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『キューブレッド QUBE[■RED]』  キューブは関係ないスペイン映画

2024-05-01 23:27:02 | サスペンス

キューブレッド QUBE[RED]
LA HABITACTION DE FERMAT(2007年スペイン)
 監督:ルイス・ピエドライータ
    ロドリゴ・ソペーニャ
 脚本:ルイス・ピエドライータ
    ロドリゴ・ソペーニャ
 出演:ルイス・オマール
    サンティ・ミラン
    フェデリコ・ルッピ
    アレホ・サウラス
    エレナ・バイェステロス

 ■ストーリー■
 ある日、「フェルマー」と名乗る男から、数学者たちに問題の書かれた手紙が届く。その問題に正解した4名の男女がある家に招待されるのだった。部屋に招待された4名の元へケータイ端末から問題が出題されるのだった。ケータイ端末から出題される問題にはタイムリミットがあり、1つの問題に1分で答えなければならなかった。1分を過ぎると、その部屋にのカベが少しづつせまってくるのだった。

 ■感想■
 スペイン製のサスペンス映画。
 大ヒットしたカナダ製のサスペンス映画『キューブ』(1997年)とは全然関係ないです。
 なぜか、キューブもどきのタイトルがつけられていますが、今作はシトヘス・カタロニア国際映画祭やファンタスポルトでノミネート、受賞したすごく面白い作品です!!
 
 ノミネート、受賞した映画賞をあげると、
 【シトヘス・カタロニア国際映画祭】2007年
   作品賞 ノミネート
 【ファンタスポルト】2008年
   脚本賞 受賞
   ヨーロッパ作品賞 受賞
 【マラガ・ファンタスティック映画国際週間】2007年
   観客賞 受賞
   長編作品賞 受賞

 映画の中でいくつかの問題が出てきます、、。映画を止めてゆっくり考えれば答えが出てくる問題もありますが、、映画の中の登場人物たちに与えられた時間はわずか1分!!

 「1分じゃ、、ムリムリ、、」

 過去に同じような問題を解いたことがあれば1分でも多すぎですけど、、。
 このいくつかの1分で解かなければいけない問題が面白すぎて、、映画の本筋のミステリー度はスペイン映画としては普通って感じです!!
 それこそ、日本の2時間サスペンスなみのストーリーなんですけど、、でも、決してキライじゃないです!!
 それどころか、好きな作品です!!密室に閉じ込められた登場人物たちが必死に問題に答えながら、謎が徐々に分かってくるという構成で飽きさせないです!!
 ランニングタイムが88分と短いのも良いです!!

 TV東京の「午後のロードショー」で放映するのにも地味地味な感じ、、。
 でも、1980年代とかだったら、深夜の映画枠で放送したら受けそうな感じの作品(ほめてます!!)です。

 登場人物の数学者、頭良すぎ度 ★★★★
 出題される問題の方が面白い度 ★★★
 ストーリーのオチは普通度   ★★★★

 

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『恐怖の幻想』 いつものオチに近づきます、、。

2024-02-16 00:40:56 | サスペンス

恐怖の幻想
BURGA(2023年スペイン、カナダ)
 監督:アルフレッド・コントレラ
 脚本:アルフレッド・コントレラ
 出演:メルセ・ロラン
    フェド・アロンソ
    フェルナンド・エステソ
    ミゲル・モリーナ
    ゼマ・アリバ
    

 ■ストーリー■
 1960年、エレナは気づくと病院の病室にいた。副院長のバレ医師が言うには、エレナは外傷性ショックで一時的な記憶喪失になっていて入院してると知らされるのだった。その夜、病室で暗闇の中でナイフを持った男を見て助けを呼ぶが、やってきたセブリアン医師からエレナは統合失調症の治療中でそのナイフを持った男は幻覚だと説得されるのだった。
 また、レオという病院スタッフから、エレナは半年前から入院していて、エレナの父親は病院の院長だということを聞くのだった。
 
 
 ■感想■
 記憶喪失の女性が病室で目覚めると、、。
 どうせ、みんなで芝居をして主人公を罠にはめているのでは??
 と、サスペンス映画風の作品なのかなと思って観ていると、最後は、良く観るいつものオチに近い感じに落ち着きます。
 
 ジャンルがホラー映画になっていたものの、ホントはサスペンス映画でしょ、って勝手に思い込んで観ちゃいました!!
 
 しかも、”実話に基づく”の文字まで最後に出てきちゃいます、、。
 
 どこが実話に影響を受けているのでしょうか?
 
 それを言ったら、ジョー・ベゴス監督のホラー映画『人間まがい』(2013年)も実話って謳われてましたから、、全然OKですけど、、。
 何でもかんでも、”実話”って文字を出した方が良いと思っているのでしょうか??

 今作も時代設定が今ではないだろうなぁと観ていると1960年というコトがわかります。フランコ政権下のスペインということも分かりますが。
 今風の病院では、設定がまずかったのかわかりませんが、、時代設定を1960年代にしたのはなぜなんでしょう??

 ランニングタイム100分も少し長いかも。。ヒロインが幻覚を見るシーンがたびたび出てくるので、、またぁ、、って感じに。
 75分くらいだったら、面白かったのかも??

 Z級の作品かなぁ、、と思って観たのが良かったのか、普通に最後まで観れました。
 
 そんなにオチに驚けない度 ★★★
 幻覚シーンが多いかも度  ★★★★
 実話ってどのあたりが?度 ★★★★★

 

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『ドント・リサーチ 恐るべき素顔』 調べちゃダメダメ

2024-02-15 00:52:56 | サスペンス

ドント・リサーチ 恐るべき素顔
COMPULSION(2018年スペイン)
 監督:アンヘル・ゴンザレス
 脚本:アンヘル・ゴンザレス
 出演:マリーナ・エステベ
    パコ・マンサネド
    スサナ・アベイトゥア
    エライナ・デ・グズマン

 ■ストーリー■
 翻訳家エスタは、同棲している彼ロベルトがよそよそしい態度をとっていると感じていた。浮気しているのではないかと疑うエスタは、ロベルトを尾行するのだった。
 案の定、ロベルトは若い女性と会い、郊外の屋敷へと向かうのだった。エスタはロベルトにだまったまま、その屋敷へと入って行くのだが、、、。

 ■感想■
 彼氏がシリアルキラーというコトを知った女性を描くスペインのサスペンス映画。
 ストーリーは、ほんとうにそれだけなので、全然期待もしないで観たんですが、、すごーく面白い!!
 
 監督や脚本の力ってすごいって感じてしまいました!! 
 彼氏がシリアルキラーだと知ってヒロインが捕まっている女性を助け、自分も何とか逃げようとするだけのストーリーなのに、これだけ緊張感持ってストーリー運びするなんて、、。
 
 Z級の映画だったら、観るのもツライようなストーリーなのに、、すごく面白い!!
 
