『フェブラリィ 消えた少女の行方』
FEBRUARY(2015年カナダ)
監督:オズグッド・パーキンス
脚本:オズグッド・パーキンス
出演:エマ・ロバーツ
キーナン・シブカ
ルーシー・ボーイントン
ジェームズ・レマー
ローレン・ホリー
■ストーリー■
2月、全寮制の学校で休みに入ろうとしていたが、キャサリンとローズの2人の生徒は親が迎えに来ないため数日学校で過ごすことに。ローズは両親に冬休みの開始日を間違って伝えていたのだ。
夜、バス亭で待つポーツミスまで行こうとしているジョアンという女性を親切な夫婦ビルとリンダが車でホテルまで送ってくれるのだった。ビルはジョアンに、9年前に亡くなった娘のローズに似ていたので声を掛けたというのだった。その話を聞いたジョアンはトイレに駆け込み個室で笑い出し、ジョアンの身分証を得るために殺した女性のことをフラッシュバックで思い浮かべるのだった、、。
□■□ネタバレあり□■□
今回、作品をほめてない上にネタバレしてます!!
■感想■
オズグッド・パーキンス監督&脚本のホラー映画。
オズグッド・パーキンスは、『サイコ』(1960年)、『北海ハイジャック』(1980年)、『グローリーボーイ』(1984年)のアンソニー・パーキンスの息子さんです。
『グレーテル&ヘンゼル』(2018年)の記事を書く前に、オズグッド・パーキンス監督の今作の記事を書きます、、。
すごーく単純なストーリーの作品を、時間軸をずらして、同じ役を違う俳優が演じて、わざと分かりにくくして何の得があるのか、、、??
時間軸を9年前と現在にずらす以外にも、ちょこちょこずらしていて本当にわかりずらい、、、。
すごーく単純なストーリーだから、分かりにくくして93分持たせたというコト??
時間軸を普通にしたら、本当に記憶にも残らないくらい単純なストーリーの映画です、、。
キャサリンとジョアンが同じというのがオチだけで、しっかり観ていたら、60分くらいでストーリーが分かっちゃう系、、。
同じ役を違う俳優が演じるって、頭が良いと思ったんでしょうか??
フランス映画のサスペンス映画『迷宮の女』(2003年)くらい凝ったストーリーと演出だったら良いですけどこんな単純なストーリーでこんな映画的トリックを使うなんて、、。
なんで、いまどき、こんな作品撮っちゃったんでしょう??
『エクソシスト』(1973年)がブームになったころならまだしも、、。
施設に入院していたキャサリンが、看護師を殺して脱走して、ローズの両親も猟奇的に殺して終わりって、、、。ジョン・カーペンター監督の『ハロウィン』(1978年)の冒頭15分くらいの内容しかないのでは??
今作を観るなら、もう1度『ハロウィン』を観た方が良かった!!
バス亭でジョアンを送ってくれる夫婦の夫ビル役を演じているのが、ジェームズ・レマー。
ジェームズ・レマーを見たのは、動物パニック系の『アンナチュラル』(2015年)以来でした、、。『アンナチュラル』でも良い役演じてました、、。
奥さんのリンダ役を演じているのは『乱気流 タービュランス』(1997年)、『スクリーム・オブ・バンシー 殺戮の妖精』(2011年)のローレン・ホリー。最近はずーとTV中心で活躍しているみたいですね。
エクソシスト系のシーン、ありますけど、ホラー映画でなくサスペンス映画で良いんですよね、、、。
キャサリンの頭(精神)が不自由になったっていう理解で、、。9年前から、。
観終わった後に、結局何が言いたかったのー??って思っちゃいました、、。
分かりずらくしてる度 ★★★
ホラー映画度 ★
2度と観ない度 ★★★★★