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『ベルヴィル・コップ』 どこまで映画好き!!

2021-07-28 00:51:37 | アクション/刑事・探偵

ベルヴィル・コップ
LE FLIC DE BELLEVILLE(2018年フランス)
 監督:ラシッド・ブシャール
 脚本:ラシッド・ブシャール
    ラリー・グロス
    マリオン・ドゥソ
 出演:オマール・シー
    ルイス・グスマン
    ビユーナ
    エリック・アブアニー
    ジュリー・フェリエ

 ■ストーリー■
 フランスのベルヴィル出身のパリの警官バーバ・ケイタはスリばかり捕まえていた。非番の日に中国の祭りの参加中にスリを捕まえ恋人との関係もぎくしゃくとしていた。ある日、バーバのところへ友人ローランが訪ねてくる。ローランは西アフリカのダロア経由でフランスに麻薬を運び込んでいる一味を捜査中だった。しかし、食事中に組織の殺し屋が現れローランは殺されてしまうのだった。2人組の殺し屋の1人は倒すものの、もう1人は逃してしまうのだった。バーバはマイアミへ証人を受け取りに行くことに、、、。
 一方、マイアミの刑事リカルドは無謀な運転をしている女性を逮捕するが、彼女はダロアのアメリカ駐在の外交官ラッジ・トゥーレの妻であったため、ブラックリストに。どんな仕事でもやると言ったため、フランス警察のバーバの面倒を見ることに、、、。
 捜査権もない中、バーバは勝手にマイアミで捜査を始めるのだが、、、。

 ■感想■
 パリとマイアミのはみだし警官&刑事が活躍するフランスのコメディ調アクション映画。
 
 『最強のふたり』(2011年)のオマール・シーと、『ブライド・ウェポン』(2014年)のルイス・グスマン。すいません、、、自分的にはルイス・グスマンで思い出すのは『ブライド・ウェポン』でした。

 でも、オマール・シーも『最強のふたり』のオマール・シーって言われるのってどうなんでしょうか??自分もついつい書いちゃいましたけど、、。
 『最強のふたり』って、2011年の作品だから、もうすでに10年前の作品なんですよねー、、。時間が経つのが早い、、。こう思うのは年齢のせい??
 『最強のふたり』以降も、『パーフェクト・プラン』(2013年)、『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014年)、『ジュラシック・ワールド』(2015年)、『二ツ星の料理人』(2015年)、『ウルフズ・コール』(2019年)と超メジャー系の作品や、普通の面白い作品にかなり出演してるのに、、、。

 普通は、性格の違う刑事がコンビを組むのはアクション映画定番の展開ですが、今作の場合は、2人とも少しだけはみだし刑事で、仕事にマジメだけど少し抜けてるみたいな、、。はみだし警官&刑事と言っても、「ダーティハリー」のハリー・キャラハンや「リーサル・ウェポン」のマーティン・リッグスのような感じではなく、あくまでも、現実にいたら少し目立っちゃうみたいな微妙な感じ、、。
 それに主人公2人が、同じような性格ってどうなんでしょう??
 フランスとアメリカのちょっとした違いも笑いを誘うほどでもなく、、とにかくニタニタ、ニヤニヤ、くすくすくらいの笑いの作品でした。
 
 「それが今作の魅力だよ!」って言われたらそれまでなんですが、、。

 でも、いい意味でフランス映画の軽いアクション映画のノリで楽な気持ちで観ていられます。最後の展開は、なんかそんな都合よく展開しないでしょ!みたいな感じですけど、まぁ、コメディだし全然OK!!

 こういう肩の凝らないフランスのコメディ映画が地上波とかで普通にゴールデンタイムに放送すると映画ファンも増えるのでは??

  主人公のオマール・シーも、ルイス・グスマンも映画のセリフをいくつも言うんですが、はっきり言って『ダーティハリー』しかわかりませんでした!!
 どこまで、フランスだと、普通に通じるんでしょうねぇ、、。どこまで映画好きなの??
 良いなぁ、フランス!!って思っちゃいました!

