@KOBAのムービー!ムービー! 

映画感想のブログ!!
自分勝手な感想です!
このサイトはAmazonアソシエイトに参加しています!

『ドリームシップエピソード1/2』笑いな過去への旅

2007-06-30 18:45:01 | SF
ドリームシップエピソード1/2
(T)RAUMSCHIFF SURPRISE PERIODE 1(2004年ドイツ)
 監督 ミヒャエル・ブリー・ヘルビヒ
 脚本 ミヒャエル・ブリー・ヘルビヒ、アルフォンス・ビーダーマン、リック・カヴァニアン
 出演 ミヒャエル・ブリー・ヘルビヒ、リック・カヴァニアン、クリスチャン・トラミッツ

 ■ストーリー■
 西暦2304年、地球は火星を植民地としていたが、火星の殖民が反乱軍を組織し攻撃をかけてきていた。地球滅亡の危機に元老院は、火星を植民地にした科学力の発端が2004年アメリカのネバダ州「エリア51」に不時着したUFOの分析した結果だとしてタイムマシンで歴史を変える計画を立てるのだった。300年前にタイムトラベルするために選ばれたのは宇宙船ドリームシップ号の艦長を始めとした3名だった。しかし、そこへ火星軍が襲撃、ドリームシップ号のコーク船長、副官でバルカン星人スパック、偶然居合わせたタクシーのドライバー、ロック、地球の女王メタファの4人は、タイムマシンで過去へと行くのだった。

 ■感想■
 “「タイタニック」「スター・ウォーズ」「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズを抜きドイツ映画史上第1位(オープニング記録)”というドイツ製のSFコメディです。
 いやぁ~、今作は、面白いです!面白いです!ホントに面白いですよ!TVシリーズ「宇宙大作戦」や「スター・ウォーズ」シリーズを観たことあれば、あまりのバカバカしさに笑えること必至です。
 今作は、珍しいドイツ製のSF映画です。監督は『マニトの靴』(01年)のミヒャエル・ブリー・ヘルビヒ。今作でも監督以外にも製作、脚本、出演と1人4役の活躍です。ドイツの映画ファンも、こういうバカバカしい映画が好きなんですね。

 ところで、DVDの日本語の吹替え版ですけど、力が入ってます!DVDのパッケージにも吹替え版も面白いみたいな宣伝コピーが載ってます。
 コーク船長に池田秀一、副官スパックに古谷徹、宇宙タクシーの運転手ロックに小山力也、女王メタファに高島雅羅、レギュレーター・ローグルに若本規夫、シュロッティ、ジェンズ・モール、プーレに飛田展男、最終王ウィリアム役、サンタマリア役に麦人。

 やっぱり、日本語吹替え版は、こうでないと!!もうこの吹替えだけで満足ですよ!っていうより、DVDの日本語吹替え版のほとんどは素晴らしいと思うんですけど、マイナーな作品や、受け狙いのわけのわからないキャスティングする作品が少しあるんですよね!そういうことはしないでね!!!!!!!

 『リーサル・ウェポン2炎の約束』(89年)の吹替え版とか作り直して!自分的にはダメでした。
 『キャビン・フィーバー』(02年)のヒロインの声!余りの違和感に、ストーリー以上に衝撃的でした!
 その他にもありますけど、もうタレントやアイドルが吹替えをやってるっていうだけで観るのを躊躇しちゃいます。

 あとは、大した作品でもないのに(あ、自分的にはって意味です)、超豪華な吹替えのキャストの作品があったりして!

 映画の吹替えも大切な映像文化ですからね。話のネタのためのつまらないキャスティングだけはやめて!たとえ恋愛映画でもしないでね!(@KOBAは恋愛映画を観ないですけど、やっぱりやめてね

 ところで、この大事な任務をドリームシップ号の3名に任せたの??不安でしょ!元老院でも問題になってましたけどね。宇宙タクシーのロックがいなかったら、無事に任務を遂行できなかったでしょ!まぁ、コメディだから良いですけど!
 とにかく宇宙SFやタイムトラベル物が好きなSci-Fi映画ファンは必見です!
 日本語吹替えにプラス5点で70点
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ザ・センチネル陰謀の星条旗』マイケル・ダグラス、キーファー・サザーランド

2007-06-29 00:43:04 | アクション
ザ・センチネル陰謀の星条旗
THE SENTINEL(2006年アメリカ)
 監督 クラーク・ジョンソン
 脚本 ジョージ・ノルフィ
 原作 ジェラルド・ベティヴィッチ
 出演 マイケル・ダグラス、キーファー・サザーランド、キム・ベイシンガー、エヴァ・ロンゴリア

 ■ストーリー■
 シークレットサービスが自宅前で殺される事件が起きる。シークレットサービス、ピート・ギャリソンは情報屋から、同僚が殺されたのは大統領暗殺計画を知ったからだという情報を得る。情報屋が言うには内部に暗殺者との内通者がいるらしい。捜査にあたるのは、ピートと離婚問題で仲たがいをしていたデヴィッド・ブレッキンリッジだった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 マイケル・ダグラス、キーファー・サザーランド主演のアクション映画。監督は『S.W.A.T.』(03年)のクラーク・ジョンソン。原作はジェラルド・ベティヴィッチの「謀殺の星条旗」(ヴィレッジ・ブックス)。
 TVシリーズの映画化作品としては、かなり面白かった『S.W.A.T,』の監督が撮るっていうんで、すごく期待して観たら、ごくごく普通のアクション系サスペンス映画でした!!
 
 親友の奥さんとは寝ちゃうし、大統領夫人とも不倫しちゃう主人公にマイケル・ダグラス。この主人公の設定って、下半身に節操ないなぁ!!こういう人って仕事出来てもイヤだなぁ。“仕事人間で下半身に節操無し!”現実的には、そばにいて欲しくないタイプの人です。
 そう言えば、マイケル・ダグラスって、現実に、以前セックス中毒でしたもんね。だから、今作の主人公役にキャスティングされたってこともないんでしょうけど、まさにピッタリのキャスティングです。あと今作には、TVシリーズ「24」のキーファー・サザーランドも主演してます。1つの作品に、マイケル・ダグラスにキーファー・サザーランド!豪華!豪華!超豪華です!!
 でも、面白いのはそこの設定までで、あとはごくごく普通な平凡なサスペンス映画になっちゃってます。それこそ超豪華なTVムービーって感じな作品です。

 伝説的なシークレットサービスの1員が、罠にはめられ、大統領暗殺犯の一味に仕立て上げられていくっていう、まさにサスペンス映画の王道のようなストーリーなのに、全然盛り上がらない!!
 マイケル・ダグラスが、もっともっと罠にはまっていくのかな?とか思ってたんですけど、けっこうアッサリその疑惑が解決して、クライマックスは、普通のアクション映画になっちゃいますからね!!せっかくの設定がっ!!

