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『戦国自衛隊1549』家族みんなで。

2006-01-31 00:43:06 | 日本映画
戦国自衛隊1549』(05年日本)
 監督 手塚 昌明
 監督 江口 洋介、鈴木 京香、鹿賀 丈史、北村 一輝、生瀬 勝久、伊武 雅刀

 ■ストーリー■
 太陽から発せられるプラズマの影響を受けない実験を受けた陸上自衛隊の的場1佐ら第3特別中隊が460年前の戦国時代へタイムスリップしてしまう。2年後、元自衛官鹿島のところへプラズマ実験の責任者神崎が現われ、的場の救出を依頼してくる。鹿島は、かつては特殊部隊Fユニットで的場の部下であり、的場が作り上げた演習シナリオD3を唯一攻略した男だったのだ。的場1佐が過去に介入したため、日本各地に虚数空間(ホール)が現われ、すべてを飲み込もうとしていた。タイムスリップしたあと、タイムスリップした空間が元に戻るのは74時間26分後だった。果たして制限時間内に的場を救出できるのか??
 
 ■感想■
 半村良原作「戦国自衛隊」の映画化です。『戦国自衛隊』(79年)のリメイクです。前回は出演が千葉真一、夏八木勲、渡瀬恒彦等、男くさい俳優ばかりだったのに、今回のリメイク版は、より多くの観客を取り込むためか、主演が江口洋介と鈴木京香です。その上、BGMは甘ったるい音楽と、キレイな画面。すご~くおしゃっれ~!な映画になってます。 
 
まずの感想は

「エーッ!!!!!、こんなに現代劇、現代劇してるのネ…」
 
 主演が江口洋介と鈴木京香ってあたりで全然,期待してなかったんですけど、恐れてた状態よりもひどかったです。かなりショック!!
 監督は『ゴジラ×メガギラスG消滅作戦』(00年)、『ゴジラ対メカゴジラ』(02年)手塚昌明です。TVドラマのように、ファミリー路線まっしぐら!です。
 
 “家族みんなで楽しく観れる戦国自衛隊!”って感じです。
まさに「男の映画」が「家族の映画」になっちゃいました。監督が北村龍平監督でも良かったかもネ。そうしたら、なんか、楽しそうなバイオレンスな戦国自衛隊が観れたのかも!

 でも、良いです、良いです、こういう作風でも。でも決して、自分の好みでは無いです!!家族そろってお茶の間でポップコーンでも食べながら楽しく観て下さい。
 前作も、近代兵器を武装した自衛隊と戦国時代の軍勢との戦いを描くSF戦争物だ!という期待感を抱かせながら、その実は、戦ってみたら圧倒的な武田信玄の強さを見せつけられて、結局、強いのは千葉真一個人みたいな感じで「エーッ!」って感じで期待はずれでしたけど、今作に比べたら1000000倍面白いです!!!!!!!!!
 
大体、前作も千葉ちゃんが織田信長なの??なんていうことは、何の問題提起もなく、観客置き去り状態で、ブチッって感じで終わっちゃったけど、それでも、前作の方が面白いです!!!
 
 今作の主演もアクションが出来る真田広之とかのが良くありません??江口洋介が嫌いってわけじゃ無いんですけど、戦争物に向いてないっていうのか…。江口洋介って甘いマスクだもんね。
 江口洋介とか鈴木京香っていかにもインテリって感じ、頭が良さそうな感じがしちゃうしね。あ、真田広之が頭良さそうに見えないってことじゃ無いです。軍人に見えるって意味ですから、ファンの方は怒らないでね。
 でも、日本映画で、雰囲気を含めてアクション出来るアクションアクターって、若い世代だと真田広之くらいしか、思いつかないですよね。ここ十数年、テレビのドラマだって、なんかつまらない普通のドラマや恋愛物ばかりですからね。視聴率獲得しなきゃいけないからしょうがないですけどネ。かつては、バイオレンスな時代劇とか刑事ドラマをテレビで、毎日のように放映してましたもんね。

 「大追跡」(78年NTV)の前半とか21:00からの刑事ドラマなのに、沖雅也や藤竜也が悪人相手に、拳銃撃ちまくってましたからね。「大激闘マッドポリス」(80年NTV)なんて再放送出来ないでしょ。あれれ、また、昔の作品の記事に…。

 閑話休題、話を戻すと、「戦国自衛隊」って、近代兵器で武装した自衛隊が戦国時代で大暴れするっていうだけで、アクション映画ファンだったらそのテーマを聞いただけで、大喜びしそうなテーマなのに、こういう感じになっちゃうとね。
 Sci-Fi風の戦争映画っていうより、頭の良いSF風サスペンス映画って感じです。でも、こういう映画を作るっていう姿勢は認めますよ。日本映画も怪獣映画とホラー映画しか世界に通用するジャンルが無いんじゃ寂しいですからネ。ドンドンSci-Fi映画も作って下さい。
 しかも、今作はランニングタイムが119分って長すぎ!!この内容ならあと20分短くても良かったかもネ。

 でも、もう最後は現代に帰ってきたら、自衛隊じゃなくて戦国時代のかっこした軍隊に迎えられたりとか、国会議事堂のところに鹿賀丈史の銅像がある世界とか、歴史が変わっちゃてましたよ!みたいになってても面白かったかもネ!20点 
コメント (2)
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『キング・コング』ピーター・ジャクソン!

2006-01-30 01:01:17 | SF
キング・コング
KING KONG(2005年ニュージーランド、アメリカ)
 監督 ピーター・ジャクソン
 出演 ナオミ・ワッツ、ジャック・ブラック、エイドリアン・ブロディ、アンディ・サーキス、カイル・チャンドラー

 ■ストーリー■
 1930年代、大恐慌時代のニューヨーク、喜劇女優アン・ダロウは芝居小屋が閉鎖され生活に行き詰まっていたが、偶然、映画の主演女優を探していた映画監督カール・デナムと出会うのだった。アンはカールの撮ろうとしている作品が、かねてからアンがファンである劇作家ジャック・ドリスコルが脚本を書くことを知り、その作品に出演することを決めるのだった。しかし、カールが撮ろうとしている冒険映画は、海図にものっていない幻の孤島髑髏島“スカルアイランド”を舞台にした作品だった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 観てきましたよ!2005年最大の話題作の1本『キング・コング』を!新宿プラザで2月10日までっていうので、これじゃ、見逃しちゃう!と思って慌てて行きました!

