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『柳生一族の陰謀』なぜ、リメイク??

2008-10-21 00:18:38 | 日本映画

柳生一族の陰謀
(2008年日本)
 監督          山下 智彦
 脚本          岡本 さとる
 出演          上川 隆也
              松方 弘樹
              佐野 史郎
              石垣 佑磨
              寺島 進
              佐藤 藍子
              内山 理名

 ■ストーリー■
 徳川2代将軍秀忠が食中毒で突然死する。秀忠は、粗暴な性格に問題のある長子、家光ではなく人柄の優れた次子、忠長を将軍を継がせようとしていたため、家光を次期将軍職に推す春日局、松平伊豆守が毒殺したのだった。一方、老中、土井大炊頭、お江代の方は次子、忠長を次期将軍に推していた。忠長派は朝廷からの使者、烏丸少将文麿を味方につけるのだった。徳川家の剣術指南役、柳生但馬守は自らの政治的野心のため家光側につき、忠長派をおとしいれるために暗躍するのだった。

 ■感想■
 監督 深作欣二、脚本 野上龍雄、深作欣二、松田寛夫 出演 千葉真一、萬屋錦之介、松方弘樹、西郷輝彦、丹波哲郎、成田三樹夫、真田広之の同タイトルの1978年の東映の時代劇『柳生一族の陰謀』のリメイクのTVムービー。
 
 TV朝日の9月28日の「日曜洋画劇場」の枠で放送されました!!
 
 「な、なんで、リメイクなの??」
 
 ネタ切れなハリウッドみたいに、かつての名作を、わざわざ日曜洋画劇場の枠を使って放送しました!!
 
 お正月でもないのに、なんで時代劇をわざわざ映画劇場の放送枠を使ってオンエアするんでしょう??
 それも面白いんならまだしも、意味も無いようなリメイク作を放送するなんて!!
 こんなリメイクをわざわざ作って放送するなら、1978年のオリジナル版の『柳生一族の陰謀』を放送すれば良いのにっ!!

 オリジナル版は、時代劇の代表的な1本と言っても良いくらいの傑作なのに、それをわざわざ、TVムービーとしてリメイクするなんて意味不明です!!
 
 千葉真一が演じた柳生十兵衛を、リメイク版の今作で演じるのが、現代のドラマ風な上川隆也っていうだけでも観る気がかなりしなかったんですけど、(、別に上川隆也が嫌いってわけじゃないです)、その他のキャスティングもなんか現代劇みたいなキャストばっかりでした。柳生十兵衛の妹、茜に佐藤藍子、ストーリー上、あまり必要と思えないヒロインに内山理名等々、まるでホームドラマか2時間サスペンスでも見ているかのような印象を受けちゃうような印象を受けちゃいました。また、ストーリーも多少なりともオリジナル感を出すためか弱冠ストーリーも変えてますけど、その変更点が必要なのかもちょっとわからない感じでした。とにかく遠くオリジナル版の足元にも及ばないデキの作品でした。
 
 でも、こういうリメイクでも、普段時代劇なんか見ないドラマファンが、時代劇を好きになってくれるキッカケにでもなってくれるんなら良いんですけどね。

 1980年代くらいまでは、毎日毎日、ゴールデンタイム、プライムタイムに時代劇が放送されていて、それこそ時代劇が放送されていない日が珍しいくらいだったのに、最近は軽い恋愛系のドラマしか無いから、時代劇は貴重なんですけどね。でも今作を観るかぎり、時代劇を撮ろうって意気込みを全然感じさせない作品でした。
 昔は、悪党たちが毎夜毎夜、ヒーローや破れ傘刀舟や中村主水に斬られてたのに、今は、ドラマっていえば女性が喜びそうなテーマの作品ばっかりですもんね。
 
 なぜ、『柳生一族の陰謀』をリメイクする企画が上がったんでしょう??
 『柳生一族の陰謀』をリメイクしないで、北村龍平監督で『あずみ』のシリーズ3作目でも作ってくれれば良かったのに・・・。
 もちろん、放送時間のコトなんて気にしないで良いですから、血がプシューッ!!って時代劇を放送して下さい。

 ただでさえ洋画の放送枠が少ないんだから、こんなリメイク作を放送しなくちゃいけないんならせめて、土曜ワイドの時間に放送してくれれば良かったのに・・・。 0点

柳生一族の陰謀 [DVD]
萬屋錦之介,松方弘樹,千葉真一,三船敏郎
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)

 

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『ファイナル・オプション』DVD販売終了間近!

2008-10-19 07:23:10 | 映画、DVDに関する雑記

 イギリスの傑作アクション映画『ファイナル・オプション』(1982年)のDVDが2008年11月10日で販売終了になるそうです!!
 