 オリジナルビデオでもおかしくない単純なストーリーなのに、、、。

 90分枠だった「土曜ワイド劇場」で放送されても全然おかしくないようなストーリーですけど、劇場用作品として、こんなに面白く出来るなんて、、。
 
 
 監督、脚本以外にも、撮影や編集、出演者の演技もありますけど、、同じストーリーで(脚本は少し変えてもOKで)色んな監督に撮ってもらいたい、、。
 
 映画の長さは65分くらいから120分くらい。
 基本的なストーリーは同じ。
 この2つの条件で、色んな国の色んな監督でリメイクして欲しいです。

 ランニングタイムも84分と短めですごく観やすい!!
 期待していなかったのも良かったんでしょうけど、、かなり感動しました!!
 
 今作の紹介によるとイタリアの【フルムーン・ホラー&ファンタジー映画祭】で最優秀作品賞受賞したそうです。
 その他の映画祭でも、受賞、ノミネートされています。
 【シトヘス・カタロニア国際映画祭】2017年
   (アンヘラ・ゴンザレス)ノミネート
 【ツイン・リバース・メディア・フェスティバル】2018年
   長編作品賞 受賞
 【タブロイド・ウィッチ・アワード】2018年
   女優賞(マリーナ・エステベ) 受賞
   助演女優賞(スサナ・アベチュア) 受賞
   編集賞              受賞
 【イマジン映画祭】2018年
   ムービー・ゾーン賞 受賞
 【ホラーント映画祭”フライト・ナイト”】2018年(ギリシャ)
   作品賞 ノミネート
 【モリンズ映画祭】2017年(スペイン)
   観客賞 ノミネート
 【アナトミー・クライム・ホラー映画祭】2018年(ドイツ)
   作品賞(ホラー) 受賞
   監督賞(ホラー) 受賞
 【エドモントン恐怖国際映画祭】2018年(カナダ)
   最初の長編作品賞 受賞
  その他、数多くの映画祭に出品されています。
 
 映画賞を獲得したり、ノミネートされるのも当然の面白さ!!
 色んな「ドント◯△❑」の日本タイトルの作品がありますが、その中でも、超傑作!!
 スペイン映画、イタリア映画に甘いので、あんまり自分の評価とか信用しないで下さい!!

 期待していなかったのも良かったんでしょうけど、、かなり感動しました!!

 犯人の最後はあっけない度      ★★★★
 もう少し盛り上げても良かったのに度 ★★★
 浮気は疑っちゃいけない度      ★ 

 

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『冷たい嘘』 ウソつきは泥棒のはじまりっだったっけ??

2024-01-24 23:52:03 | サスペンス

冷たい嘘
THE LIE(2018年アメリカ)
 監督:ヴィーナス・スード
 脚本:ヴィーナス・スード
 オリジナル脚本:マーカス・セイバート"Wir Monster"
         セバスティアン・コー
 出演:ミレイユ・イーノス
    ピーター・サースガード
    ジョーイ・キング
    キャス・エンヴァー
    

 ■ストーリー■
 ジェイは娘のケイラを車でバレエの合宿に送るときに、バスを待つケイラ友人ブリトニーから声を掛けられ一緒に車に乗せていくことに。ブリトニーがトイレに行きたいと言いだし、山道に車を停車し2人を降ろすのだった。しばらくすると声が聞こえ2人の様子を見に行くと、ケイラが橋の上で呆然としている姿を発見するのだった。川を見に行くがブリトニーは発見できなかった。警察に連絡しようとするジェイに、ケイラは口論して自分がブリトイーを川へ突き落とし殺したと告白するのだった、、。
 気が動転したジェイはケイラを連れ帰り、元妻で弁護士のレベッカに相談し、ケイラが起こした事件を隠蔽することにするのだが、、、。


 □■□ネタバレあり□■□
 ネタバレなしで観ないと面白くないので、観てから読んで下Welcome to the Blumhouse

 ■感想■

 Amazonプライム配信、ブラムハウス製作のアンソロジー”Welcome to the Blumhouse”の1本。
 ドイツ映画”Wir Monser”(2015年)のリメイクとのこと。

  サスペンス映画を観なれた映画ファンからすると、どこかで観たコトあるような感じのストーリーが展開してきます。
 大体、原題が”The Lie”、日本版タイトルが”冷たい嘘”ですからねー、、。

 ブリトニーの父親がちょこちょこ出てきて、ケイラを疑いだすし、、。
 ジェイとレベッカは必死に隠すし、、。
 こういうサスペンス映画で、絶対に起こすであろう悲劇が当然起きます!!
    映画的に、こういう事件がおきないとドラマチックにならないですからね、、。

  でも、両親だったら、事件を起こしたあとの娘の日常の態度で気がつかないと、、。
 あれがホントに殺していてあの態度だったら、ケイラは完全にソシオパスでは??
 
 映画を観ている視聴者は、かなりの人が気がついているはずなのに、、登場人物の夫婦はアタフタしまくり。
  
 でも、ホントにこんなことがあったら、こんな感じになっちゃうんでしょうか??
 ジェイは、初動が明らかに失敗です!!
 橋の上ですぐに警察に連絡しないと、、、。川に落っこちてケガしてても、ブリトニーを発見して病院に搬送すれば大丈夫な可能性高いのに、、、。

 最後は観ている映画ファンの想像通り、ブリトニー登場で、ケイラとブリトニー2人で嘘ついてました、、。って!!
 合宿行きたくないし、カレのところにいたいし、、。

 取り返しがつかないことが前の晩に起きているのに、、。
 
 映画のラスト、家のドアホンがなっているのは、警察なんでしょうか??

  ランニングタイム97分で観やすいので、深く考えずに観るなら十分楽しめます。。

  深く考えずに観るのに最適度 ★★★★
 タイトルでネタバレしてる度  ★★★★★
 取り返しつかない度      ★★★★

 

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『モスクワ・ゼロ』 モスクワの地下道も怖い、、。

2024-01-17 23:37:12 | サスペンス

モスクワ・ゼロ
MOSCOW ZERO(2006年スペイン、イギリス)
 監督:ルナ(マリア・リドン)
 脚本:アデラ・イバネス
 出演:ヴィンセント・ギャロ
    ヴァル・キルマー
    オクサナ・アキンシナ
    セイジ・スタローン
    ヨアキム・デ・アルメイダ

 ■ストーリー■
 オーウェンは、モスクワの地下道で行方不明になった知り合いのセルゲイを探すために、モスクワへやって来る。仲間のアレック、ユーリ、パーヴェルと一緒に、セルゲイを探すために迷路のような地下道へと入っていくのだった。しかし、モスクワの地下道には悪魔が棲むという都市伝説があり、行かない方が良いと忠告されるのだった。
 

 ■感想■
 モスクワの地下道を舞台にしたサスペンススリラー映画。
 監督は『娼婦たち』(2003年)のルナ(マリア・リドン)。
 もう、この監督だけで警戒しなければいけなかったんですけど、やっぱりというか想像通りの盛り上がりの無い作品でした!!
 
