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『ANNA アナ』

2021-01-23 02:08:11 | スパイ

ANNA アナ
ANNA(2019年フランス、ロシア、カナダ、アメリカ)
 監督:リュック・ベッソン
 脚本:リュック・ベッソン
 出演:サッシャ・ルス
    ルーク・エヴァンス
    キリアン・マーフィ
    ヘレン・ミレン
    アレクサンドル・ペトロフ

 ■ストーリー■
 1985年、ロシアのモスクワでスパイ活動を行うアメリカのエージェントたちが1日にして9人殺されるのだった。
 1990年、モスクワのイズマイロフスキー市場でモデル候補を探していたエージェントはマトリョーシカ売りの大学生アナを発見し、モデルにスカウトしパリに来るよう誘うのだった。アナはモデル事務所に入り半年でトップモデルとして活躍しはじめるが、モデル事務所の共同経営者オレグにしつこく誘われるのだった、、、。

 □■□ネタバレあり□■□
 絶対に知らないで観た方が面白いので、今作を観る映画ファンは読まないで下さい。


 ■感想■
 リュック・ベッソン監督のスパイスリラー映画。

 リュック・ベッソン監督の作品なので、またまた『ニキータ』で観たようなレストランで標的を狙うシークエンスが出てきますが、アクション映画度よりもスパイスリラー度の方が高い作品になってます、、、。
 このレストランのシーンは、リュック・ベッソン監督でなかったら、パクリと言われちゃいますよねー。

 例えるなら『レッド・スパロー』(2018年)のアクション風味付けって感じの作品です。
 アクション映画だと思っていたらスパイ物だったんで、なんかすごく得した気分に、、、。

 スパイスリラー度 ★★★★
 アクション度   ★★★
 真面目度     ★★★★
 

 アクションシーンもそれなりに用意されていますが、逆にストーリーの流れを遮っているのでは??と思ってしまう感じの作品に。
 リュック・ベッソンのいつもの軽ーい感じのアクション映画でなく、かなりマジメ風な作品に、、、。

 リュック・ベッソンだし、主人公は女性だし、いつもの脚本を書いているような女性を主人公にした『コロンビアーナ』(2011年)みたいなアクション映画??くらいの軽い気持ちで観たら思わずストーリーに引き込まれてしまいました、、、。

 リュック・ベッソンの映画が好きな映画ファンなら必見の1本。
 リュック・ベッソンの監督作なんか観たくもないという映画ファンにはおすすめしませんが、そうでないなら観ておいて損はないはず!!

 唐突にモデルのアナが拳銃を出して共同経営者を殺すあたりから時間軸が遡ったり、戻ったり、、、。
 時間軸、いじりすぎーとか思いますけど、今作のストーリーを考えるとしょうがない気も、、、。
 個人的には、時間軸が戻るのは、出来ればヘレン・ミレンとアナとの最後の車でのやりとりくらいの方が良かった気もしますけどねー。

 KGBの上司がヘレン・ミレンなので、絶対に何かある!と思ったらその通りの展開でした。
 これがイギリスのスパイ映画だったら、すでにCIAと密約が出来ているという設定なんでしょうが、そこまでではなかったです。それにアナも今作のようにはならず犠牲になったままって感じでしょうねぇ。

 ■日本語吹替キャスト■
 アナ      :志田 有彩
 オルガ     :磯辺 万沙子
 アレクセイ   :藤 真秀
 レナード    :津田 健次郎
 モード     :高橋 雛子
 ワシリエフ   :篦津 弘順
 モッサン    :栗田 樹
 サミー     :丸山 智行
 ジョン     :菊池 通武
 ドロテ     :村松 凪
 オレグ     :中野 泰佑
 ヴュルテンベルク:相馬 康一
 ペトラ     :大黒 舞香
 レナータ    :杉山 里穂
 インゲ     :古木 海帆
 マリオ     :菊池 康弘
 カメラマン①  :越後屋 コースケ

 

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『MI5 灼熱のコンスパイラシー』 シリーズ第2作

2018-10-23 21:03:55 | スパイ

MI5 灼熱のコンスパイラシー
TURK & CAICOS(2014年イギリス)
 監督:デヴィッド・ヘア
 脚本:デヴィッド・ヘア
 出演:ビル・ナイ
    ウィノナ・ライダー
    ヘレナ・ボナム=カーター
    クリストファー・ウォーケン
    レイフ・ファインズ
    ルパート・グレイヴス
    ユエン・ブレムナー
 