 「うわ~、ちょっとショックです」
 
 DVDを発売しているのは、良質なDVDをいつも販売してくれている㈱スティングレイさんです。

 今後、DVDで12月12日に発売予定の動物パニック映画『グリズリー』(1976年)と『アニマル大戦争』(1977年)のことを調べようとして「ALL CINEMA SELECTION」のサイトに行ってみてビックリ!!
 

 「『ファイナル・オプション』のDVDの販売が終了しちゃうなんて!!」

 テロリストと、イギリスの特殊部隊SAS(特殊空挺部隊)の戦いを描くアクション映画で、特殊部隊映画ファンは必見の作品です!!
 とにかく、特殊部隊の活躍を描いた作品の中でも、ベストな映画です!!
 名前の空挺部隊といっても空軍ではなく陸軍の部隊です。第2次世界大戦中、敵軍をだますために名前にAIRをつけたんじゃなかったかな??(ちょっと自信ないです)詳しくは、特殊部隊に詳しいサイトで調べてみて下さい。あれ、この説明って、いいかげんかな??
 

 ハリウッドでは考えられないクライマックスの突撃シーン!!
 あまりのあっけなさに、本当に起きたことの再現フィルムでも観ているかのような迫力!!
 クライマックスの突撃シーンや、主人公の家族を救出するシーン以外にも、SASの訓練シーンの凄まじさ!!最初に今作を観たときは、あまりの凄さにSF映画??って思っちゃったくらいです。実際に“キリングハウス”という訓練所があるそうです!!(怖い!!)

 原案は『オデッサファイル』(1974年)の脚本や、『遅れてきた死神』(TV題:『殺しの季節』)(1981年)の原作を書いたジョージ・マークスタイン。
 「ウクーサ協定秘密作戦 国に仕える者すべてに捧ぐ」(ダイナミックセラーズ)、「裏切り者と朝食を」(文春文庫)、「クーラー」(角川書店)などが邦訳されてます。

 監督は、イギリスの大傑作TVシリーズ「特捜班CI★5」のいくつかのエピソードや、イギリスのTVムービー、ジョン・トレンヘイル原作の『コードネーム・キリル』(1987年)を監督したイアン・シャープ

 主演は「特捜班CI★5」にも出演していたルイス・コリンズ。今作のDVDは、実質125分のランニングタイムの作品なんで、TV放映版の吹替え音声では、30分以上吹替えが無いので、なんと日本語吹替えを新録で収録しています!!
 もうこの新録っていうことだけで、それだけで絶対に「買う価値アリ!!」状態です。
 ルイス・コリンズの吹替えは「特捜班CI★5」のボーディ役のときと同じく若本規夫さん!!

 本当は保存が安心なDVDだから、保存版と通常鑑賞版の2枚も持つ必要ないんでしょうけど、2枚持っていても良いかな??って思っちゃうくらい大好きな作品です!!

 ちなみに、作品の詳しい紹介は「ALL CINEMA SELECTION」のサイトでされてます。http://www.allcinema.net/dvd/finaloption.html

 もし、買い逃している方がいらっしゃたら、検討してみてはいかがでしょう??

 「う~、自分もどうしよう??2枚目!!」

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『グッバイ・キス 裏切りの銃弾』ミケーレ・ソアヴィ監督作。

2008-10-18 01:02:32 | イタリア映画

グッバイ・キス 裏切りの銃弾
ARRIVDERCI AMORE、CIAO(2006年イタリア、フランス)
 監督          ミケーレ・ソアヴィ
 脚本          マルコ・コリ
              フランコ・フェリーニ
              ミケーレ・ソアヴィ
              ジーノ・ヴェントリリア
 原案          ロレンツォ・ファヴェラ
              ミケーレ・ソアヴィ
 原作          マッシモ・カロット
 出演          アレッシオ・ボーニ
              ミケーレ・プラチド
              イザベラ・フェラーリ

 ■ストーリー■
 爆弾テロリストのジョルジョは、南米に逃亡していたが仲間を殺し、故郷のヨーロッパに帰ってくる。しかし、悪徳刑事のアネダに捕らえられ、仲間を売るように言われるのだった。ジョルジョは仲間を売り、2年間服役するのだった。出所したジョルジョはムショ仲間だったベスビアンに誘われクラブで働きだすのだった。
 クラブでは、借金のカタに人妻のフローラに関係を迫るのだった。フローラとの関係を続けるジョルジョだったが、ある日、借金が返済され関係が終わってしまうのだった。ベスビアンに用が無くなったジョルジョはアネダを仲間に引き込み、ベスビアンの取引している麻薬を奪う計画を立てるのだった。


