『ベルヴィル・コップ』
LE FLIC DE BELLEVILLE(2018年フランス)
監督:ラシッド・ブシャール
脚本:ラシッド・ブシャール
ラリー・グロス
マリオン・ドゥソ
出演:オマール・シー
ルイス・グスマン
ビユーナ
エリック・アブアニー
ジュリー・フェリエ
■ストーリー■
フランスのベルヴィル出身のパリの警官バーバ・ケイタはスリばかり捕まえていた。非番の日に中国の祭りの参加中にスリを捕まえ恋人との関係もぎくしゃくとしていた。ある日、バーバのところへ友人ローランが訪ねてくる。ローランは西アフリカのダロア経由でフランスに麻薬を運び込んでいる一味を捜査中だった。しかし、食事中に組織の殺し屋が現れローランは殺されてしまうのだった。2人組の殺し屋の1人は倒すものの、もう1人は逃してしまうのだった。バーバはマイアミへ証人を受け取りに行くことに、、、。
一方、マイアミの刑事リカルドは無謀な運転をしている女性を逮捕するが、彼女はダロアのアメリカ駐在の外交官ラッジ・トゥーレの妻であったため、ブラックリストに。どんな仕事でもやると言ったため、フランス警察のバーバの面倒を見ることに、、、。
捜査権もない中、バーバは勝手にマイアミで捜査を始めるのだが、、、。
■感想■
パリとマイアミのはみだし警官&刑事が活躍するフランスのコメディ調アクション映画。
『最強のふたり』(2011年)のオマール・シーと、『ブライド・ウェポン』(2014年)のルイス・グスマン。すいません、、、自分的にはルイス・グスマンで思い出すのは『ブライド・ウェポン』でした。
でも、オマール・シーも『最強のふたり』のオマール・シーって言われるのってどうなんでしょうか??自分もついつい書いちゃいましたけど、、。
『最強のふたり』って、2011年の作品だから、もうすでに10年前の作品なんですよねー、、。時間が経つのが早い、、。こう思うのは年齢のせい??
『最強のふたり』以降も、『パーフェクト・プラン』(2013年)、『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014年)、『ジュラシック・ワールド』(2015年)、『二ツ星の料理人』(2015年)、『ウルフズ・コール』(2019年)と超メジャー系の作品や、普通の面白い作品にかなり出演してるのに、、、。
普通は、性格の違う刑事がコンビを組むのはアクション映画定番の展開ですが、今作の場合は、2人とも少しだけはみだし刑事で、仕事にマジメだけど少し抜けてるみたいな、、。はみだし警官&刑事と言っても、「ダーティハリー」のハリー・キャラハンや「リーサル・ウェポン」のマーティン・リッグスのような感じではなく、あくまでも、現実にいたら少し目立っちゃうみたいな微妙な感じ、、。
それに主人公2人が、同じような性格ってどうなんでしょう??
フランスとアメリカのちょっとした違いも笑いを誘うほどでもなく、、とにかくニタニタ、ニヤニヤ、くすくすくらいの笑いの作品でした。
「それが今作の魅力だよ!」って言われたらそれまでなんですが、、。
でも、いい意味でフランス映画の軽いアクション映画のノリで楽な気持ちで観ていられます。最後の展開は、なんかそんな都合よく展開しないでしょ!みたいな感じですけど、まぁ、コメディだし全然OK!!
こういう肩の凝らないフランスのコメディ映画が地上波とかで普通にゴールデンタイムに放送すると映画ファンも増えるのでは??
主人公のオマール・シーも、ルイス・グスマンも映画のセリフをいくつも言うんですが、はっきり言って『ダーティハリー』しかわかりませんでした!!
どこまで、フランスだと、普通に通じるんでしょうねぇ、、。どこまで映画好きなの??
良いなぁ、フランス!!って思っちゃいました!
フランスコメディ映画度 ★★★★
ポップコーンムービー度 ★★★★★
地上波で放送して欲しい度 ★★