 アクション映画の大傑作『S.W.A.T.』のときの盛り上がりがウソのようです。クラーク・ジョンソン監督は、サスペンス映画より、アクション映画が得意なのかも。
 今作も特に、どこかが悪い作品じゃないんですけど、「特別、観なくちゃいけないくらい面白いのか??」って聞かれたら、そこまでは行ってないかも!!っていうくらいの作品です。
 主演の俳優も、せっかくマイケル・ダグラスとキーファー・サザーランドと2人も主人公級の俳優を使っているのに、今作での、この使い方はスゴクもったいないかも。

 ところで、大統領暗殺犯なんですけど、シークレットサービスの内通者と話していた内容が良くわからないんですけど、みなさん分かりましたか??
 「以前の契約だ」とか、「約束だ」とかって言ってましたけど、それって何??
 アクション映画だから、そんな説明は、あんまりしなくてもOKってコトなんでしょうかね??アクション映画だからこそ、そのヘンのあたりをちゃんと説明してくれなきゃ!それとも、「原作がベストセラーなんだから、読んでおけ!」ってコト??あ、“ベストセラー”って、本国アメリカでのことですけどね。
 でも、実は、原作を読んでみたい気もするんですけどね!!小説としては、この設定は、面白そうな設定ですもんね。
 
 でも、映画版の今作は、ポップコーンを食べながら何も考えずに見るにしても、ちょっと盛り上がりに欠けるかも!!熱狂的なアクション映画ファン向けってことですかね。55点
ザ・センチネル 陰謀の星条旗 (ベストヒット・セレクション)

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

このアイテムの詳細を見る

ザ・センチネル 陰謀の星条旗 (Blu-ray Disc)

20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン

このアイテムの詳細を見る

原作は「謀殺の星条旗」
謀殺の星条旗 (ヴィレッジブックス)
ジェラルド ペティヴィッチ
ソニーマガジンズ

このアイテムの詳細を見る
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『沈黙の奪還』いつものセガール

2007-06-28 00:05:23 | アクション
沈黙の奪還
SHADOW MAN(2006年アメリカ、イギリス、ルーマニア)
 監督 ミヒャエル・ケウシャ
 脚本 スティーブン・コリンズ、ジョー・ハルビン、スティーブン・セガール
 出演 スティーブン・セガール、エヴァ・ポープ

 ■ストーリー■
 元CIAのエージェント、ジャック・フォスターは、引退して、企業家となっていた。ジャックは、亡き妻の故郷ルーマニアへ、娘のアマンダと義父ジョージと行くことにするのだった。ジャックは仕事の都合で1日遅れて、ブカレストに到着するが、ジョージを爆殺され、アマンダは、ジャックの目の前で誘拐されてしまうのだった。

 ■感想■
 スティーブン・セガールのいつものアクション映画です。
 スティーブン・セガールといえば、日本タイトルに「沈黙の」とつくことが多いですけど、今作は「沈黙の奪還」です。
 セガールの作品で『DAKKAN奪還アルカトラズ』(02年)もあるんだから、ややこしい!
 
 ただでさえ、元エージェント、元泥棒、元傭兵とか、元なんとかみたいな役しかないのに、観た瞬間に、どの作品がどんな内容だったか覚えるのが大変なのに!
 たしか娘が誘拐される作品もあったはず!(『沈黙の聖戦』(03年)です。実は覚えてるんですけどね)
 
 今作でも重要なアイテムになっている、化学兵器といい、娘が誘拐されちゃうのといい、以前のセガール作品で観たことあるような設定を集めて1本作っちゃいましたみたいな感じです!
 
 もう、ここまでくると、スティーブン・セガールの作品のファンにしか薦められないです!スティーブン・セガールも、『DENGEKI電撃』(01年)くらいまでは、1作、1作にそれなりのキャラクターの違った役があったのに、それ以降は、ほとんど同じような不死身な役と、それと同じようなストーリーばかりです。

 でも、今作の1番の見所は(自分的にはですけど)、なんていってもCIAの隠れ家に閉じ込められたセガールが、部屋にあったものを工夫して、武器やトラップを作るシーンです!“冒険野郎セガール!”かっ??って感じ。
 でも、良く考えると、襲ってきたのはCIAのエージェントだったんだろうから、戦わないでも良かった気もするんですけど。なんか、「見せ場」のために戦ったみたいな感じです。CIAも元同僚を使って、ちゃんと聞き出せばムダな争いごと起こさずにすんだのに!(映画的には、魅力ないですけど)

 それにしても、スティーブン・セガールも次から次へと、同じようなアクション映画に出演してすごすぎ!1951年生まれだから、もう56歳なのに!もうこの年齢だから、体をしぼって!とも言えないですしね!もうこのまま、こういうアクション映画に出演し続けてください!
 自分は、観続けます!「でも本当は、『沈黙の戦艦』シリーズの第3作目が観たいんですけどね」55点
 

 本当の「冒険野郎」のマクガイバー!なんとこんなにBOXが発売されてました。欲しい!
冒険野郎マクガイバー シーズン1〈日本語完全版〉

パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン

このアイテムの詳細を見る
冒険野郎マクガイバー シーズン2〈日本語完全版〉

パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン

このアイテムの詳細を見る
冒険野郎マクガイバー シーズン3〈日本語完全版〉

パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン

このアイテムの詳細を見る
冒険野郎マクガイバー シーズン4(日本語完全版)

パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン

このアイテムの詳細を見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ドラゴン忍者』ヒーロー強すぎ

2007-06-27 00:05:46 | 香港映画
ドラゴン忍者
武之湛舎利子MONK’S FIGHT(1986年香港)
 監督 ユー・チク・リム
 出演 リー・ウィン、チュン・リン、カ・サ・ファ

 ■ストーリー■
 仏舎利とは、修行を積み悟りを開いた僧が死んだ後、火葬のあとに残った結晶体のことで、威厳を表わすもので、寺にとっての宝だった。しかし、ある日、盗賊によって盗まれてしまうのだった。賊を追った大師も命を落としてしまう。次に選ばれたチュンキは、大師が仏門の教えを守り、殺生を行わなかったためではないかと考え、仏門と縁を切り、賊を追うのだった。盗賊のボスのフーは武術に長けた強敵だった。

 ■感想■
 1986年の香港映画です。
 舎利を盗むように依頼したパンダって何者??舎利を盗むように2万両で依頼しといて、報酬を1万両しか用意しないで、弟のフーの仲間の盗賊の実行犯たちが、
 「報酬が少ない!」
 って怒ったら、逆に皆殺し!おいおい約束を守らないのか!!また、その取引現場を目撃した女性も殺しちゃいます!
 てっきり、このパンダが大ボスかな??と思っていると、さっさと映画から退場しちゃいます!
 
