっけ??ってネ   ファンタスティック・フォーの4人のメンバーを描きこみすぎたせいか、悪役のDr.ドゥームが、まるで倒されるためだけに出てくるような印象なのが残念ですけどネ  
 
 それにしても、ホントに悩みがないです。
 姿がまるっきり変わっちゃったザ・シングになっちゃったベンは、自分の外見姿でさすがに悩みますけど、1回人間に戻ったのに、いざ事件が起きたら自ら、もう1回ザ・シングに変身しちゃいますからネ!そんなコトあるわけないでしょ!
  このノーテンキぶりが受けたのか、全米でも日本でも大ヒットしました。
 
 イヤ~、でもポップコーンでも食べながら観るには普通に面白いです!こういう悩みがないスーパーヒーロー物も良いですネ!!
 監督のティム・ストーリーは多分、こういうオバカ映画が得意なんでしょう。 リュック・ベッソン製作、脚本のオバカアクション映画の『TAXi』(1997年)をアメリカを舞台にリメイクして、もっともっとオバカ度UPしたエンターテイメント作品にしてましたもんネ
 
  これだけ、何も考えずに撮れるのは「さすが!」です。  コミックを映画化するセンスのかけらもなかった『X-メン』(2000年)のブライアン・シンガー監督も、ティム・ストーリー監督のツメのアカでも煎じて飲めば良いのに!!  
 また今作は、ランニングタイム106分ですけど、またまた延々とエンドクレジットロールが流れるんで、本編は90分強で、アッと言う間に映画が終わっちゃいます!  
 映画が始まって、キャラクター説明、宇宙ステーションの研究所での事件発生、入院場面、超能力が発生と、もうトントン拍子にストーリーが展開していくんで小気味良いです!やたら長い、最近の作品も見習って欲しいですヨ、ホントに!  でも、あまりにもトントン拍子に、進みすぎて、クライマックスのDr.ドゥームとファンタスティック・フォーとの対決シーンも、アッという間に終わっちゃいます!  
 そうは言ってもアメリカではランニングタイム125分の“EXTENDED EDITION”が発売になっています!!125分版も観てみたいですね!!

 ところで、面白かった今作に1つだけ文句を!!!!ビクターと別れたスーが、リードに  「ビクターとは何も無かったの…。」って!  いや~、そんなバカな!バカな!何も無かったわけないでしょ!  この展開なら、続篇もあるでしょう。続篇も楽しみにしてますヨ~!65点 
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『キスキス、バンバン』シェーン・ブラック!

2006-04-17 01:38:50 | アクション
キスキス、バンバン』KISS KISS BANG BANG(2005年アメリカ)
 監督 シェーン・ブラック
 出演 ロバート・ダウニーjr、ヴァル・キルマー、ミッシェル・モナハン

 ■ストーリー■
 ケチなコソ泥のハリーは盗みに失敗し、警察に追われ、ハリウッドの映画のオーディション会場に逃げ込むのだった。しかし、アクション映画のオーディションだったことから合格してしまうのだった。ハリーは探偵役の役作りのため、ハリウッドで顔のきく本物の探偵“ゲイ”ペリーと組んで仕事をすることになるのだった。
 そんな時、ハリーは幼なじみで女優のハーモニーと出会うのだった。しかし、探偵の仕事である女性を尾行するはずが、その女性が殺されたことから事件に巻き込まれていくのだった。

 ■感想■
 シェーン・ブラック脚本、監督のアクションコメディです。主演はロバート・ダウニー.jrとヴァル・キルマー。
 シェーン・ブラックといえば、『リーサル・ウェポン』(87年)の脚本でデビューしたあと、続篇『リーサル・ウェポン2炎の約束』(89年)の原案、『ラスト・ボーイスカウト』(91年)の脚本、製作総指揮、『ラスト・アクション・ヒーロー』(93年)の脚本(デビッド・アーノットと共同脚本)、『ロング・キス・グッドナイト』(96年)の製作、脚本と、超ハードなアクション映画一筋で脚本を書いてる脚本家ですもんネ!