 フランスコメディ映画度  ★★★★
 ポップコーンムービー度  ★★★★★
 地上波で放送して欲しい度 ★★ 

 

 

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『ハード・ナイト・フォーリング』

2021-04-24 23:30:56 | アクション/刑事・探偵

ハード・ナイト・フォーリング
HARD NIGHT FALLING(2019年イタリア、アメリカ)
 監督:ジョルジョ・ブルーノ
 脚本:アレッサンドロ・リッカルディ
    ジョルジョ・セラフィーニ
 原案:アレサンドロ・リッカルディ
 出演:ドルフ・ラングレン
    ナタリー・バーン
    ハル・ヤマノウチ
    マリオ・オピナート

 ■ストーリー■
 インターポールの捜査官、マイケルは武器密輸の捜査のあと、ロッシーニ邸で行われるパーティに参加する。久しぶりに会う妻メアリーと娘ダイアナも一緒に呼ばれていた。盛大なパーティの途中で武装集団が襲撃してくるのだった。メアリーとダイアナと逃げるマイケルだったが、途中でメアリーが人質として捕われてしまうのだった。マイケルはインターポールの仲間の捜査官に連絡、武装集団からメアリーや人質を救い出そうとするのだった、、、。

 ■感想■
 ドルフ・ラングレン主演のイタリアのアクション映画。
 奥さんを人質に取られながらも犯人グループに立ち向かうドルフ・ラングレンの活躍を描くはずなんですが、、、。
 全然盛り上がらず、ユルユル、、、ただアクションシーンが映っているだけ。
 最初の武器密売組織とのシーンも本編と関係なし、、。
 ランニングタイム、わずか85分の作品なのに。だれまくりで緊張感が異様に低い、、。アクション映画で、それなりにアクションシーンもあるのに全然盛り上がらない!!

 音楽と編集がもっとちゃんとしていればもう少し面白くなったかもしれないですけど、、。

 
 もちろん、ストーリーが、1番どうしようもないんですが、、。
 襲われるロッシーニの娘サラが、武装集団と組んでいたとか必要ないような無駄な設定が、、、。
 武装集団も武装してるのに、ドルフ・ラングレンや、ラングレンの仲間にやられまくり、、。
 それに、ドルフ・ラングレンもほとんど活躍せず、、。良いところは同僚(部下??)のエマ役のナタリー・バーンに持っていかれてるし、、。
 武装集団も、半分くらいはナタリー・バーンが倒してる??

 今作を観た映画ファンの多くは、ドルフ・ラングレンの活躍シーンが観たいと思っているはずなのに、それがあまりない!!それが、しっかりあればストーリーが少し穴だらけでも、全然きにならないのに、、(多分)

 こういったB級、C級系のアクション映画に言ってもしょうがないんですけど、なぜ、いまどきの作品なのに、インターポールの捜査官たちが主人公なんでしょう??
 インターポールって、現場に出て行って銃やナイフを振り回すような捜査官っているんでしたっけ??1970年代の情報があまりオープンでなかった時代の作品なら良いんですけど2010年代の作品で、この主人公たちの設定って??


 監督は、低予算のゾンビ映画『ラスト/ナイト』(2016年)のジョルジョ・ブルーノ。
 脚本の1人が『ゲーム・オブ・デス』(2010年)、『レイジング・コップス』(2013年)、『アウトレイジ・ギャング』(2013年)、『ジャスティス・ウォー 正義の代償』(2013年)、『追跡者の掟』(2019年)のジョルジョ・セラフィーニなんで、期待もしていなかったんですが、想像通りのデキの作品でした、、、。
 でも、ジョルジョ・セラフィーニって、ドルフ・ラングレンの作品でけっこう脚本書いているんですよねー。上記の『レイジング・コップス』、『アウトレイジ・ギャング』、『ジャスティス・ウォー 正義の代償』、『追跡者の掟』と今作と、ドルフ・ラングレン出演作を5本も、、。相性が良いんでしょうか??
 出演は、ドルフ・ラングレンより活躍しちゃっているナタリー・バーン。『マーメイド NYMPH』(2014年)、『アウェイクン 監禁島』(2015年)等に出演しています。


 ■日本語吹替キャスト■
 マイケル :綿貫 竜之介 ゴロー :頼 孝延  エマ  :後藤 唯  メアリー :大久保 藍子
 ロッシーニ:満仲 和樹  サラ  :古屋 綾香 ジュナ :清里 孝也 ダイアナ :知 愛
 マリアーニ:斎藤 響   スコット:小林 全  フランク:新井 啓能 ガブリエレ:岩見 聡文
 ビアンキ :渡部 康大  サルディ:松島 潤  ヤンコ :板垣 優稀