 □■□ネタバレあり!□■□
 
 
■感想■
 ミケーレ・ソアヴィ監督、脚本のイタリア映画の犯罪物。
 
 ミケーレ・ソアヴィ監督と言えば、、『アクエリアス』(1986年)、『デモンズ3』(1989年)、『デモンズ’95』(1994年)と、1980年代後半から90年前半まで、数本のホラー映画を監督して、どの作品もそれなりに面白かったので、今後のイタリアを代表するホラー映画の監督になるのかと思っていました。しかし、プライベートな理由で映画界を去っていたんで、しばらくぶりの新作がこうやって日本で観れるのはウレシイ限りです!!
 2000年代は活躍の場をTVに移して活躍していたみたいですね。

 今作は原作の小説があるためか、次から次へとストーリーが展開していって、まるでシリーズ物のTVドラマのような印象を受けちゃいます。まるで長編小説のダイジェスト版のような映像化作品を見せられているかのようです。
 確かに、作品のカテゴリーとしては犯罪物なのに、観ている間、「犯罪物」だっていうことを忘れて、ただの「ドラマ」を観ているかのような錯覚に陥っちゃいます!!
 回想シーンとはいえ爆発シーンがあったり、現金輸送車を襲うときに銃撃戦のシーンがあったりするのに、全然盛り上がらないです。
 監督がミケーレ・ソアヴィなんで、もっとエンターテイメントな作品かと思ったのに、普通なドラマみたいな作品でちょっとガッカリでした。

 それにしても、今作の登場人物たち、誰1人として、感情移入できるキャラクターがいません。
 主人公のジョルジュ、悪徳刑事アネダ、ムショ仲間のベスビアン、どこにもマトモな人間が出て来ません。
 
 「勝手に殺しあってくれ!」って感じです。
 

 ラストのあたりで、主人公のジョルジュが恋人を殺そうとするシーンで、やっとミケーレ・ソアヴィっぽく「ホラー映画」っぽい感じになりますけど、そこに行くまで延々と「普通のドラマ」を見せられてるので、そのシーンだけだと、全然盛り上がらないです。逆にその「ホラー映画」っぽい演出シーンが作品から「浮いちゃっている」感じです。 

 なんで、こんな作品を映像化しちゃったんでしょうね??ミケーレ・ソアヴィ監督にはもっとエンターテイメントなアクション映画かホラー映画でも撮って欲しかったです!! 20点
 

グッバイ・キス―裏切りの銃弾―ジェネオン エンタテインメントこのアイテムの詳細を見る
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『パーフェクトゲーム 究極の選択』イギリス製アメリカ風

2008-10-17 23:57:18 | サスペンス

パーフェクトゲーム 究極の選択
WΔZ(2007年イギリス)
 監督          トム・シャンクランド
 脚本          クライブ・ブラッドリー
 出演          ステラン・スカルスガルド
              メリッサ・ジョージ
              セルマ・ブレア

 ■ストーリー■
 ギャングのウェスリーの妊婦の恋人シャローンが感電死させられ殺される事件が起きた。シャローンのお腹には謎の文字「WΔZ」が彫られていた。警察はウェスリーを疑うが、捜査したところ、彼も拷問され殺されていたのだった。
 刑事のエディが捜査に当たるが、ギャング団の1人が同じく「WΔZ」の文字が書かれた状態で殺される事件が起きるのだった。その後、被害者に使われていた鎮痛剤の購買記録から動物学者のゲルブ博士にいきつくのだった。ゲルブ博士の研究室から「WΔZ」の文字が遺伝子が最優先するというプライスの方程式だと気づくのだった。犯人は、その方程式の実験を行っているのだった。

 ■感想■ 
 ステラン・スカルスガルド主演のイギリス製の犯罪物。
 ランニングタイム104分の作品ですけど、映画が始まって35分くらいで犯人と思われる人間が判明しちゃいます!!
 実際、今作も104分は、少しだれちゃうので、あと15分くらい短くて良かったのに!!90分くらいの方がよっぽどテンポが良くて面白く観れたでしょうにね!!
 
 で、実際、犯人が本当にすぐに分かっちゃうのでビックリしちゃいました!!登場はしてこないですけど・・・。
 
 「えーっ、ミステリーなのに!!」
 
 実は、犯人を探るミステリーじゃ無かったんですネ!!
 ミステリーの本場、イギリスの映画なんで、てっきり本格的なミステリー映画だと思ったんですけど、ごくごく普通のサスペンス映画でした!それも、少し「SAWソウ」系な雰囲気な作品でした!!
 映画を観るときは、本当に事前に情報を得ないようにしてるんで、ちょっと戸惑っちゃいました!!