 オカシイキャラクターといえば、パンダの弟のフーもかなり来てます!パンダを殺したのが目撃者の家族のセン一族だと思ったフーの一味は、どんどんセン一族を殺していきます!
 って、普通のセン一族が、パンダを殺せるわけないでしょ!流れ者の“笛の男”がパンダを殺したことくらいすぐにわかりそうなもんですけど。もう“殺すために殺してる”みたいな感じです!イタリアのマカロニウエスタンの登場人物たちの方がまだマトモかも!それくらい無関係な人間を殺しすぎ!

 今作では、主人公は短い黒い木刀を持ってます。一方、敵はヤリだったり、ノコギリ状の剣だったり、ノコギリそのものを持っていたりして、かなり面白い武器を持ったキャラクターたちが出てくるんですけど、香港武侠映画にありがちな“ぶっ飛び方”の指数が低いです!それもかなり低めです!残念!

 こういう作品は、ぶっ飛んでくれないと!『空飛ぶ十字剣』(77年)、『邪拳迫る!死守せよ少林寺秘伝』(80年)、『妖刀・斬首剣』(85年)くらいに、ぶっ飛んでくれないと、その他の多くの作品の中に埋もれちゃいます!
 そういう作品と比べなければ、まだまだ普通に観れますけど、それでも映画として今作独自の特長がないかも!「気」を使って、空飛んだり、武器が地球の物理法則を無視して、飛んでくこともない!作風がマジメすぎ!武侠映画としても魅力が無さすぎかな??
 
 あえて、言えば主人公が強いところが、本作の魅力かも!最初から最後まで、ピンチらしいピンチが無いです!全然苦戦しない主人公!これはこれで、今作独自の魅力的かもしれないですけど、ピンチらしいピンチも無く敵キャラも強さが分からないので主人公がどれだけ強いのかがわからないです。
 
 関係ない人たちがドンドン死んでいくだけなんですもんね!比較がないと、敵がどれだけ強いのか分からないです!まぁ、殺し屋の1人は、役人たちを皆殺しにしてましたけどね。
 もし今作がDVDになっても買わないだろうなぁ!多分。とにかく『空飛ぶ十字剣』や『邪拳迫る!死守せよ少林寺秘伝』を日本語吹き替え付きでDVD化して下さい!45点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『シー・ノー・イーヴル肉鉤のいけにえ』スラッシャー

2007-06-26 00:25:03 | ホラー
シー・ノー・イーヴル肉鉤のいけにえ
SEE NO EVIL(2006年アメリカ)
 監督 グレゴリー・ダーク
 脚本 ダン・マディガン
 出演 ケイン、スティーブン・ヴィドラー、クリスティナ・ヴィダル、マイケル・J・ベイガン

 ■ストーリー■
 パトロール中の警官2人は、不審な家を捜索中に、目をくりぬかれた被害者の女性を発見する。しかし、その後、殺人鬼と遭遇し、警察官の1人は殺され、もう1人のウィリアムズは、犯人を倒すものの、斧で腕を切り落とされてしまうのだった。そして、4年後、ウィリアムズは、青少年を更生させる仕事についていた。今回、軽犯罪を犯した男女の若者8人は、ウィリアムズのもと、減刑のため、老朽化したホテルをホームレスのための施設にするための修繕作業に従事することになるのだった。しかし、その老朽化したホテルには、巨体の連続殺人鬼がいたのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□ 
 ■感想■
 2006年のスラッシャー映画です。監督は、アダルト映画の監督を経て、ミュージックビデオを監督したグレゴリー・ダーク。
 アダルト作品を手がけただけあって、今作のランニングタイムは84分と短めで、観やすく出来てます。84分のうち、最初のおよそ30分弱で登場人物たちを紹介して、あとは残り50分はドンドンと登場人物たちが殺されていきます!

 今作の殺人鬼を演じるのは、アメリカのプロレス団体WWEのレスラーのケイン。でも、そんなにインパクトが強く無い気が…。
 『13日の金曜日』シリーズのジェイソンは当然としても、『バーニング』(81年)の植木バサミを使った殺人鬼(名前忘れました!!アメリカでは名前はバンボロじゃないですよね!)や、『血のバレンタイン』(81年)の殺人鬼の方が印象的かも??
 でも、話題作りには最高です!WWEのレスラーを殺人鬼役のケインに持ってくるなんて!

 今作の作りから言うとヒーロー役は、警察官のときに殺人鬼ケインを倒したウィリアム監察官のはずなんですけど、中盤で早くも退場しちゃいます!これが、もっと有名なアクション映画俳優だったら、この展開にも、もっともっとビックリできるのに!チャック・ノリスとかマーク・ダカスコスとかがウィリアム監察官の役だったら、かなりビックリの展開だったのに!
 もっとメジャーどころで、スティーブン・セガールがウィリアム監察官役でもいいですけど、この役じゃオファーを受けないでしょうね!それに、どう考えても、スティーブン・セガールの方が強そう!元SEALの教官のコック役とかね!
 そのときは、リンダ・ブレアの『ヘルナイト』(81年)や、『クライモリ』(03年)みたいに、殺人鬼を複数用意しとかないとね!それでも、何人殺人鬼がいてもセガールが勝っちゃうんだろうなぁ!