 ■ストーリー■
 MI5の元エージェント、ジョニー・ウォリッカーはトム・エリオットと名前を変えて西インド諸島のタークス・カイコス諸島の島で生活していた。
 島でジョニーをみかけた男カーティス・ペリシエから声を掛けられ、カーティスと彼の仲間たちと飲むことに。
 カーティスは、どうやらジョニーのことを知っているようすだった。
 飲んでいるときの話題からカーティスと仲間たちはこの島にホテルを建設しようとしているようなのだ。
 早々と切り上げたジョニーだったが、翌朝、カーティスの仲間の1人ダイドが殺されて発見されるのだった。
 
 数日後にこの島で国際会議が開かれ、会議の主催者がスターリング・ロジャーズということを知ったジョニーは、昔のMI5の仲間のロロに連絡を取り調査を開始するのだった。

 
 ■感想■
 デヴィッド・ヘア脚本&監督、ビル・ナイ主演のジョニー・ウォリッカーシリーズ第2作目。
 
 1作目は『MI5 消された機密ファイル』(2011年)のタイトルで2014年10月に今作と同じく「アメイジングD.C.」からリリース済みです。
 
 本国イギリスでも、シリーズ1作目から2作目まで放送されるまで3年間あったので、1年以上経ってからのリリースもちょうど良いのでは??

 3作目の『MI5 世界を敵にしたスパイ』も2016年にリリースされたので、日本でもジョニー・ウォリッカーシリーズ3作すべて観るコトが出来ます!!

 今作を観たのが前なのでうろ覚えで記事にします!
 
 とにかく観れたことが超ウレシイ!!

 イギリスのスパイ物のTVムービー!
 未公開作では、こういう作品のリリースが1番ウレシイです!!

 イタリアのジャッロでも、1970年代の台湾の武侠映画でもウレシイんですけどね。

 すでに3作目を観てしまっているので、感想は微妙なんですが、1作目の方が好きです。
 1作目は、いかにもイギリス映画のスパイ物といった感じですが、2作目の今作は南の島を舞台にノンビリした印象の作品に。
 スパイ物といっても、イギリス映画なんでアクションシーンはなし。

 ミステリーといった感じ。

 シリーズ2作目なので、主人公の説明なしでいきなり物語がスタート。で、この地味さ。
 この地味さがキライな映画ファンはもともと、イギリス映画のスパイ映画なんて観ないですよね。

 って、007もイギリス映画ですが、、。少し甘目の点数で 60点
 

MI5:灼熱のコンスパイラシー [DVD]
ビル・ナイ,ウィノナ・ライダー,ヘレナ・ボナム=カーター,クリストファー・ウォーケン,レイフ・ファインズ
アメイジングD.C.

 
1作目

MI5:消された機密ファイル [DVD]
ビル・ナイ,レイチェル・ワイズ,レイフ・ファインズ,フェリシティ・ジョーンズ,ジュディ・デイヴィス
アメイジングD.C.


3作目

MI5:世界を敵にしたスパイ [DVD]
ビル・ナイ,レイフ・ファインズ,フェリシティ・ジョーンズ,ヘレナ・ボナム=カーター,オリヴィア・ウィリアムズ
アメイジングD.C.


 

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『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』 スパイ大作戦映画化?

2016-02-03 23:46:40 | スパイ

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション
MISSION IMPOSSIBLE ROGUE NATION(2014年アメリカ)
 監督          クリストファー・マッカリー
 脚本          クリストファー・マッカリー
 原案          ドリュー・ピアース
             クリストファー・マッカリー
 出演          トム・クルーズ
             ジェレミー・レナー
             サイモン・ペッグ
             レベッカ・ファーガソン
             ヴィング・レイムス
             ショーン・ハリス
             アレック・ボールドウィン

 ■ストーリー■
 IMFのエージェント、イーサン・ハントと彼のチームのメンバーは、元スパイたちで作られた”シンジケート”という組織を追っていたが、罠にはめられ、イーサン・ハントは捕えられてしまうのだった。
 一方、”シンジケート”の存在自体を疑うCIAによってIMFは解散させられてしまうのだった。イーサンは、絶体絶命のピンチに陥るが、シンジケートの女スパイ、イルサに助けられるのだった…。

 □■□ネタバレあり!!□■□
 観る予定の人は観てから読んで下さい!


 ■感想■
 昨日、2015年のベスト10の記事を書きましたが、どの作品も記事にしていなかったので、まずは『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』から記事にします!!