 

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『THE LAW 刑事の掟』

2021-03-21 23:09:30 | アクション/刑事・探偵

THE LAW 刑事の掟
TRAUMA CENTER(2019年アメリカ)
 監督:マット・エスカンダリ
 脚本:パウル・ダ・シウヴァ
 出演:ニッキー・ウィーラン
    ブルース・ウィリス
    スティーヴ・グッテンバーグ
    テイト・オーティズ

 ■ストーリー■
 行方をくらますと言っていた情報屋のジミー・ゴンゾからの連絡で刑事のトニーは待ち合わせ場所へ向かう。トニーの相棒のスティーヴ・ウェイクス警部補は罠だと気づき現場へ向かうが、間に合わずトニーは殺されてしまうのだった。偶然殺害現場のそばにいたウエイトレスのマディソンも犯人の撃った弾を受け病院に運ばれる。
 マディソンの体内に残された弾丸が証拠になるため犯人たちはマディソンを殺そうと病院へと向かうのだった。一方、スティーヴは、情報屋とトニーが殺害された現場の状況から犯人は警官ではないかと推察していた。

 ■感想■
 ブルース・ウィリス出演の低予算のアクション映画。
 実質、主人公はウェイトレス役のニッキー・ウィーランですが、、。
 ランニングタイム98分と少しだけ短めの作品なので、あっという間に終わっちゃいます。

 ブルース・ウィリスは顔出し的なゲスト出演でなく、ちゃんとストーリーにからむ役を演じています。
 それもアクション映画の刑事役!!
 ヒロインの次に活躍するちゃんとした役!!! 

 設定は、病院を舞台にしたダイハード系の設定です。主人公がブルース・ウィリス演じる刑事でなく、ウェイトレスなんですが、、。
 
 観ているときは、それなりに楽しめたのですが、良く考えるとなぜ、いまどきこんな”ダイ・ハード”的な作品が、、みたいな作品でした。

 『ダイ・ハード』(1988年)が大ヒットしたあとだったりしたらわかるんでしょうけど、2019年に”ダイ・ハード病院”版??
 『ダイ・ハード』がヒットした当時だったらブルース・ウィリスは出演しなかったでしょうけどね、、、出演料も払えないだろうし。

 アクション映画としては、すでに定番の設定だから、限定した場所を舞台にしているだけで、”ダイ・ハード”を意識しているワケではないのかもしれないですけど、自分はブルース・ウィリスが出演しているので、どうしても意識しちゃいます、、。

 病院が舞台のスリラー映画というと自分的にはボアズ・デヴィッドソン監督のスラッシャー映画『大戦慄!悪魔が棲むホスピタル連続殺人』(VHSソフト題:『X線 悪魔が棲むホスピタル 連続殺人』)(1981年)の方が今作より好きですね。
 今作は、アクション系、『大戦慄!悪魔が棲むホスピタル連続殺人』はホラー系なのでジャンルが違いますけど、、。

 今作でヒロインを襲うのは、殺人鬼でなく悪徳警官ですが、、。
 最近、アメリカ映画で、悪徳警官が出てくる作品が多いような気がするんですが、気のせいでしょうか?
 『ブラック アンド ブルー』(2019年)、『ボディカメラ』(2020年)、、あれ、2本だけ??
 偶然、自分が最近観た作品ってこと??
 フランス映画だと、やたらと出てくる悪徳警官が出てこないと、逆にどうしちゃったの??って思っちゃうんですけどねー。

 でも、なんだかんだ言っても今作は、ポップコーンでも食べながらダラーって観るには十分面白いです!!