 シェーン・ブラックは、@KOBAが最も好きな脚本家の1人です!!
アクションコメディって意味では、お笑いの要素的には『ラスト・アクション・ヒーロー』の方が、自分的には好きなんですけどネ。
 
 今回は、シェーン・ブラックが大好きな探偵小説へのオマージュのようなストーリーになってます!そして、ところどころに入る章のタイトルも探偵小説そのもののタイトルつけられてます!本当に好きなのネ、探偵小説!

 今作は、映画としては、普通のアクションコメディです。超ハードなアクション+コメディを想像してたんで、ちょっと肩透かしをくらった感じですけど、普通に面白いです。でも、シェーン・ブラックの作品と思うと、点数は少し辛目になりますけどネ。

 今作を見るまで気がつかなかったんですけど、シェーン・ブラックのアクションムービーには、ある共通点がありました。
 ティーン向けホラー『ドラキュリアン』(87年)には当てはまらないですけどネ。だから絶対の共通点でもないんですけど。

 それは、“バディムービー”ってことです!

 ■『リーサル・ウェポン』、『リーサル・ウェポン2炎の約束』ではリーサルウェポンと呼ばれる暴力的な刑事メル・ギブソンと家族思いの退職間際の刑事ダニー・グローバーのコンビ。
リーサル・ウェポン

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リーサル・ウェポン2 炎の約束

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 ■『ラスト・ボーイスカウト』では、私立探偵のブルース・ウィリスと元アメフト選手のディモン・ウェイアンズのコンビ。
ラスト・ボーイスカウト

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 ■『ラスト・アクション・ヒーロー』では、映画の中のスーパーヒーローのシュワルツェネッガー映画好きな少年のコンビ。
ラスト・アクション・ヒーロー

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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 ■『ロング・キス・グッドナイト』では凄腕エージェントのチャーリーのジーナ・デイビスと私立探偵のサミュエル・L・ジャクソンのコンビ。
ロング・キス・グッドナイト

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 と、今までのアクションムービーのすべてがバディ物なんですよネ!まぁ、大した発見じゃないですけどネ。
 アクション映画ファンは、もっとみんな早く気がついてたかもしれませんけど、自分は初めて気がつきました!!

 ということで、今作『キスキス、バンバン』も、当然のように“バディムービー”なのです!
 マジックが趣味のケチなこそ泥ロバート・ダウニーjrとLAのゲイの探偵ヴァル・キルマーのコンビです!
 シェーン・ブラックの今までの作品同様、最初はウマクいってなかったコンビが事件に巻き込まれていくうちに、お互いに友情を感じていくような感じです!ココまで同じようなスタイルにこだわるなんて、何かバディ物の探偵小説にでも影響受けてるんですかネ??

 今作では、今までのシェーン・ブラックの作品の大きなポイントになっている暴力描写がナリをひそめ、コメディ調なミステリーなストーリーが展開していきます。ミステリーとしても、それなりにちゃんとしたトリックが用意されてます。
 でも、まぁ、ストーリーのメインは、ロバート・ダウニーjrとミッシェル・モナハンとの恋愛とかがメインなんですけどネ。
 でも、アクション派のシェーン・ブラック、クライマックスの銃撃戦はさすがです!!素晴らしいです!

 でも、今作の本当の面白いところは、名前もないような登場人物たちの暴力描写です。冒頭、まるっきり関係ない女性が拳銃ぶっ放すシーンや、公園で店を出してる飲食店のオヤジとか、アメリカは銃社会ですからネ!犯罪者も気をつけないと、命がけです!

 あとは、指を使ったシーンとかも笑いを誘います!最初、マジック好きなロバート・ダウニーjrだからふざけてるのかな??とか思ったら、あの展開ですもんね!ブラックすぎて、ゲラゲラは笑えませんでした!