 もう少し若い俳優でいうとゲイリー・ダニエルズとか、ジェイソン・スコット・リーとかがウィリアム監察官を演じても良かったかも!まぁ、それでもオファーは受けないでしょうけど。
 でもチャック・ノリスにしても、セガールにしても、ジェイソン・スコット・リーにしても、殺人鬼よりも強そうな感じがして、ホラー映画としてはダメですね!最初の家を捜査するシーンで、自分は無傷で確実に殺人鬼を倒しちゃいそうなイメージですもんね。

 ところで、あのケイン演じる殺人鬼なんですけど、なぜ頭を撃たれたのに、生きてるの??それに、あの家を捜査して犯人が生き延びていたら、絶対に大ニュースになるはず!17人の人間の死体があったんだから。
 犯人が判明したら、あの母親の存在もハッキリするはず!いくら、スラッシャー映画でも、設定にムリがありすぎ!あそこは、冒頭の殺人鬼は、ケインの父親っていう設定にしないとオカシイでしょ。それでも、あの家族は執拗にワイドショーで報道されるはず。
 でも、ランニングタイム84分なんで、良しとしましょう。まずは、グレゴリー・ダーク監督の今後の活躍に期待します。58点
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『デスゲート11:11』意味不明

2007-06-25 00:43:09 | ホラー
デスゲート11:11
11:11(2004年カナダ) 
 監督 マイケル・バファロ
 脚本 パット・バーメル、マイケル・バファロ
 出演 ローラ・マンセル、ポール・ゼンキュー

 ■ストーリー■
 幼いサラの家に2人の脱獄囚がやってきて、両親を殺すのだった。隠れていたサラは脱獄囚たちに発見されるが、転がっていた拳銃で脱獄囚たちを撃ち殺すのだった。そして、現在、サラは大学生になり叔母に引き取られていた。ある日、サラは、叔母が自分をレイプしようとした男とHしている姿を目撃してしまう。サラは、ショックのあまり、溺れて死んでしまえ!と言うが、実際にバスタブで溺死してしまうのだった。

 ■感想■
 女子大生の周りで起きる超常現象を描くホラー。
 「11:11」の予言をもとに、色んな超常現象を描いています。
 でも、完全な消化不良!
 “デキの悪い『第七の予言』のリメイク??”って感じ。
 いや、『第七の予言』(88年)にティーン向けホラーの要素をふりかけて、5000倍に薄めたような作品です。

 とにかく、ストーリー展開も、ラストも意味不明!こんな映画作らないで!
 『パズラー2リターン・オブ・マッドネス』(04年)も、『-less[レス]』(03年)も、『マシニスト』(04年)もつまらなくても、とりあえずは映画にはなってましたけど、今作は全然意味不明!
 監督&脚本家しか理解してないでしょ!
 
 どこかで観たことあるような設定で、どこにも無いストーリー!(意味不明で!)
 もっとわかりやすく作ってくれないと、「何か、大変なことが起きるんだな」くらいにしか理解できないです。
 ヒロインの幼なじみの女性の存在も、悪魔なのか、異次元からきたのか、霊界からきたのか、意味不明です。
 
 ヒロインが特別な力を持っているらしいですけど、「だから何??」って感じ。とにかく、監督、脚本家の自己満足系のホラー映画です。0点 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ディパーテッド』長い!

2007-06-24 07:08:21 | アクション
ディパーテッド
THE DEPARTED(2006年アメリカ)
 監督 マーティン・スコセッシ
 脚本 ウィリアム・モナハン
 出演 レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソン、マーク・ウォルバーグ、マーティン・シーン、アレック・ボールドウィン

 ■ストーリー■
 ボストン、成績優秀で警察学校を卒業したビリー・コスティガンは、その生い立ちから組織に潜入するよう囮捜査を命令される。一方、同じく警察学校を卒業したコリン・サリバンは、組織のボス、コステロによって警察のスパイとなるべく送りこまれたのだった。そんなコリンは州警察のSIUに抜擢されるのだった。組織に潜入した囮捜査官ビリーと、警察に潜入した組織のスパイ、コリンは、それぞれの組織の中で大きくなっていくのだった。

 ■感想■
 香港映画の大傑作『インファナル・アフェア』(02年)のハリウッド版リメイク。
 
 監督はマーティン・スコセッシ。マーティン・スコセッシ監督の映画は『タクシードライバー』(76年)、『レイジング・ブル』(80年)くらいしか観たコト無かったです。別に観たくないってわけじゃ無いんですけど、どうも大作っぽいマジメな映画って印象が強くて観てないんですよね。
 今作は、2006年のアカデミー賞で、作品賞、監督賞、脚色賞、編集賞を受賞しました。自分的には、アカデミー賞取っても、取らなくても、意味なんか全然無いですけど。
 オリジナルの『インファナル・アフェア』が、ランニングタイム102分の作品なのに、リメイクの今作はなんと、軽く120分超えの152分!152分!152分!もうこれだけで、観るの止めちゃおうかな??って思ってたんですけど、観ないで「長い!長い!」って文句を言うのも悪いかな??って思って鑑賞しました。でも、やっぱり、観た感想は…。

 「長すぎ!長すぎ!長すぎ!

 ディカプリオが、上司のマーティン・シーンとマーク・ウォルバーグとの面接が終わるまでに、およそ15分!もう、ここまでで、オリジナルから10分くらい長い気がッ!
 マット・デイモンが、精神分析医マドリーンとデートするまでに30分!
 レオナルド・ディカプリオが、ジャック・ニコルソンと出会うまでに32分!
 ジャック・ニコルソンが、マイクロプロセッサーの取引をするまでに60分!
 マット・デイモンが、映画館でジャック・ニコルソンから封筒を受け取るまで90分弱!
 オリジナル版なら、もう、この90分のところで、ほとんどクライマックスなのにッ!

 ハリウッドは、映画を見に来る観客をバカにしてるのか??100分はムリにしても、せいぜい120分には出来たでしょ!不必要な登場人物の見せ場や、キャラクターの説明シーンが多すぎ!
 マット・デイモンがつき合う精神分析医マドリーンと、ディカプリオがストーリー上、絡むのも、出来すぎ!映画みたい!って感じです(映画だけど)。いかにも映画的なラブシーンも不必要!
 
 『インファナル・アフェア』のトニー・レオンはつらそうだったのに、ディカプリオときたら、全然つらそうじゃないです!まるでTVシリーズ「潜行刑事ダン」くらいにしか“つらさ”が感じられない!「潜行刑事ダン」の映画版??ってな印象です!ディカプリオの演技は良いのに!これは脚本のせいでしょ。
 
 あと、ジャック・ニコルソンが目立ちすぎ!「ジャック・ニコルソンが主人公だっけ??」って思うくらいの作品になっちゃってます。ジャック・ニコルソンが出てくるシーンでは、すべてニコルソンが持っていっちゃいます!明らかに映画のバランスを壊してます!
 ディカプリオや、マット・デイモンの演技が抑え気味の演技なだけに、ジャク・ニコルソンが余計に目立っちゃいます。

 バランスといえば、ディカプリオとマット・デイモンのバランスも明らかに、ディカプリオがメインで、マット・デイモンはオマケって印象です。『インファナル・アフェア』のトニー・レオンとアンディ・ラウの2人の描き方は、まさに対照的に描いていて、すごくサスペンスを盛り上げていたのにね。
 リメイクは、オリジナルと違ってて、全然OKなんですけど、今作の場合は、ところどころ、オリジナルとまるっきり同じシーンを持ってきてるんで、オリジナル版を目指して作ったんですよね??