 今作は「アメリカ映画」って言われたら、そう思っちゃうような作品でした!!イギリス映画らしさをあまり感じませんでした!
 事件の発端もストリートギャング同士の争いですし、「これが本当にイギリス映画なの??」って思わず叫んじゃいました!!
 出演者も、ステラン・スカルスガルド、セルマ・ブレアと特にイギリスを感じさせないですしね。まぁ、ハリウッドの作品だったら、もっと色々な俳優さんが出演してるんでしょうけどね。

 軽い気持ちで、何の期待もしないで観る分には十分な作品ですけど、わざわざ観るにはちょっと物足りないような感じの作品でした。“イギリス映画”っていうんで自分は期待しちゃいましたけど、最近のサスペンス映画としては十分なレベルですね。往年の名作をリメイクするよりは、よっぽど良い感じです。

 まぁ、劇場未公開のサスペンス映画としては、これくらいで十分です!! 50点
 

パーフェクトゲーム 究極の選択 [DVD]
ステラン・スカルスガルド,メリッサ・ジョージ,セルマ・ブレア,ポール・ケイ,ジョン・シャリアン,アシュリー・ウォルターズ,クライヴ・ブラッドリー,アラン・ニブロ,ジェイムズ・リチャードソン,ペーター・トーチ,ダンカン・リード,モーテン・ソーボーグ
ビデオメーカー
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『人肉燈籠』レオン・カーファイ主演ホラーコメディ

2008-10-09 00:01:16 | 香港映画

人肉燈籠
人皮灯篭 GHOST LANTERN(1993年香港)
 監督          アンドリュウ・ラウ
 脚本          アンドリュウ・ラウ
 製作          ウォン・ジン
 出演          レオン・カーファイ
              チンミー・ヤウ
              ロイ・チョン

 ■ストーリー■
 古代の中国の伝説では「茅山術(ぼうさん術)」という呪いでは、人の生皮で燈籠を作ると、相手の魂を永遠に閉じ込めると言われていた。実際に作った人もおり、この伝説は、あながち噂では無かった。
 組織のボス、ホンの怒りを買い腹心の部下フェイは殺され「不運の穴」に埋められるのだった。「不運の穴」に埋められた人間は、生まれ変わっても不幸な人生をおくると言われていた。また、ホンは思いを寄せていたフェイの恋人ヨンを殺してヨンの生皮でランプを作るのだった。このランプの灯が消えない限り、ヨンは生まれ変わることが出来なかいため、フェイとヨンの2人は永遠に会うことが出来ないのだった。
 
 時が移り現代、生まれ変わったフェイは、左手が不自由で生まれ、また何をやってもついていない人生を送り、チンピラになっていた。またフェイはチンピラをやりながら刑事コンのタレコミ屋になっていた。そんなとき、香港に組織の大物、ホンが帰ってきたことによって抗争が起き始めるのだった。フェイの入っている組織とホンの組織が劇場で争いが起き、フェイは絶体絶命のピンチに陥ってしまうが、そのとき、女性の幽霊に助けられるのだった。

 ■感想■
 レオン・カーファイ主演のホラーコメディ。
 日本版のタイトルからしてアンソニー・ウォン主演の残酷系ホラー『八仙飯店之人肉饅頭』(1993年)のような系列の作品かと思ったんですけど、良く観たら製作年度が今作の方が1年早かったです。
 スタッフ、キャストは監督がアンドリュウ・ラウ、製作がウォン・ジン、主演がレオン・カーファイ、ロイ・チョンといった1流の作品でした。
 
 香港の漢字題も“人皮灯篭”だから、日本版タイトルの『人肉燈籠』もそのまんまなんですけど、タイトルに「人肉」ってつくんで、てっきりもっともっとおどろおどろしい作品かと思っちゃいました。

 ホラーとはいえ、コメディ映画なんで「笑える」映画になってます!!
 コン刑事の母親が、コン刑事のデート中に幽霊になって現れるシーンとかは、大爆笑でした。なんか飲み物でも口に入れていたら、思わず吹き出しちゃうくらいです!!
 
 その他にも緊張感がまるっきり無しのお笑いのシーンがいくつも用意されてます。中盤からは、とうとう「これって『ゴッド・ギャンブラー ツインズ大作戦』(2002年)だったっけ??」みたいな展開に!!
 『ゴッド・ギャンブラー ツインズ大作戦』も製作がウォン・ジンだから同じネタを使ったってコトですね!!
 