 何も考えずに見る映画としては十分面白いですけど、シェーン・ブラックの作品として考えたら普通のデキということで、今回は点数は辛目につけちゃいます!70点
キスキス バンバン -L.A.的殺人事件

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『the EYEアイ』TV東京オンエア

2006-04-16 17:34:02 | ホラー
the EYEアイ』見鬼 THE EYE(02年香港、タイ、シンガポール、イギリス)
 監督 オキサイド・パン、ダニー・パン
 出演 アンジェリカ・リー、ローレンス・チョウ、キャンディ・ロー

 ■ストーリー■
 幼い頃に失明したマンは、20歳になって角膜手術で視力を回復させる。しかし、その日からマンには、霊が見えるようになってしまうのだった。

 ■感想■
 オキサイド・パン、ダニー・パンの双子の兄弟監督のホラー映画。今日(06年4月15日)、TV東京の日曜ミステリーシアター枠で放映されたんで鑑賞しました。
 今作も「いつか見よう、いつか見よう」って思いつつ、見逃してたんですけど、TVの映画劇場枠で放映してくれたんでウレシカッたです!カット版でもTV放映されたら、つい見ちゃう軽い映画ファンなもんで。
 
 だって、すごく怖そうだったんで、後回しになってました!

 主演は『カオマ』(04年)、『20 30 40の恋』(04年)のアンジェリカ・リー。キレイな女優さんですネ。

 やっぱり霊ものは、東洋の作品が怖いですネ。これが西洋だと『ザ・フォッグ』(79年)とか『チェンジリング』(79年)ですからネ。アメリカ、カナダだと幽霊物でも超エンターテイメントですからネ。

 でも、日曜の午後に映画枠って良いですね!!まぁ、今週だけみたいですけど、普段はサスペンスドラマの再放送ですけど。
 それにしても、映画枠が少なすぎ!スカパーが見れるところなら、「ホラーTV」、「スター・チャンネルプラス」とかに即効入るんですけど、残念ながら見れない場所に住んでるんですよね…

 自分的には、「お笑い番組」や、「情報バラエティ」なんてそんなに要りません!
 映画枠を増やして!!(吹替えのですよ!)

 今回、『the EYE アイ』なんですけど変則95分枠!良いですね!
 かつてあったTV東京の90分枠の映画劇場枠って、正確には85分枠くらいで、その中でCM入るんで、実質68~69分くらいでしょ!
 でも古いTVムービーとかだとオリジナル74分みたいな作品もあるんで、それはそれで90分枠も必要なのかな??とも思うんですよネ!
 もうTV東京で、2時間枠の午後ロー以外に、毎日、もう1枠映画枠が(月曜から木曜)あったら超ウレシイんですけどネ。

 そうしたら『怪奇!戦慄の怪人』(73年)や『殺人ブルドーザー』(74年)とかも見れるのに!

 ところで、今作『the EYEアイ』ですけど、角膜手術によって死ぬ人間や霊が見えるなんていう設定でも、ハリウッドだったらミステリー調のヒロイン物でTVシリーズ化とかを狙ってくるんでしょうけど、今作はそうはなりません!当たり前か。
 でも、今作もトム・クルーズが映画化権買って、レネー・ゼルウィガーでリメイクなんですよネ。う~ん、どうなるんだろう??

 で、作品自体は、普通の面白さでした。今回は、作品のコトに全然触れてませんでした50点 
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『柔肌』ジェス・フランコ監督ファン向き

2006-04-15 00:34:13 | サスペンス
柔肌』JACK THE RIPPER(76年ドイツ、スイス)
 監督 ジェス・フランコ
 出演 クラウス・キンスキー、ジョセフィン・チャップリン、リナ・ロメイ、ハーバート・フックス、アンドレアス・マンプコフ

 ■ストーリー■
 ロンドンでは、切り裂き魔による殺人事件がおきていた。サリーという女性が殺されるが、盲目の男がその凶行を聞いていた。ロンドン警視庁のセルビー警部は、盲目の男の証言から捜査を行なうのだが…。

 ■感想■
 ジェス・フランコ監督の日本未公開だった76年の作品がソフト化されました。
 ジェス・フランコ監督の作品にしては、普通の作品になってます。しつこいですけど、あくまでジェス・フランコ監督の映画にしては!ってコトですyo。
 切り裂きジャックの正体を医師にして、ジャックの凶行を描いていきます。切り裂きジャックを演じてるのは、クラウス・キンスキーです。でも切り裂きジャックの正体なんて気にしてないでしょ、ジェス・フランコ監督!どうせ殺人シーンとかエロチックなシーンだけを描きたかったんじゃないんですか??

