『ベルリン・オブ・ザ・デッド』
RAMBOCK(2010年ドイツ)
監督:マーヴィン・クレン
脚本:ベンジャミン・ヘスラー
脚本貢献:マーヴィン・クレン
出演:ミヒャエル・フイト
テオ・トレブス
アンドレアス・シュローダー
カタリーナ・リヴィルス
エミリー・コックス
■ストーリー■
ガールフレンドのガビとケンカ別れをしたミヒャエルは、ヨリを戻そうと、ウィーンからベルリンに住むガービのアパートまでやってくる。彼女から預かっていた部屋のカギを返すということを理由にガービの元へとやってくるが、そのアパートでは、突然、配管工が暴れだし、襲ってくるのだった。ミヒャエルと、配管工の助手の仕事をしていた若者ハーパーは、ガービの部屋へと逃げ込むのだった。しかし、ガビは出かけていて、その部屋にはいなかった。
今回は、2013年3月20日の記事を加筆修正しています。
というか、本当は以前、記事にしたのを忘れて記事にしてしまったのでアップします。
2013年の記事も一部使ってます、、。すいません、、。
■感想■
ドイツのベルリンを舞台にしたゾンビ映画。
今作は2010年12月にレンタル開始したもののソフトにならず、2013年5月20日に発売されました。
今作は正確には”ゾンビ”でなく”感染者”ですが、、、。
死んだ人間でなく、アドレナリンの分泌量が増えると発症して凶暴化する感染者の映画です。
一見、さえない感じのおじさんが主人公ですが、そこもリアルで良い感じです。
ゾンビ映画でないので、グロいシーンはないです。
今作も記事にしていませんでした。
ランニングタイムは、なんと62分!!
62分!!
62分!!
でも、短すぎ!
もっと、もっと観ていたい!!
すごーく面白い作品です!!
本当に面白い!!
自分的には、最も好きな”ゾンビ映画(または感染者大暴れ映画)”ベスト50には入ります!!
62分って、90分枠の地上波の映画枠(現在ないですけど、、、)でも6~8分くらい余っちゃう長さ!!
映画は長さでないとは思いますけど、この長さはすごいです(短いって意味で)。
長編ギリギリでこの面白さはすごいです!!
ロバート・ロドリゲスが7000ドルで製作した低予算アクション映画『エル・マリアッチ』(1992年)がランニングタイムをかせぐのにスローモーションを使ったみたいなコト言ってた気がしますが、『エル・マリアッチ』でも80分ありましたからねー。
今作も低予算だったのか、主な舞台設定はベルリンのアパートの中だけ。
舞台になっているアパートは、中庭があるロの字型(コの字型??)になっていて、向かいの部屋の窓から何が起きているか分かるようになっています。あの部屋ではこんなコトがッ!みたいな感じです。
このウィルスの感染者たちには、ある弱点があります。こういう作品で、ある決まった弱点があるのは珍しいですよね!この弱点があるおかげで、最後、主人公たちが逃げるときになんとか逃げれるかも??と思わせるようになっています!
主人公たちは拳銃とかいった武器ももたずに逃げ回っています!
最初から最後まで、隠れる!逃げる!ゾンビの弱点であるものを使うのが精一杯!
監督のマーヴィン・クレンは2013年にオーストリアのホラー映画(Sci-Fi映画?)『パラサイト・クリーチャーズ』を撮ってます。
こちらも、すごく面白いホラー映画(Sci-Fi映画?)です!!
ジョン・カーペンター監督の『遊星からの物体X』(1982年)をやさしくしてヨーロッパ映画にしたような作品でした。
何か表現が、微妙な感じですいません、、。
今作に話を戻すと、一見さえないおじさんミヒャエルが主人公で、ふられた元カノに未練たらたら、、。
同じ部屋にいるもう1人のメインの登場人物ハーパーが、頼りなさそうな若者、、。
でも、観ているあいだにカッコ良く見えてくるので、映画って良いですよね!!
ゾンビ映画で、最もやばそうな感じの2人というのが、やたらリアルで、ついつい引き込まれます!!
最後も爽やかな感じで、満足感の高い1本です!!
ゾンビ映画度 ★★★★★
サスペンス度 ★★★★
短い度 ★★★★★