 あと、ジャック・ニコルソンの組織が、そんなに大きい組織に見えないところも難点です。あれくらいの組織でも、長期の潜入捜査が必要なんですね!
 152分と長い作品なのに、ディカプリオとニコルソンの部下たちの交流シーンも少なすぎ!なんで、ディカプリオに違う住所を言ったのに、仲間に言わなかったのか、まるっきり意味不明。あの市民の綴りを教えるシーンも唐突すぎって印象が拭えないです。今作の見所は“豪華なキャステング”なだけで、なんでこんなリメイクにしちゃったの??

 よっぽど香港映画を観るのがイヤな人にしか価値を見出せない作品です。『インファナル・アフェア』を観ていて、今作をベタぼめはできないでしょ!
 オリジナル版を観てない人には、それなりに楽しく見れるはず!でも、今作を観るなら『インファナル・アフェア』を観ろ!って感じです!60点
インファナル・アフェア 3部作スペシャルパック【初回生産限定】

ポニーキャニオン

このアイテムの詳細を見る
インファナル・アフェア

ポニーキャニオン

このアイテムの詳細を見る
インファナル・アフェアII 無間序曲

ポニーキャニオン

このアイテムの詳細を見る
インファナル・アフェアIII 終極無間

ポニーキャニオン

このアイテムの詳細を見る

ところで、『インファナル・アフェア』の3部作を、順番通り(年代順)にした特典ディスクつきのDVD-BOXって、日本では発売しないんですか??発売したら買おうと思って、2作目、3作目のDVD買ってないんですけど。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『DRIFTドリフト』スペイン製スリラー

2007-06-23 17:34:00 | サスペンス
DRIFTドリフト
DEADLY CARGO(2004年スペイン)
 監督 ボウ・フレイクサス
 脚本 ボウ・フレイクサス、ヘクトール・クララムント
 出演 シルク、ユナ・ウガルデ、アドリア・コラード

 ■ストーリー■
 西アフリカのセネガル、フリーの記者サラは休暇を過ごすためにダイビングのツアーに参加する。ツアー客たちは、ダイビングスポットで、漂流している死体を発見する。そんなとき事故でボートが燃え、6人は海面に投げ出されてしまうのだった。夜になり近くを通る船を発見し助けを求めに行くのだが、その船上では人が殺されていた。

 ■感想■
 スペイン製のスリラー映画。
 漂流していて、近くを通った貨物船に助けを求めると、その貨物船からは死体を海に放り投げていたのを目撃してしまい、助けをもとめられないで、密航してしまうなんて、すごく面白そうな展開になりそうな予感が!
 でも、その期待は、裏切られます!今作って、スペインのTVムービーなんですか??オチがひどすぎ!貨物船で人を殺していた理由が!かなり現実的というか、余りにも普通のオチなんで、逆にビックリ!さんざん思わせぶりに引っ張っといて、このオチ!


 大体、こういう状況になったら、船長にすべてを説明するしかないでしょ!ゲイ話なんかしても、船長を怒らせるだけ!まぁ、気が動転してたんだろうけど!
 大体、狭いボートの上で、発煙銃を構えること自体、考えなし!奥さんに罪はないけど、あのボートを燃やした男は、ちょっと考えナシ!(現実的には、パニックになって、発煙銃を構えるようなヤツ多そうですけどね)

 あの6人なんですけど、人間って、水もなくて、あの暗い水浸しの中で何日間生きられると思ってたの??トイレも行かなくちゃいけないし!あの水の中では出来ないですよ!それこそ、病気になっちゃうから!
 トイレや、飲料水(食べ物もかな??)を上に行ってなんとかするつもりだったの??なんとかしないと2日ともたないです!妊婦の奥さんはもっと早く死んじゃうはず!
 いくら映画とはいえ、観てる人をバカにしすぎ!あそこは正直に話して、どこかの港で降ろしてもらうようお願いをした方が、良かった!(っていうより、そうしないと、どうせ死んじゃうから!)だって海の上で数時間漂流したあとでの、あの環境でしょ!

 まぁ、でも、船長とコックと気弱な乗組員以外の2人の乗組員は、何しでかすかわからなさそうな雰囲気だったから、言えなかったんでしょうけど。もう少し冷静になって欲しかった!でも、舞台がセネガル沖だし、ヨーロッパの人たち(ですよね)にとっては、なんか怖そうなことがありそうな気になるんでしょうね。自分もこんなこと言ってますけど、実際に、こうなったら分からないです!!でも、自分は体力が無いんで、もう素直にベラベラしゃべっちゃいますけどね。
 なんか、主人公たち6人より、あの船長やコックがかわいそうな印象です!勝手に船に乗り込んできて、暴れまくりのダイバーたちですもんね!なんか最後、ハッピーな感じで映画が終わりますけど、全然ハッピーじゃない!観ててイライラ!

 でも、こういうしょうもないサスペンス映画って、やっぱり観ちゃうんですよね!まぁ、最初から、あんまり期待もしてないんですけど。40点 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『マッチポイント』ウッディ・アレン

2007-06-22 00:32:15 | サスペンス
マッチポイント
MATCH POINT (2005年イギリス、アメリカ、ルクセンブルグ)
 監督 ウッディ・アレン
 脚本 ウッディ・アレン
 出演 ジョナサン・リス・マイヤーズ、スカーレット・ヨハンソン、エミリー・モーティマー、マシュー・グード

 ■ストーリー■
 元プロテニスプレイヤーの青年クリスは、ロンドンの会員制のテニスクラブのコーチとして働き始める。クリスは、上流階級の青年トムと仲良くなり、トムの婚約者ノラと出会う。ノラに惹かれるクリスだったが、トムの妹クロエとつきあい始めるのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 ニューヨーク派のウッディ・アレンが、イギリスはロンドンを舞台に描くサスペンス映画。 
 ウッディ・アレンがニューヨークを離れてロンドンを舞台に映画を作ったことで、大変話題になった映画です。サスペンス映画といっても、ウッディ・アレン監督、脚本だから、サウペンス映画度は低目です。事件らしい事件も最後まで起きませんからね。どちらかというと、上流階級の奥さんに内緒で浮気するっていうのが、今作1番のサスペンスです。

 ウッディ・アレンって、コンスタントに映画を撮り続けてますよね。自分は熱狂的なウディ・アレン監督のファンじゃないんで、あんまり観てないです。最近の作品では『おいしい生活』(00年)、『さよなら、さよならハリウッド』(02年)くらいしか観てないです。
 っていうより『僕のニューヨークライフ』(03年)はソフト化されていないし、『ヴァージン・ハンド』(00年)は近所のレンタルビデオ屋においてないし、多少は気になってるんですけどね。どうしても、ビデオを借りるのは、アクション映画、ホラー映画、香港映画が優先的になっちゃって。
 
 ところで、今作なんですけど、主人公のジョナサン・リス・マイヤーズに全然共感できないです。あんな、キレイな奥さんがいるのに、浮気してる場合じゃないでしょ。だって、離婚したら、会社もやめなきゃいけなくなるの、最初からわかってたでしょ!今作の主人公のクリスって、ちょっと考えてから行動しろ!って感じです。
 上流階級に、なりたかったんじゃないの??会社で仕事まで世話してもらって、どうなるかくらい少し考えたらわかってたでしょ!