 1960~1970年代の人気TVシリーズ「スパイ大作戦」を映画化した「ミッション:インポッシブル」シリーズ第5作目。
 主演は、製作者も兼ねているトム・クルーズ。

 この映画化のシリーズは毎回監督が違って、作品の雰囲気もだいぶ違うのが魅力になっています!!
 4作目の『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』(2011年)もかなり面白い作品でしたが、この5作目もすごくすごく面白い作品になっていました!!

 今まで、トム・クルーズ大活躍!がメインだったのに、今作では謎の女レベッカ・ファーガソンがトム・クルーズを差置いての大活躍!!

 レベッカ・ファーガソンって誰??

 ドゥエイン・ジョンソン主演、ブレット・ラトナー監督『ヘラクレス』(2014年)や、スウェーデン製のミステリー『ポゼッション』(2004年)に出演していた女優さんらしいのですが、どちらの作品も観ていますが全然、記憶にない…。
 『ヘラクレス』なんて観たばかりなのに…。

 IMFのイーサン・ハントもスーパースパイですが、レベッカ・ファーガソン演じるイルサもスーパースパイです!!
 MI6、すごすぎ!!
 ジェームズ・ボンドも真っ青な感じです!!
 
 イーサン・ハントもたじたじな感じ。

 イーサン・ハントがいなくても事件が解決しそうな勢いで活躍していました。

 ところで、シリーズ1作目から、どこが「スパイ大作戦」の映画化??という感じのシリーズでしたが、今作も、全然「スパイ大作戦」でない!!
 
 せめて、アヴァンタイトルのシーンだけでも、TVシリーズ「スパイ大作戦」のように知的に相手をだまして作戦を成功させるシーンにして欲しかったです!!
 アクション映画度★★★★★のトム・クルーズが輸送機にしがみつくシーンも映画としては大事なシーンなんでしょうが、ほんの少しだけでも「スパイ大作戦」チックなノリで作戦を成功させるシーンを入れて欲しいと思ったのは自分だけ??
 
 まぁ、TVシリーズと映画化したシリーズでは違う作品と割り切って楽しめば良いのは分かってはいるんですが…。 100点

ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション ブルーレイ+DVDセット(2枚組) [Blu-ray]
トム・クルーズ,ジェレミー・レナー,サイモン・ペッグ,レベッカ・ファーガソン,ヴィング・レイムス
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
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『サスペクト哀しき容疑者』韓流アクション大傑作

2015-10-11 22:56:15 | スパイ

サスペクト哀しき容疑者
THE SUSPECT(2013年韓国)
 監督          ウォン・シニョン
 脚本          イム・サンユン
 出演          コン・ユ
              パク・ヒスン
              ユ・ダイン
              チョ・ソンハ

 ■ストーリー■
 元北の工作員チ・ドンチョルは、人知れずソウルで暮らしていた。ドンチョルは、元同僚に家族を殺され、秘かに復讐の機会を狙っていた。
 そんなとき、やはり北から逃げ、ドンチョルと親交のある財界の大物パク会長が何者かに襲われる事件が発生するだった。現場にいたところから、ドンチョルは容疑者になってしまうのだが…。

 ストーリーは今から観る人のためにかなり適当にかいています!!

 ■感想■
 元工作員を主人公にした韓国のアクション映画。
 
 「面白すぎ~!!

 アクション映画が好きな映画ファンだったら、事前情報何も得ずに観て下さい!!
 「いや~、ホントに面白い!!」
 主人公を演じるのはTVドラマ「コーヒープリンス1号店」もコン・ユ。
 韓流ドラマのファンって、当然、コン・ユのファンだったら、今作も観ているんですよね。良く知らないですけど、「コーヒープリンス1号店」って軽い恋愛系のドラマなんですよね(未見なので自信なし。間違っていたらごめんなさい)。
 ドラマを観てたファンが、こういう作品も楽しんで観ちゃうんですよね。

 主人公のキャラクターは、アクション映画にありがちな、とにかく不死身なスーパーマン的な設定ですが、主人公を追う韓国のキム・ソッコのキャラクターもカッコ良く描かれています!!
 部下思いで、実力もあり正義感があって、そのため組織に今一馴染めないみたいな、アクション映画ファンだったら大好きなキャラクターです!!でも役職は大佐だから出世してるんですね。

 実は、自分は韓国映画って、あんまり観ないんですよね!!韓国映画で、今まで観た作品なんて、多分30本くらい??
 韓国映画をあんまり観ない自分が観ても、感動するくらい面白い作品です!!ランニングタイム137分、一気に観させてくれます!!