 地下道を舞台にしたサスペンスって画面が暗いし、盛り上げようも無いのか面白くするのが大変なんでしょうか??
 
 パリの地下道を舞台にしたサスペンス映画『カタコンベ』(2007年)もすごくすごく盛り上がらなかったですしね。
 POVで観にくいことしか覚えていない『地下に潜む怪人』(2014年)
 
 つい最近、記事をアップした『カタコンブ 地下墓地の秘密』(2022年)が名作に思えるくらいグダグダな展開!!
 『カタコンブ 地下墓地の秘密』は、一応ラストのクライマックスに向けて、それなりのホラーキャラクターが登場して分かりやすく暴れてましたからね。

 今作は、ホラーなのか、サスペンスなのか、ドラマなのか、、、多分ホラー(オカルト)ですね、。

 極端に書くと、エンターテイメント映画になってません!!
 そこまで書くと極端すぎですね。エンターテイメント映画を目指していたんでしょうけど、盛り上げ方がへたなのと、ストーリーが全然面白くないだけですね、。
 ランニングタイム82分なのに、150分の作品をみているかのような感じ、、。
 Z級の映画なら、良くありがちなコトですが、それなりの出演者、監督なのに、、。
 せめて、あと20分くらい短くしてくれれば、、。
 
 しかも製作費1000万ドルの作品ですからね。
 撮影許可をとったりするのに経費がかかっちゃったんでしょうか??
 ちなみに、モスクワでロケしてるので移動費とかもけっこうかかっちゃたんでしょうか??

 ストーリーに余り関係してこない、いかにも宗教的な要素が出てくるだけで、それが伏線にも何にもなっていないあたりが、マジメなドラマって感じです!!
 
 セルゲイを探すオーウェンたちの物語。
 都市伝説を調査するため地下に入ったセルゲイの物語。
 都市伝説を証明するような地下にいる霊の物語。
 
 なんでもかんでも入れておこうと思ったんですけど、ちゃんと整理して理解できているのは脚本家と監督だけなのでは??

 最後も投げっぱなしのような感じだし、、多分生き残ったメンバーは逃げれるんでしょうけど。
 最後、どうなるのかは、観てる人の想像にお任せしますみたいな作品じゃないでしょ、、。

 3か月もしたら、観たという記憶しか残らないのでは??

 オカルト映画度            ★★★
 ストーリーが整理できているのか不明度 ★★★★
 画面が暗くて良くわからない度     ★★★★★

『カタコンブ 地下墓地の秘密』が名作に見えてくる、、、。

色んな地下墓地が、、、。

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『コールド・バレット 凍てついた7月』 ジョー・R・ランズデール原作

2024-01-11 09:49:26 | サスペンス

コールド・バレット 凍てついた7月
COLD IN JURY(2014年フランス、アメリカ)
 監督:ジム・ミックル
 脚本:ニック・ミダチ
    ジム・ミックル
 原作:ジョー・R・ランズデール「凍てついた7月」(角川文庫)
 出演:マイケル・C・ホール
    サム・シェパード
    ドン・ジョンソン
    ヴェネッサ・ショウ
    ニック・ミダチ
    ワイアット・ラッセル

  ■ストーリー■
 1989年、深夜、テキサス州に暮らすデイン家に侵入者があり、リチャードは侵入者フレディを殺してしまうのだった。フレディが犯罪者だったこともあり、正当防衛が認められリチャードは罪に問われなかったものの、罪の意識からフレディの葬式に行き、その場で、フレディの父親ベンに会ってしまうのだった。
 息子が殺され怒り心頭のベンはデイン家の周りをうろつきだすのだった。そして何者かがベンが自宅に押し入ってきて、、。
 


 □■□ネタバレあり□■□
 中盤以降の展開についてネタバレしています。
 今作は途中からの展開について知らないで観た方が絶対に面白いので、
    観てから読んで下さい。


 ■感想■
 ジョー・R・ランズデール原作の映画化したサスペンス映画。
 正当防衛で侵入者を殺してしまった家族の元に、侵入者の父親が現れるスリラー映画。
 侵入者の父親を演じているのがサム・シェパードで、怖すぎ、、、。
 正当防衛で侵入者を殺した抱けなのに、、侵入者の父親に逆恨みされ、、。
 
 と、思っているとストーリーは全然違う方向に、、、。

 サム・シェパードがネチネチいやがらせするストーリーなんだろうなぁ、、。
 と勝手に思い込んで観ていたら、あれよ、あれよ、と犯罪映画になり、しかも、警察ぐるみの犯罪隠ぺいがわかり、素人3人が犯罪者と戦う映画に、、。
 3人目は、探偵役のドン・ジョンソン。
 カッコ良いんですけど、何者ですか??
 探偵って、歩く治外法権みたいなマイクハマーじゃないんだから、これは暴れすぎでしょ!!
 3人とも、日本の時代劇の登場人物のように暴れすぎ!!
 いくら1989年とはいえ、これはやりすぎ!!結局、犯罪者同士の仲間割れってコトで処理されちゃうんでしょうか??
 
 まぁ、警察もフレディのことは知っていて目をつむっていたんだから、大事にはしたくないでしょうしねぇ、、。

 

   原作もあるので、読まれた方にとっては、普通の展開なんでしょうけど、映画で初めて観た人は驚きの展開。どんでん返しとまではいかないですけど、平凡な家庭人が悪質なヤツからネチネチされるスリラー映画が、極悪人を退治するアクション映画に変更になっちゃいます!!

 リチャードが、悪質ないやがらせから息子のジョーダンを守ろうとするの父子の物語と展開すると思っていると、違うもう1つの父子の関係が物語のメインになっていきます。
 息子フレディがモラルのない極悪人と知った父親ベンが、やるべきことをしようとする父子の物語へ、、。


 今作はいろんな映画賞を受賞、ノミネートされています。
 わかっている賞をあげると、
 
 【ドゥーヴィル映画祭】2014年
   特別グランプリ(ジム・ミックル) ノミネート
 【エディンバラ国際映画祭】2014年
   観客賞 ノミネート
 【サウスイースタン映画批評家協会賞】2014年
   ワイヤット賞 ノミネート
 【サンダンス映画祭】2014年
   作品賞 ノミネート
 【ワルシャワ国際映画祭】2014年
   フリー・スピリット・アワード ノミネート
 【クロトゥルーディス・アワード】2015年
   脚色脚本賞(ジム・ミックル、ニック・ダミチ) ノミネート
 【タリン・ブラック・ナイト・フィルム・フェスティバル】2014年
   北米インデペンデント映画作品賞 ノミネート
 【U.K.クライム・スリラー・アワード】2014年 
   作品賞 受賞
 【ブカレスト国際映画祭】2015年
   作品賞 ノミネート

 賞を獲ったり、ノミネートされるのも分かります!!面白いです!!