 

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『ゲイト・オブ・ザ・サン 終わりなき聖戦』 ダラダラから大銃撃戦

2016-05-25 00:06:33 | アクション/刑事・探偵

ゲイト・オブ・ザ・サン 終わりなき聖戦
LES PORTES DU SOLEIL  ALGERIE POUR TOUJOURS(2014年アルジェリア)
 監督          ジャン=マルク・ミネオ
 脚本          ジャン=マルク・ミネオ
 出演          ザカリア・ラムダン
             スマインファイルーズ・
             ローリー・ペスター
             ソフィア・N・クーニエフ
             マイク・タイソン

 ■ストーリー■ 
 フランス統治時代アルジェリアにあった独立反対派のテロ組織O.A.S。
 O.A.S.を復活させようとするスリマン一味の情報を得た警察は屈強な若者ジャワドを、スリマンが欲しがっているクラブに潜入させるのだった。皿洗いのアルバイトと潜入したジャワドはスリマンの企みの証拠を得ようとするのだが…。

 ■感想■    
 アルジェリアのアクション映画。
 DVDのパッケージからスパイ映画と思って観はじめたら、警察物でした。
 主人公の設定は、潜入捜査をしているもののちゃんとした刑事なのかどうかもハッキリせずじまい。     

 テロ犯の首謀者の疑いがある人物を探るのに、なぜか、彼が欲しがっているクラブに潜入する主人公!!
 
 「なぜ?クラブに??」

 その理由も分からぬまま、いつのまにかフランス使節団が捕まってしまい、最後は特殊部隊の突入に…。

 クラブの経営者も事件に関係ないし、なぜ、クラブに潜入するんだ??遠回りしすぎ!!
 そんなチンタラしているから、事件が起きちゃいます!!

 って、主人公の活動がまるっきり、ストーリーの大筋に絡んでない!!

 しかも今作、最大の見せ場のアクションシーンが、映画前半にあるクラブでの警備係との、マイク・タイソンが登場する乱闘シーン!!
 
 え~、そこ??

 映画のクライマックスの特殊部隊の突入シーンは、主人公が活躍する間もなく、あっという間に犯罪者たちを一掃!
 アクション映画とは思えない、主人公が全然必要ない展開!!

 後半30分と、それまでの展開がまるっきり連動していないような展開!!ハリウッドのアクション映画の大作が、どうしようもないように見えて、いかにストーリーがしっかりしているのかを再認識できた感じです。 30点

ゲイト・オブ・ザ・サン ~終わりなき聖戦~ [DVD]
ザカリア・ラムダン,スマイン・ファイルーズ,ローリー・ぺスター,ソフィア・クニネ,アフマド・ベナイッサ
アメイジングD.C.

 

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『ジョーカー復讐の切り札』ドイツ製B級アクション

2015-11-11 00:40:42 | アクション/刑事・探偵

ジョーカー復讐の切り札
JOKER(1987年西ドイツ)
 監督          ピーター・パザック
 脚本          ピーター・パザック
             ジョナサン・キャロル
 出演          ピーター・マーフィ
             ターニー・ウェルチ
             エリオット・グールド
             マイケル・ヨーク

 ■ストーリー■
 ハートのカードが添えられた死体が発見され、刑事ジャンは捜査にあたるが、爆破に遭い車椅子の生活に。車椅子を使った生活での特訓をはじめるジャンの前に謎の殺し屋が現れ、なぜか協力関係になるのだが…。

 ■感想■
 事件を捜査する刑事が車イスの身になりながら、組織の殺し屋と協力して黒幕を追い詰めていく刑事アクション。
 1980年代後半では珍しい西ドイツ製のアクション映画です。
 今でこそ、山ほど(大して山ほどでもないですが)公開されるドイツ製のエンターテイメント作品ですが、このころは、まだまだ珍しかったです。しかも、今作は劇場公開までされています。

 題材的には、すごく面白くなりそうなプロットだし、出演者もエリオット・グールド、マイケル・ヨーク、ターニー・ウェルチと有名俳優が脇を固めているし、すごい作品になりそうなのに、全然そうならない!!
 アクション物なのに、主人公の活躍があまりなく、地味地味!!
 ストーリー展開も、ダラダラ、ユルユル。まるで、2000年代の日本の2時間サスペンス(そんなひどくもないですが…)
 
 「なぜ??」
 「なぜ??」
 「なぜ??」

 なんで、こんな映画にみんな出演しちゃったの??出演する前に、脚本読まなかったの??それともギャラが良かったの??