 どこが『ゴッド・ギャンブラー ツインズ大作戦』なのかは、両作品を観て見比べて下さい!!
 面白さが2倍に感じれるはず!!
 本当に、これってホラーだったけ??みたいな感じで進むんですけど、でも、そこは香港映画なんで、後半の展開は油断は出来ない作品になっていきます。
 
 最後までコメディタッチなハッピーな感じで進むのかと思いきや、最後はちゃんとホラー映画らしくまとめています。
 でも、本当に悲しいラストです!!(ネタバレすいません)
 ホラー映画っていうより、悲恋映画みたいです。
 
 「なんで最後はこうまとめちゃうの??」って、突っ込みたくなるようなラストの展開です!!         
 ハリウッドだったら考えられない展開です。これだから香港映画は止められないです!!
 
 香港映画のホラー映画系のアクション映画『幽霊刑事』(2001年)を観たときも、ラスト5分の展開に「えっ!何が起きたの??」って呆然としましたけど、今作のラストもかなりのモノです。
 ラストに行くまでの展開が最初の方からずっとコメディタッチだったんで、ラストの悲劇的な展開がより一層、際立っちゃいます!!
 
 この日本版のタイトルに引かないで香港映画ファンにはどんどん観て欲しい1本です!!香港エンターテイメント映画ファン必見の1本です!!まぁ、スタッフとキャストを観ればそんなコト言わなくてもみなさん観てるんでしょうけど、自分はパッケージにだまされて観ていませんでした!

 とにかく、こういう10年以上前の香港映画のエンターテイメント作品が、DVD化されてリリースされていくのはウレシイですよね!!どんどん香港映画の未公開の作品をソフト化していって欲しいですね! 65点   

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今作を観たあとに観るとより一層笑えます!!

ゴッドギャンブラー ツインズ大作戦ビデオメーカーこのアイテムの詳細を見る


今作とはまるっきり関係無いですけど、ラストが展開が香港映画の力を見せつけます!!

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『太陽がいっぱい』DVD再発!日本語吹替えつき!

2008-10-08 23:47:54 | DVD新譜の記事

 ちょっと前までは、DVD情報誌をこまめにチェックしてたんですけど、最近はかなりチェックが甘くなってました!
 すでに発売されているんですけど、DVD販売店のコーナーに行ってビックリ!!

 アラン・ドロンの『太陽がいっぱい』(1960年)のDVDがジェネオン・エンターテイメントさんから2008年9月26日に再発されていました!
 なんと今までのDVDではついていなかった日本語吹替えつき!!  
 日本語吹替えは、1972年にゴールデン洋画劇場で放映されたTV音源での日本語吹替えだそうです!
  
 アラン・ドロン     野沢 那智
 モーリス・ロネ       堀   勝之祐
 マリー・ラフォレ    上田 みゆき
 
 
 1972年の放映版以外に、TV東京で7月に放映された版で、全編日本語吹替えでも観てみたかった気もするんですけど、それは欲張りすぎですかね??
 
 かつて『レッドサン』がDVDが再発されるとき、TV東京の「午後のロードショー」で新録された日本語吹替え音声をつけたみたいにして欲しかったです。
 日本語吹替え音声以外にも、色んな特典がついてます!
 封入特典として解説ブックレットと縮小版の初劇場公開時の復刻パンフレットがついてます!
 映像特典としては、別ディスクに、1962年にアラン・ドロンが出演した60分のテレビドラマ“LE CHIEN”とアラン・ドロンのインタビュー集がついてます。
 また、アラン・ドロンの声といえば、俳優、野沢那智さんのインタビューも!!

 これだけついて5700円!!お買い得です!!

 ちなみに、今作のDVDはPAL変換のため、若干ランニングタイムが短くなってます。でも、もちろんノーカットですからね。


 2009年3月までの期間限定出荷なんで、今のうちに買っておきましょう!!

太陽がいっぱい スペシャル・エディション (期間限定生産) [DVD]
アラン・ドロン,マリー・ラフォレ,モーリス・ロネ
ジェネオン エンタテインメント

 

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『スピード・コップス』後味悪い仏製アクション

2008-10-06 21:25:29 | アクション

スピード・コップス
VIPER COPS(2007年フランス)
 監督          ルイ・セギエ・カプデヴィラ
 脚本          ルイ・セギエ・カブデヴィラ
 出演          ルイ・セギエ・カプテヴィラ
              マチュー・ベルドリオ