 監督のジム・ミックルは吸血鬼映画『ステイク・ランド 戦いの旅路』(2010年)、パニック映画『ネズミゾンビ』(2006年)、スリラー映画『月影の下で』(2019年)とエンターテイメント作品をコンスタントに監督しています。
 『月影の下で』もホラー系のスリラー映画と思っていると、中盤から驚きの展開に、、。
 
 最近はTVシリーズとかを監督しているみたいですが、エンターテイメント映画を監督して欲しいですね。その時は日本でリリースして下さい。

 

原作も邦訳されています。

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『ドント・ウォーリー・ダーリン』 まさかのオチ、、

2024-01-09 22:46:52 | サスペンス

ドント・ウォーリー・ダーリン
DON'T WORRY DARLING(2022年アメリカ)
 監督:オリヴィア・ワイルド
 脚本:ケイティ・シルバーマン
 原案:ケアリー・ヴァン・ダイク
    シェーン・ヴァン・ダイク
    ケイティ・シルバーマン
 出演:フローレンス・ピュー
    ハリー・スタイルズ
    オリヴィア・ワイルド
    ジェンマ・チャン
    クリス・パイン

 ■ストーリー■
 1950年代のアメリカ、アリスは夫ジャックと郊外の町で平和に暮らしていた。町の男性たちはみんな砂漠の先のビクトリー社で働いていた。妻たちは家にいて専業主婦として生活していた。ある日、アリスは、友人のマーガレットからこの町にいてはダメと忠告を受けるのだった。また、アリスはバスで砂漠に行ったときに軽飛行機が墜落する現場を見て助けに行こうとするのだったが、、。
 
 □■□ネタバレあり□■□
 今作の重要なネタに触れてます。このネタがわかっちゃうと面白さが無くなるので観てから読んで下さい。でも、今作おすすめしていません。観るなら自己責任で観て下さい。
 今作のコトが好き!面白い!と思った方もほめてないので読まないで下さい!
 

 ■感想■
 理想的な1950年代の町に住む主婦が生活に疑問を持つサスペンス映画。
 製作費2000万ドルの作品です。
 でも、フローレンス・ピュー、ハリー・スタイルズ、クリス・パインの出演料を考えると、、、。
 出演者のギャラ以外はあまりお金がかかってないかも??
 2000万ドルあるなら、普段、自分が観るような低予算のホラー映画何本作れるのか、、。

 このネタでランニングタイム123分!!
 長すぎ!!
 あと40分くらい短くて良かったのに、、。
 
 脚本&監督は、女性の地位だとか、社会での女性への差別とか描きたかったんでしょうね!!
  
 『13F』(1999年)『ヴィレッジ』(2004年)、『恐怖の獣人』(1958年)少しネタバレしてます。

 それにしても、他の作品でけっこう前に使われたオチで作っちゃいましたね、、。

 このショッキングさは、M・ナイト・シャマラン監督の『ヴィレッジ』よりも大きいです。
 1958年の『恐怖の獣人』と同じようなネタで映画を作っちゃったような『ヴィレッジ』よりも、、。
 『ヴィレッジ』はエンターテイメント作品としてある程度面白かったから、しょうがないかな?とか思いましたけど、、、。
 

 
 自分は『ステップフォード・ワイフ』(2004年)系のオチだと思ったんですけど違ってました。
 想像の上を行ってました、、。

 まさか、まさかの『13F』と同じようなネタを使うなんて、、、。
1999年の『13F』の方が衝撃的でした。
 仮想現実を使って色んなエンターテイメント作品がありました。『マトリックス』(1999年)、『イグジステンス』(1999年)、、。『13F』、『マトリックス』、『イグジステンス』すべて1999年の作品です。1999年は仮想現実がブームだったんでしょうか??
 今作も1999年製作の作品だったら、別に目立たなかったのに、、。

 でも、あまりにも普通過ぎて、、、。
 
 「まさか、そんな単純なオチのワケないよね、、」
 
 一瞬よぎった仮想現実オチですが、自分で否定しちゃいました。
 今や、このオチ使うのって低予算の作品くらいだと勝手に思い込んじゃいました。
 
 脚本家と原案はそれを狙ったんでしょうか??
 でも、考えたら1999年の作品って、20年以上前の映画だから、観ていない映画ファンも少なくないかもしれないですね、。

 
 『13F』観たくなった度          ★★★★
 20年前の映画を観ていなけれべ驚ける度 ★★★★★
 全然オチに気がつかなかった度     ★★★ 

 

『13F』(1999年)

『イギジステンス』(1999年)

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『エージェント:ゼロ 漆黒の暗殺者』 暗殺者がいっぱい、2021年

2023-12-17 00:25:48 | サスペンス

エージェント:ゼロ 漆黒の暗殺者』(別題:『アサシン・ハント』)
THE VIRTUOSO(2021年アメリカ)
 監督:ニック・スタグリアーノ
 脚本:ニック・スタグリアーノ
    ジェームズ・ウォルフ
 出演:アンソン・マウント
    アビー・コーニッシュ
    アンソニー・ホプキンス
    デヴィッド・モース
    エディ・マーサン
    リチャード・ブレイク

 ■ストーリー■
 完璧な仕事をする殺し屋は、ある仕事で一般人を巻き込んでしまった一流の殺し屋の男は、山小屋でひっそりと暮らしていた。ある日、彼の元にメンターが現れ次の指令を出す。
 その指令は「午後5時にダイナーにいる標的ホワイトリバーズを暗殺せよ」というものだった。暗殺するターゲットが良く分からぬまま、言われたダイナーへと向かうのだが、、。

 □■□ネタバレあり□■□
 少しネタバレしてるので、観てから読んで下さい!

