『マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾』
800 BALAS(2002年スペイン)
監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア
脚本:ホルヘ・ゲリカエチェバァリア
アレックス・デ・ラ・イグレシア
出演:サンチョ・グラシア
アンヘル・デ・アンドレス・ロペス
カルメン・マウラ
ユウセビオ・ポンセラ
ルイス・カストロ
■ストーリー■
カルロスは学校のスキー旅行を抜け出し、アルメリアのテキサスハリウッドへ向かう。まだ会った事のない自分の祖父が、そこにいるためだ。かつてはロケ地として栄えたテキサスハリウッドも今はスタントショーを行なう場所になっていた。カルロスはテキサスハリウッドで自分の祖父フリアンに出会うのだが、、、。
■感想■
マカロニウエスタンのロケ地として栄えたスペインのアンダルシア地方のアルメリアのテキサスハリウッドを舞台に描くドラマです。
ジョージ・C・スコットやクリント・イーストウッドのスタントをつとめたことのあるスタントショーのスター、フリアンと孫のカルロスの交流と、テキサスハリウッドをテーマパークにしようとする企業と戦うフリアンたちを描くアクション風ドラマです。
『ビースト獣の日』(1995年)のアレックス・デ・ラ・イグレシア監督のマカロニウエスタンにオマージュを捧げたような作品ですけど、本物のマカロニウエスタンが観たいです!!
観たい!
観たい!
観たい!
『DUSTダスト』(2001年)もマカロニウエスタンにオマージュを捧げたような作品がありましたけど、オマージュ捧げるなら、本物のマカロニウエスタンを作って欲しいです!
『DUSTダスト』も、今作『マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾』も制作費スゴ~くかかってるでしょ!!低予算で良いから、西部劇でオマージュを捧げて欲しいなぁ!!
“マカロニ・ウエスタンそのもの”を作って欲しいです!!
現代劇でマカロニウエスタンにオマージュを捧げたような作品を作ると、どうしても今作のような展開になっちゃいます。
テキサスハリウッドに立てこもった時点で、「ラストはどうしてもハッピーエンディングにはならないかも…」って、どうしても思っちゃいます。
現代劇からのマカロニウエスタンへのアプローチした作品だと、どうしても醒めた視線になっちゃうような気が、、。
1998年にはTVムービーでしたけど『ワイルド・ウエスタン荒野のニ丁拳銃』という正統派マカロニウエスタンがありました。
あういう風に正攻法で西部劇を作って、マカロニウエスタンへオマージュ捧げて欲しいです!!
『ワイルド・ウエスタン荒野の二丁拳銃』は製作トニー・アンソニー、原案セルジオ・レオーネの超超超本格的なマカロニでした!!まぁ、TV映画っていうこともあって、マカロニウエスタンの特色の1つである残酷シーンは、影をひそめてました、、。
ストーリーは、原案がセルジオ・レオーネということで、どこかで見たことがあるようなストーリーでしたけど、それも分かりやすくて良かったです!
これくらい、真正面からマカロニウエスタンを作ってくれると、うれしくなっちゃいます。ストーリーがどうこうとか、ちょっと盛り上がらないとか、主人公が強すぎるとか、そんなコト関係ないです!もうこういう作品が作られて、なおかつ観れたコト自体を喜ばないと、、。
で、今作『マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾』に戻すと、アクション映画っていうより、正統派のドラマって感じでした。もっとコメディ調なのかな??とか思ったんですけど、けっこうシリアスな感じでした。
トニー・アンソニー製作
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