 『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソンが長年撮りたかっただけあって、作品に対する愛情が一杯感じられます。
 これぞ、映画!劇場の大画面、スクリーンで観て欲しい1本でした!(って、映画好きで、今作観たいと思ってる人はもう観てる人が多いですネ
 いや~、それにしても長い!長い!ランニングタイム188分って何??でもどこをカットすればいいの??ムダなシーンは全然ありません!!それどこどころか、ニューヨークのシーンとかもっと長くてもいいのかも…って思う面白さです!!

 ストーリーの構成としては、登場人物紹介からヴェンチャー号でスカルアイランドにたどり着くまでの第1部、スカルアイランドでの冒険の第2部、ニューヨークでの第3部と大きく分けて3部構成になっていて、観ている人間を飽きさせません。
 まず最初の登場人物の紹介編では、小気味良くチャッチャカ色んな登場人物を紹介します。それで、紹介が終わったあたりで、スカルアイランドでの冒険が始まります。いや~、イヤな島でした。あの獰猛な恐竜と、変な虫!「もう虫が嫌いなんで、助けて~!!」って感じでした。恐竜、ホントに迫力あったなぁ~。ジュラシックパークも、ピーター・ジャクソンが監督すれば良いのに!
 で、第3部がニューヨーク編。これはもう盛り上がらない方が不思議ですからね。
ただ、「キング・コング」ってストーリーが余りにも有名だから、こんなスゴイ映像を見せられても、「こんなふうに映像化したんだ~!!」感が拭えないですけど。
 それにしても、恐竜とコングの戦いのシーンとか、ホントに凄かったです。もうこのシーン観れただけで1800円の価値があるかも!! 
 
  今作の人間のヒーロー演じるのはエイドリアン・ブロディですけど、このキャスティングも良いです!いかにもタフガイなマッチョ系じゃない、インテリ系のヤサ男っていうのが良いです。でも手が早いけど
 ヒロインのナオミ・ワッツもキレイですネ。前からキレイだとは思っていたけど…。でも『ダウン』(01年)出演してたのを過去恥部にしなくても良いと思うんだけど。
 映画監督カール演じるジャック・ブラックも良い感じです。映画製作に対する執念感じさせてくれてるし。主な出演者みんな良いです!!どこに文句をつければ良いんだ!!
 でも、キャラクター的に1番面白かったのは、カイル・チャンドラー演じる俳優のブルース・バクスターです。
 スカルアイランドでは、恐竜に襲われたあと、アンを助けるのあきらめてすぐ帰ろうとするし。「俺はただの活劇俳優だ」とか言って。そのくせマシンガン撃ちまくって助けに来たり。ニューヨークでコングが暴れだしそうになると、記者を押しのけて1人逃げ出そうとしてるしネ。彼の行動が1番笑えました。だって、他の登場人物、みんなマジメなんだもんネ。

 それにしても、最後がわかってるストーリーなのに、良くここまで盛り上げてます。やっぱり映画は、情熱ある監督に撮ってもらいたいですネ。ただ、3時間を越える作品なんだから真ん中でインターミッション入れて欲しいなぁ。ただ、どうしてもみんなが知ってるストーリーなんで、ストーリー的驚きが少ないかな??75点 
コメント (2)
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『サベイランス監視』及第点!

2006-01-27 23:45:47 | サスペンス
サベイランス監視
ANTITRUST(2001年アメリカ)
 監督 ピーター・ハウイット
 出演 ライアン・フィリップ、レイチェル・リー・クック、ティム・ロビンス、クレア・フォーラニ、リチャード・ラウンドツーリー

 ■ストーリー■
 天才的なプログラマー、マイロと親友のテディはナーブ社の社長ゲーリーから勧誘されナーブ社に入社する。ナーブ社は、衛星を使い全世界にデータを発信する新しいシステム“シナプス”を開発中だった。ナーブ社はこのシステムのソースを公開せず、市場を独占しようとした。そんな時、テディが何者かに殺された。テディの事件は人種差別主義者の犯行かと思われたのだが…。
 
 ■感想■
 ライアン・フィリップ主演のコンピュータ業界を舞台にしたサスペンス映画です。ライアン・フィリップといえば、主な出演作が『ラストサマー』(97年)、『誘拐犯』(00年)、『RE:プレイ』(03年)と自分が好きなジャンルの映画になぜか多い若手俳優です。1974年生まれだからそんなに若手でもないのかな??
 ちなみにリース・ウィザースプーンのだんなさんです。(って、離婚しちゃいましたね。2006年10月現在。なんか、リース・ウイザースプーンって稼ぎが多いし、恐妻って感じだしね。)
 他の出演者はティム・ロビンス、レイチェル・リー・クック、クレア・フォーラニと自分が観るジャンルにはあまり出ない俳優さんばかりです。でも、ティム・ロビンスは『隣人は静かに笑う』(98年)、『ザスーラ』(05年)、『宇宙戦争』(05年)とけっこう観てるかな??

 コンピュータ業界を舞台にしてるんで好き嫌いがはっきりしそうですけど、サスペンス映画としては、ごくごく普通の及第点のデキでしょう。最初からアメリカ映画だと、そんなにサスペンス映画のジャンルに期待してないから、こんなモンでしょ。これで、ブライアン・デ・パルマでも関わっていれば期待度が10000%になっちゃいますけどネ。

 今作も、2001年公開されたんですネ。観よう観ようと思って観てなかったんですけど(あ~、そんな作品ばっかり)、レンタルビデオ屋に行ったら借りたい作品が貸し出し中で、何にもなかったんで、とうとう借りました。
 でも、今作の悪役のゲーリーも人を殺しちゃダメでしょう。まぁ殺人が無いと、普通のドラマになっちゃいますけどネ。それに今作は、ただでさえ、普通のドラマっぽい内容だしネ。TVムービーとか言われても全然おかしく無い内容ですからね。あ、今回、“TVムービーみたい”っていう評価はほめ言葉ですyo。退屈しないし、毒も無いし、良く出来てるっていう意味です。ところで、今作ってもうTVの映画劇場の枠でオンエアされてるんですよね。見逃してます

 イヤ~、期待しないで観たおかげでホントに楽しめました。あれ、これって、ほめて無いのかな??
 でも主人公のライアン・フィリップがモテモテなのが少しムっとしましたけど。ライアン・フィリップは、あ~、確かにカッコ良いですよ!!
 ライアン・フィリップがモテモテなのは、実は…。ってストーリーに絡んでました。(すいません・・・)。ヒマつぶしには最適の1本です。55点
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『新精武門』シンチー怒りの鉄拳

2006-01-26 00:10:49 | 香港映画
新精武門』FIST OF FURY1991 新精武門1991(91年香港)
 監督 ツォ・チャンシン
 出演 チャウ・シンチー、ケニー・ビー、チョン・マン、ユン・ケイ、ン・マンタ

 ■ストーリー■
 中国から香港にやってきたチンは、空港につくや否やサイフと荷物を盗まれてしまう。荷物を置引きしようとしたシウサーに自慢のパンチをくらわせシウサーのところに転がり込むのだった。チンは右手が以上に力があるのだった。自動販売機を右手だけで軽々と持ち上げるくらいに…。(エッ!)
 2人は賞金獲得のため、格闘技大会への参加を決意するのだが、参加するためには道場の推薦が必要だったのだ。2人はある道場に入門するが、そこは闇討ちを行なうような道場だった。闇討ちの相手フォを助けたのが縁でフォの道場に居候することになるのだった。チンとシウサーの2人はフォの娘マンを好きになってしまうのだが…。

 ■感想■
 チャウ・シンチー主演の香港映画お得意のコメディです。15年前の作品の今作までビデオ(DVD)化されました。
 「う~、続篇の“漫畫威龍”も観たいよ~。DVD発売してくれないのかなぁ??」。
 あと、自分的にはチャウ・シンチーの作品の中で特に観たいのにソフト化されていないのは“審死官”ですネ。
 
 今回、ブロードウェイさんでチャウ・シンチー作品でDVD化される作品は、第1弾が今作。第2弾が2月3日発売の『マイヒーロー』(90年)、第3弾が3月3日『サンダードラゴン』(89年)ってことは続篇の“漫畫威龍”はまだDVD化されないのネ。でも、こうやって古い作品もドンドンDVD化されることは良いことですネ。
 チャウ・シンチーの作品も記事にしようと思いつつ、どうしても観た順番で記事にしちゃってます。昔に観た作品群(っていってもそんなに昔でもないですけど…)もいづれ記事にしていきます。でも記事にする前に観直さないと

 今作はチャウ・シンチーの右手の力が異常に強いことに起こるドタバタがメインですけど、昔の作品だけあって、シンチー映画お得意のナンセンス度は低いです。一応ストーリーもあるし。『ドラゴン怒りの鉄拳』を観てる方が笑えますけど、観てなくても十分面白いです(道場破りのシーンとかネ)。

 まぁ、今作観る人は、香港映画ファンかチャウ・シンチーファンとかが多いでしょ、多分。だから、コメントもそんなに無いです。ファンの間では有名な作品だったんで、コアなシンチーファンとかは輸入版とかで観てたんでしょう、でも多くのシンチーファンはこうやって日本版のDVDが出ないと観る機会が無いですもんね、自分を含めてですけど。観れて良かった~。
 なので、自分も今回、初めて観ましたけど面白かったですヨ~。バカバカしくて。でもバカバカしさも最近のシンチーの作品に比べると今1マジメ!!!。
 ちょっとマジメなストーリー展開で、ストーリー上、人が死んだりしますし。あ、でも『カンフーハッスル』(04年)でも登場人物が死にまくりだったか!!
 自分的には今作は観れただけで満足ですヨ~。と言いつつ点数は普通に付けちゃいますけど…。60点
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SHOWBIZ COUNTDOWN今週の第1位は?

2006-01-23 01:04:08 | 映画、DVDに関する雑記
 毎週日曜の夜の楽しみのテレビ番組といえばテレビ東京の「SHOWBIZ COUNTDOWN」(24:00~24:30)なんですけど、今週のBOX OFFICE第1位は・・・。

 超大作『キング・コング』(05年)を第3位、同じく超大作『ナルニア国物語第1章ライオンと魔女』(05年)を第2位に押えて
 
 イーライ・ロス監督の“HOSTEL”が第1位に!!!

 アメリカのBOX OFFICEをこまめにチェックしてる人からみたら、古いネタだと思いますけど、すいません、情報が遅くて・・・

 こんな日本だったら、ヘタしたらビデオ(DVD)スルーになるかもしれないホラー映画が第1位だなんて!!!なんて健全なんだ!(←色んなジャンルの映画ファンがいるっていう意味でですヨ!)
 まぁ、今週、1週間だけでしょうけど。こういうジャンルの映画を観るファンの数って決まってますからネ。でも第1位っていうのはスゴスギ!『キング・コング』と『ナルニア国物語』があるんだから、別に第3位でも十分スゴイんですけどネ
 
 でも楽しみですネ!!『キャビン・フィーバー』(02年)もバリバリ70年代ホラーにオマージュ捧げまくりの70年代風ホラーでしたもんね。そのくせ、1番最初に感染するのが清純なヒロインだったりする外しがあったりして、ホラー映画ファン必見の1本でしたもんネ。(あれ、ほめすぎかな??)
 イーライ・ロス監督もホラー映画のジャンルが好きみたいで、うれしいです。今後が楽しみな監督です!!

 早く観たいです、“HOSTEL”!!楽しみです!!!「SHOWBIZ COUNTDOWN」で“HOSTEL”紹介されてるとき、ちゃんと目をつぶってましたヨ。肝心なシーン紹介されてたら、面白さ半減ですからネ。でも今作、日本で劇場公開されるのかなぁ??劇場公開されるときも、多分、東京に行かないと観れないでしょうけどネ 
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『汝殺すなかれ』日本映画としては面白い

2006-01-22 01:05:36 | 日本映画
汝殺すなかれ』(96年日本)
 監督 佐藤 闘介
 出演 永澤 俊矢、平田 満、石堂 夏央、佐藤 充

 ■ストーリー■
 ある夜、殺人を目撃したサラリーマン石崎は、成り行きから殺し屋安西の仲間に引き入れられてしまうのだった。石崎は大学教授や参議院議員の暗殺を順調にこなしていくのだった。そんなとき、安西の友人のルポライター小原は、最近起きていた殺人事件を調査した結果、安西の殺しの被害者たちにある共通点を発見するのだった。

 ■感想■
 96年の日本映画のアクション映画です。全体のイメージは飄々としてますけど、殺し屋を主人公にしたアクション映画として十分、及第点の面白さです。イヤ、及第点どころか、面白いです!!日本映画としては出色の出来じゃないですか??
 偶然、殺人事件現場にいたために殺し屋のグループに引き込まれたサラリーマンが、殺し屋の素質があって順調に仕事をこなしていく。なんて設定面白くないですか??この基本ストーリーも面白いですけど、画面を引き締めているのが佐藤充です。今作も事前情報なしに観たんで、突然佐藤充が出てきたときは、うわ~って感じでした。それもいかにもな役で登場です。
 
 「まるっきりのサラリーマンの石崎が、でも、実は…。」
(“この設定”はストーリーの重要なポイントなんでネタバレになっちゃうんで秘密です!!)でもこの設定が必要だったのかどうかが大きいポイントですけどね。この設定が無いと単純な殺し屋を主人公にしたノーテンキ系単純アクション映画になっちゃいますけどネ。この石崎のキャラクターの過去の設定があった方がいいのか無い方がいいのか、どっちが良いかは微妙ですけどね。いかにも日本映画的な設定ですよね~
 
 う~、むづかしいところです。自分が脚本家とかだったらやっぱりこういう設定にしちゃうかもネ。単純なノーテンキ系アクションだと当時まだブームだったVシネみたいで、インパクトが無くて忘れられてしまう1本になっちゃってたかもね。でも、単純なアクション映画も、それはそれで潔くて良いですけどネ。
 とにかく、今作が日本を舞台にした殺し屋アクションとして、良く出来てるってことです!

 でも今作も96年って10年くらい前の作品なのに、けっこうビデオレンタル屋にないでしょう。けっこう探したんですけどね。DVDにもなってないし!!ここ10年間の日本映画の中では、北村龍平監督の作品やガメラシリーズを除けば、かなり上位に入るんじゃないかな??(←イヤ、今思いつきません)っていうより、ここ10年間の日本映画で北村龍平監督の作品やらガメラシリーズを除いたら主な作品って『バトル・ロワイアル』(00年)と『リング』(98年)とその続篇『ザ・リング2』(99年)とか怪獣映画くらいしかありませんでしたっけ??
 って、実は、思ったよりけっこうたくさんあるじゃないか~。まぁ、上位ですからね、上位。

 話がメチャクチャそれました。そうそうなんでDVD化されてないの??DVD化して下さい。70点
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『ロング・キス・グッドナイト』シェーン・ブラック!

2006-01-21 00:18:31 | アクション
ロング・キス・グッドナイト
LONG KISS GOODNIGHT(1996年アメリカ)
 監督    レニー・ハーリン
 脚本    シェーン・ブラック
 出演    ジーナ・デイビス、サミュエル・L・ジャクソン
        クレイグ・ビアーコ、デビッド・モース
        ブライアン・コックス

 ■ストーリー■
 8年前、記憶喪失で浜辺に打ち上げられていたサマンサは小学校の教師をしながら、夫や娘ケイトリンに囲まれ、ごく普通に生活していた。だが、クリスマスイヴに交通事故に遭い、その影響で断片的に記憶が甦ってくる。TVのニュース番組を見てサマンサの存在を知った殺し屋は、退院したサマンサを襲ってくるが、無意識のうちに体が反応したサマンサに返り討ちにあってしまう。サマンサは記憶喪失になっている自分の過去を調査するため私立探偵のミッチを雇い過去を探り始めるのだった。

 ■感想■
 シェーン・ブラック脚本、レニー・ハーリン監督の超ハードアクション映画です。
 2006年1月19日の木曜洋画劇場でオンエアされてましたネ。ランニングタイム121分なんで、さすがに2時間枠だと30分近くカットされちゃうんで観ませんでした。時間枠延長しなくても、今作はDVDも出てるし、まぁ、OKでしょう。

 記憶喪失になっている平凡な主婦が、実はかつてCIAの凄腕スパイで、記憶を取戻して大暴れするアクション大作です。アクション映画ファンだったら、あらすじ聞いただけで大喜びしそうな映画です。あ、もちろん自分も大喜びのストーリーです!

 この作品、観る前からメチャクチャ期待してました。
 なんていったって、脚本がシェーン・ブラックですからネ!
 シェーン・ブラックといえば
 『リーサル・ウェポン』(1987年)
 『ラスト・ボーイスカウト』(1991年)
 『ラスト・アクション・ヒーロー』(1993年)(デビッド・アーノットと共同脚本)
 の脚本家ですからね。
 アクション映画好きなら。シェーン・ブラックって聞いただけで『リーサル・ウェポン』の脚本家ってことで、期待度1000%になっちゃいますよね!!
 『リーサル・ウェポン』と『ラスト・ボーイスカウト』も、刑事アクションや私立探偵を主人公にしたハリウッド映画が、お得意のいつものアクション物なのに、全編で、「これでもか!」「これでもか!」っていう感じで人が死にまくりの超ハードアクション映画ですからね。これってハリウッド作品だっけ??って思っちゃうくらいの面白さです。
 『ラスト・アクション・ヒーロー』も世間的には評判悪いですけど、自分的にはけっこう好きです!コメディ調なところはあんまり好きじゃないですけど、これだって暴力とアクションにあふれてますもんね。

 で、今作『ロング・キス・グッドナイト』は当時としては、最高額の脚本料400万ドルが話題になりました。シェーン・ブラックは、どんどん脚本書いてもらって映画化して欲しい脚本家の1人です!!  
 今作も、まさにスーパーバイオレンスなアクション満載!!になってます!
 
 今までのシェーン・ブラックの脚本作の監督は、
 『リーサル・ウェポン』がリチャード・ドナー。
 『ラスト・ボーイスカウト』がトニー・スコット。
 『ラスト・アクション・ヒーロー』がジョン・マクティアナンと、監督にはめぐまれているんですよね。
 
 それぞれの作品が作られた時期が良かったのか、『リーサル・ウェポン』のリチャード・ドナーは初の本格アクション映画ということでかなり力が入ってました。
 後半のリーサル・ウェポンシリーズの3作目、4作目のファミリー路線のおふざけ刑事ムービーじゃなくて、まだまだ真剣な刑事アクション映画って感じで良かったです。
 
 『ラスト・ボーイスカウト』のトニー・スコット監督も、最近の訳分からない細かいカット割りやらフラッシュバックの多用なんてこともなく、素直に撮ってて良かったです。脚本の素晴らしさが画面からあふれ出てました!

 で、肝心な今作なんですけど、なんでもかんでも爆発させたり、どちらかと言えば大味なアクション映画が得意そうなレニー・ハーリンだったんで、相性が良さそうな気がしてたんですけど、なぜか、特にアクション映画向きで無いリチャード・ドナーやトニー・スコットの方が相性が良かったような気がッ!!
 