 ■感想■
 以前の仕事で一般人を巻き込んでしまい仕事辞めたがっている殺し屋を描くスリラー映画。
 未体験ゾーンの映画たち2023 で『アサシン・ハント』のタイトルで上映されたあと、『エージェント:ゼロ 漆黒の暗殺者』のタイトルでDVD化されました。

 出演は、アンソニー・ホプキンス、デヴィッド・モース、アビー・コーニッシュと豪華な作品です。
 主人公演じたアンソン・マウントは『マンディ・レイン 血まみれの金髪女子高生』(2006年)、『SAFE セイフ』(2014年)、『フライト・ゲーム』(2014年)、『THE FORGER 天才贋作作家 最後のミッション』(2014年)、『ヴィジョン 暗闘の来訪者』(2015年)、『バッド・バディ! 私とカレも暗殺デート』(2016年)等々に出演していたらしいのですが、全然記憶にないです、、、。すいません、、、。

 
 映画の冒頭、完璧な仕事をする殺し屋の独白で、仕事ぶりが淡々と語られるので、この主人公、すごい、ゴルゴ13みたい??などと期待したんですが、全然ダメダメ、油断しすぎ、、。

 ソフトのパッケージで超バレバレですが、ダイナーのウェイトレスのデキシーがどう考えても怪しいのに気を許しすぎです、、、。
 
 「ゴルゴ13」の主人公デューク東郷に怒られちゃいますよ、、。

 「ゴルゴ13」のデューク東郷みたいになるのは絶対的に無理なので、せめて映画的にいうと『メカニック』(2011年)のジェイソン・ステイサムくらい緊張感持って生活して欲しいです。

 こんなに凄腕の殺し屋なのに、女性には甘すぎって、、、。
 全体的に雰囲気も良いし、ランニングタイム110分と少し長めですけど、途中だれることなく観れる作品なので、惜しい感じです。

 主人公が、ウェイトレスのことを怪しいと思うシーンがあるのに、すぐに信用しちゃうなんて、、。
 主人公が、ウエイトレス返り討ちにして、メンターまで殺しちゃった方がアクション映画として爽快感があったのに、、。

 でも、殺し屋を主人公にした映画の教科書みたいな作品で、けっこう楽しめました。
 アクションシーンはあるものの、どちらかと言えばサスペンス映画に近いノリの作品です。
 

 殺し屋映画度      ★★★★
 アクション映画度    ★★
 パッケージでバレバレ度 ★★★★

 アクション映画好きなら観ても良いかも??


原作のコミックと違いますが、、、これはこれで面白い。

ドーソンの放つ刺客のキャラクターは、アクション映画のレベルを超えてホラー映画のキャラクター。

続編の中編も作られました(前作とデューク東郷のキャラクター以外つながりありません、、)

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『search #サーチ2』 ネットならまかせとき!

2023-12-16 23:21:31 | サスペンス

search #サーチ2
MISSING(2023年アメリカ)
 監督:ウィル・メリック
    ニック・ジョンソン(ニコラス・D・ジョンソン)
 脚本:ニック・ジョンソン(ニコラス・D・ジョンソン)
    ウィル・メリック
 原案:セヴ・オハニアン
    アニーシュ・チャガンティ
 出演:ストーム・リード
    ヨアキム・デ・アルメイダ
    ケン・レオン
    エイミー・ランデッカー
    ダニエル・ヘニー

 ■ストーリー■
 幼いころに父親を病気で亡くしたロサンゼルスの女子高校生ジューンは、ボーイフレンドのケヴィンとコロンビアへ行った母親グレイスが帰国予定日になっても帰ってこないことに不安になる。ジューンは警察に相談するが相手にしてもらえず、なおかつ海外ということでラチが明かず、パソコンやスマホといったデジタルツールを使って自分で探すことにするのだが、、。

 ■感想■
 娘の消息を探す父親をパソコンやスマホといったデジタルツールの画面だけで描いた画期的なサスペンス映画『search サーチ』(2018年)の続編。
 前作『search サーチ』のアニーシュ・チャガンティ監督の原案をもとにデジタル世代の若者を主人公に描いています!!
 脚本のセヴ・オハニアンは今作も脚本で参加。

 前作の主人公の父親もすごくデジタルツールを活用していましたが、今作の主人公ジューンは、その100倍活用しています!!前作の父親も頑張っていましたが、その比ではないです!!超活用しまくり!!
 
 生まれたときから携帯電話やパソコンが身近にあった世代が主人公とはいえ、あまりの手際に良さと速さで、観ている自分が全然ついていけない状態!!

 「そんなコトできるのー!?

 母親グレイスのボーイフレンドのパスワードを手に入れたり、コロンビアでは雑用係を"NINJA"で雇って探ってもらったり、、、リアルカメラの映像で確認したり、凄すぎなんですが、、。
 
 ランニングタイム111分とかなり長めの作品ですが、ダレルことなく一気にみせてくれます!!POV映画があまり好きでない自分がそうなんだから、POVが全然気にならない映画ファンはすごーく楽しめるはず!!
 もう自分はPOVが好きでないというより、どちらかと言えば、苦手!キライ!観たくない!、、っていうのが正直なトコロ!!

 でも、今作はそんなこと全然感じさせませんでした。観ているあいだに、POV映画ってコトも忘れちゃいました(ちょっとオーバーに褒めすぎ)。

 コロンビア現地で母親の足取りを探してくれるウーバーのハビエル役でヨアキム・デ・アルメイダが出演していました。自分が観る作品がかたよっているせいでしょうが自分が出演作を観るのは『パリより愛をこめて』(2010年)以来です。
 制作費700万ドルって、アメリカの作品にしてはかなり、というかメチャクチャ低予算!!

 低予算で、画期的(前作と同じですが)、面白い!!
 サスペンス映画ファンなら必見!!

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『セブンスフロア』 ブルック・シールズ、、出演料いくら??

2023-12-15 23:50:22 | サスペンス

セブンスフロア
THE SEVENTH FLOOR(1994年オーストラリア)
 監督:イアン・バリー
 脚本:トニー・モーフェット
 原案:ブルース・トロスト
    ジョン・サクストン
    ショーン・グッドウィン
    スティーヴ・マシューズ
 出演:ブルック・シールズ
    加藤 雅也
    クレイグ・ピアース
    リンダ・クロッパー
    ラッセル・ニューマン

 ■ストーリー■
 事故死した夫の会社の共同経営者だったケイトは会社で経営に携わるが、同じく共同経営者のビビアンに疎ましく思われていた。ケイトは資金難のため、会社の倉庫を改装して部屋として貸すことにする。会社の日本人プログラマー、サトウミツルに貸すことにするのだが、その頃から不審なことが起き始めるだった、、。 

 ■感想■
 ブルック・シールズ出演の制作費300万オーストラリアドルの低予算映画。
 ブルック・シールズの出演料はいくらだったんでしょう??
 観ている間、ずーと気になっちゃいました。

 今作と10年くらい違うので単純に比較できないですけど、1982年のオリビア・ハッセー、スティーヴ・レイルズバック出演の低予算Sci-Fi映画の制作費が『スローター・ゲーム』の製作費が250万オーストラリアドル。『スローター・ゲーム』のリメイクが2014年のドミニク・パーセル出演の『ジェノサイド・ゲーム』です。
 
 ドルフ・ラングレン主演のマーベルコミックを映画化したオーストラリア映画『パニッシャー』(1989年)の製作費が900万ドル(オーストラリアドルでなくアメリカドルで)。
 1994年頃の作品と比べると、アメリカ、イギリス合作のオーストラリア映画、話すブタの映画『ベイブ』(1995年)の製作費が3,000万ドルです(こちらもアメリカドルで)。

 今作は、ソフトが東映ビデオから出ていたので、てっきり豪華なVシネマかと、ずーーーッと思っていましたが、劇場公開している作品でした。
 ヒロインのケイトが、共同経営者(株主?)エドの車に乗っているシーンがあるんですが、右ハンドルなので、、おや?と思っていたら、オーストラリア映画でした、、。
 
 日本、アメリカの合作と思っていたら、アメリカ映画でなくオーストラリア映画でした。
  
 勘違いに次ぐ勘違い!
 しかも、25年以上勘違いしてました!!

 IMDbによると、オーストラリア映画になっています。あれ、日本がない、。
 東映が、海外と合作で作ったと思うんですが、、。
 製作者も日本人も入ってるし、。

 今作の登場人物のモラルが今と違いすぎ、、。
 ヒロインのブルック・シールズと仲の良いエドは、ブルック・シールズのコトが嫌いな共同経営者(株主?)ヴィヴィアンとHしちゃうし、、。ブルック・シールズも部屋を貸したヒロインも加藤雅也演じるサトウとHしちゃうし、、。
 全員、1970年代のジェームズ・ボンドのような下半身の節操なさ、、(本当はそこまでひどく無いですけど、、。)

 登場人物が少ないので、話の展開上もですけど、1番怪しい人物が犯人です。
 Z級ではないですけど、C級くらいでしょうか??

 今観ると、展開ゆっくりすぎです。
 当時は、こんな感じが普通だったんでしょうか??

 B・シールズの出演料が気になっちゃう度 ★★★★
 登場人物少ない度(サスペンスとして)   ★★★★
 加藤雅也怪しすぎ度            ★★★

 でも、最後はなぜかサスペンス映画がホラー映画に、、。
 あの電話は要らなかったのでは??

 

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『パーソナル・ショッパー』 ミステリー、ホラー、ドラマ??

2023-10-30 23:42:02 | サスペンス

パーソナル・ショッパー
PERSONAL SHOPPER(2016年フランス)
 監督:オリヴィエ・アサイヤス
 脚本:オリヴィエ・アサイヤス
 出演:クリステン・スチュアート
    ラース・アイディンガー
    シグリッド・ブアジズ
 
 ■ストーリー■
 セレブの代わりに買い物をするパーソナルショッパーのモウリーンは、今は女優のキーラのパーソナルショッパーとして働いていた。モウリーンは数か月前に双子の兄ルイスを亡くし、生前約束していたサインが来るのを待っていた。そんなある日、携帯電話に不思議なメッセージが届きだすようになるのだが、、、。

 ■感想■
 前回、クリステン・スチュアート主演のSci-Fi映画『アンダーウォーター』を記事にしたので、今回はクリステン・スチュアートつながりで『パーソナル・ショッパー』を記事にします。
 なかなかストーリーが進まず、面白くなりそうなときには終わってました。こんな風に終わっちゃって、、。
 自分だったら、この映画が終わったあとのストーリーが気になっちゃいます・
 時間配分が自分が普段観る作品と全然違っていて、楽しめませんでした。

 ヒロインのセレブ(女優)のパーソナルショッパーの仕事ぶりの描写とか少しで良いのに、、。

 人も死ぬし、オカルトチックな描写もあるのに、全然盛り上がらない。
 
 カンヌ映画祭でパルムドールのノミネートされちゃうような作品ですから、自分が好きで観るような作品ではないですね。その他、多くの賞にノミネートされてます。

 【カンヌ映画祭】2016年パルムドール ノミネート
 【カンヌ映画祭】2016年監督賞(オリヴィエ・アサイヤス) 受賞
 【フロリダ批評家サークル賞】2017年撮影賞(ヨーリック・ル・ソー) ノミネート
 【ラスベガス映画批評家賞】2017年女優賞(クリステン・スチュアート) ノミネート
 【オンライン映画批評家協会賞】2017年優秀作品賞(アメリカ映画以外) 受賞
 【ロッテルダム国際映画祭】2017年ムービーゾーン賞 ノミネート
 【サン・ジョルディ賞】2018年海外映画賞 ノミネート、海外映画女優賞(クリステン・スチュアート) ノミネート
 【オースティン映画批評家協会】女優賞(クリステン・スチュアート) ノミネート
 【フライト・メーター賞】2017年 女優賞(クリステン・スチュアート) ノミネート、脚本賞(オリヴィエ・アサイヤス) ノミネート、衣装賞(ユルゲン・ドーリング) ノミネート

 等々。

 ミステリー度  ★
 ホラー映画度  ★
 オシャレ映画度 ★★★★

 あと、10分くらい短くして、テンポを良くして、ホラー寄り(ミステリー寄り)だったら良かったのに、、。
 ミステリー度は極端に低いです。怪しい人物が1人しか出てきません。

 ホラー描写も、あんまりないし、、。

 今作も、つい最近観た気になっていましたが、2016年製作で観たのも5年くらい前、、。
 観た映画、全然記事にしていないです、、。

 でも、観終わったあとで、映画のコトをあれこれ話すにはネタに困らない系なので、これはこれでアリなんでしょうか?

 

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『ドクター・デスの遺産 BLACK FILE』

2022-07-28 23:53:39 | サスペンス

ドクター・デスの遺産  BLACK FILE
(2020年日本)
 監督:深川 栄洋
 脚本:川崎 いずみ
 原作:中山 七里(「ドクター・デスの遺産」(角川文庫))
 出演:綾野 剛
    北川 景子
    岡田 健史
    石黒 賢
    柄本 明
    木村 佳乃

 ■ストーリー■
 雨の中、ある少年から警察に通報がある。父親が医者に殺されたというものだった。
 腎不全で入院している娘、沙耶香の見舞い中の刑事、犬養のもとに、パートナーの刑事、高千穂が現れ通報した少年の件で家へと向かうのだった。少年の家は留守で、近所の人間の情報から葬儀中であることがわかり火葬場へと向かうのだった。通報した少年は馬籠大地という名前で、彼から肺がんで苦しむ父親が普段と違う医者が来た時に殺されたということを聞くのだった。
 犬養は火葬されようとしていた遺体を回収し、検死し体内から塩化カリウムが検出されるのだった。少年の家のそばの防犯カメラの映像から少年の証言通り医者と女性看護師が来ていたことが分かるのだった。
 少年の母親から、ドクターデスの往診室という闇のWEBサイトで、安楽死を希望する人物を集めていることを知るのだった。

 ■感想■
 綾野 剛、北川 景子が刑事のコンビを組んで安楽死殺人犯を追うサスペンス映画。
 映画のオープニングを観ていたら、製作に日本テレビ放送網が関わっていることが分かりました、、、。
 しばらく待っていたら「金曜ロードショー」で放送されちゃうのに、、、。

 
 タイトルに”ドクター・デス”とついていますが、アメリカの低予算B級ホラー『白い悪魔の囁き ドクター・デス』(1973年)とは何の関係もないです。
 あ、これも、初回放送は、関東地区では日本テレビの土曜14:30~の映画枠で放送された記憶が、、。
 『白い悪魔の囁き ドクター・デス』の製作&監督、エディ・シータはTVシリーズ「ナポレオン・ソロ」「ホンドー」のエピソードを監督していますが、長編作品は今作だけのようです。
 今作より『白い悪魔の囁き ドクター・デス』の方が100倍好きそうなんですが、、つい観ちゃいました。

 原作は、中山七里の犬養隼人を主人公にしたシリーズ4作目とのことです。
 調べたら、TV朝日で、沢村一樹主演で”犬養隼人”シリーズ第1作目「切り裂きジャックの告白」が2015年4月18日にすでに映像化されていました。また、短編「白い原稿」が2016年9月24日に映像化2作目として放映されてました。
 
 「切り裂きジャックの告白」は、土曜ワイド劇場特別企画『切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人』
 「白い原稿」は土曜プライムスペシャルドラマ『刑事犬養隼人』
 として放送されたそうです。
    
 日本のドラマをほとんどノーチェックな自分が悪いんですが、『ドクター・デスの遺産 BLACK FILE』の公開に合わせてTV朝日も、堂々と宣伝して再放送してくれたら良かったのに、、、。
 TV朝日の2作品も観てみたい、、。
 映画とスペシャルドラマで全然違うのは分かっているんですが、見比べてみたかったです。原作が違うので雰囲気がどう違うかを知りたかったです、、。

 ところで、今作『ドクター・デスの遺産  BLACK FILE』なんですけど、TVのスペシャルドラマでも良かった気がするんですが、どうなんでしょう??
 とてつもないエロシーンもグロシーンもあるわけじゃないし、、。
 
 やっぱり、宣伝って大事ですよねー。
 劇場映画だと、自分みたいに普段日本のスペシャルドラマとかを全然観ない人間でも、ちゃんとレンタルしてきて観ちゃうんですから。TV朝日の沢村一樹主演のスペシャルドラマも放送当時はけっこう宣伝してたと思うんですけど、自分は宣伝すら見た記憶がない、、。

これは『白い悪魔の囁き ドクター・デス』(1973年)の海外版DVDです。通常のプレイヤーでは再生できません。字幕もないです。

 

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『ドント・ストップ』 救急搬送者は犯人!!

2022-04-29 23:35:21 | サスペンス

ドント・ストップ
THE SHIFT(2021年ベルギー、イタリア)
 監督:アレッサンドロ・トンダ
 脚本:アレッサンドロ・トンダ
    ダヴィデ・オルニーシ
    フェデリコ・スペリンデイ
 出演:クロチルド・エム
    アダモ・ディオニージ
    ヤン・ハムネカー
    ジャメル・バレク

 ■ストーリー■
 ベルギーの高校で少年アブデルとエデン2人組による無差別テロが起き、銃を乱射したあと犯人は自爆する事件が発生する。
 夜勤明けの救急車ピ・ブル1のチーム、イザベルとアダモは現場へ駆けつける。現場で重症の少年を救急車に乗せ応急処置を病院の緊急センターに向かうが、少年の身体に爆弾が巻き付けられており、犯人の1人だと判明するのだった。しかし、少年が目覚め、救急車を乗っ取りベルケムへ向かわせるのだった。
 一方、警察の対策班は少年たちを誘導したユーセフを追っていた。2人組の実行犯を特定した警察は、ユーセフがエデンがメンバーのサッカーチームを教えていたことに気づきユーセフの元へ特殊部隊を送るのだった、、。

 ■感想■
 テロ現場で救出した青年が犯人の一味だったらというイタリア、ベルギーのスリラー映画。
 言語がフランス語で、ロケーションもベルギーなので、なんかベルギー映画を観たような印象に、、。
 本編、実質79分と短めの作品で、サッサカ進んでいくのですごーく観やすいですが、途中で主犯の犯人が射殺され、その後はちょっとひっぱりすぎで、あまりのあっけないオチに、、、。

 ランニングタイムがこの長さなら90分枠の映画枠でもほとんどノーカットで観れちゃう!!
 こういう作品を地上波で放送して映画ファンが増えると良いのに、、。
 
 短い作品なのに、加害者の家族が延々と描かれていたり、エンターテイメント系の作品として観ると、少しシリアスすぎで現実的な描写の連続に暗い気持ちに、、。
 
 犯人もあっという間に特殊部隊に殺されちゃうし、、。

 最初の高校の事件以降は、救急車の中でドラマが展開して、現実はこんなものなんだろうなぁーと、、。
 真面目にしっかり作られた作品なんで、少し記事が書きにくい、、。
 記事書くのに苦労してるのは、毎回ですけど、、。
 
 ヒロインのイザベルとアダモですが、トンネル事故の現場で救急車から降りれたんだから。あそこはアダモのいう通り逃げた方が良かったような気もしちゃいますねー。
 ここで逃げたら、爆破が起きて犠牲者が出てしまうというヒロインの考えも正しい気もするんですが、、。
 少なくとも、アダモにとっては、あの場で警察に通報して逃げた方が良かったですね。

 サスペンス映画度    ★★★
 マジメ度        ★★★★
 現実的(リアル)度   ★★★★★
 エンタメイタリア映画度 ★
 短い度         ★★★
 
 しっかり作られた作品なんで、サスペンス映画ファンは観ておいた方が良いかもです。
 少なくとも、メジャーな大作よりも、低予算でも面白い作品が好きみたいな、こじんまりした作品が好きな映画ファンには必見!!

  

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『NAKED マンハンティング』 スペイン製人間狩り系スリラー映画

2021-09-02 21:18:26 | サスペンス

NAKED マンハンティング
EL REY DE LA MONTANA(2007年スペイン)
 監督:ゴンサーロ・ロペス=ガイェゴ
 脚本:ハビエル・グヨン
              ゴンサーロ・ロペス=ガイェゴ
 原案:ハビエル・グヨン
 出演:レオナルド・スバラグリア
    マリア・バルベルデ
    トマス・リオルダン

 ■ストーリー■
 荒野の道を自動車で走っていたキムは、何者かに車を狙撃されるのだった。車を降りたキムの方へ、ライフルを持った男が接近してきて足を撃たれてしまうのだった。キムは車に乗り逃げ出すが、一味の1人をひき殺すが車が動かなくなり、車を乗り捨て助けを求めるのだった。同じようにタイヤを撃たれ立ち往生していた女性に助けを求めるのだった。その女性はキムの財布を万引きした女性だった、、。

 □■□少しだけネタバレしています!!□■□
 今作を観ようと思っている映画ファンは、観てから読んで下さい!
 
 ■感想■
 今年は前半記事の更新けっこうしていたんですけど、止まっちゃいました、、、。
 以前に観た作品を記事にします!

 「人間狩り」をテーマにしたスペインのサスペンス映画。

 今作も2009年頃に観ていたのに記事にしていませんでした、、、。
 全然記事にしていないですねー。
 
 「人間狩り」をテーマにした作品って、たまに公開されるんですけど、人気あるんでしょうか??
  自分は、こういう”最も危険なゲーム”系な人間狩り映画、けっこう好きなんです!!
 
 今作は、2007年のスペイン映画で、ギャビン・ライアルの「最も危険なゲーム」のような名作系でなく、いつものB級アクション映画ですが、、。


 軽い気持ちでポップコーンでも食べながら観るのにちょうど良いランニングタイム85分!
 しかも、どちらかといえば好きなスペイン映画!
 日本版タイトルの”マンハンティング”で、ほとんどネタバレです。ネタバレしちゃってるので、主人公キムのガソリンスタンドのシーンとか必要??と思ってしまうかも、、。 


 途中で、早々に警官が助けに来るので、
 こういう作品を、たくさん観ている自分は当然のように
 「この警官コンビは人間狩りグループに仲間に違いない!!」
 と思って観ていると、、、。
 「あれれ、違った、、。警官撃たれちゃった、、」

 主人公とヒロインと生き残った警官が逃げることに、、、。
 この展開、けっこう好き!!
 と、思っていると、主人公の行動や、犯人の正体とかかなり驚きの展開(イヤな意味で、、)

 主人公のキムですが、万引き女ベアを置いてっちゃいます、、。
 「えー、、まさか??」
 犯人の正体は、もっと、イヤーな正体。

 監督のゴンサーロ・ロペス=ガイェゴは『アポロ18』(2011年)、『オープン・グレイヴ 感染』(2013年)、『エッジ・オブ・バイオレンス』(2016年)、『バックドラフト2 ファイア・チェイサー』(2019年)の監督です。
 全然、チェックしていたワケではないですが、なぜか偶然、観ています、、。
 調べたら、日本で公開されている作品だと、2010年の『オープン・ウォーター 第3の恐怖』だけ未見でした。

 基本的に、サスペンス映画が得意なんでしょうか?
 次からは、チェックして観るようにします。

 サスペンス映画度     ★★★
 犯人の正体がいやな感じ度 ★★★★
 爽快感度         ★ 

 

 

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『ルーザー』 TVムービー、サスペンス

2021-05-18 21:09:50 | サスペンス

ルーザー
DON'T LOOK BACK(1996年アメリカ)
 監督:ジョフ・マーフィ
 脚本:ビリー・ボブ・ソーントン
    トム・エッパーソン
 原案:ビリー・ボブ・ソーントン
    トム・エッパーソン
    ウィリアム・ペトロウィッチ
 出演:エリック・ストルツ
    ジョン・コーベット
    ビリー・ボブ・ソーントン
    アナベス・ギッシュ
    ドワイト・ヨーカム
    アマンダ・プラマー
    R・G・アームストロング

 ■ストーリー■
 ヤク中のジェシーは、ハリウッドでうだつの上がらない生活をしていたが、ある日、麻薬にまつわる事件現場に遭遇し、スキをみて現場にあった現金をネコババして逃走するのだった。現場から逃走するときにホームレスがジェシーの名前を呼んだことで名前がばれてしまうのだった。危険を感じたジェシーは田舎のテキサスへと帰るのだった。一方、現金を奪われたギャングたちは、ジェシーを探しまわるのだった。

 ■感想■ 
 エリック・ストルツ主演の1996年のサスペンス映画。
 正確には劇場作品でなくTVムービーです。
 監督は『ヤングガン2』(1990年)、『フリージャック』(1992年)、『ラスト・アウトロー』(1993年)、『暴走特急』(1995年)、『ダンテズ・ピーク』(1997年)、『フォートレス2』(1999年)と続編を監督することが多いジェフ・マーフィ。

 このころのレンタルビデオで観た作品は、まだネット情報が全然なくて、パッケージの情報だけで選ぶしかなく、ほとんど毎回チャレンジでした。
 今みたいにその作品に対する情報があふれてても、4,5本借りてきて面白いのが2本もあったら、すごく率が良かった~とか思っちゃうのに、当時は借りてくる作品のうち、ほとんどが「借りてきて失敗した―」と思うような作品でした。
 

 基本、今でも観ようと思っている作品の情報はなるべく入れないようにしてるんですが、それでも少しはどんな作品か情報がいつのまにか目に入ってきちゃいますからねー、、。

  サスペンス映画が1番、当たりハズレが多いジャンルです。
 今作も、TVムービーってことを知らずに借りてきて観たので、少しだけ想像と違ってました、、、。

 とにかく普通の作品でした。
 組織のビリー・ボブ・ソーントンのキャラクターが目立ってるくらいですが、原案&脚本で参加してるから当たり前と言えば、当たり前なんですが、、、。

 今作はネットで検索しても、単純なタイトルのせいか、なかなか出てこないみたいです。実際、可もなく不可もなくって感じの作品っていうこともあるんですが、エリック・ストルツが出演してるのでもう少しネットに記事があるかなぁとか思ったんですが、、。

 TVムービー度  ★★★★          
 サスペンス度  ★★
 普通度     ★★★★
 
 1990年代のTVムービーとしては、ほんとうに普通の作品としか言いようのない感じの作品でした。

 TVムービーでも劇場作品よりも面白いミステリー作品『解剖室殺人事件』(VHSソフト題:『キルジョイ』)(1981年)みたいな大傑作もあるから観なくてはと思い観たのですが、、、。
 特にこれと言って書くことが無い、、。

 エリック・ストルツのファン以外は特に観なくても良いのでしょうか??

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