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『グエムル漢江の怪物』動くな、ヒョンソ!そこに引きずり込まれたら…

2006-09-30 11:04:34 | SF
グエムル漢江の怪物
THE HOST 怪物(2006年韓国)
 監督 ホン・ジュノ
 脚本 ホン・ジュノ、ハ・ジョンウォン、パク・チョルヒョン
 原案 ホン・ジュノ
 出演 ソン・ガンホ、ピョン・ヒボン、パク・ヘイル、ペ・ドゥナ

 ■ストーリー■
 ソウルに流れる河、漢江(ハンガン)の河岸で売店を営むパク一家の長男カンドゥが商売をしていると、河から巨大なナマズのような怪物が現れ人々を襲い始めた。カンドゥと彼の中学生の1人娘ヒョンソは、怪物から逃げだすのだが、カンドゥが誤って違う女のコの手を引いて逃げるうちにヒョンソが怪物にさらわれてしまうのだった。
 ヒョンソは死んだものと思われたのだが、病院に収容されたカンドゥの元にヒョンソから電話が入るのだった。しかし、警察はその話を信用せず、カンドゥは、父親のヒボン、次男ナミル、長女ナムジュとヒョンソを助けに向かうのだった。

 □■□ネタバレあり!最後に触れてます□■□
 ■感想■
 本国、韓国で大ヒットし、日本でもヒット中のモンスタームービー。「見よう、見よう」とか思いつつ見逃す作品が多いので、今作はちゃんと上映スケジュールを確認して、上映が終わる前に鑑賞しました。(映画館で映画を見るのひさしぶり!)

 なんか、評判も良かったんで、期待度がやたら高かったせいか、少し中だるみを感じちゃいました。ランニングタイム120分は長かったかも…。
 90~100分くらいにしてくれた方がテンポが良くて良かったかも。(「かも」って言うより確実に長かったです。)

 でもこんな、リッパな怪物映画を堂々と作れる韓国映画って、スゴイですね!まぁ、日本映画だって、最近の作品でもゴジラ映画や『あずみ』(03年)や『SHINOBI』(05年)のようなエンターテイメント作品がありますけどね。
 
 都会の真ん中で、肉食の謎の“ナマズ+トカゲ”みたいなモンスターが暴れまくる最初のシーンでもう画面に引き込まれます!延々と続くこの怪物襲撃シーンは圧巻でした!特撮がすごいです!
 でも、怪物が漢江に逃げたあとの展開は、少しダラダラかも。警察や軍隊を画面から締め出すためか、怪物がウィルスを持っているとアメリカ軍が公表して、軍隊の大部隊は撤退していきます。これって予算の関係なんですかね??
 あ、そういえば、怪物が生まれた原因もアメリカ軍が毒薬を流しから流したせいだし、アメリカ軍に批判的な作品でした。韓国の一般的な人って、そう思ってる人も多いんでしょうかね??

 怪物がウィルスを持っているために、怪物と戦ったカンドゥは病院に収容されちゃいます。1人娘のヒョンソを助けに行くためパク一家は病院を脱走、家族だけで、助けるコトになります。
 でも、どう考えても、ムリ、ムリ、ムリでしょ!武器も大した武器も持ってないし。それに、もし娘のヒョンソが生きていても、食べるものや水が無かったら、1~2日くらいで死んじゃうから、家族だけで助けにいくのは、時間的に間に合わないです。無謀です!実は水は、あったんですけどね。
 家族VS謎の怪物!設定の発想が面白いですね。でもそれだけという感じも! 

 
 でも、自分的には、巨大化したワニ(アリゲーター)が都会の真ん中で暴れまくる動物パニック映画の大傑作『アリゲーター』(80年)の方が断然、好みです!主人公が髪の毛(の薄毛)を気にする刑事にロバート・フォスター、ヒロインが動物学者、動物を狩るために雇われたハンター役にヘンリー・シルヴァという配役からして完璧!!怪物のワニが巨大化した原因が工場の廃液と定番中の定番の展開というところも動物パニック映画ファンが大喜びの展開です。それに真昼間からアリゲーターが暴れだして、SWATが中盤から出てきて、ほとんど怪獣映画になってます!それに、1980年代の作品だからか、登場するキャラクターがみんなマジメに怪物を追い詰めるところも好感の持てる大傑作でした。
 『アリゲーター』は、製作された時代のせいかアメリカ映画なのに、小さい子どもがワニに喰われます!ちなみに東宝東和さんの宣伝コピーは
動くな、マリサ!そこに引きずり込まれたら─お前も血に染まる!
誰でも・12回は・必ず・飛びあがります。
”でした。
 この大げさな宣伝コピーも最高です!!


 で、今作『グエムル漢江の怪物』なんですけど、笑えるシーンがいくつかありました。最初の方のお葬式のシーンで、次男のナミルが、カンドゥに「違うコの手を引いたからだ!」って罵倒するシーン。不健全ですけど、思わず笑っちゃいました。あそこはマジメなシーンだから、笑わせるためのシーンじゃないんですよね。あと消毒業者に化けて、漢江の河岸に行こうとしたパク一家が、賄賂を欲しがってる役人に「パクさんだね、…」って声をかけられるシーン、同じ名前ネタで、少しクスッってしちゃいました。

 でも、あのホームレスの少年が、ヒョンソに、「良いなぁ、売店」とかしゃべるシーンが出てくるんで、「多分、この少年を、家族にするんだろうな、最後」とか思ってると、まさにその通りの展開!定番中の流れで、これはちょっとね。自分的には、あまり好きな展開では無かったですね。でもヒョンソのことまでは想像もしてませんでした。助け出して終り!だと思ってたんで、この展開には少しビックリでした!45点

アリゲーター

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『アリゲーター』
ちなみに、DVDはランニングタイム表記が87分です。
日本公開バージョンは92分なので、
これがPAL版マスター早回しなのか、87分バージョンなのか
表記ミスなのかは、わからないです!
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『サイレン FORBIDDEN SIREN』 またまた、このオチ

2006-09-28 00:01:51 | 日本映画

サイレン FORBIDDEN SIREN
(2006年日本)
 監督          堤 幸彦
 出演          市川 由衣
             森本 レオ
             田中 直樹
             西田 尚美
             阿部 寛

 ■ストーリー■
 1976年、夜美島ではサイレンの音と共に、1人の生存者を残し、島民が消失するという事件が起きた。そして現在、天本由貴は、喘息の弟の転地療養のため、父親と夜美島へと引っ越してくるのだった。隣人の里美から「この島は迷信深いから、サイレンが鳴ったら外に出てはならない」と教えられるのだった。

 □■□ネタバレあり!本当にしてます□■□
 

 ■感想■
 人気ビデオゲーム「SIREN」「SIREN 2」の映画化作品です。
 日本のビデオゲームの映画化と言えば、ポール・W・S・アンダーソン監督の『バイオハザード』(2001年)、ウーヴェ・ボル監督の『ハウス・オブ・ザ・デッド』(2003年)、クリストフ・ガンズ監督の『サイレントヒル』(2006年)とありましたから、本家、日本から日本のゲームの映画化作品が満を持しての登場です。(と、勝手に思い込んで期待度マックスで観ちゃいました)

 期待度 ★★★★★
 不安度 ★★★
 

 でも、上記、3作品と今作『サイレン FORBIDDEN SIREN』の違いってなんでしょう??
 ウーヴェ・ボル監督の『ハウス・オブ・ザ・デッド』って評判悪いですけど、今作に比べたら『ハウス・オブ・ザ・デッド』の方が10000倍面白いですよ!
 製作者たち(監督、脚本)って、この作品をどうしても映画化したかったんですか??
 なぜ、こんな作品を映画化??
 このオチって、オムニバス映画の、“1ヒネリありますよエピソード”なみのオチです。
 長編映画でこのオチ、やめて!

 『-LESS[レス]』(2003年)やら、『マシニスト』(2004年)やら、『パズラー2 リターン・オブ・マッドネス』(2004年)やら、その手の作品と同じくらいのヒネリです!
 
 なぜ??なぜ??原作のゲームはもちろん違う展開ですよね??
 ゾンビ系ホラームービーとか思って観ていたら、突然、あのオチ!!
 でも、あのオチを見ないとストーリーがわからないです!だって、弟の療養のために離島にやってきたって言う設定の、ヒロインの由貴って、どうみても高校生でしょ。「学校は???」って、見てるとき思っちゃいました(ココで気づけば良かったんですけど、「日本映画だしな」とか思って、見過ごしちゃいました…)


 ゾンビ映画風の展開、サイレンが鳴ったら、島民が全員ゾンビになるみたいな、あの展開の方が良かったかも。
 それに、1976年の事件で、島民が全員いなくなったのに、なぜ、現在は、あんなに島民がいるの??そのあとで、みんな引っ越してきたの??

 わからないといえば、あの隠し部屋の76年の島民の写真。あれもヒロインの見た幻だったの??あと、謎の赤い服の少女の存在、彼女もヒロインが勝手に見た幻影だったの??

 日本映画だったら、こんなもんですか?? 20点

サイレン スタンダード・エディション [DVD]
高山直也
東宝
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『撃鉄2 クリティカル・リミット』沈黙の外国人2

2006-09-27 08:10:21 | アクション
撃鉄2クリティカル・リミット
BLACK DAWN(2005年アメリカ)
 監督 アレクサンダー・グラジンスキー
 出演 スティーブン・セガール、タマラ・ディビアス、ジュリアン・ストーン

 ■ストーリー■
 プラハで死亡したと思われていた元CIAエージェントのジョナサン・コールドが、ユタ州の刑務所から武器商人ジェームスを脱獄させた。ジェームスから、ある仕事を依頼されるのだが…。


 ■感想■
 スティーブン・セガールが、ジョナサン・コールドを演じた『撃鉄GEKITETZ ワルシャワの標的』(03年)の続編です。今作は、本国アメリカではオリジナルビデオみたいですネ。
 でも、なぜ、『撃鉄GEKITETZ ワルシャワの標的』の続編なの??ジョナサン・コールドのキャラクターって、そんなに特長があるキャラクターじゃなかったような気が…。まぁ、セガールの演じるキャラクターなんて、元エージェント、元泥棒、元SEAL、潜入捜査官、警官とかとかばっかりですもんネ~。どのキャラクターの続編でも良かったような気もします。『撃鉄GEKITETZ』も、それなりに良く出来てたから(セガール映画の中では)続編作るのは問題が無いといえば、無いんですけど…。

 でも、続編とは言っても、前作とのつながりはありません!!物語の舞台も東欧から、アメリカ国内へ!前作は、セガール作品のくせに、セガールより目立つサブキャラクターが多く出てきて、セガールも妙にピンチ!ピンチ!で「作風が違うなぁ~」とか思ったんですけど。
 ストーリーも、敵みたいなヤツと協力したり、戦ったり、良く分からなかった作品でした!見たときは、なんか、いつものセガールの方が面白いなぁ。とか思ったんですけど、今、思い返すと、ピンチ続きのセガールなんていうのも、それはそれで趣がありました!セガール得意のマーシャルアーツもそんなになくて、アクションも銃がメインでしたもんネ。

 で、その、セガール映画としては一風変った作品の続編の今作なんですけど、やっぱりというか、いつものセガール映画になってます!!
 でも、オリジナルビデオといっても、最近のセガール映画『沈黙の脱獄』(05年)、『沈黙の追撃』(05年)よりは、はるかに面白い!!
 それは、それで悲しいような気も!

 確かフリーランスのエージェントだったジョナサン・コールドですけど、今回はCIAの1組織の部員になってます。あれれ、主人公のキャラクターの設定自体が変ってるような気が…。
 
 今作でも、最近のセガール作品同様、敵がドンドン死んじゃって、ストーリーが進むに連れてくるくる変っていきます。
 でも、そんなに支離滅裂さは感じません!いつものセガール作品より、よっぽどマシです。セガールの作品は、セガールのファンがほとんどなんだから、全然OKですよ!
 最後の爆弾の処理が甘い気がしますけど、だって、あれって核爆弾でしょ。いくら小型でも、海が汚染されちゃいます!魚介類が汚染されちゃいますヨ~。いくらセガール映画でも、アレにはちょっと??それとも海の底にけっこう沈んだですか??50点 
コメント (2)
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エルゾンビ、DVD発売!

2006-09-26 00:22:35 | 映画、DVDに関する雑記
 今日も気になるDVDの記事です!最近、気になるDVDの発売が多い気が…。メジャーな作品は、ほとんど発売されちゃって、ラインナップがマニアックな作品が選ばれてるのかな??
 まぁ、@KOBA的には、メジャーな作品でも、まだまだ発売されてない作品ばかりだと思うんですけどネ~。
 
 メジャー作品で、まだまだDVD化されてない作品を、ちょっとだけあげてみると

 ■『ドリームスケープ』(1984年)

 『フォーガットン』(04年)のトンデモ映画の鬼才ジョセフ・ルービン監督(ホメ言葉ですYO)の超能力スリラー。
 他人の夢の中に入って、事件を起こそうとする超能力者と戦う、同じく他人の夢に入れる超能力者の活躍を描く、傑作SFです。出演者がデニス・クエイド、エディ・アルバート、マックス・フォン・シドー、クリストファー・プラマーとメチャクチャ豪華なので、メジャー作品ぶりがわかるでしょう。
 もし、発売するときは、TV東京でオンエアしたときの、吹き替え音源もつけて下さいネ!(新録でもOKですけど)

 
 ■『天国に行けないパパ』(1990年)
 
 グレッグ・チャンピオン監督のハートウォーミングコメディ刑事アクション(??)。不治の病になった(と思い込んだ)刑事が息子のために死亡保険金を残そうと、最も危険なエリアに配置換えを願いでるアクションコメディ。出演はダブニー・コールマン、テリー・ガー。
 これも、TVの映画枠の吹き替えつけて下さい。新録でも良いですけど、ランニングタイム97分なんで、2時間枠の吹き替えでほとんどノーカットで吹き替え音声がつくはず!

 ■『殺しのリハーサル』(1982年)
 
 傑作TVシリーズ「刑事コロンボ」のウィリアム・リンク、リチャード・レビンソン製作総指揮、脚本の傑作TVムービー。ミステリー映画ファン必見!まぁ、TVムービーなんでメジャー作品なの??とか言われると困っちゃうんですけど…。犯人の動機の部分が、ちょっと弱い気もしますけど、今作はミステリー映画の中でも、1,2を争うトリック!必見!
 これも、吹き替えつきで、発売して下さい!

 とかとか、まだまだあるんですけど、本題に入れないので、この「DVD化して下さい!」はまた別の機会に!

 ■『エルゾンビ
 70年代ユーロホラー映画ファン必見のDVDが紀伊国屋書店から11月25日に発売になります!う~ん、今回も、かなりマニアックな選定です、紀伊国屋書店さん。

 アマンド・デ・オッソリオ監督の“エルゾンビ”のDVD-BOXが発売になります!「あちゃ~、なっちゃうのネ!」って感じです。BOXで、定価21000円(税込み)。本編4作品と特典ディスクの5枚組み!amazonだと、今なら15750円(税込み)で予約。これなら安い気が…。(本当かな??感覚がマヒしてるかなぁ~
 
 

エル・ゾンビ コンプリートDVD-BOX

紀伊國屋書店

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 「007アルティメットDVD-BOX」の方も欲しいのにッ!
 「う~ん、ちょっと、購入は考えます!」
 なんてたって、今年は「特捜班CI★5」のDVD-BOXの第2弾も発売になりますしネ~。「特捜班CI★5」のDVD-BOXは買いますからネ~!
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『アブノーマル・ビューティ』オキサイド・パン監督

2006-09-25 01:19:48 | 香港映画
アブノーマル・ビューティ』AB-NORMAL BEAUTY 死亡写真(2004年香港)
 監督 オキサイド・パン
 出演 レイス・ウォン、ローザンヌ・ウォン、アンソン・リョン

 ■ストーリー■ 
 大学で美術を専攻するジン・メイは写真の才能があり、彼女が撮った写真が賞をとったばかり。しかし、ある日、交通事故の現場に出くわし、血まみれの被害者の女性を写真に撮ったときから、死の写真にこだわり続けるようになっていくのだった。

 ■感想■
 双子のパン兄弟のお兄さんのオキサイド・パンが脚本、監督したホラー映画です。弟のダニー・パンがオキサイドと製作してます。
 弟のダニーだけで監督したのが、TWINSのシャーリーン・チョイ主演の『ツイン・ショット』(04年)です。単独で監督した作品を比べてみると、双子でも、趣向が違うみたいですネ。自分的には、『ツイン・ショット』のトンでもないノリの方が好きかも(あえて、比べればって意味ですけどネ)

 イヤ~、香港って、飛び降りが、そんなに頻繁にあったりするんですか??まぁ、偶然だろうけど。映画だからネ。あそこで、その現場に居合わせないとドラマにならないし…。
 主人公のジン・メイに感情移入できないです!キレイでも!身近にいても引きます!そんなに「死」に興味持ったりして!(でも、「つきあって」とか言われたら、スグつき合うけど…
 でも、普通は、こんなに「死の写真」に興味持ってるコのこと、好きになれないです!
 
 でも、展開の早い香港映画ですけど、今作の場合、前半から中盤までヒロインのジン・メイのコトを描きすぎて、事件が全然起きないです。もうノロノロ、ダラダラ!
 だから、なんなんだッ!って思っちゃいます。今作は、「死」の写真にとりつかれたヒロインがおかしくなっていくのが描かれるサイコスリラーなんだな!って思ってました。
 ア、事前情報は、あまり得ないで映画を見る方なんで、実際見てからビックリ!なんてことがけっこうあります!
 で、中盤から後半になって、やっと事件が!

 アクション映画では、1流の香港映画も、こういうサイコスリラーでは、ハリウッドと大して変わらないですかネ??
 連続殺人事件が起きてます!てっきり、ジン・メイのことを片思いしてる彼が犯人なんだろうな。とか思ってると、ちょっと驚き!
 「あ、そういうコトだったのね!」
 自分的には、この殺人ミステリーを、きっちり描いた方が、良かったのに!モチロン、殺人シーンは黒い革の手袋をはめて、意味も無く殺人シーンを描いてネ!

 こういう作品を見ると、アンジェリカ・リー、カリーナ・ラム主演の香港のサイコスリラー『カオマ』(04年)が、大大大傑作に思えてきます!!!

 『the EYEアイ』(02年)で、評判になったパン兄弟ですけど、こういう作品を見ると、自分的には、これからもあんまり期待できないかも!
 まぁ、もともと、香港映画って、ホラー映画系が得意ってわけじゃないですからネ。
 期待しないで見る分にはそれなりに楽しめるかも。でも、エンターテイメント度は余り高くないので注意してネ!35点
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『PROMISEプロミス』アジアンファンタジー

2006-09-24 00:20:08 | ファンタジー
PROMISEプロミス』無極 PROMISE(2005年中国、韓国、日本)
 監督 チャン・カイコー
 出演 真田 広之、チャン・ドンゴン、ニコラス・ツェー、セシリア・チャン

 ■ストーリー■
 はるか昔、神が人間界にいた時代、戦乱の世の中で身寄りの無い少女、傾城は女神とある約束を結ぶのだった。“真実の愛を得られぬ代わりに、すべてのものを手に入れることができる”と。10数年後、大将軍、光明は、猛牛よりも早く走る奴隷、昆崙の活躍で3000の兵で20000の敵を倒す。主を失った崑崙を、自らの奴隷とした光明は、昆崙を連れ、王に反乱を起こした無歓を倒しに向かうのだった。

 ■感想■
 中国の芸術派チャン・カイコー監督の武侠映画風のファンタジー作品です。
 ちなみに「@KOBAのムービー!ムービー!」では、芸術映画とか文化的な映画とかは、ほとんど(95%くらいは)否定的な意味ですからネ!
 
 劇場公開時から、“突っ込みどころ満載”な作品っていうことで超話題になりました!
ストーリーもさることながら、セシリア・チャンの声が吹き替えになったことでも、話題になりました!あの声、カワイイのにッ!別にヒゲをつけたり、眉毛がつながってるわけじゃないのに!!

 そんなにヒドイの??とか思って見たんですけど、やっぱり凄かったです。
 ウダウダ悩みごと言ってる真田広之やら、猛牛より早く走るチャン・ドンゴンとか、ナルナルなニコラス・ツェーとか凄すぎ!ちょっと、おかしくなりました。
 あまりにぶっ飛んでて、見てて楽しくなりました~。
 
 でも、「うわ~、今作を見て、香港の武侠映画の評判が下がらないと良いなぁ…」って、つい思っちゃいました。武侠映画でなく、今作はファンタジー映画ですからね。
 いつも、香港武侠映画を見てる映画ファンは良いんですけれど、初めてこういう作品を見た人が、こういう映画を武侠映画だと勘違いしないかなぁ~。まぁ、英雄を描いてるから武侠作品といえば、言えないこともないですけど。

 真田広之、チャン・ドンゴン、ニコラス・ツェー、セシリア・チャンと出演者は超超超豪華なのに、ちょっとファンタジー要素が強すぎなのかな。
 それにしても、今作もランニングタイムが121分って、かなり長い!この内容なら、あと30分くらいカットしても全然OK!
 90分を切るようなランニングタイムだったら、このストーリーでも、けっこう面白かったかも!テンポも良くて、けっこう良かったかも!

 結局、今作のテーマって、女神と約束したセシリア・チャンの取り合いですからね!3角関係(あれ、4角関係かな??)だけを120分で描くには少し長いでしょう。 

 まぁ、映像自体はキレイですんで、期待しないで観たらけっこう面白いかもね。牛より早く走るチャン・ドンゴンの演技とかも良かったし!でもセシリア・チャンの声を吹き替えちゃったから、マイナス5点で40点
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『イエスタデイ、ワンスモア』ジョニー・トゥ

2006-09-23 00:47:04 | 香港映画
イエスタデイ、ワンスモア
YESTERDAY、ONCEMORE 龍鳳鬥(2004年香港)
 監督 ジョニー・トゥ
 出演 アンディ・ラウ、サミー・チェン、ジェニー・フー、カール・ン

 ■ストーリー■
 泥棒の夫婦トゥ夫妻は、今回も盗みを成功させる。しかし、分け前をめぐってケンカになり、2人は離婚してしまう。2年後、トゥ婦人は、家宝のネックレスを狙いスティーブと婚約する。目的のネックレスを盗むことぬ成功するが、元夫のトゥに盗んだネックレス横取りされてしまうのだった。2人は、逃亡先のイタリアで再会するのだった。

 □■□ネタバレあり□■□
 ■感想■
 『Needing You』(00年)、『ダイエット・ラブ』(01年)のジョニー・トゥ監督、アンディ・ラウ、サミー・チェン主演の香港のロマンチックコメディ。
 香港で大ヒットした作品がビデオ(DVD)スルーで公開になりました。日本未公開の多い香港映画なんでDVDスルーでもなんでもOKです!観れただけで満足ですよ~。
 でも、最近のジョニー・トゥ監督の作品らしく、コメディコメディした作品を想像すると痛い目にあいます!コメディタッチですけど、観たあと真剣な気持ちになります!
Needing You

ケンメディア

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ダイエット・ラブ

フルメディア

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インファナル・アフェア

ポニーキャニオン

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香港傑作ノワールアクション
インファナル・アフェア』(02年)でも共演してます!

 アンディ・ラウとサミー・チェンの共演なんで、どんなラブコメディを見せてくれるんだろうって、観る前は「ワクワク」しながら楽しみにしてたんですけど、最初はから中盤くらいまでは、いつものユルユル香港コメディのノリでストーリーが進んでいくんですけど、その後、後半に向かってストーリーが進むに連れて、ドンドンコメディ要素が少なくなっていくような気が…。
 そして、最後は、悲しい!悲しい!
 
 香港映画お得意のコメディだと思ってたのに!でも、この展開は、どう考えても観客をコメディで楽しませておいて、すっかり安心させておいて、あの展開ですからネ!あえて、ジャンル分けするなら“シリアスコメディ”とでも言ったら良いんですかね??
 観たあと、ホントに考えさせられる、けっこう暗いドラマです!まぁ「暗い」ってことではないんですけどね!とにかく考えさせるドラマでした!
 ジョニー・トー監督のマジメな部分が出てます。ジョニー・トゥ監督といえばエンターテイメント物と思わせておいて、終盤で“衝撃の展開”をみせる『マッスルモンク』(03年)を撮ってますもんね。あそこまで衝撃的じゃないですけど、今作もかなり衝撃的です。
 主演の2人が、アンディ・ラウ、サミー・チェンだったんで、てっきり『ダイエット・ラブ』、『ターンレフトターンライト』(02年)系のコメディを想像してたんで、より一層、暗い気持ちになっちゃいました。(自分が悪いのかな??)

 マジメな作品ならマジメな作品って宣伝してください。でも、最初の方から中盤までは、ホントに香港映画お得意のラブコメディ路線なんですよね。泥棒夫婦の設定とか、スティーブの母親の設定とか、完全にコメディですもんね。
 でも、オープニングシーンのケンカのあと、離婚しちゃうんで「なんで、離婚しちゃうのぉ~。そんなことで??」とか思っちゃいましたけど、ちゃんと理由があります。理由はあとで明かされますヨ!

 コメディで楽しませておいて、映画を見終わったあとは、みんなで、この映画のテーマについて話し合ってね!ってことなんでしょうけどね。まんまと監督の思惑に“はまっちゃいました!”ある意味、『マッスルモンク』以上に、ストレートな作品かも。感動しながら「生きる」ということを考えて下さい!70点
イエスタデイ、ワンスモア

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『電車男』あれれ、このオチ・・・

2006-09-22 00:12:46 | 日本映画

電車男
(2005年日本)
 監督          村上 正典
 脚本          金子 ありさ
 原作          中野 独人
 出演          山田 孝之
             中谷 美紀

 ■ストーリー■
 電車で酔っ払いにからまれてるOLを助けたオタクの青年「電車男」は、助けたOLからエルメスのティーカップをもらう。「電車男」は、彼女「エルメス」のことを好きになってしまうのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 フジTVの土曜プレミアムで日本映画『電車男』をオンエアしてたんで観ました(2006年9月16日)。

 同じくフジTVで、TVドラマにもなったみたいですけど、ドラマ版は未見です(普段、「@KOBAのムービー!ムービー!」のブログに来てくれている方々はわかるでしょうけど、自分の好みじゃないですもんネ!すいません)
 

 ところで、なんで、エルメスみたいな美人が電車男と付き合いだしちゃうの~??
 電車男の山田孝之も良い男ですけど…。
 あと、秋葉原の電気屋が夜遅くまで営業してるの??
 エルメスの住んでいるのがどこかわからないですけど、家に帰ったあと、秋葉原にパソコン買いにいけるなんて!
 なんで、広い秋葉原で偶然出会えちゃうの~??

 なんで??
 なんで??
 なんで??
 
 って、大丈夫です。ちゃんと、おかしな現象の理由がわかるように、最後にオチが待ってます!

 「このオチ、やっちゃった~ッ!!!!!

 映画を作る人たちが、余りやっちゃいけないオチの1つ!です!
 カンの良い人だったら、この表現だけでわっかっちゃいますネ!
 まぁ、恋愛物と思わせてこの展開!!このオチ!ある意味、ドンデン返しですけどねぇ~。

 ブライアン・デ・パルマ監督なら、同じネタ使っても許すけど、他の監督が使ったらダメですヨ!!
 でも、もし、ダリオ・アルジェント監督や、ジョン・カーペンター監督がこのオチ使ったとしても許しちゃうけど。
 
 まぁ、TVの地上波の映画枠で見たんだし、文句言ってもしょうがないですね、良しとしましょうか!それに、このオチの映画を作ろうっていう気持ちは、ある意味、評価しますヨ!だって、劇場作品でこのオチをやるなんて!

 でも、日本映画も、恋愛映画とかばっかりじゃなくて、世界に通用するような、ホラー映画や時代劇をもっともっと作って欲しいです!! 10点

電車男 スタンダード・エディション [DVD]
山田孝之,村上正典,中谷美紀,国仲涼子,瑛太
東宝
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『デッドマンソルジャーズ』C級ホラー

2006-09-21 00:37:08 | ホラー
デッドマンソルジャーズ』HORRORS OF WAR(2006年アメリカ)
 監督 ピーター・ジョン・ロス、ジョン・ホイットニー
 出演 ジョン・オスペック、ジョー・ロレンツォ

 ■ストーリー■
 1944年、連合軍のシュミット中尉は任務に失敗し配属を変えられる。軍刑務所にいたならず者を率いることになるのだった。彼らは鉄格子班と呼ばれていた。シャーウッドの武器施設を破壊する任務に当たるのだが、ドイツ軍の攻撃に遭い少人数での作戦になってしまうのだった。

□■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 低予算の戦争ホラー映画。ドイツ軍が作った「死者の兵士」を描くホラー映画なのかな??と思って見たんですけど…。

 低予算の映画なのに、(イヤ、低予算だからなのか)大したストーリーも無いくせに時間軸が行ったり来たり…。
 自主映画に毛が生えたような作品にも関わらず、ジープやら装甲車などがちゃんと出てきます!立派、立派!
 監督はミリタリーマニアなんですかネ??
 
 狼男やら、怪物みたいな兵士やらが出てきますけど、全然盛り上がらない…。狼男のシークエンスって必要なの??って感じです。
 だって、狼男が登場するシークエンスって、本筋と関係ない!ない!だって、そのあと、主人公のシュミット中尉たちって、連合軍の部隊に戻っちゃうんだから!

 1つの映画に2つのモンスター!!!