 ■ストーリー■
 国防大臣の護送中、罠にはめられ大臣と相棒を殺されたメトロシティの刑事ジェフは犯人と疑われ尋問を受けるのだった。この事件の捜査は特別捜査官のブラッド・カーターとドン・グッドマンのスーパー刑事のコンビが捜査を受け継ぐことになるのだった。ジェフは2人のスキを見て警察曙から逃げ出すのだった。そんなとき大臣を殺したグループにジェフの妻が殺され、子どもが誘拐されるのだった。ジェフを追う2人の刑事はメトロシティ警察の本部長の部屋で、2年前に免職になったディミトリ・ポルスキを目撃するのだった。不審に思った2人は、霊媒を使い今回の事件を捜査を継続、麻薬王のオセロットの名前が浮かびあがるのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 
 ■感想■ 
 フランス製の未公開アクション映画。
 ビデオ録りの超C級アクション映画でした。それも意味不明なシーンが連続のアクション映画でした。
 
 ボディガードの刑事ジェフが大臣暗殺現場に生き残っていたからって、犯人扱いするところもオカシイですけど、他の警察署の刑事が捜査を引き継ぐのも意味不明です。
 白塗りのマスクをしている犯罪者の存在も意味不明です。あの白塗りの顔しているのがオセロットなんですかね??
 
 今作には、謎の組織“ヴァイパーコップス”が出てきます。かなり警察とかにも入り込んでいる組織みたいですけど、なんなんでしょう、あの組織?? 
 ヴァイパ-コップスが大臣を殺した理由も全然分からないですし、あの組織の目的が全然分からないです!
 世界征服が目的とかいって、小学生のバスジャックしてる「仮面ライダー」シリーズのショッカーみたいです!!
 今作の監督、脚本のルイ・セギエ・カプデヴィラは、警察版のフランス製の「007」でも撮りたかったんでしょうかね??それにしちゃ力不足としか言いようが無いです!
 それとも、日本のアニメみたいな作品を目指したんでしょうかね??

 別にどっちでも面白い作品を作ってくれれば良いんですけど、映画自体面白く無いのが致命的です。
 
 いかにも「続く」みたいなラストもスッキリしなくて後味が悪いですけど、せっかく生き残ったジェフが殺されてしまうのも後味が悪い!!
 しかも警察署の中で!!

 いくらなんでも、大臣暗殺犯の罪が濡れ衣だったのが分かった直後で警察署の中で殺されたら、目立ちすぎでしょう!!
 それに、なんか、主人公の刑事2人組も殺されそうなラストですしね!こんなC級アクション映画で、なぜかラストだけリアリズムで描かれても、全然魅力を感じないです。
 
 こういうレベルの作品で「続く」みたいなラストだけはやめて欲しいです!
 ランニングタイム80分と短めの作品なのに、ストーリーが良く分からないので「すご~く長く感じちゃいます!!」

 今作みたいなZ級な作品をDVDでリリースするなら、もっと未公開で未リリースな作品がいくらでもあるでしょ!!
 
 ラリー・コーエンが脚本を書いたTVムービーのスリラー“THE DEFENDERS CHOICE OF EVILS”(1998年)。
 TV東京で放映されたジャッロ『美人ダンサー襲撃』THE CAT’S VICTIM(1977年)。
 とかをDVD化して欲しいですね!! 0点

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『THEM ゼム』正体不明のままの方が良かった。

2008-10-05 21:12:41 | ホラー

THEM ゼム』(DVD題『正体不明 THEM ゼム』)
THEM(2006年フランス、ルーマニア)
 監督          ダビッド・モロー
              サヴィエ・バリュ
 脚本          ダビッド・モロー
              サヴィエ・バリュ
 出演          オリヴィエ・ボナミー
              ミヒャエル・コーエン

 ■ストーリー■
 2002年のある夜のこと、ブカレストのフランス人学校に教師として勤めるクレモンティーヌと夫の作家のリュカが暮らす郊外の家に何物かが襲ってきたのだった。

 ■感想■
 実際に起きた事件をもとに描いたホラー。
 ブカレストってこんなに怖い国だったんですか??旅行にもいけないですね!!
 
 「怖い!怖い!」
 
 それにしても、わずか77分の作品の今作ですけど、長い!長い!長い!
 
 アメリカの1970年代のTVムービーってオリジナルなランニングタイムが80分弱の作品ってけっこうありましたけど、面白い作品が多かったですもんね!
 いくら77分でも、これだけしか内容の無いストーリーを延々と見せられたら、たまったもんじゃないです!!
 同じ80分弱の時間を映画を観て過ごすなら、1970年代のアメリカのTVムービー『狼男・謎の連続殺人』(1973年)を観た方が全然良いです!!

 オープニングの母子が襲われるシーンの演出から観て、明らかに今作はホラー映画として作っているはず!なのに、ホラー映画として、このデキとしては今イチ!!
 実際に起きた事件を描くドラマとして観れば、まぁまぁの作品ですけどね。とにかく77分という長さにギリギリ救われているかも??でも、出来たら、あと10分くらい短くて良かったのに!今作が67分の作品だったら、プラス10点なのに!!
 ヒロインの人物紹介のためなんでしょうけど、フランス人学校のシーンとかいらなかった気が!そんなムダなシーンを省くだけでも10分くらいすぐ短くなりそうなのに!!