 今作とか観ちゃうと、日本映画は何やってるの??って少し悲しい気持ちに。隣の国では、こんなすごい作品撮ってるのに…。
 自分が興味ないだけで、面白い邦画もあるんでしょうが、純粋なアクション映画で、多くの映画ファンが楽しめるエンターテイメント作品とかって年に何本くらい作られているんでしょうねぇ??
 邦画もホラー映画のジャンルとかは、作品のデキ、不出来は別にして、作品数だけはけっこう頑張っているとは思うんですけどね。
 

 ところで、今作ですが、「そんなバカな!!」と思わせるシーンがありますが、エンターテイメント作品だから、全然OKです!!!どこがそのシーンかというと、少しだけネタバレになるので、観る予定の人は、読まないで下さい!!

 

 まず主人公の首に縄がかかる処刑シーンです!!この状態で、脱出するシーン!!こんなシーン、セガールの作品や、チャック・ノリスの作品でもやらないです!!でも、それをマジメに映像化しちゃうなんて、やりすぎ!!
 あと、ストーリーのキーになっているデータですが、それも良く考えると、ちょっと不思議な気持ちに。(まぁ、観ている間は全然気になりませんでしたけど)
 
 アクション映画ファン必見!! 90点


サスペクト 哀しき容疑者 スペシャルBOX ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産/3枚組) [Blu-ray]
コン・ユ,パク・ヒスン,チョ・ソンハ,ユ・ダイン,キム・ソンギュン
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『スパイ・レジェンド』ノヴェンバーマン映画化!

2015-07-26 23:30:22 | スパイ

スパイ・レジェンド
THE NOVENBERMAN(2015年イギリス、アメリカ)
 監督          ロジャー・ドナルドソン
 脚本          マイケル・フィンチ
              カール・ガジュセク
 原作          ビル・グレンジャー
 出演          ピアース・ブロスナン
              ルーク・ブレイスリー
              オルガ・キュリレンコ


 ■ストーリー■
 かつて、通り過ぎたあとすべてを破壊し死をもたらすような状況にすることから“ノヴェンバーマン”と呼ばれ恐れられた元CIAのエージェント、ピーター・デヴェローは、ある事故がきっかけで、今は引退してスイスのローザンヌでひっそりと暮らしていた。しかし、ある日デヴェローの前に元上司ハンリーが現れるのだった。ハンリーが言うには、デヴェローの同僚で今でも現役のエージェントのナタリアから、重大な情報を持っているが、誰も信用できないからデヴェローに回収に来てほしいという希望が出ているというのだ。
 しかし、ナタリアは次期ロシア大統領と目されるのフェガロフの元から重大な証拠を持ち出すことに成功するものの、それがバレ、追っ手に迫られてしまうのだった。ナタリアを助けられないと判断したCIAは、ナタリアを殺してしまうのだった。目前でナタリアを殺されたデヴェローは、殺害した実行犯たちを殺していくが、その中に元部下のメイソンを見つけるのだった。

 ■感想■
 ビル・グレンジャー原作の「ノヴェンバー・マン」シリーズの映画化。
 
 日本でもシリーズのうち、「ノヴェンバー・マン」(集英社文庫)「スパイたちの聖餐」(文春文庫)「ラーゲリを出たスパイ」(文春文庫)「チューリヒ・ナンバー」(文春文庫)「ヘミングウェイ・ノート」(文春文庫)と何冊かが1970年~1980年代に出版されました!
 
 どうやら、今作の原作は”THERE ARE NO SPIES”という作品らしいので、シリーズの中でも未訳の1作みたいですね!!

 ビル・グレンジャーの作品って、こんなにエンターテイメント度が高かったか、昔の話で忘れちゃいました。
 こんなにエンターテイメント度★★★★★でなかった気がするんですが、自分でもどの作品を読んだのか忘れてます!!
 確か、数冊読んだ気がするんですが、昔すぎで…。
 実家の押入れにでも、まだあるとは思いますが、原作がどんなシリーズだったか、ちょっと自信ないです…。

 映画化された今作は、すごく面白い作品になっています!!

 今風の雰囲気もありながら、エンターテイメント度も高く、肩のこらない娯楽作品になっています!!


 ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じている最近の007映画より1000倍はスキです!!
 最近の007映画は、B級ノリのアクションでもなく、シリアスでもない良くワケの分からない作品になっているうえに、敵側のスパイのような容姿のダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じていて、全然楽しめないです。

 今作は、ジェームズ・ボンド映画に比べれば、シリアスなノリの作品ですが、結局は、殺しのライセンスがあろうがなかろうが関係なくスティーヴン・セガールやリーアム・ニーソンのように外国で暴れまくりで、荒唐無稽的なアクション映画のノリになっています!!