 監督&脚本のピーター・パザックはTVを中心にしているものの、多くのTV作品を監督しています。劇場作品で、エンターテイメント系の作品だと

 モーガン・フェアチャイルド出演のスリラー”killing blue”(1988年)
 フランコ・ネロが出演した犯罪物”Die 8. Todsünde: Das Toskana-Karussell”(2002年)等々の作品も監督していますが、日本未公開なので、どんな作品かは不明です。

 ところで、今作ですが、車イスで活躍している主人公が、あっという間に足が治っちゃいます!!
 
 「エーッ、車いすの設定って必要だったの??」

 って感じです。しかも、その後の活躍もグダグダ系で、おいしい役はマイケル・ヨークにすべて持っていかれちゃって、良いところ無し状態。こんなアクション映画、観たいと思う刑事アクション映画のファンはいるんでしょうか?? 

 設定とか良いのに、もったいない…。  30点
 

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『ダイ・ハード ラスト・デイ』ダイハード最後の日

2015-02-08 02:18:36 | アクション/刑事・探偵

ダイ・ハード ラスト・デイ
A GOOD DAY TO DIE HARD(2012年アメリカ)
 監督          ジョン・ムーア
 脚本          スキップ・ウッズ
 出演          ブルース・ウィリス
             ジェイ・コートニー
             セバスチャン・コッホ
             ラシャ・ブコヴィッチ
             コール・ハウザー
             メアリー・エリザベス・ウィンステッド

 ■ストーリー■
 ニューヨーク市警のジョン・マクレーンは、長い間、疎遠にしていた息子ジャックがロシアで事件を起こし裁判が行われることを知り、1人モスクワへ。渋滞で混雑し裁判に遅れそうになるジョンの前で、裁判所が爆破され混乱状態に!
 ジョンは、裁判所から事件の首謀者とされる容疑者コマロフとともに逃走する息子ジャックを偶然見つけ追跡するのだったが…。

 ■感想■
 アクション映画の大傑作『ダイ・ハード』(1988年)の第5作目。
 主演はもちろん、ブルース・ウィリス。
 
 詳しくは調べていないんですが、今作はネットでの評判とかもあまり良く無かったみたいなので、観るのが先送り、先送りで伸ばし伸ばしになっていたら、2015年2月1日TV朝日の「日曜洋画劇場」で放送されちゃいました!
 
 ランニングタイムが98分なので、2時間枠の映画劇場で本編ノーカット放送できる長さの作品になっちゃいました!98分というコトもあるんでしょうが、本当にこじんまりした作品になってました!

 主人公のブルース・ウィリスが、息子を追いかけるために、街中破壊しながら、自動車を外国の民間人から奪いながらの大活躍!
 
 「エッ!これって、活躍でなく犯罪者では??」


 こじんまりしてるとか、ブルース・ウィリスがとてつもなくヒドイやつだとか、そういうことは、どうでも良くなるくらい、盛り上がらない上に、ストーリーがZ級のアクション映画なみのデキ。

 監督のジョン・ムーアは『エネミーライン』(2001年)『マックス・ペイン』(2008年)の監督ですが、なぜ、「ダイ・ハード」シリーズの監督に選らばれたんでしょうか??何の特長もない監督っていう印象しかないんですが、どうなんでしょう??

 今作は、監督が悪いというより脚本に問題ありなんでしょうけど…。
 脚本はスキップ・ウッズ。『ウルヴァリン X-MEN ZERO』(2009年)『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』(2010年)の脚本家ですが、1人で書くには荷が重すぎたんでしょうかね??

 突っ込みどころ満載ですが、あげていったらキリがない!
 自分は映画を観ていてあまり突っ込みどころを感じない方なんですが、今作は別!!
  
 外国で暴れまわるニューヨーク市警の刑事。
 裁判所から一緒に逃げるためだけに犯罪を犯すジャック。
 途中から何もしないCIA。
 
 外国の内政干渉をまるで正義の行いのごとく描いてる点でアウトでしょう!1960年代のスパイ映画じゃないんだから!!
 
 あと、後半にでてくる放射線を除去する化学物質の存在!!
 こんな化学物質あるなら、この化学物質で合法的に商売をした方が儲かるのでは??

 「ダイ・ハード」シリーズも、2作目以降ブルース・ウィリスの不死身ぶりが作を追うごとにエスカレートしてきましたが、目に余る不死身ぶり!!
 もうタイトルの「ダイ・ハード」はやめて「インモータル」にしちゃえば良いのに!!