 自分は、ジェス・フランコ監督のファンでは無いので、ノロノロした展開といきあたりばったりのストーリー、それと、突然のゴアシーンの展開に、
 
 「つらかった~!!
 
 ジェス・フランコ監督のファンからは、
「そんなこと、最初から覚悟しておけ!そんな文句言ううなら見るな!」
 とか言われちゃいそうですけど、つい作品のテーマが“切り裂きジャック”だったんで、ついレンタルして見ちゃいました。
 
 でも、ランニングタイム92分ですけど、このノロノロ展開はつらかったです。この内容なら70分くらいで良いです。でも、そうしたらジェス・フランコ監督らしさが無くなっちゃいますネ。
 ジェス・フランコ監督の作品にしては、しっかり映画、映画してる方ですしね。
 
 ジェス・フランコ監督の作品に、普通の映画の評価軸を持って見ちゃダメですよネ。でも、自分は苦手です。最初からわかってたんですけどネ。
 
 自分的には、手に汗握るサスペンスも無ければ、クライマックスに向けての盛り上がりにも欠けるんですけどネ。
 でも、ジェス・フランコ監督の作品のテーマって、超エンターテイメントなテーマばっかりですもんネ。

 でも、日本語タイトルの『柔肌』は、ちょっと良くないかも!まだ、カタカナで“ジャック・ザ・リッパー”の方が良かったかも??
 コアなジェス・フランコ監督ファンはチェックしてるんでしょうけど。普通は気がつかないでしょ。
 
 「なんか、ちょっとエロ系映画かな??」と思って見る人がいたら、引いちゃいます!突然、“目の玉”ですからネ、目の玉!なんか、妙にゴアシーン、というよりキモチ悪いシーンばかり記憶に残っちゃいました。25点
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『Mr.&Mrs.スミス』ブラピ、アンジー

2006-04-14 00:11:13 | アクション
Mr.& Mrs.スミス
MR. AND MRS. SMITH(2005年アメリカ) 
 監督 ダグ・リーマン
 出演 ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー、ヴィンス・ヴォーン

 ■ストーリー■
 南米コロンビアで運命的な出会い電撃結婚したジョンとジェーンのスミス夫妻。しかし、結婚して5~6年後、少し倦怠期に入り始めた2人には、お互いに秘密にしていることがあった。それは、ジョンとジェーンは殺し屋だったのだ。しかし、2人はある任務の最中に、標的が、かちあいお互いに正体を知ってしまうのだった。

 □ちょっとネタバレ!最後にふれてます□
 ■感想■ 
 ハリウッドのビッグスター、ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー主演の大ヒットアクション映画です。少しだけコメディ風味付けです!あ、かなりコメディ風です!

 ハリウッドのメジャー作のコメディだけあって安心して見れますけど、それだけです!実はブラッド・ピットの出演してる映画って、あまり好きじゃ無いんですよネ。
 
 ブラッド・ピットが出てる映画で見た作品というと、
 『12モンキーズ』(95年)、『セブン』(95年)、『デビル』(97年)、『ファイト・クラブ』(99年)、『スパイ・ゲーム』(01年)等々、どれもこれも期待はずれの作品ばかりで、どうもブラッド・ピットが出演してるっていうだけで、少し躊躇しちゃうんですよね。
 でも、今作は、アクション映画だし、テーマも好きそうな感じだったんで見ましたけど。まぁ、ブラッド・ピットが出演してる作品の中で自分が見た作品の中では最も面白かったかな??