 でも、今作のラストの展開って、けっこう分かっちゃったかも。1989年の『ウディ・アレンの重罪と軽罪』系の感じになっちゃうんじゃないの??って思って観ちゃいましたから。まぁ、分かっても作品の面白さが損なわれるわけでは無いですけどね。でも、ウッディ・アレンって、ニューヨークを離れても、全然良いじゃないですか。
 ロンドンでのサスペンス、良いですよ!ホントはもうちょっと、中盤で事件を起こして、主人公と警察のやり取りをメインにしてもらいたかったですけど、そうすると違うジャンルの、良くありがちなサスペンス映画になっちゃいますもんね。これはこれでOKでしょ。主人公の節操なさにマイナス5点で65点
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

欲しいDVD(6月続き)

2007-06-21 00:29:13 | DVD新譜の記事
 またまた、欲しいDVDの記事です!自分で欲しいんで記事にしちゃいます!すいません。
 実は、最近(と言っても、1~2週間くらいですけど)新譜の作品観てないんですよね。旧作ばかり観てるんで、旧作の感想もたまってるんですけど、今回は、欲しいDVDの記事です!

 780~1500円の廉価版のDVDで、名作を発売しているWHDジャパンさんから6月28日に、クリストファー・リー出演のホラー映画『死霊の町』が発売になります。
死霊の町 シティ・オブ・ザ・デッド

WHDジャパン

このアイテムの詳細を見る


 あと、同じくWHDジャパンさんから、すでに発売中の作品を何作か紹介します。フレディー・フランシス監督の『宇宙からの侵入者』と、アントニオ・マルゲリティ監督のSF映画『SOS地球を救え!』も発売になってます!
 いつもですけど、ラインナップがすごすぎ!欲しい作品ばっかりです!
宇宙からの侵入者

有限会社フォワード

このアイテムの詳細を見る
SOS地球を救え!

有限会社フォワード

このアイテムの詳細を見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『オペレーション7』TVで放映して!

2007-06-20 00:53:05 | イタリア映画
オペレーション7』(a.k.a.『黒の標的』、TV題:『邪魔者を消せ!』)
OPERATION 7 WASHINGTON(1978年イタリア、ギリシャ)
 監督 ロモロ・グェッリエリ
 脚本 ミーノ・ローリ、ヴィットリオ・シラルディ
 出演 デビッド・ジャンセン、コリンヌ・クレリー、アーサー・ケネディ、マウリツィオ・メルリ、フィリップ・ルロワ

 ■ストーリー■
 ジョン・ベンソンは、CIAの秘密が入ったテープを信用できる作家レスターに預けようとするが暗殺されてしまう。一方、アテネで調査をするレスターの元にCIAが近づいてくるのだった。レスターは元CIAで、作家としては小説はヒットしなかったが、暴露小説を書いてヒットしたことがあるのだ。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 デビッド・ジャンセン主演のイタリア、ギリシャ製のスパイアクション。
 最近の映画ファンにはデビッド・ジャンセンとか言っても、あんまり分からないでしょうけど、自分だとTVシリーズ「追跡者」(「追跡者ハリーO」)の主人公ってイメージが強いんですよね。
 TVシリーズ「追跡者」のパイロット版のTVムービー『追跡者』SMILE、 JENNY、 YOU’RE DEAD(74年)も日本語吹替えつきでDVD化して欲しい!デビッド・ジャンセンは個人的には、あまり好きな俳優では無いんですけど、TVシリーズ「追跡者」は大好きなシリーズなんですよね!
 深夜で良いから、TVの地上波で放映して欲しいです!地上波で放映出来ないなら、日本未公開のもう1つのパイロット版のTVムービーと合わせてDVD-BOXで発売して欲しいなぁ!(もちろん日本語吹替えつきで)


 監督は『傷だらけの刑事』(73年)、『ラスト・ソルジャー』(ビデオ題:『ザ・エクスキューター』)(83年)のロモロ・グェッリエリ。 
 今では、そんなに珍しくないですけど、今作はビデオ化のときに、タイトルが違って2回ほどソフト化されてます。『黒の標的』と『オペレーション7』の2つのタイトルでビデオ化されてます。なおかつTVでの放映題が、また違って『邪魔者を消せ!』の題で放映されました。まぁ、もともとは、順番では、TVでの放映が1番最初なんですけどね。
 今作を放映したのは、確か、土曜昼14:30~の日本テレビの映画枠だったはず(90分枠です)。昔は、日本テレビもちゃんと映画枠がありましたもんね。
 TVの映画劇場枠で観たときは、あまりのつまらなさに、「なんだッ!これは」って思ったんですけど、その後、色んな映画を観てるし、イタリア映画っていうんで、新たに観てみました!

 「うわ~、すごい!!」(←悪い意味です)
 良く、この作品をTV放映しましたね!昔は、映画ファンに良かった時代でした。90分枠なんで、実質70数分なんで、今作にはちょうど良い長さにカットしてるかも!(いや、してます!)
 ちなみに今作のランニングタイムは91分です。「カットされてるから、今一だったのかな??」ってずっと思ってたんですけど、そうじゃ無くて、「カットされてて、ちょうど良かった」んですね!
 
 ところで、何がすごいって、何も解決してないです!ストーリーがすごいです!エンターテイメントのスパイ物なのに、何も解決してない!
 CIAが欲しがってるカセットテープの行方なんて、ちょっとしか話題にしかならないし、無関係なのか、関係者なのかわからない人が、主人公の周りでドンドン死にまくり。最初に殺される男が、テープを主人公に届けようとしてるのに、結局、そのテープは、いつのまにかマウリツィオ・メルリの手元にあるし。「なんで??」
 CIAから逃げてるデビッド・ジャンセンとコリンヌ・クレリーは、アテネを逃げ出して、島に逃げ込んだら安心してるし!「安心してる場合じゃないでしょ」追っ手が絶対にやって来るに決まってるでしょ!それで、実際に追っ手が現れます!
 最後は、デビッド・ジャンセンが飛行機に乗ってどこかに行っちゃって“終り!”
 って、何もかも中途半端!デビッド・ジャンセン、マウリツィオ・メルリ、アーサー・ケネディ、コリンヌ・クレリー、フィリップ・ルロワと出演者はやたら豪華なのに!