 今作も「ダイ・ハード」シリーズとして観ないで、C級アクション映画として観れば全然気にならないかもしれないんですけどねぇ。 30点


ダイ・ハード/ラスト・デイ [DVD]
ブルース・ウィリス,ジェイ・コートニー,セバスチャン・コッホ,ラシャ・ブコヴィッチ,ユーリヤ・スニギル
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

 

ダイ・ハード/ラスト・デイ [Blu-ray]
ブルース・ウィリス,ジェイ・コートニー,セバスチャン・コッホ,ラシャ・ブコヴィッチ,ユーリヤ・スニギル
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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『ロスト・サン』沈黙の私立探偵

2014-08-23 08:19:03 | アクション/刑事・探偵

ロスト・サン
THE LOST SON(1999年イギリス)
 監督          クリス・メンゲス
 脚本          エリック・ルクレア
              マーガレット・ルクレア
              マーク・ミルズ
 主演          ダニエル・オートゥイユ
              ナスターシャ・キンスキー
              カトリン・カートリッジ
              シアラン・ハインズ
              マリアンヌ・デニコート

 ■ストーリー■
 ロンドンの私立探偵ロンバードは、警察時代からの友人カルロスから義理の弟レオンの行方が分からないので探して欲しいとの依頼を受けるのだった。レオンはヤク中で、姉から1000ポンドの金を借りて行方不明になっているので、大したコトではないと思って捜査を始めるが、やがて少年買売事件に行き当たるのだった。

 ■感想■
 フランス人の私立探偵がロンドンで少年売買組織を捜査することを描くドラマ。
 行方不明のヤク中を探す簡単な仕事と思い引き受けた主人公ですが、早々と、怪しい奴らが現れて、危ない依頼になっちゃいます。
 ランニングタイムも102分と、ちょうど良い長さなので、けっこうテンポ良く進んでいきます。
 ストーリー的には本筋と関係ないような、主人公の浮気調査の様子とかも描いて、主人公がどういう仕事ぶりの私立探偵か分かるようなシーンまで入れて、テンポ良く102分ですからね。
 『探偵マイク・ハマー俺が掟だ!』(1982年)のアーマンド・アサンテの浮気調査の仕事ぶりよりかは、マシですけど、今作の主人公の浮気調査ぶりもかなりヒドイですね。


 けっこう金目当てで、浮気調査の仕事も適当な感じでやっている主人公ですが、少年少女売買の組織の存在を知るや、突然、マイク・ハマーのようになってしまいます!
 隠していた拳銃を取り出し、フランス時代からの友人の娼婦ナタリーの協力を得て、組織と接触、組織の奴らを尋問(←拷問??)し、ボスのオーストリア人を探すためにやりたい放題の暴れっぷり! 
 ロンドンを離れ、メキシコに行ってまで、組織の奴らを殺しまくり!自分が住んでいる国でもやばいのに、海外に行ってまで殺すってどういうこと!
 それも、捕らえられていた少年少女がいたので、目撃者多数!

 スティーヴン・セガールの映画でも、観ているかのような感じになっちゃいます!
 「法律はどうした??法律は??」
 って思わず突っ込んじゃいました!
 
 でも、全体的なノリは、ストーリーも、テーマも、雰囲気も、イギリス映画チックで、すべて地味地味で暗い!!
 主人公は警察時代に、正当防衛で犯人を殺していたり、妻子を爆弾で失っていたり、キャラクターの設定も暗いです!
 誰を対象にしている作品なんでしょうか??
 重たいテーマなのに、主人公は、なぜかB級アクション映画のように「歩く治外法権」状態!スティーヴン・セガールが大人しくなったようなキャラクター?