 オープニングの母子が襲われるシーンとかは、かなり期待を持たせる感じだったのに残念です!! 0点

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ユニバーサル思い出の「復刻版」DVD2枚組み仕様発売!!

2008-10-03 22:38:33 | DVD新譜の記事

 ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパンさんから2009年12月19日に「ユニバーサル映画復刻版計画」として、2枚組みの「吹替え版入り」DVDつきでDVDが発売になります。 
 それぞれの作品の日本語吹替え版をDVD化してるんで、TVでカットされた作品はカットされたバージョンでのDVD化です。ここまでやるなら、日本語吹替えが付いていない作品は新録で付けて欲しかったです!!
 TV音源が無いシーンを新たに追加録音して新録でつけて欲しかったです。違う声優さんでOKですから『オリエント急行殺人事件』のDVDと同じ方式でお願いしたかったです。

 で、今回発売されるのは
 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年)
 『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』(1989年)
 『バック・トゥ・ザ・フューチャー3』(1990年)
 『アメリカン・グラフティ』(1973年)
 『激突』(1971年)
 『大空港』(1970年)
 『遊星からの物体X』(1982年)
 『大地震』(1974年)
 『ストリート・オブ・ファイアー』(1984年)
 『フィールド・オブ・ドリームス』(1989年)
 
 の10作品です。
 
 今後は同じTV音源の日本語吹替えつきの2枚組みの仕様で、ジョン・カーペンター監督の『ニューヨーク1997』(1981年)や『ザ・フォッグ』(1980年)もぜひ発売して欲しいですね!!
 
 それにしても、『大地震』とか『大空港』って2時間枠の音源しか無かったんでしたっけ??
 時間延長して放映された印象があったんですけどね。

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映画誌「ロードショー」休刊

2008-10-02 00:11:12 | 映画、DVDに関する雑記

 しばらくぶりです!
 昨日、ブライアン・デ・パルマの傑作スリラー映画『悪魔のシスター』のリメイク作『シスターズ』の感想で記事をアップしたんですが、その前、1ヶ月くらい更新をさぼってました!!
 ブログを始めてから、こんなに更新していなかったコトはなかったんですが、あまりの仕事の忙しさに、あと、ナマケ癖まで出てお休みしてました。
 
 それに、このブログを休んでる時期の間は、あんまり映画を観てなかったんですけどね!!
 
 でも、この1ヶ月にいくつかのニュースがありました。ここ数日は、そんなニュースについ記事にしていきます。
 
 集英社の映画誌「ロードショー」が11月21日発売の「09年1月号」で休刊することになりました。1972年3月に創刊した雑誌だったので、長い長い歴史にいったんお休みするコトになっちゃいましたね。
 「ロードショー」って言うと「スクリーン」(近代映画社)と並んで映画スターのグラビアを中心に扱っていた雑誌で確かに、自分もティーンの頃は読んでいたんですけど、最近は手に取ることも無かったですからね。一時期30万部以上あった発行部数が5万部にまで落ち込んでいたそうです。
 それにしても寂しい限りです。

 映画の雑誌というと「宇宙船」(最近、復刊しました)も、読んでいたら、突然の休刊でショックでした。「スターログ」も休刊しちゃいましたしね。

 自分的には「ロードショー」もグラビア中心から、記事や情報を中心にしたら、買ったかもしれないですけどね。
 「ゾンビ」特集30ページとか、ルチオ・フルチ監督特集30ページとか、ダリオ・アルジェント監督のインタヴューとか、そういう特集が組まれたら買ったのに!!別にホラー映画の特集でなくても良いので、DVD発売に合わせてショウブラザースの映画特集30ページとか、そういう特集を組んで欲しかったです。もっとメジャーな作品でいうと、ドリュー・バリモア主演の『チャーリーズ・エンジェル』(2000年)が公開されるときはTVシリーズ「チャーリーズ・エンジェル」の大特集とか。全シリーズの紹介と全エピソードの特集とか。『ハルク』(2003年)が公開のときはTVシリーズ「超人ハルク」の特集とか。日本で放映された全エピソードと、未放映エピソードの紹介とか。そういうマニアックな特集記事が20ページも30ページもあったらすごい差別化が出来たでしょうにね。
 
 でも、そんな特集ばっかり組んだら、逆に売れなくなっちゃうのかな??

 記念に、09年1月号は記念に買っておこうかな??  