 今作も、字幕版で観たから、面白さがちょっと伝わらなかったかも!TVの映画枠で、日本語吹替えで放映してくれたら、もうちょっとは面白く観れたかも。
 こういう作品を観るにつけ、TVの映画枠の90分枠とかを各局増やして欲しいと思っちゃいます!深夜でOKですから!もちろん、2時間枠でノーカットで放映してくれたら、もっとウレシイですけどね!TV東京の2時間枠の「午後のロードショー」はそのままでね!
 でもまぁ、こういうC級アクション映画よりも放映して欲しい作品はやまほどありますけどね。
 豪華なキャストに、プラス5点で58点 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ヒッチャー』のDVD発売

2007-06-19 00:23:25 | DVD新譜の記事
 昨日に引き続き、ちょっとDVDの話題です!
 今日の記事は、ロバート・ハーモン監督、エリック・レッド脚本、C・トーマス・ハウエル、ルトガー・ハウアー、ジェニファー・ジェーソン・リー主演の傑作スリラー『ヒッチャー』(86年)です!
 『窓・ベッドルームの女』と同じくユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパンさんから9月13日の発売です!価格は1800円(税込み)の低価格化での再発です。以前はジェネオンさんからの発売でしたけど、99年の発売でしたから、入手しずらくなっていましたから、こういう再発は、ウレシイです!

 でも、でも、でも、この傑作スリラー映画が、またもや日本語吹替え無しの字幕スーパーのみでの発売です!悲しい…。
 
 1800円なんて低価格じゃなくて良いです!3800円でも、4700円でも良いから、日本語吹替えつきで発売して欲しかった!!!
 TV東京の木曜洋画劇場で放映した、TV音源をつけて欲しかったです!最近、ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパンさんの旧作って、日本語吹替えに力が入っていないような気がするのは、自分だけ??
 それとも、自分が好きな作品は、日本語吹替えがつけにくいんですかね??まだ発売もしてないのに、こんなこと言うと怒られそうですけど、日本語吹替え付きで再々発して下さい!
 
ヒッチャー?(1985) (ユニバーサル・ザ・ベスト第8弾)

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

このアイテムの詳細を見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『窓・ベッドルームの女』のDVD発売!

2007-06-18 01:39:01 | DVD新譜の記事
 ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパンさんから9月13日に、『L.A.コンフィデンシャル』のカーティス・ハンソン監督の傑作スリラー『窓・ベッドルームの女』(86年)のDVDが、初回限定生産で1500円(税込み)で発売になります。
 ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパンさんのサイトを見ても、ランニングタイムが“109分”になってるんですけど!日本語吹替えも付いてない上に109分!
 「それって、本当??109分版??」
 今作って、日本公開版は確か、114分版だったはず!正確に測ったわけじゃないので、実際に114分だったのかわからないですけど、114分と109分じゃ違いすぎ!
 アメリカの公開版は112分版ですけど、これは114分版との誤差なのかな??とも思うんですけど、109分は短すぎッ!! 
 価格が3800円でも良いから、114分版を発売して!日本語吹替えもつけて!低価格で、カット版を発売するなら、高価格で良いから全長版を発売して!

これが、どうでも良いつまらない作品だったら、10分短いバージョンでも、全然OKですけど、今作は、10年に1作の大傑作スリラー映画なんだから、1分でもカットしないで!
 そういえば、今作はTVの映画枠でも、最近、放送されないですね!ビデオレンタルできるような作品ばかりじゃなくて、こういう本当に面白い映画を放映して!

 かつて『クイック&デッド』(95年)のDVDを発売日に購入したら、アメリカ公開版だったんでビックリしたことが!日本公開版は107分で、アメリカ公開版は105分です。
 シャロン・ストーンとラッセル・クロウのHシーンがバッサリ無くなってました!わずか2分のシーンですけど、このシーンがあるのか、無いのかで印象がずいぶん違った作品になっちゃいました!「もう金返せ!」って思いましたから!

 で、今作『窓・ベッドルームの女』なんですけど、この5分の違いって何??単なる表示間違いなら、良いですけど、どういうこと??
 DVD買って、ビデオ版と比べないと分からないのかなぁ??全長版発売して下さい!

窓・ベッドルームの女 (ユニバーサル・セレクション第3弾) 【初回生産限定】

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

このアイテムの詳細を見る


クイック&デッド』も107分版をDVD化して!
クイック&デッド Hi-Bit Edition

ポニーキャニオン

このアイテムの詳細を見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ブラック・ダリア・キラー』ウーリー・ロメル

2007-06-17 22:16:15 | サスペンス
ブラック・ダリア・キラー
ULLI LOMELL'S BLACK DAHLIA(2006年アメリカ)
 監督 ウーリー・ロメル
 脚本 ウーリー・ロメル
 出演 クリスチャン・バーム、メリッサ・ダウリング、サットン・クリストファー

 ■ストーリー■
 現在のロサンゼルス、女性の惨殺事件が起きる。これは60年前に起きた1947年の迷宮入りした「ブラックダリア」事件をまねた事件だった。
 
 ■感想■
 『死霊の鏡ブギーマン』(80年)、『死霊の鏡2ブギーマン2』(82年)のウーリー・ロメル監督のスリラー。
 ウーリー・ロメル監督の作品て、『ブギーマン死霊の鏡』や『ブギーマン2死霊の鏡2』しか観たことないんですよね!あまりのつまらなさに、その後、敬遠してたんですけど、最新作がリリースされたんで、ついうっかり観ちゃいました!

 冒頭のブラックダリア事件を描くシーン(多分)を観た瞬間、「しまった!ビデオ撮り作品だっ!」監督がウーリー・ロメルだし、イヤ~な予感がッ!
 その後、現在のロサンゼルスのシーンになり、何かの取引のシーンになって、「え、何?何?何?」どうやら警察の囮捜査を描いてるらしんですけど、それも、なんの説明もなし!

 その後も自主映画なみのスプラッターシーンに!「うわ~、借りるんじゃんかった!」って!
 最初の方のシーンで、ブラックダリアは1924年生まれで2+4で6、15日に死んだから1+5で6、666は悪魔の数字って、「6」が1つ足りないのなんて、全然気にならないくらいの作品です!どうでもいいやって感じです!
 あと、妙に明るい音楽と重厚な音楽が!スプラッターシーンが、かなりゴア度が高いのに、時に流れる明るい音楽!もう観てて落ち込んじゃいます!
 