 次期ロシア大統領候補の秘密を持った身内も、追っ手が迫っていて助けられそうもないとの理由で殺しちゃうあたり、ちょっと非道すぎでは??CIAでなく、スペクターでは??と思うほどの非情さ。

 ジョン・ル・カレの作品でもないのに、このバッサリ切ってしまうハードさと、後半のエンターテイメントのスーパースパイ映画のノリで、ちぐはぐ感が漂っています!!


 でも、小説が売れない時代とはいえ、今作が劇場公開されたときにビル・グレンジャーの原作も再販されなかったし、若い映画ファンの今作のイメージって、007を演じたピアース・ブロスナンがスパイを演じたエンターテイメントって印象なんでしょうねぇ。
 ヒロインも、ボンドガールだったオルガ・キュリレンコだし。 

 自分は、勝手にもうちょっと暗めなシリアスな作品と思っていたんで、良い意味で想像と違っていて、すごく楽しめました!

 ヒロインを狙っていた国際的な殺し屋があっけなくやられちゃうところとかも含めて、けっこう楽しめました!!ラストの展開も好きです!!こんな解決策って、ちょっと安易すぎでしょうけど映画だから良しとしましょう!! 80点

スパイ・レジェンド [DVD]
ピアース・ブロスナン,オルガ・キュリレンコ,ルーク・ブレイシー
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
スパイ・レジェンド [Blu-ray]
ピアース・ブロスナン,オルガ・キュリレンコ,ルーク・ブレイシー
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

 

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『MI5消された機密ファイル』イギリス製スパイ物TVムービー

2014-10-22 00:51:08 | スパイ

MI5消された機密ファイル
EIGHT PAGE(2011年イギリス)
 監督           デヴィッド・ヘア
 脚本           デヴィッド・ヘア
 出演           ビル・ナイ
              レイチェル・ワイズ
              レイフ・ファインズ
              フェリシティ・ジョーンズ
              ジュディ・デイヴィス
              マイケル・ガンボン

 ■ストーリー■
 英国機密諜報部MI5の諜報員ジョニーは、ある日、親友で上司でもあるベネディクトから、特別な機密ファイルを渡される。そのファイルには、同盟国アメリカのイギリスに対する、ある機密が書かれていた。ジョニーは家に帰宅すると向かいの部屋に住む若い女性ナンシーが助けを求めてくるのだった。長年の経験から、偶然を装って近づいてきたものと判断し、ナンシーの調査を依頼するのだった。
 そんなある日、ベネディクトは持病の心臓発作で帰らぬ人に。長官がいなくなったのを機に、組織を変えようとする動きが始まるのだった。

 ■感想■
 イギリス内務省管轄のMI5の諜報員の活躍を描く、イギリスBBCのTVムービー。
 主演はビル・ナイ、レイチェル・ワイズ、レイフ・ファインズ!
 どこまで豪華なの、イギリスのTVムービー!

 イギリス製の作品なので、ドンパチや爆発、カーチェイスシーンはまるっきり無いので、そういう映画は期待しないように。MI5は、銃も持っていないのでハデになりようも無いんですけどね。
 
 地味な作品ですけど、イギリスのスパイ映画が好きな映画ファンには、すごく面白く感じられるはず!とにかく面白い!あまりの面白さに、1分たりとも目が離せないです!
 やっぱりイギリス映画はこうでないと!!

 地味で初老のビル・ナイがカッコ良すぎ!!若いころ、モテモテで、行く先々でかつての恋人(奥さんかな??)に助けてもらうというジェームズ・ボンドも真っ青な感じのモテぶり!!

 最後が少し物足りない感じですが、本国では今作が評判が良かったのか2014年に続編 ”TURKS & CAICOS”と、”SALTING THE BATTLEFIELD”の2作品が製作されています!!最後のオチもイギリスのTVムービーと思えば十分痛快ではありますけどね!!

 とにかく1作目の今作をソフト化してくれて、ありがとうございます!!続編がソフト化されるように、みんなでDVD買っちゃいましょう!!売上が良くてもソフト化されるかは分からないですけどね!!
 
 できたら、日本でも今作の続編の2作品がソフト化されるとウレシイのに!!

 イギリスのスパイ映画が好きな映画ファンは必見!! 75点

MI5:消された機密ファイル [DVD]
ビル・ナイ,レイチェル・ワイズ,レイフ・ファインズ,フェリシティ・ジョーンズ,ジュディ・デイヴィス
アメイジングD.C.