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『シスターズ』ムダなリメイク、休みに似たり

2008-10-01 21:58:26 | サスペンス

シスターズ
SISTERS(2006年アメリカ、カナダ、イギリス)
 監督          ダグラス・バック
 脚本          ダグラス・バック
              ジョン・フレイタス
 出演          クロエ・セヴィニー
              ステーブン・レイ
              ルー・ドワイヨン

 ■ストーリー■
 医師のウォレスはフィリップ・ラカンの診療所で、ラカンの元妻のアンジェリークと知り合い、家に送っていったあと関係を持つのだった。一方、ジャーナリストのグレースは、3年前のラカンの診療所で起きた医療事故の調査のため、ラカン医師の部屋に忍び込むのだった。その部屋でアンジェリークの部屋を監視しているビデオカメラの画像を見たグレースは、ウォレスが女性に殺される現場を目撃してしまうのだった。

 □■□ネタバレあり!『悪魔のシスター』のネタバレも!□■□
 
 ■感想■
 ブライアン・デ・パルマ監督の傑作スリラー『悪魔のシスター』(1973年)のリメイク化作品。
 大傑作スリラーの『悪魔のシスター』をリメイクしようとしたんでしょう??
 観る前から、ある程度は「面白くないだろうって覚悟」していたんですけど、その覚悟を吹っ飛ばすつまらなさ!!

 今作はランニングタイムが、わずか92分の作品です。
 なんでもかんでも長くなりがちなリメイク作品において、この短さだけは立派です!!でも、その他に良い所が1つも無いです!
 良いところが全然思いつかない作品です!!
 
 92分の作品なのに、被害者のウェイン医師が殺され、クロエが警察に通報するまでが映画が始まってから約40分!!

 「長い!長い!長い!」

 オリジナル版で最初の殺しが起きるまではあっという間の展開だっやのに、この発端部分を“延々”と描いてどうするの??
 こういう意味の無いシーンを延々と描きたいんだったら、わざわざリメイク作品にしないで、まるっきりのオリジナル作品でサスペンス映画を作ってちょうだい!!って感じです!!

 サスペンス映画とかスリラー映画とかをもともと描く気が無かったんでしょうか??1973年には、スリラー映画のテーマ的に十分だった2重人格とかいったテーマも、2000年代に観ると使い古されたテーマになっちゃってます!!
 
 事件らしい事件が起きだすのが遅いのにも関わらず、ヒロインのクロエがラカン医師の助手をしていたケント教授に会って、アンジェリークとアナベルの件に気づくまで70分!この展開はいくらなんでも早すぎ!!
 どうせリメイク観る観客は、オリジナル版を観ているんだろうから、さっさと描いちゃおう!!ってコトでもなんでしょうけど、ミステリー作品の1番大切なシーンが、あっさりと描いてネタ割れ状態です!!
 ここまで急展開にするなら、ウォレス医師が殺されちゃうまでの展開も10分くらいで描いて、全体で70分くらいの作品にしちゃえば良かったのに!!

 そのあとは、もう映画的にクライマックスに突入して「終り」ですからね!!その上、ラストは少しは凝ったつもりなんでしょうけど、ラストの「突き放し感」も到底、オリジナル版にかなわないデキです!!

 こんなリメイクなら作らないで欲しいです!!

 フレッド・ウォルトン監督の傑作スリラー『夕暮れにベルが鳴る』(1979年)をリメイクした『ストレンジャー・コール』(2006年)もリメイクとしてひどい作品でしたけど、今作も輪をかけてヒドイデキです!!
 今作が『悪魔のシスター』のリメイクで無いならまだマシですけど、わざわざ傑作映画のリメイクということで作っているんだから、もう少しマジメに作って欲しかったです!!
 自分的には、今作が今年の「ワーストリメイク賞」の第1番目の候補って感じです!!

 あと1点!いくらアメリカのアパートが大きいからって、ウォレス医師も双子の姉妹が寝ているところろで良くHしちゃいますよね!!それも会ったその日に!!
 1973年とはモラルが違うと思うんですけどね!
 いくらなんでも医師が会ったその日にHしないと思うんですけどね!!
 アダルトビデオじゃないんだから!!こういうところはいかにもエンターテイメント映画的なのに、その他のところがまるっきりエンターテイメント作品になってないです!!
 
 ミステリー映画として見ても、ネタがすぐに割れちゃってミステリーになっていない!!
 スリラー映画としても全然怖くない!!

 本当になんでリメイクしちゃったんでしょう??これじゃ、今作は、ブライアン・デ・パルマ監督ののオリジナル版が「いかに面白かったのか!!」を再認識させてくれるためだけの作品になってます!!  0点


今作よりもブライアン・デ・パルマ監督のオリジナル版!

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なんでリメイクしたの??

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