 ウーリー・ロメル監督も、『死霊の鏡ブギーマン』のときよりも、ある意味すごくなってるかも!(ヒドイって意味で)
 まぁ、続編と言いつつ、前作のシーンを使いまくり、ハイライトシーンの説明つきの、わけのわからない『死霊の鏡2ブギーマン2』を撮った監督をなめちゃいけませんでした!C級どころか、ひさびさにZ級映画を観ちゃいました!まぁ、今作は、映画じゃなくて、オリジナルビデオですけど。

 今作をはじめ、ウーリー・ロメル監督の作品が、連続してリリースされるんで、もう少し、まとまになってるのかな??と期待してたんですけど、期待を裏切るZ級度でした!だって、新人監督がデヴュー作品でスプラッター映画を撮ったわけじゃないんだから、ダメダメ!今どきの新人監督だって、撮らないかも。とにかく何度も似たようなシーンの連続で、観るの疲れちゃいます。

 連続猟奇殺人事件なのに1人で調査にやって来る刑事!なんで犯行現場が分かったのかも不明だし。その刑事が鳴らしたポケベルでパートナーの刑事が救援にやってきますけどポケベルで場所がわかるの??犯人たちの動機も不明だし!“快楽殺人鬼だったから”なんて理由になってない!0点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『地獄の変異』地獄の洞穴

2007-06-16 22:41:26 | ホラー

地獄の変異
THE CAVE(2005年アメリカ、ドイツ)
 監督          ブルース・ハント 
 脚本          マイケル・スタインバーグ
              ティーガン・ウェスト
 出演          コール・ハウザー
              エディ・シブリアン
              レナ・ヘディ
              パイパー・ペラーボ
 
 ■ストーリー■
 ルーマニアのカルパチア山脈で、ニコライ博士率いる調査隊が巨大な洞穴を発見する。その場所は翼を持った悪魔がテンプル騎士団を滅ぼした伝説の残る土地だった。
 洞窟の地下には145キロメートルにも渡る水の流れがあり、ニコライ博士は、メキシコで活動中だったジャックをリーダーとするダイビングチームを呼び寄せるのだった。しかし、洞窟で活動を開始するとメンバーの1人が消えてしまうのだった…。

 ■感想■
 『ディセント』(2005年)と同時期に公開(まぁ、正確には全然同時期でもないですけど)された洞穴を舞台にしたホラー映画。
 ジャンル的には“ホラー”でなくて“SF”に分類する方もいるでしょう。
 
 まず、タイトルがすごすぎ!“地獄の変異”って!
 いまどき、メジャーな作品に「地獄の~」のタイトルをつけるなんて!
 
 “地獄”のタイトルで自分が観た作品の中で、思い出す作品と言えば、チャック・ノリスの「地獄のヒーロー」シリーズ以外で思いだす作品をあげてみると、
 オリバー・リード主演のイギリスアクション映画『電撃脱走 地獄のターゲット』(1972年)。
 クエンティン・タランティーノがリメイクしたがっているイタリアの戦争アクション『地獄のバスターズ』(TV題『V-2ロケット強奪大作戦』)(1976年)。
 ノホホンとした傑作ホラー『地獄のモーテル』(1980年)。
 アントニオ・マルゲリティ監督の傑作ホラーアクション『地獄の謝肉祭』(1980年)。
 ルチオ・フルチ監督『地獄の門』(1980年)
 ジーン・ハックマンのMIAアクション『地獄の7人』(1983年)。
 ブロンソンのアクション『地獄で眠れ』(1984年)。
 チャック・ノリスの『地獄のコマンド』(1985年)。
 イタリア、日本合作の戦争物で原田貴和子がヒロインの『アフガニスタン 地獄の日々』(1986年)。
 ウィリアム・ラスティグ監督、ラリー・コーエン脚本の『地獄のマッドコップ』(1988年)。
 ダミアーノ・ダミアーニ 監督のイタリア製マジメアクション『地獄の女スナイパー』(1992年)。
 ジョン・エアーズ監督のSFアクションの佳作『シャドー・チェイサー 地獄の殺戮アンドロイド』(1992年)。
 あと、またまた、チャック・ノリスの『チャック・ノリスin地獄の銃弾』(2005年)と、アクション映画が並ぶラインナップ!
 1990年代まではけっこうあった「地獄の~」タイトルですが、最近は少し減りましたね。
 今回、違う映画のタイトルで字数かせぎしちゃいましたネ。

 あ、地獄で観たい映画と言えば、リー・ヴァン・クリーフ主演のイギリス、スペイン合作のウエスタン『地獄のアパッチ』(1971年)が観たいですねぇ。TV東京の「午後のロードショー」とかで放送してくれないですかねぇ!

 で、今作に話題を戻すと、地下の洞穴が舞台なんで、画面が暗い!暗い!
 アクションホラーなのに、画面が暗すぎて、何をやっているのか良く分からない!!低予算をごまかすためか、恐怖度を上げるためか不明ですが、この暗さは、あまり効果をあげていないような気もするんですが…。
 せっかくのクリーチャー(地底生物)が出てくるのに、ハッキリと映らないのはもったいない!

 でも、今作の最大の面白さは、キャスティング!ダイビングチームの独裁的なリーダーになるジャックを演じるのが、コール・ハウザー!メイクもあるけど、絶対にみんなを罠にはめてるんだろうなぁ!て思っちゃいました!
 だって、みんながこっちが正しいとか言ってるのに、怖い顔して、こっちだ!って全然違う方向へみんなを連れて行くんだから!
 コール・ハウザーは、ウィングス・ハウザーの息子さんで、今までも『ピッチブラック』(2000年)、『パパラッチ』(2004年)とかとかに出演してました。
 寄生生物にやられてオカシクなっちゃったんだ!コール・ハウザーだと、絶対にそう思いますよね!

 リメイクが多いとか、続編ばっかりとか言われてるハリウッドの映画ですけど、こういうホラー映画が、ちゃんと作られてて、やっぱり映画はハリウッド!って思っちゃいます!
 ランニングタイムも97分と、こういうエンタメ作品には、ちょうど良い長さ! 70点


地獄の変異 [DVD]
パイパー・ペラーボ,コール・ハウザー,レナ・ヘディ
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

 

地獄の変異 [Blu-ray]
パイパー・ぺラーボ,コール・ハウザー,レナ・ヘディ
Happinet(SB)(D)
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする