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『柔肌』ジェス・フランコ監督ファン向き

2006-04-15 00:34:13 | サスペンス
柔肌』JACK THE RIPPER(76年ドイツ、スイス)
 監督 ジェス・フランコ
 出演 クラウス・キンスキー、ジョセフィン・チャップリン、リナ・ロメイ、ハーバート・フックス、アンドレアス・マンプコフ

 ■ストーリー■
 ロンドンでは、切り裂き魔による殺人事件がおきていた。サリーという女性が殺されるが、盲目の男がその凶行を聞いていた。ロンドン警視庁のセルビー警部は、盲目の男の証言から捜査を行なうのだが…。

 ■感想■
 ジェス・フランコ監督の日本未公開だった76年の作品がソフト化されました。
 ジェス・フランコ監督の作品にしては、普通の作品になってます。しつこいですけど、あくまでジェス・フランコ監督の映画にしては!ってコトですyo。
 切り裂きジャックの正体を医師にして、ジャックの凶行を描いていきます。切り裂きジャックを演じてるのは、クラウス・キンスキーです。でも切り裂きジャックの正体なんて気にしてないでしょ、ジェス・フランコ監督!どうせ殺人シーンとかエロチックなシーンだけを描きたかったんじゃないんですか??

 自分は、ジェス・フランコ監督のファンでは無いので、ノロノロした展開といきあたりばったりのストーリー、それと、突然のゴアシーンの展開に、
 
 「つらかった~!!
 
 ジェス・フランコ監督のファンからは、
「そんなこと、最初から覚悟しておけ!そんな文句言ううなら見るな!」
 とか言われちゃいそうですけど、つい作品のテーマが“切り裂きジャック”だったんで、ついレンタルして見ちゃいました。
 
 でも、ランニングタイム92分ですけど、このノロノロ展開はつらかったです。この内容なら70分くらいで良いです。でも、そうしたらジェス・フランコ監督らしさが無くなっちゃいますネ。
 ジェス・フランコ監督の作品にしては、しっかり映画、映画してる方ですしね。
 
 ジェス・フランコ監督の作品に、普通の映画の評価軸を持って見ちゃダメですよネ。でも、自分は苦手です。最初からわかってたんですけどネ。
 
 自分的には、手に汗握るサスペンスも無ければ、クライマックスに向けての盛り上がりにも欠けるんですけどネ。
 でも、ジェス・フランコ監督の作品のテーマって、超エンターテイメントなテーマばっかりですもんネ。

 でも、日本語タイトルの『柔肌』は、ちょっと良くないかも!まだ、カタカナで“ジャック・ザ・リッパー”の方が良かったかも??
 コアなジェス・フランコ監督ファンはチェックしてるんでしょうけど。普通は気がつかないでしょ。
 
 「なんか、ちょっとエロ系映画かな??」と思って見る人がいたら、引いちゃいます!突然、“目の玉”ですからネ、目の玉!なんか、妙にゴアシーン、というよりキモチ悪いシーンばかり記憶に残っちゃいました。25点

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