 でも、夫婦がお互いに殺し屋で、相手の正体を知らないで夫婦生活を行なっているなんて、ちょっと考えたら、アメリカのTVシリーズがお得意とするシットコム(シチュエーションコメディ)になりそうなテーマですよね。
 なのに、シットコムにする気はなかったみたいで、普通のハリウッドのアクション映画になってます。ブラピとアンジーの夫婦の日常の描写はお互いに正体がバレないように悪戦苦闘するようなコメディ調の方が良かったのに!!
 で、一転、殺し屋のシーンは、超ハードな描写とかだったら、けっこう面白くなった気がするんですけどネ。ブラピとアンジーで、ターゲットの観客層が決まったのか、アクションシーンも、ソフトです!直接的な描写もあんまり無いですしネ!

 とにかく、見てる間は、それなりに面白いけど、見終わったらどんな映画だったか、忘れちゃいそうな作品です!毒にもクスリにもならないような感じって言ったらわかりやすいですかね??
 う~ん、惜しいです!!!いくらでも面白くなりそうな映画だったのに!
 夫婦の日常生活は、アメリカのシットコムのTVシリーズのようにバカバカしく笑わせてくれて、殺しのシーンはX指定みたいな作品を観たかったです!
 まぁ、それはムリでも、もう思いっきり、コメディ方面に振ってくれても良かったですかね??どうせアクションシーンは、007映画みたいな感じで妙に映画的でリアルな感じじゃないんだからネ!

 リアルじゃないといえば、ブラピとアンジー、素顔で殺しをやりまくりです!あれじゃ、すぐ捕まっちゃうでしょ!
 「映画なんだから!」なんて言われちゃうかもしれないですけど…。
シルベスター・スタローンとアントニオ・バンデラスの『暗殺者』(95年)みたいなコミックみたいなアクションムービーだったら、素顔で殺しまくってもまだ納得できますけどネ。スタローンの映画だし!
 コメディ風の今作だからこそ、そういうリアルさが欲しかった気もするんですけどネ。
今作って、コメディとしても中途半端、アクション映画としても中途半端な印象を受けるんですけど。まぁ、旬のスターの映画を見てると思えば良いんですかネ。

 ところで、今作は、映画そのものよりも、映画外でのブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーのゴシップの方が話題になっちゃいましたネ~。
 まぁ、映画的には良い宣伝になったのかなぁ??まぁ、良い男のブラピと色気ムンムンのアンジーでお似合いといえばお似合いですけどネ。

 ジェーン・スミス役は当初、ニコール・キッドマンだったんですけど、スケジュールの都合でダメになって、その後、キャサリン・ゼタ・ジョーンズに!なんて話もありましたけど、結局、アンジェリーナ・ジョリーになりました。
 一方、ジョン・スミス役は、ブラッド・ピットが出演を了承する前の他の候補の中にはジョニー・デップの名前も上がっていた気が!
 
 ジョニー・デップとキャサリン・ゼタ・ジョーンズのスミス夫妻!も見てみたい気もします!

 でも、自分だったらスミス夫妻のキャスティングですけど、夫のジョン役ですけど、
 
 『トランスポーター』(02年)のジェイソン・ステイサムとか
 『ビッグ・ヒット』(98年)のマーク・ウォールバーグとかで見たかったかも…。

 主演の俳優が代わるだけで、映画の雰囲気も全然変わりそう!

 ここは、『隣のヒットマン』(00年)のマシュー・ペリーとナターシャ・ヘンストリッジなんていうカップルもいいかも!でもマシュー・ペリーだと完全にコメディになっちゃいますネ!

 コメディ路線なら、『奥さまは魔女』(05年)のウィル・フェレルとニコール・キッドマンのカップルのスミス夫妻も見てみたいかも…。

 ところで、今作の殺し屋稼業って、まるで007映画のエージェントみたい!
 特に、アンジーの組織の秘密基地とかネ!殺し屋っていう設定そのものムリがあるかも。スミス夫妻の設定も敵対する政府の組織のエージェントとかにすれば、あの秘密基地の設備とかもおかしく無いですけどネ。
 アンジーの勤め先って、007のイギリス情報部の基地みたいですよ。そこまで行かなくても『トリプルXネクスト・レベル』(05年)のNSAの基地みたいでした。
 それに、2人が使う武器や装備もSF映画みたいなのも使ってたしネ。ターゲットのタンクを狙うときのブラピのバズーカ砲みたいな兵器とか。アンジーが使ってる双眼鏡とか。まぁ、双眼鏡の方は実際に存在してそうですけどネ。
 まぁ、コメディだから、あえて大げさに描いているんでしょうけど。

 ところで、あのラストは何??あれじゃ、すまないでしょ。組織のボスたちは生きてるんだから!!!
 続篇を作る気もなさそうだし、いくらコメディ風の作品でも、あれで映画が終わりっていうのは、ちょっと尻切れトンボな気がするんですけどネ!65点
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『H.G.ウェルズ宇宙戦争ウォー・オブ・ザ・ワールド』アナザー宇宙戦争

2006-04-12 00:58:35 | SF
H.G.ウェルズ宇宙戦争ウォー・オブ・ザ・ワールド』H.G. WELLS' WAR OF THE WORLS(05年アメリカ)
 監督 デビッド・マイケル・ラット
 出演 C・トーマス・ハウエル、レット・ガイルズ、アンドリュー・ラウアー

 ■ストーリー■
 天文学者ジョージ・ハーバートは、結婚10周年を記念してワシントンDCへ家族旅行へ行こうとしていた。だが、その日、謎の飛行物体が落下した。家族を先にワシントンDCへ行かせて、ジョージは調査のため飛行物体の落下した場所へ向かう。落下現場からは巨大な兵器が出現し、周りを破壊し始めるのだった。

 ■感想■
 スピルバーグがリメイクして話題になった『宇宙戦争』(05年)と同じくH.G.ウェルズの原作を映画化したSF作品。
 監督のデビッド・マイケル・ラットが編集、脚本も兼ねてます。脚本はカルロス・デ・ロス・リオスと共同脚本です。

 映画界っていうのは、同じようなテーマの作品が同時期に作られることって多いですからネ。「スピルバーグの『宇宙戦争』が公開されるんだから、うちも作るか」って感じですかネ??
 古くは20世紀フォックスとワーナーブラザースがビル火災の映画の企画が進んでいたのを、『タワーリング・インフェルノ』(74年)として1本の映画の企画にして共同で作ったことがあるくらいですからネ。
 あれ、これは例として良くないです。別々の企画が合作になった例ですもんね。

 車が暴れる『ザ・カー』(77年)と『クラッシュ!』(76年)とか。あ、これも例が悪いかな??全然、作りが違う作品でした!『ザ・カー』は正統派オカルト風アクションで、『クラッシュ!』は無人のカマロが暴走する低予算ホラーでした。
 
 ローレンス・カスダン監督の『シルバラード』(85年)とイーストウッドの『ペイルライダー』(85年)みたいな感じですかネ。85年に突然、西部劇が2本も作られたんですもんネ。でも、85年に作られたウエスタンで日本公開されたのは、2本だけでしたっけ??

 西部劇といえば、93年には、マリオ・ヴァン・ピープルズの『黒豹のバラード』、エリック・レッド脚本の『ラスト・アウトロー』、カート・ラッセルがワイアット・アープに扮した『トゥームストーン』とか、なぜかウエスタンがブームになりましたもんネ。

 まぁ、そんな感じで、映画ってのは、すぐに似たような作品が、同時期に作られちゃうんですけど、今作の場合は、同じ原作の映画化です。
 でも、最近は、同じような企画やジャンルというより、過去の作品や外国映画のリメイクやらコミックの映画化が、多いですけどネ。

 同じような企画っていうのは、宣伝の相乗効果があるんですかネ???あ、あとから便乗する方にとってですけどネ。
 
 で、今作『H.G.ウェルズ宇宙戦争ウォー・オブ・ザ・ワールド』なんですけど、
 スピルバーグの『宇宙戦争』もランニングタイムが113分で「長い!長い!長い!」って思いましたけど、こっちもランニングタイム95分ですけど、やっぱり長く感じました!!
 今作も、あと20分カットすれば面白くなったのに!!!って感じですかね??

 H・G・ウェルズの「宇宙戦争」って映画向きの題材じゃないんですかね??見てて余り映画的じゃない気が…。宇宙人から逃げ回る主人公ですもんネ。
 C・トーマス・ハウエルは「宇宙人を倒すには、ウィルスだ!」って気付きますけど、余り、ストーリーには関係ないですしネ。

 今作は、ストーリー的には、スピルバーグ版とホントに同じようなストーリーです。VFXは低予算ながら、けっこう頑張ってると思うんですけどネ!多分制作費は、スピルバーグの『宇宙戦争』の1/10か、もしかしたら1/50かも??1/50は、さすがに大げさかな??でもスピルバーグ版は、制作費1億3000万ドルですからネ。
 それを考えたら、低予算の今作もけっこう良かったかも。う~ん、今作って制作費いくらなんだろう??気になっちゃいます!

 主演のC・トーマス・ハウエルも、もうすっかりB級ムービーの顔って感じです!線が細いんで、こういうインテリ役が似合っている気がするんですけどネ!労働者役のトム・クルーズよりかは、良かったと思うんですけどネ。30点
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『プライマー』難解×何回

2006-04-11 00:29:22 | SF
プライマー』PRIMER(04年アメリカ)
 監督 シェーン・カルース
 出演 シェーン・カルース、デビッド・サリバン、ケイシー・グッデン

 ■ストーリー■
 エンジニアのアーロンとエイブは、アーロンの自宅のガレージを利用して、色んな研究をしていた。そんな時、エイブが超伝導を利用して、重力を軽くするアイデアを思いつくのだが、研究中に偶然、タイムトラベル出来る装置を発明してしまうのだった。

 ■感想■
 2004年のサンダンス映画祭で話題になって審査員大賞を受賞したSF映画です。シェーン・カルースが監督、脚本、主演をしてます。脚本は同じく出演者のアナンダ・アダナナと共同脚本です。製作はシェーン・カルースとデビッド・サリバンです。
 まぁ、スタッフを見ても、画面を見た感じからもわかりますけど、超低予算作品です!タイムトラベルを扱った作品としては、地味なアプローチですけど、まぁ、低予算映画としては、良く出来てる方ですかネ??

 でも、それにしても内容が地味です!テーマがタイムトラベルなのに、内容が現実的すぎて地味!地味!タイムトラベルする時間が12時間とかいう世界なんで、同じ人間が同じ時間帯にいるというのが今作のメインテーマです。
 でも、まぁ、12時間のタイムトラベルだったら、普通に考えても、何か絶対にトラブルが起きそうですもんネ~。

 ランニングタイム77分なんですけど、ストーリーが余りにも地味なのと、時間軸が行ったり来たりするんで、退屈な上に難解です!まぁ、何回も観れば理解出来るんだろうけど、そんな何回も何回も観たくなるような作品ってわけでもないですしネ!
 
 タイムトラベル物で、自分が好きな作品といえば、ルイス・モルノー監督の『リバース』(97年)ですネ!
 こちらも低予算ですけど、あ、でも今作『プライマー』よりは、50倍くらい制作費かかってると思いますけど…。それにしても『リバース』は、良く出来てます。タイムトラベルの実験に巻き込まれた女刑事が殺人事件を防ごうとするアクション物です。タイムトラベルしちゃう時間が20分くらいな上に、タイムトラベルする度に、状況がドンドン悪化するっていう楽しい作品でした!!
 そういえば、『リバース』もDVD化されませんけど、どこか発売してくれないかなぁ!!
 やっぱり映画は、わかりやすくないとネ…。
 
 ところで、今作『プライマー』は、わざと難解にしてるんじゃないかと思っちゃいます!それぐらい難解です!わかりずらいな~。
 ランニングタイム77分も、こんなに難解じゃ長すぎです!退屈しちゃいます!!あと10分弱カットして!!60分強で良いです!30点
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『ペナルティ・パパ』Bad News Tigers!

2006-04-10 01:05:18 | コメデイ
ペナルティ・パパ』KICKING & SCREAMING(05年アメリカ)
 監督 ジェシー・デュラン
 脚本 レオ・ベンベヌーティ、スティーブ・ルドニック
 出演 ウィル・フェレル、ロバート・デュバル、ケイト・ウォルシュ、マイク・ディッカ

 ■ストーリー■
 運動音痴のフィルは、スポーツが全然ダメ!スポーツ店を営むスポーツ好きのフィルの父親バックは、サッカーチーム「グラディエーターズ」の監督をしていた。しかし、勝ちにこだわるバックは、フィルの息子サムを「グラディエーターズ」から「タイガース」に移籍させてしまうのだった。フィルは、サムの試合を見に行くが、「タイガース」の監督が引っ越してしまっため急遽監督をすることになってしまう。しかし、弱小チームのタイガースはボロ負けしてしまう!フィルは、父親のバックと仲の悪い隣人のマイク・ディッカに、「タイガース」の助監督を頼むのだった!!

 ■感想■
 運動音痴の男が、弱小チームのサッカーチームの監督を引き受けて、チームのみんなと優勝を目指すという“がんばれ!ベアーズ”変則型コメディです。
 NFLのシカゴベアーズのヘッドコーチとして、優勝に導いたマイク・ディッカが本人役で出演してます。

 日本劇場未公開のビデオ(DVD)スルーになっちゃいましたけど、すごく面白かったです。『エルフサンタの国からやってきた』(03年)で、ウィル・フェレルのことが少し好きになったんで、今作をレンタルして鑑賞しました。日本ではあんまり人気の無いウィル・フェレルですけど、実は少し好きかも??

 ウィル・フェレルの運動音痴ぶりの紹介のオープニングから笑わせてくれます。大学時代の砲丸投げ、ハードル走、ヤリ投げとかでも笑わせてくれます。
 ヤリ投げの失敗で知り合った大学1の美人バーバラと結婚するんで、フィルがバーバラを、実家に連れて行くと、父親のロバート・デュバルが若いコを家に連れ込んでいるシーンとか、ロバート・デュバルの家でのダーツのシーンとか、次から次へと笑えるシーンの連続です。
 サッカーのグランドに自動車を止めようとしても、バカでかい車に先を越されたりするシーンとかも、フィルの要領の悪さを表して笑えました(クスリとネ)
 
 フィルが、監督に自信を無くして、奥さんに泣き言を言いだすシーンも笑えます。突然泣き出して、スゴ~く笑えました
 奥さんに「デュッカの前で泣かないでね」って言われた次のシーンも超笑えました。
 だって、次のシーンで、場面が変わってウィル・フェレルもう泣いてます
 
 ディッカが、ウィル・フェレルを落ち着かせるために
 「コーヒー飲め!」って言ったら、
 「血管を収縮させる~、エ~ン」って。 
 デュッカから「メキシコじゃ子供も飲んでる」って言われると
 ウィル・フェレルは、「メキシコの子供じゃないよ~」って。

 まるで、漫才かと思っちゃいました。
 前半は、こんな感じで、お笑いシーンの連続なんですけど、中盤からは、サッカーチームの監督に燃えて性格の変わっていくウィル・フェレルのストーリーがメインになっていくんで、
 「あ~、いつものアメリカのコメディになるんだろうなぁ…」って思って見ていると、その通り、思ったとおりになっていきます。でも、その後の展開もアメリカンなファミリームービーとして安心して見てられます。
 前半90点、中盤60点、後半70点って感じですかネ??こういう軽いコメディを見ると、やっぱりハリウッドの映画も良いねって思っちゃいます。

 でも、ドタバタ系コメディでなく、普通のファミリー映画として作るんだったら、ウィル・フェレルの息子のサムとウィル・フェレルの腹違いの弟との交流シーンとかも、もっとあっても良かったかも。でも点数は少し厳し目に!60点

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コメント (2)
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