 レニー・ハーリン監督も『ダイ・ハード2』(1990年)、『クリフハンガー』(1993年)、『カットスロート・アイランド』(1995年)と、全編、ドッカン!ドッカン!って爆発させちゃうぞ!っていうイメージが強かったんですけど、バイオレンス脚本家×爆発監督で相性良さそうなのにネ!相性は今一だったかも。
 今作『ロング・キス・グッドナイト』もアクション映画史に残るようなハデなアクションシーンがいくつもあるのに、ストーリーがちょっとモタモタした感じがするんですよね。
 駅のシーンやら、水車を使った拷問シーンから一転反撃するシーンやら、その後も、アクション!爆発!アクション!爆発!アクション!って感じなんですけど、どうも今ひとつ、それぞれのアクションシーンが盛り上がらないんですよね。
 アクションシーンそのものは良いのに、アクションシーンに行くまでのストーリー運びの演出が悪い感じがしちゃいます。
 
 それでもアクション映画ファン必見のシーンが目白押しです!!
とにかく、最初の見せ場の、駅でのシーンは、アクション映画史上に残る名シーン!! 
サイボーグとアンドロイドの戦いを描くアクションA級、ストーリーC級のアルバート・ピュン監督のSF映画『ネメシス』(1992年)、吸血鬼一族と狼男ライカンとの戦いを描く『アンダーワールド』(2003年)も、真っ青のアクションシーン。
 普通のアクション映画で、こんな素晴らしい銃撃戦を描くなんて香港映画も真っ青のデキです。(←最上級のほめ言葉です)
 
 その上、今回は、アクション以外の要素では、“親子の絆”まで描いちゃって、欲張りすぎ!!どちらかと言うと、アクション映画ファン以外の普通の映画好きの人が観て面白い!って感じなのかも?? 
 主人公のジーナ・デイビスとサミュエル・L・ジャクソンの不死身ぶりが少しだけ気になりますけど、こういう作品だし気にしてもしょうがないでしょ。ジェームズ・ボンドの方がよっぽど不死身だし。 95点


ロング・キス・グッドナイト [DVD]
シェーン・ブラック
東宝
リーサル・ウェポン [DVD]
メル・ギブソン,ダニー・グローバー,ゲイリー・ビュシー,ミッチェル・ライアン,トム・アトキンス
ワーナー・ホーム・ビデオ
リーサル・ウェポン2 炎の約束 [DVD]
ダニー・グローバー,メル・ギブソン,ジョー・ペシ,パッツィ・ケンジット,ジョス・アックランド
ワーナー・ホーム・ビデオ
ラスト・ボーイスカウト [DVD]
ブルース・ウィリス,デイモン・ウェイアンズ,チェルシー・フィールド,ノーブル・ウィリガム
ワーナー・ホーム・ビデオ
ラスト・アクション・ヒーロー [DVD]
アーノルド・シュワルツェネッガー,シェーン・ブラック,デビッド・アーノット
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
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やるきMANMAN!「THE 有頂天ホテル」

2006-01-20 23:01:20 | ホントの日記
 今回も、関東ローカルネタです。それも『THE 有頂天ホテル』の話題なんで、以前の記事とダブる記事です。ゴメンなさい
 
 昼間、仕事で営業で外回りしてるとき、車の中で(車で外回りです)お昼はラジオは文化放送の「吉田照美のやる気MANMAN!」(月~金12:57~16:00)を聞いてるんですけど、1月19日のゲストコーナーは、ゲストが三谷幸喜さんで、公開中の映画「THE 有頂天ホテル」の話になったんですけど…。
 
 運転中にラジオで聞いたんで少し違ってたらごめんなさい。
吉田照美「三谷さんは、映画監督としてどういう俳優をキャスティングするんですか?」
三谷幸喜「僕に逆らわないような人かな…」

 このコメントは「王様のブランチ」でも同じコメントしてたんで、そうなんでしょう。

 で、その答えを受けて、
 吉田照美が「監督に逆らう人なんかいないでしょう。映画に出演するっていうときに。言うこと聞いてくれないのはショーケンさんくらいかな」って。

 このコメント、けっこうおかしかったです。

 でも、ハリウッドでも、監督が1番偉いと思われてますけど、自分の好きなように映画撮れる監督なんて1握りなんですってネ。スピルバーグとかスピルバーグとか。すいません、メジャーな監督知りません。監督より大スターの方が偉いんですって。(あ、本当に偉いのはプロデューサーですけど)

 有名なところでは、メル・ギブソンも『ペイバック』(99年)では監督のブライアン・ヘルゲランドとトラブッて結局、メル・ギブソンの意見が通ったんじゃなかったでしたっけ。

 だから、自分の好きなジャンルの好きな作品ばかり撮ってる監督たちって、昔はプロデューサーも兼ねてたり、あと最近でも大スターが出演してない場合が多いですもんね。
 でも、自分は、作る映画が“あるジャンル”にかたよってる監督の方が好きなんですよね。
 ジョン・カーペンター監督とか、ブライアン・デ・パルマ監督とかダリオ・アルジェント監督とかネ。
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『謀殺の標的』スパイ物入門編

2006-01-19 00:01:25 | スウェーデン映画
謀殺の標的
THE INSIDE MAN(1984年スウェーデン、イギリス)
 監督     トム・クレッグ
 脚本     アラン・プレイター
 原作     ハリー・カルマン
 出演     コリー・モルダー、デニス・ホッパー、ハーディ・クリューガー
         デビッド・ウィルソン、ヨースタ・エックマン

 ■ストーリー■
 スウェーデンで原子力潜水艦を発見することが出来るレーザー装置が開発された。アメリカ情報部を招いた実験は成功するのだが、レーザー装置を開発したマンデル社の工場に何者かが侵入、レーザーは盗まれ工場が爆破されるのだった。
 スウェーデン軍情報部のラーソンはマンデル自らの芝居ではないかと疑い、身寄りの無い海兵隊員トマス・カリンに眼をつけ、トマスを除隊に追い込み、マンデルの運転手にさせるのだった…。

 ■感想■
 スウェーデン、イギリス合作のスパイ物です。
 ビデオバブルの頃はこんな作品までソフト化されてました。
 海外版のDVDパッケージ見てもメインは“デニス・ホッパー!”になってます。
 まぁ、しょうがないですかね、ヨーロッパ映画だし。
 アメリカの人って外国映画観る人少ないから、こういう知られている俳優を“売り”にして前面に出さないとネ。もともと海外市場を考えてデニス・ホッパーが出演してるんでしょうしね。

 ストーリー的にはイギリスのスパイ物の定番のいつものストーリーです。
 
 デニス・ホッパーはアメリカ情報部の大物ミラー役です。でもこんなに長くスウェーデンにいるんだから大して大物でもないか??ミラーの部下バクスターから主人公のカリンが「大人しくしてろ!」って言われますけど、そう言われたら大人しくしてましょう。
 映画でも小説でも、こういう作品が好きなら途中でネタが割れちゃうストーリー展開です。
 その上、製作がスウェーデン、イギリスですから、絶対オチは「あ~、なるぞ、きっと」って思ってたらその通りになります。
 イギリス製のスパイ物といえば、悪いのは自分の組織っていうのが定番ですからね。

 後半、マンデル社をクビになったカリンのところにバクスターがやってきて
 「素人が出てくんじゃねー」ってバクスターがカリンのことボコボコにしながら言ってましたけど、そこではもうネタが完全に割れてるんで、もうラストまでストーリーが全然盛り上がらないです!!

 もう素人はおとなしくしてた方が良いですね。
 こういう世界では。

 恋人をテロリストに殺されたCIAのコンピュータ技師が、テロリストたちに復讐する傑作サスペンス『ザ・アマチュア』(1981年)でも東側の大物スパイに、主人公のチャーリーが「プロだったら生かしておかない」みたいな意味のこと言われてましたもんね。
 確かに素人がクビをはさむと、混乱させますもんね。
 今作『謀殺の標的』でも、スパイ小説にありがちな“いつものストーリー”なのに犠牲者出しすぎ!さすがスウェーデン、イギリス映画。人命をなんとも思ってないでしょ。

 そういえば、ロバート・リテル原作のスパイ小説の映画化『ザ・アマチュア』も、いまだにDVD化されてませんねェ~。
 「なぜ、なぜ??」
 ぜひDVD化して欲しいです。でも『ザ・アマチュア』もDVD化するときは、ぜひ日本語吹き替えつけて下さいネ。

 今作は、ヨーロッパ製のスパイ物の映画には入門編としては最適かも!! 55点
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王様のブランチ「THE 有頂天ホテル」

2006-01-18 23:40:51 | ホントの日記
 あ、今日は少し関東ローカルネタです。すいません。
 この前の土曜日、TBSで放映中の情報バラエティ番組「王様のブランチ」(土曜 9:30~14:00)の新作映画紹介コーナーで、「THE 有頂天ホテル」の紹介してたんですけど、その中で、「ここでトリビア」とか言って、限られた同じ場所を舞台にして、いろんな登場人物がそれぞれに話に関わってくる映画手法を「グランドホテル形式」といって、もともと「グランドホテル形式」という言葉は、映画『グランド・ホテル』から生まれた言葉で~とかなんとかみたいな感じで説明してました。(「王様のブランチ」をビデオで見たわけじゃないので少し違ってるかも…。)

 ↑↑こんなことがトリビアになっちゃうのか??↑↑
こういうのってトリビアじゃなくて「常識」じゃ無いのかぁ。
 クイズ番組のクイズなら良いけどネ。

    ◇◇◇   ◇◇◇   ◇◇◇   ◇◇◇   ◇◇◇

 もしも、自分がクイズを考えたら、
 「限られた場所に複数の人物が篭城してゾンビと戦う映画的手法を、ある映画をもとになんというでしょう??」
 ①「地獄の謝肉祭」形式
 ②「悪魔の墓場」形式
 ③「吸血鬼ブラキュラ」形式
 ④「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」形式

 ハハハ、こんなクイズありえないな
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『NIN×NIN忍者ハットリくんTHE MOVIE 』NIN!NIN!

2006-01-17 00:17:22 | 日本映画
NIN×NIN忍者ハットリくんTHE MOVIE 
(2004年日本)
 監督    鈴木 雅之
 脚本    マギー
 出演    香取 慎吾、田中 麗奈
        ゴリ、伊東 四朗
        戸田 恵子

 ■ストーリー■
 人気の無い山深い里、忍者服部カンゾウは、父親から最後の修行を命じられる。それは、忍びとして江戸で暮らせというものだった。そして江戸で最初に会った人間を主として仕え、主以外の者には姿を見せてはならぬというものだった。東京で最初に会った人間は小学生三葉ケンイチだった。そしてケンイチの小学校に臨時にやってきた教師は甲賀忍者ケムマキだった。

 ■感想■
 藤子不二雄A原作の人気コミック「忍者ハットリくん」の実写の映画化作品。
 今年、お正月の映画特番みたいにフジTVでオンエアしてたんで鑑賞しました。
 忍者ハットリくんの登場人物のうちケンイチのみ小学生の設定を残して、ハットリくんやらライバルのケムマキを大人にしての映画化です。
 でも、作品自体はファミリー向けです。
 あ~、やっぱりファミリー向けなんですね。主演がSMAPの香取信吾だし、しょうがないんでしょうか??
 
 確か、今作が公開された2004年はアニメの実写の映画化『CUTIE HONEYキューティーハニー』やら『デビルマン』やらが公開されたんですよネ。その中では1番面白そうなイメージがあったんで、観よう!観よう!と思いつつ、観る前にTVでオンエアされちゃいました!正確には、オンエアしてくれました。ですね!
 多分、『CUTIE HONEYキューティーハニー』やら『デビルマン』とかも自分がレンタルビデオで借りる前にTVで放映されるんでしょうねぇ~。

 あ~、でも今作もTV放映で観て良かった!!
 苦手、苦手、苦手、こういう作品は全然ダメです。こういうファミリー路線は。

 ケムマキとハットリくんの会話の中で、ケムマキが「忍びを捨てたのは生きるためこの世で忍びとして活きる道は無い!」みたいなこと言ってましたけど、そんなこと無いです、無いです、全然そんなこと無いです。
 あんなに運動能力高かったら、どこでも雇ってくれますよ!デルタフォースでもS.E.A.L.でも雇ってくれます。英会話の勉強が必要ですけど…。
 
 ケンイチとハットリくんの学校でのやりとりというか、2人の友情話がメインなんだか、ケンイチとみどりさん(田中麗奈)との淡い恋がメインなのか、世間を騒がす甲賀忍者の話がメインなのか、話があっち行ったりこっち行ったり、わけわからないです。
 まぁ、色んな面白そうなファミリーに受けそうな要素を入れた方が色んな層に訴えることが出来て良いんでしょうね??
 それでも、見方を変えて、豪華なスペシャルドラマとして観れば、十分面白いですヨ!
 でも、クライマックスのハットリくんと甲賀忍者黒影とのチャンバラシーンとかはけっこう迫力ありました。もっともっと軽いお笑いに走るか!それとも、シリアスな感じの方が良かったかもネ。  40点


NIN × NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE プレミアム・エディション [DVD]
藤子不二雄,マギー
ジェネオン エンタテインメント
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『007ダイ・アナザー・デイ』TVで観たら面白い

2006-01-16 00:01:30 | アクション
007ダイ・アナザー・デイ
DIE ANOTHER DAY(2002年イギリス、アメリカ)
 監督    リー・タマホリ
 脚本    ニール・パーヴィス
        ロバート・ウェイド
 出演    ピアース・ブロスナン、ハル・ベリー
        トビー・スティーブンス、ロザムンド・パイク
        リック・ユーン、ジュディ・ディンチ
        マイケル・マドセン

 ■ストーリー■
 007ことジェームズ・ボンドは朝鮮半島での任務でムーン大佐を葬るが逃走に失敗、捕らえられてしまうのだった。14ヵ月後、ボンドはムーン大佐の部下ザオとの交換で開放されるのだった。しかし、捕らえられていた間に情報を漏らしたと疑われたボンドはライセンスをはく奪されてしまうのだった。ボンドは身の潔白を証明するため逃走するのだった…。
 
 ■感想■
 ピアース・ブロスナン主演の007映画。
 昨日は体調悪かったんですけど、日曜洋画劇場で『007ダイ・アナザー・デイ』を30分時間枠延長でオンエアしてたんで、つい観入っちゃいました。TVで観るとCMが入って息抜きがあってちょうど良かったです。今作のランニングタイム133分もTVで観るとちょうど良い長さですね!
 
 今作はイオンプロのボンド映画40周年シリーズ20作目ということで作られた記念作です。(って言っても、いつもと同じ007映画ですけど)。
 今のところボンド映画の最新作です。
 記念作っていうことで見せ場、見せ場、見せ場の連続です!
 映画館で本作を観たときは、「見せ場が多すぎてお腹一杯!!」って思いましたけど、TVの画面で観ると面白いです!!あれ、これって、これってほめて無いのかな??

 数多くの見せ場もそうですけど、過去の007映画へのオマージュを捧げたようなシーンがいくつもあります。
 ハル・ベリー演じるジンクスがウルスラ・アンドレスみたいに海の中から上がってくるシーンは、今作が公開されたときけっこう話題になった気が!!
 ジンクスの小道具も『007トゥモロー・ネバー・ダイ』(1997年)の中国情報部の女スパイ、ミッシェル・ヨーよろしくワイヤー使ってます。強いボンドガール、ジンクスの存在そのものがミッシェル・ヨーへのオマージュかもしれませんけどね。
 あとはレーザー光線のシーンも『ゴールド・フィンガー』(1664年)へのオマージュでしょう。あとは、Qの研究室に置いてある武器とかも懐かし係のものが置いてありました。

 過去の作品へのオマージュ捧げてるくせに、ストーリーは色んな“パターン外し”の連続です!!
 40周年記念作で、あえてパターン外しをやるなんて余裕シャクシャクですネ!!
 ここんところ、オープニングタイトル前のストーリーは本編とあんまり関係無かったのに、今回は本編と連動してます。そして、任務の失敗!!誰も拷問されてるボンドなんか観たくないはずなのにッ!そお上、前半キューバでは、おいしい所はジンクスに持ってかれちゃうし、今回のボンドは情けないったらありゃしない。
 アイスランドでは、NSAのジンクスが任務遂行中、ボンドは浮かれてHしてるし。今回、ボンドのイメージ悪すぎ!!
 グスタフに「軽口たたいてんじゃねー!」みたいなことって言われてボンドったら、やたら寂しい顔してるしネ。(このシーン、昨日のTV放映バージョンにありましたっけ??)

 見せ場のためとはいえ、今作のボンドカーは、透明になっちゃうなんて、やりすぎでしょ。いくらなんでも現実離れしすぎ!!まぁ、ボンドの超不死身ぶりも現実離れしてますけどね。
 いつも通り、弾丸の方がボンドをよけていきます。生身の人間だったら100回以上死んでます!特に、今作のボンドはターミネーターばりの不死身さです。あのサーフィンのシーンなんてありえないです!!75点

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キング・コングフィギュア

2006-01-15 17:30:01 | ホントの日記
 年が明けてから映画館で映画1本も観てません!
って毎年、年始早々映画館では映画を観ませんけど…。

 今年の1番目に観たい作品は『キング・コング』(05年)なんですけどね。
部屋でとりあえずセブンイレブンの1部のドリンクについてたフィギュア観て楽しみにしてます。

 今まで、『スターウォーズ』のときもペットボトルのキャップさえ集めたことなかったのに、今回はなぜか集めちゃいました…

 コンビニ行く時はセブン、セブン、って探しちゃいました。(あ、セブンイレブンのまわし者じゃないですからネ)でも、こういうの集めるの得意じゃないんで結局5種類でした…。全部で10種類しかないのに集められないなんて!!
 
 ダメなんですね、こういう細かいもの集めるの。向いてないというか、集まる気が無いというのか。

 こういうドリンクのオマケのフィギュアも『スターウォーズ』とか『キングコング』とかメジャー作品だけじゃなくてチャウ・シンチー『カンフー・ハッスル』のフィギュアとか『ランド・オブ・ザ・デッド』のフィギュアとかだったら集めちゃうのにネ。(←『ランド・オブ・ザ・デッド』のフィギュアのオマケはムリですね

 今日は1人で映画でも行こうかな??って思ってたんですけど、お腹の調子が悪いので家でゴロゴロしてます
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『バタフライ・エフェクト』禁断の予告!!!

2006-01-14 03:09:51 | SF
バタフライ・エフェクト
THE BUTTERFLY EFFECT(2004年アメリカ)
 監督    エリック・ブレス
        J・マッキー・グルーバー
 脚本    エリック・ブレス
        J・マッキー・グルーバー
 出演    アシュトン・カッチャー、エイミー・スマート
        ウィリアム・リー・スコット、エリック・ストルツ
        ローガン・ラーマン、ナサニエル・デヴォー
        イーサン・サプリー

 ■ストーリー■
 エヴァンは小さい頃から度々記憶喪失になってしまう病気だった。父親も脳の病気であり、万が一を考え、医師の勧めにより毎日日記をつけるようになるのだった。いくつかの事件のあとエヴァンは住み慣れた土地を離れることとなり、幼なじみのケイリーと別れることになってしまうのだった。そして7年後…。

□■□ネタバレあり!□■□

 ■感想■
 タイムトラベル能力を持った主人公を描くSF映画。
 タイトルの「バタフライ・エフェクト」とは、“蝶が羽ばたきをすると地球の裏側で竜巻が起きる”というカオス理論のことらしいです。
タイムトラベル物には良くあることですネ。
 過去に犯してしまったある事柄が歴史を変えてしまうみたいなこと。 
 まぁ、でも主人公にとって良い方にしか変わらない映画も多いですけどね。
 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年)とか『タイム・コップ』(1994年)とか、過去を変えても主人公の良い方向にしか未来が変わっていない!ジャンルがコメディとSFアクションだから気にしちゃいけないんでしょうけどね。

 今作は、主人公が毎日つけている日記がタイムトラベル(というより過去の書き換え)を行なうための重要なアイテムになってます。自分の思ったとおりになるかどうかわからないところが、今作の大事な大事な大事なポイントです!自分の好きな場所でタイムトラベル出来ない!“不便!”“不便!”
 過去の記憶喪失になってる部分が書き換えるポイントになっています!
 