 「なんで…??」

 
 でも、今作も長い…。ランニングタイム92分なのに。あと20分くらい刈り込んでくれれば、それなりに見れたかも。
 大体、映画の本筋に入るまでが、長い、長い、長い。こういう少人数の部隊で任務を実行するのは、低予算映画のオーソドックスな方法だから、まぁ、良いですけどネ。でも、ストーリーが、整理できてないです。

 狼男のいる森まで来たら、ドイツ軍が追跡をやめたりするシーンとか、それなりにキチンと作ってるんですけど、全然活きてない!もったいないなぁ。

 最後まで、ガマンして見てたら、また新たな任務が!どうせ、怪奇大作戦な任務なんでしょ。

 あ、それで原題が“HORROS OF WAR”なのね。モンスターが登場するシリーズを目指したんですかネ。
 だから、怪物兵士と狼男なのネ。理解、理解。でも理解できたのは、映画が終わってからでした。

 あと、20分カットして、脚本をちゃんとリライトして、ちゃんと演出したら、まだまだ面白くなっただろうにネ。30点
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欲しいDVD、06年(9月~10月)

2006-09-20 00:34:50 | DVD新譜の記事
 今年も、もう9月。今日の記事は、9~10月に発売される作品で、ちょっと気になるDVDの記事です。(って、もう9月も半分過ぎちゃてますね~。)
 今年発売になるDVDの目玉は、㈱スティングレイさんから12月2日に発売されるイギリスの超ハードアクションTVシリーズ「特捜班CI★5」のDVD-BOX第2弾です。もうすぐ発売ですネ!楽しみ~。「特捜班CI★5」DVDのオフィシャルサイト
 
 で、その前に、今回、9~10月に発売されるDVDで気になる作品をいくつか記事にします。
  
9月8日
ヒストリー・オブ・バイオレンス

日活

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 ■『ヒストリー・オブ・バイオレンス』(05年)
 もう発売済みです。日本語吹き替えがついてるし(最近の作品だから当たり前か)買っちゃおうかな。
 ヴィゴ・モーテンセンとエド・ハリスのダイナーでの会話が印象的!違うって言ってるのに、何回も
 「~だな、ジョーイ」
 「~か、ジョーイ」
 「~、ジョーイ」 としつこく呼び続けるシーンは最高です!エド・ハリスの仲間のセリフ
 「ダーティハリーになる前に帰ろう。怒ると怖いからナ」も好きなセリフです!映画館で笑いました。
                    
                 
9月21日
 
 ■『ザ・カー』(77年)
ザ・カー

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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 70年代後半の、大傑作ホラーアクションムービーがユニバーサルよりついに発売!なんと、日本語吹替えつき!TVの映画枠では何回も吹き替えでオンエアしてますけど、ここ数年は放映されてないし、TV放映版はカットされてますからネ!ノーカットで、吹き替えつき!絶対「買い!」です!初回限定生産なので早めに!なんと1500円の低価格での発売!
 本当に傑作です!70年代~80年代のホラー映画が好きなオカルト映画ファンは必見です!

 
 ■『ジェットローラーコースター』(77年)
ジェット・ローラー・コースター

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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 同じくユニバーサルから、70年代後半の、サスペンス映画が日本語吹替えつきで発売!70年代後半の良質のどうってことない作品ですけど、TVシリーズ「刑事コロンボ」、『殺しのリハーサル』(82年)のリチャード・レビンソン、ウィリアム・リンクが脚本を書いてます!
 『ザ・カー』と同じく、初回限定生産&1500円の低価格発売!

 ところで、ユニバーサルさんのDVDの日本語吹き替えをつけてくれる基準って何なんでしょう??(あ、旧作の場合ね)『ザ・カー』や『ジェット・ローラー・コースター』につけてくれるのに、傑作吸血鬼アクションホラー『ニア・ダーク月夜の出来事』(87年)には、吹き替え無し!なんで~??吹き替えついてたら、これも「絶対買い」なのにーッ!
ニア・ダーク 月夜の出来事

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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日本語吹替え付いてたら絶対“買い”なのに!なんで付いてないの??


 でも、『華氏451』(66年)、『アンドロメダ…』(71年)、『キャット・ピープル』(81年)等々、旧作に日本語吹き替え新録でDVDを発売してくれることが多いんですよネ!吹き替え新録を付けてくれる基準が良くわからないです、このマニアックなラインナップ!
 でも、これからもドンドン日本語吹替えつけて下さいネ!


10月27日

 ■『デイジー』(06年)
デイジー

アミューズソフトエンタテインメント

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 『バレット・オブ・ラブ』(01年)、『インファナル・アフェア』(02年)のアンドリュウ・ラウ監督の描く、韓流恋愛アクション香港ノワール風!
 今回は、『デイジーアナザー・バージョン』はつかないみたいです!
 「なんで~ッ!アナザー・バージョンもつかないの~??」
 “アナザーバージョン”は後日、発売になるの??それとも発売しないの??それともオリジナル版とのツインパックでお買い得版が発売されるの~??もっと価格が高くても良いから、アナザー・バージョンもつけて発売して欲しかった!