 

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『ノンストップ 救出』父親はつらいよ 救出の旅路

2014-08-21 08:23:19 | スパイ

ノンストップ 救出
INESCAPABLE(2012年カナダ、南アフリカ共和国)
 監督          ルバ・ナッダ
 脚本          ルバ・ナッダ
 出演          アレクサンダー・シディグ
              ジョシュア・ジャクソン
              マリサ・トメイ
              オデッド・フェール

 ■ストーリー■
 カナダのIT関連のビジネスマン、アディブの娘ムラがシリアに旅行に出かけ行方が分からなくなったことを知るのだった。父親のことを調べるためにアディブにはそのことを秘密にして旅行に出かけたのだった。アディブはかつてシリアの情報部で働いていたのだったが濡れ衣を着せられ、国外追放になりカナダでビジネスマンとして成功したのだった。娘の行方を探るため、アディブは、シリアへと向かうのだった。
 
 □■□ネタバレあり□■□

 ■感想■
 『カイロ・タイム 異邦人』(2009年)のルバ・ナッダ監督の描くアクション映画。
 同じように外国で娘が行方不明になり父親が活躍する作品で有名な作品に『96時間』(2008年)や『沈黙の聖戦』(2003年)がありました。
 ピエール・モレル監督の『96時間』(2008年)では、元CIAのリーアム・ニーソンがパリで大暴れ!
 チウ・シントン監督の『沈黙の聖戦』(2003年)では、スティーヴン・セガールがタイで大暴れ!
 てっきり、今作の主人公も大暴れするのかと思いきや、現実的で右往左往しているだけの印象を受けるだけの活躍ぶり。

 DVDのパッケージでは、スゴク強そうな印象を受けるのに。

 主人公がまるっきり活躍しない!ルバ・ナッダ監督は、ヒロイックな主人公が活躍するアクション映画を撮るつもりは無かったんでしょうねぇ。まずリアル志向なのか、主人公が強くない!逆に弱いくらい!
 敵に襲われたとき、ピンチになる場面で、ず~と後をつけていたカナダ大使館の職員に助けられたりして、全然カッコ良くない!大使館員の尾行にも気づいていなかったっていうことですよね…。
 アクション映画を期すると、かなり肩すかしをくらう感じになるかもかも? 

 ルバ・ナッダ監督にアクション映画は合わないんですね。すごい違和感を感じます。

 こんな違和感は以前にも感じたことが!
 『ハンナ』(2011年)を観たときに感じた違和感でした!
 『つぐない』(2007年)『路上のソリスト』(2009年)のジョー・ライト監督が、なぜ、B級アクション映画定番のストーリーの映画を撮るの??と思いましたが、今回はそれ以上の違和感!!
 『ハンナ』はハリウッド映画ということもあって、面白くはないものの、それなりにアクション映画になっていましたが、今作は、本当にヒドイ! 

 監督は「わたし、アクション映画って撮ってみたかったのよねぇ~」とでも思ったんでしょうか??

 最後のクライマックスも、主人公は捕えられているだけで、解決するのは秘密警察のオデッド・フェールというのも、ある意味すごい展開かも?

 ハリウッド映画的でないアクション映画を観るのが好きな方はどうぞ。30点

ノンストップ 救出 [DVD]
アレクサンダー・シディグ,ジョシュア・ジャクソン,マリサ・トメイ,オデッド・フェール,サァド・シディクイ
アメイジングD.C.

 

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『ベルリンファイル』韓国製スパイアクション

2014-01-16 23:29:49 | スパイ

ベルリンファイル
THE BERLIN FILE(2013年韓国)
 監督          リュ・スンワン
 脚本          リュ・スンワン
 出演          ハ・ジョンウ
              ハン・ソッキュ
              リュ・スンボム
              チョン・ジヒョン
              イ・ギョンヨン

 ■ストーリー■
 ピョ・ジョンソンは、CIA、モサド、MI6にも記録が無い“ゴースト”のような北朝鮮の秘密諜報員だった。ジョンソンは、中東の組織との武器取引現場を韓国情報院に急襲されるが何とか、その場を切り抜け逃走に成功するのだった。秘密が漏れたことを疑うジョンソンの前に、かつての後輩の保安監視員トン・ミョンスが現れ、ジョンソンの妻リョン・ジョンヒが二重スパイの疑いがあると伝えるのだった。ジョンソンは秘かに妻の調査を始めるのだった。
 一方、韓国国家情報院のエージェント、チョン・ジンスは、捕り逃したジョンソンを追い続けていた・・・。
 
 ■感想■
 韓国製のスパイアクション。
 スパイアクションといっても、スーパースパイが活躍する活劇物というより、エスピオナージ物のサスペンス色の強いアクション映画になっています。

 同じく韓国のスパイアクション『シュリ』(1999年)を、2000年くらいに観たときも、韓国映画のあまりの見せ場!見せ場!のしつこいくらいのアクションシーンのアクション度の高さに驚きましたが、今作もあまりのエンターテイメント度の高さにビックリ!
 アクション度も満足ですが、ストーリーもエンターテイメント映画としてすごく楽しめる内容になっています!!
 
 「面白い!

 スパイ映画が好きな映画ファン必見!!
 
 でも、スパイ映画ファンだと、ベルリンで北朝鮮と韓国が好き勝手やっているのが気になるかも・・・。
 「ドイツの連邦情報局は、どうした??」とか突っ込みたくなるかも??
 
 CIA、モサド、MI6に記録が無いスパイって、設定もすごすぎですしね!
 そういうコトが言わずに、楽しむしかないですよね・・・。

 本当に面白い!スパイ物にありがちな、少し複雑なストーリーと、観客を飽きさせないアクションシーンの数々!
 観る前は、北のハ・ジョンウと南のハン・ソッキュが対決するアクション的な作品と思っていたのに、実際は、イギリスのスパイ映画風のエスピオナージ的なアクション映画だったので、ちょっと驚いちゃいました!

 東西冷戦の象徴ドイツのベルリンでロケまでしちゃって、こんな作品を作っちゃうなんて、すごすぎ!

 ハン・ソッキュの活躍するシーンが少ないのが、ちょっとだけ残念な気もしますが、それ以外はすべて良いです!
 
 こめかみを銃で狙っても逃げ出す特訓をしている北のスパイ!このシーンを観るだけでも、今作を観る価値ありかも??
 主人公のハ・ジョンウが映画の冒頭で、この技を使うのが、後半の伏線になっているのも良いです!!

 クライマックスでの敵との対決シーンが、長めすぎでちょっとしつこいのが、ちょっと気にかかりますが、まぁ、アクション映画だし、これくらいはしょうが無いですね!!韓国のアクション物らしく、主人公も敵も、不死身すぎなのも愛嬌で楽しんじゃいましょう!! 80点


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『メビウス』エリック・ロシャン監督スパイ物

2013-11-10 02:22:37 | スパイ

メビウス
MOBIUS(2013年フランス、ベルギー、ルクセンブルグ)
 監督          エリック・ロシャン
 脚本          エリック・ロシャン         
 出演          ジャン・デュジャルダン
              セシル・ドゥ・フランス
              ティム・ロス

 ■ストーリー■
 ロシア、FSBの高官チェルカチン配下のグレゴリー・リューボフは、力を持ちすぎた実業家ロストフスキーを潰すための情報を得るために、アメリカ人のやり手の女性証券マン、アリスに近づくのだった。FSBはモナコ警察を装い、アメリカでの証券取引委員会への復職を条件にロストフスキーの情報を流すようアリスに依頼してくるのだった。
 しかし、アリスは、今はCIAで働いていたのだった。CIAは、何も情報を与えない方が、活動しやすいとの判断で、アリスにFSBが接触してきたことを話さず、あくまでもモナコ警察の依頼でスパイ活動するように仕向けるのだった。一方、グレゴリーは、美しいアリスに惹かれていくのだった・・・。

 ■感想■
 『哀しみのスパイ』(1994年)エリック・ロシャン脚本、監督のスパイサスペンス。
 スパイをさせようとした一般の女性が、実は敵国のスパイだったらという、ちょっとだけ変わったスパイ映画です。
 フランス映画なので、そこに恋愛要素がしっかりと入り込み、まるで恋愛&サスペンス映画のような感じでストーリーが進んでいきます!

 ただし、後味もあまり良くないし、最初から最後まで、ストーリーが淡々と進んで行くので、スパイ映画ファン以外には、あまりオススメできないかも??
 でも、エンターテイメント映画が好きな映画ファンには楽しめるはずなので観て欲しいですね!
 
 スパイ映画といえば、最近の作品だと『裏切りのサーカス』(2011年)とかが好きな映画ファンなんかが、観たらけっこう楽しめるかも??
 イギリス映画的なノリと、フランス映画的なノリで、お国がらに違いがハッキリ出てて、映画ファンは、それだけでも楽しいですよね。今作は『裏切りのサーカス』みたいな本格派の作品では無いですけど・・・。
 
 ところで、今作より万人受けしそうな『哀しみのスパイ』は未DVD化作品なんでしたっけ??
 『哀しみのスパイ』って、なんで、DVD化されないんでしょうねぇ??
 オリジナルが138分の作品なのに、なぜか113分版のVHSにしかなっていないはず。
 138分版で、どこかのメーカーさんDVD、発売してくれないですかね??

 ちなみに今作は、大手レンタルDVDのチェーンTSUTAYAでのみ、レンタル扱いなんですが、こういう良質なサスペンス作品こそ、どこでもレンタル出来た方が良いのに・・・。
 こういう作品を観て、映画が好きになるような映画ファンを増やしたくないんでしょうかね??
 
 CIAよりも、FSBの方が上手な感じも、さりげなく描写してて、「やられちゃった!あ~あ」って感じです。スパイといえば、アメリカよりも、イギリスの方が情報戦が得意そうですもんね。
 65点
 

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『シャドウ・ダンサー』密告者vsスパイ

2013-08-14 00:02:55 | スパイ

シャドー・ダンサー
SHADOW DANCER(2011年アイルランド、イギリス)
 監督          ジェームズ・マーシュ
 脚本          トム・ブラッドビー
 原作          トム・ブラッドビー
 出演          アンドレア・ライズブロー
              クライヴ・オーウェン
              ジリアン・アンダーソン
              ブリッド・ブレナン
              エイダン・ギレン
              ドーナル・グリーソン
              デヴィッド・ウィルモット

 ■ストーリー■
 北アイルランド、ベルファストに住むコレットはIRAの闘士の兄弟ジュリーとコナーとともにIRAの闘士として活動していた。1993年のロンドンでの爆破未遂事件を起こすが、彼女をマークしていたMI5に捕らえられてしまうのだった。MI5のマックは、コレットを逮捕しない代わりに、IRAのケヴィンやジュリーの行動をスパイして報告することを求めるのだった。幼い子どもと過ごすためコレットは、しぶしぶ、マックの要求をのむのだが・・・。

 ■感想■
 トム・ブラッドビーの「哀しみの密告者」(扶桑社ミステリー)の映画化。
 原作者自ら脚本を書いています。
 MI5によって、IRAのスパイ活動を行うことになった女性のドラマを描くサスペンス。
 
 【ディナール英国映画祭】ゴールデンヒッチコック賞、観客賞
 【エディンバラ国際映画祭】最優秀演技賞(ブリッド・ブレナン、アンドレア・ライズブロー)
 【英国インディペンデント映画賞】最優秀女優賞(アンドレア・ライズブロー)
 等々、映画祭で賞を受賞しています。

 
 IRAとイギリスとの和平合意が結ばれる前のベルファストを舞台に、スパイ活動を行わざるを無くなった女性をサスペンスたっぷりに、ていねいに描いています。さすがイギリス、BBCが関わった映画です。

 ジェラルド・シーモア原作「暗殺者のゲーム」を映像化した『ハリーズゲーム IRA潜入司令』(1982年)もアクション映画として、IRAとイギリスとの戦いを描いていましたけど、今作は、アクションシーンはなく、淡々と1人の女性をメインにドラマを描いています。
 『ハリーズゲーム』も救いの無いラストでしたけど、主人公はエージェントでしたが、今作は主人公はごくごく普通っぽい女性だけに衝撃度は高いです。

 ハデな銃撃戦もなく、アクション映画的な爆発シーンもないのに、手に汗握るサスペンス!
 バカなお笑い番組を放映する時間があるなら、こういう良質な映画を地上波の映画枠で放送して欲しいですね。
 密告者<シャドーダンサー?を守ろうとするMI5、コレットを守ろうとするマック、子どもとの生活を守ろうとするコレット。立場でそれぞれ正しいと思うコトをしようとしているのに、訪れる悲劇。
 イギリス映画だし、原作もジャーナリスト出身だし、IRAを描いたテーマでもあるし、ハッピーエンドが待っているワケ無いですよね。いつものイギリス映画と思えばOKなラストが待っています。 65点

シャドー・ダンサー [DVD]
クライブ・オーウェン,アンドレア・ライズブロー,ジリアン・アンダーソン,エイダン・ギレン,ブリッド・ブレナン
東宝

原作は扶桑社ミステリー

哀しみの密告者 (扶桑社ミステリー)
Tom Bradby,野口 百合子
扶桑社

 

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