 今作を観る前のイメージでは
 「“日記”を使えばいくらでも主人公の好きな過去の時間に戻って過去をいじれるのかな~??」
 な~んて思ってたんですけど、過去を変えられる分岐点は、記憶喪失になっているブラックアウトした所だけなんですよね。この設定はウマイです!!
 いくらでも好きな過去で行動を変えられるんなら苦労しないですもんね。もしそうだったら、もう自分の好きな現在になるまで変えまくりです!!

 主人公の考えるように、過去を変えられないあたりとか、作品のこじんまり感とか考えると、面白い設定ですよね!
 ところで、今作は、幼児虐待とかシリアスなテーマが出てくるので、ハリウッド的な、超エンターテイメントを期待している人は、要注意!
 
 今作はタイムトラベルテーマなのにこじんまりしすぎ!!
 主人公のタイムトラベルの行動の基本が、“好きなコのためだけ!!”っていうんだからッ!まぁ、自分も、この能力あったら、使っちゃいますけど。
 
 好きなコと過ごしたいっていうためだけに、多くの人生いじりすぎ!!自分だったら1回だけタイムトラベルやっておとなしく暮します。う~、ダメだ、それじゃ映画にならない!

 とか言いつつ、観てる間けっこう楽しめました。ランニングタイム114分が決して長く感じなかったのはさすが!!っていうよりあと20分くらい長くても良いから、もっとタイムトラベルさせて違う世界を見せて欲しかったかも。
 いや~、実はタイムトラベル物(実際はトラベルはしてないけどネ)はけっこう好きなんで、けっこう面白かったです。まぁ、誰でも

 「あ~、あのときやり直したい

 なんて思うことは、ありますもんね。
 
あ、1つだけ!今作の作品のデキそのものには関係ないんですけど、今作の予告って映画『PTU』(2003年)を渋谷ユーロスペースに観にいったときやってたんですけど、

 ダメダメ!!あの予告は史上最低の予告です。


 ついウッカリ、予告編をじっくりと見ちゃいましたけど、あの予告編を観たらオチがバレバレ!!コメディ映画の予告で、ギャグをドンドン紹介しちゃうよりダメです!!映画好きなら、絶対にネタが割れちゃいます!!!せっかくの傑作が!!
 
 その上、この映画の宣伝コピーが“切ないハッピーエンド始まる”!!
 予告編で流れた、今作のラストシーンがどうしても思い浮かんできちゃいます。
 「多分そうなるんだろうなぁ…」とは思いつつ、でも違うかも…??って思って観ようとしてるのに、どうしても最後のあのシーンを思い浮かべちゃいました。
 ラストシーンを、予告で流しちゃ、ダメ!ダメ!ダメ!!やっぱりあれがラストシーンなんだろうなぁ…。って確信しながら見ちゃいました。70点

バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション

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『ジェイソンX13日の金曜日』ジェイソン・ゴーズ・トゥ・スペース

2006-01-13 23:27:49 | ホラー
ジェイソンX 13日の金曜日
JASON X(2001年アメリカ)
 監督    ジェームズ・アイザック
 脚本    トッド・ファーマー
 出演    レクサ・ドイグ、リサ・ライダー
        チャック・キャンベル、ジョナサン・ボッツズ

 ■ストーリー■
 クリスタルレイクの連続殺人鬼ジェイソンは、科学者のチームに捕らえられ冷凍されるのだった。そして400年後、2455年、考古学者ロウ教授率いる学生の研究チームは、汚染された地球へやってくる。そして研究所で冷凍保存されたジェイソンを宇宙船に積んでしまうのだった。

 ■感想■
 今日は13日の金曜日ということで『13日の金曜日』シリーズから記事を書きます。
 好み的には第6作『13日の金曜日ジェイソンは生きていた!』(1986年)とか9作目の『ジェイソンの命日13日の金曜日』(1993年)とかなんですけど、それはまた、観直してから記事にします。
 本当は1作目の“13日の金曜日のラスト”つながりで『呪われたジェシカ』(1971年)の記事を書きたかったんですけど、ず~ッと昔に観たんで記事にする自信が無いのでやめました…。
 『呪われたジェシカ』もソフト化されませんよね~。
 なぜ?
 なぜ?
 なぜ?
 メジャー会社の作品だからソフト化に踏み切るのもたいへんでしょうけどネ。でも、DVD化したら、けっこう話題になって、セールもそれなりに売り上げになると思うんですけどね。もし、DVD化するならぜひ、日本語吹替えつけて下さい、お願いします。
 
 自分的には、13金シリーズで好きな作品、第6作の『13日の金曜日ジェイソンは生きていた!』は、シリーズが、スプラッター物から完全なホラー映画に転換した作品なんでけっこう好きなんですよね。そして『ジェイソンの命日 13日の金曜日』は完全なアクションホラーとして楽しめる作品でした。
 
 で、今作『ジェイソンX 13日の金曜日』なんですけど、とうとう舞台は宇宙にまで行っちゃっいました。
 当然のごとく、9作目のラストからつながってません。まぁ、9作目の『ジェイソンの命日 13日の金曜日』も、8作目の『13日の金曜日PART8 ジェイソンN.Y.へ』(1989年)のラストからつながってませんでしたからね。まぁ、こういうシリーズだから気にしないでいいでしょ。

 舞台が宇宙なんで、今作の敵がジェイソンでなくエイリアンだったら、まるっきり同じストーリーでも、“エイリアン5”“エイリアン6”とかで通っちゃうようなストーリーです。
 
 まぁ、いつもの“13日の金曜日”を観るつもりで鑑賞すれば、こんなもんでしょうか??
 「イヤ、いつもより面白いです!!」
 この10作目もなかなか面白いです。
 だけど、せっかくのシリーズ物なのに、前作のラストから映画がつながらないで、新たに物語がスタート!するのはちょっと残念ですね!!
 シリーズ11作は『フレディVSジェイソン』(2003年)で、またまた今作とまるっきりつながらないストーリーなんですけどネ。
 あ、でも11作目『フレディVSジェイソン』は、9作目『ジェイソンの命日 13日の金曜日』とは、なんとかつながってます。

 どうせなら、13金シリーズは、もうこのまま
 「ジェイソン対プレデター」とか
 「ジェイソン対エイリアン」とか
 なんでも、好きにやって下さい。ちなみに2010年のシーンでデヴィッド・クローネンバーグ監督が科学者役でカメオ出演してます。なんか出演条件は「派手に殺される役でなら」とのことで見事に殺されてます。クロネンバーグ監督のシーンに10点プラスで 60点

ジェイソン X 13日金曜日 [DVD]
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