 最初の依頼の行方不明の弟は死んでいるのに、殺されるシーンや死体は出てこずじまい。

 暗い犯罪物が好きな人には良いですけど、アクション映画ファンにはオススメ出来ない感じです!なのに、主人公は法律無視でやりたい放題! 50点

ロスト・サン [DVD]
フィノーラ・ドワイヤー,ニック・パウエル,スティーヴン・ウーリー
アミューズ・ビデオ

 

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『ロンドン・ヒート』ロンドン特捜隊スウィーニー映画化

2013-12-27 04:11:25 | アクション/刑事・探偵

ロンドン・ヒート
THE SWEENEY(2012年イギリス)
 監督           ニック・ラヴ
 脚本           ニック・ラヴ
               ジョン・ホッジ
 出演           レイ・ウィンストン
               ベン・ソリュー
               ヘイリー・アトウェル
               ダミアン・ルイス
               スティーヴン・マッキントッシュ

 ■ストーリー■
 武装強盗を一網打尽にし、大活躍した特捜隊スウィーニーだったが、犠牲者を出さないものの、建物等の被害を出し、上層部からは快く思われていなかった。
 ある日、ロンドンで白昼、武装強盗が宝石店を襲い、宝石を強奪、その上、逃走前に無抵抗な人質を射殺する事件が発生する。特捜隊スウィーニーは、隊長ジャック・リーガンのもと、強盗事件の捜査にあたり、以前の犯罪の手口と似た手口だったため、すぐに容疑者を割り出すのだった。暴力的な取調べを行うものの、主犯格フランシス・アレンは海外にいたというアリバイが発覚し、釈放されてしまうのだった。
 また、その後、銀行が襲撃される事件が発生するのだった。静止命令を無視し、現場に駆けつけるジャックたちだったが、白昼、大都市部での銃撃戦に発展してしまうのだった。、犯人グループは逃走、仲間も失うという大失態を起こした特捜隊スウィーニーは活動停止に。
 ジャックは命令を無視し、部下のカーターの協力のもと、捜査を行っていくのだった・・・。

 ■感想■
 1970年代中盤のTVシリーズ「ロンドン特捜隊スウィーニー」の映画化作品。
 
 同じく「ロンドン特捜隊スウィーニー」の映画化は1970年代後半に、オリジナルキャストで2作品製作されました!
 映画版の第1作目“Sweeney!”(1977年)は未公開のままですが、2作目は『ロンドン特捜隊』(1978年)として日本でも、ビデオスルーでソフト化されました!

 『ロンドン特捜隊』は、以前観たものの、観たのが20年以上前なので、覚えていないので、また観てみたいですねぇ。どこかのメーカーさんがソフト化とかしてくれないですかね~。

 で、2012年の映画版の今作『ロンドン・ヒート』ですが、

 「いや~、面白い!面白すぎる!!」

 TVシリーズの映画化というと、TVシリーズを観ていない人から敬遠されそうですけど、警察物なので、そんな心配は一切いらないです!TVシリーズを観たコトが無い人も楽しめる作品になっています!
 けっこう地味だったTVシリーズを、2010年代的なアクション映画にして、見事に映画化しました!
 
 もう1回言いますけど

 「面白すぎる!!」

 人間的で、感情むき出しでガンコな主人公のキャラクターに好き嫌いが、出そうですが、自分的にはOKでした!
 また、中盤の白昼の市街でのギャングと主人公たちのトラファルガー広場での銃撃戦が、すごいコトになっています!
 迫力満点!
 まるで、香港ノワールの銃撃戦なみです!
 ストーリーは、イギリス映画らしく特捜隊を潰そうとする警察上層部との争いを描きながら、真犯人グループを追いつめていく姿が描かれていきます!
 こんなダーティハリーがかわいく思えちゃうような今作のような部署が本当にあったら、イギリス映画でなくとも、閉鎖に追いやろうとしちゃいそうですけどね。
 ちなみに、特捜隊スウィーニーは、イギリスに実際に存在している警察の機動隊の部署です!

 こんな風に映画化されるなら、1970年代後半から1980年代前半に放映されたイギリスの傑作ハードアクションドラマ「特捜班CI☆5」も映画化して欲しいですね!
 
 「特捜班CI☆5」といえば、1998年にリメイクされた新シリーズ“CI5 The New Proffessionals ”も、日本では放映されないままですね!どこかのメーカーさん、この“CI5 The New Proffessionals ”をソフト化してくれないですかねぇ。 

 刑事アクション映画ファン必見!  80点

ロンドン・ヒート [DVD]
レイ・ウィンストン,ベン・ドリュー,ヘイリー・アトウェル,ダミアン・ルイス
東宝
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