 その他にも、9月22日に戦争映画の傑作『ワイルド・ギース』(78年)が紀伊国屋書店から発売!でも、日本語吹き替えついてないんですよネ!残念!
ワイルド・ギース

東北新社

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 吹替え新録つきなら、今作も即買いだったのに!残念


 
 10月27日に『バタリアン4』(05年)が発売されます。未見なのでよく分からないですけど、監督が『ブラッダ』(00年)、『スパイダーパニック!』(02年)の虫ホラー映画の鬼才エロリー・エルカイェムなんでちょっと期待してます!

 あと、スペインからは、フランシスコ・プラザ(パコ・プラザ)監督の『ガリシアの獣』(04年)が10月6日に発売になります!『ダークチャイルド血塗られた系譜』(02年)の監督さんです。期待半分、不安半分って感じですかネ。
 同じくスペインから、ホラー作品のアンソロジーシリーズ、その名も「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」のエピソード6話が、10月27日から順次発売されていきます。WOWWOWでは、もうオンエアしてるんですけど、自分はWOWWOWが見れないので、DVDで見る予定です!ランニングタイムが67分~81分ともう長編になってるんで、本当に監督の腕の魅せどころですネ。
 秋の夜長は、スパニッシュ・ホラー・プロジェクトかな??って、毎晩のように映画を見てるくせに…。
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マスターズ・オブ・ホラー第1シーズン見終りました!

2006-09-19 00:07:00 | マスターズ・オブ・ホラー/13thirteen
 アメリカのケーブルTVが製作したホラーアンソロジー「マスターズ・オブ・ホラー」第1シーズンの13エピソードすべて見終りました!
 予算100万ドルで、内容は自由に作ってOKっていう夢のような企画でしたけど(予算以外)、見終わって、どのエピソードが良かったかを、今日は記事にします!

 DVDでも、1巻に2つのエピソードを入れて、2作品の対決とかいってレンタルしてますし、“恐-1グランプリ”なるタイトルも付いてるんで、@KOBAの個人的感想グランプリを発表しちゃいます!

■第1位ラリー・コーエン監督「ハンティング」

■第2位ジョン・カーペンター監督「世界の終り」

■第3位ジョン・ランディス監督「ディア・ウーマン」
 
■第4位ドン・コスカレリ監督「ムーンフェイス」
 
■第5位ジョン・マクノートン監督「ヘッケルの死霊」



 って感じですかね。あくまでも、ホラーアンソロジーのエピソードとして良かったのかって意味ですけど。まぁ、見る順番も影響あると思いますけど、自分的にはラリー・コーエン監督の「ハンティング」が1番良かったです!
 60分弱の作品じゃもったいないデキでした。同じくジョン・カーペンター監督の「世界の終り」も60分弱じゃもったいないデキです!監督的に言うと、ジョン・カーペンター監督を1位にしたかったんですけど、ジョン・カーペンター監督は劇場作品で究極のホラー映画『マウス・オブ・マッドネス』(94年)で少しだけ似たような印象を受ける作品を見せてくれてたんで、オリジナリティを考えて、ラリー・コーエン監督の作品を1位にしました。
 同じく第3位にしたジョン・ランディス監督の「ディア・ウーマン」も長編にしても全然OKな感じなので第3位にしました!それに、主人公の刑事が犯人を想像するシーンで笑わせてくれたし、このシリーズで笑わせてくれたのは、「ディア・ウーマン」だけかも。

 ホラーアンソロジーとしてのヒネリを考えると、4位、5位のドン・コスカレリ監督の「ムーンフェイス」やジョン・マクノートン監督の「ヘッケルの死霊」も良いですけどネ。
 でも、「ムーンフェイス」のラストはちょっと好みはないかも…。あのラストのヒネリはいらなかったような気がするんですけどネ。
 あと「ヘッケルの死霊」はあくまでも、60分弱のストーリーとしては良く出来てるって意味で4位にしました。あと気になった作品というと
 
■ダリオ・アルジェント監督の「愛しのジェニファー」
 主人公の行動が、ちょっと感情移入しにくかったかも…。ストーリー的には、まとまってて良かったですけど。
 
■ジョー・ダンテ監督の「ゾンビの帰郷」
 これも良かったです。でも政治カラーが強すぎかなぁ??って。でも面白かったですよ!

■ウィリアム・マローン監督の「閉ざされた場所」
 期待してなかったせいか、普通に良かったですよ!でも、45分くらいでもOKなエピソードかも。

 印象に残ったエピソードはこんな感じです!なんか、「マスターズ・オブ・ホラー」も第2シーズンの監督はもう決まったみたいですけど、第3シーズン、第4シーズンと、レベルを落とすことなくこんな感じで続きが作られたら良いですネ~。

 @KOBA的には、ラリー・コーエン監督、ジョン・カーペンター監督、ダリオ・アルジェント監督には、ずっと参加してもらいたいですけどネ!
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『マスターズ・オブ・ホラー』ムーンフェイス

2006-09-18 01:06:42 | マスターズ・オブ・ホラー/13thirteen
 TVシリーズ「マスターズ・オブ・ホラー」第1シーズンも、今回の記事でエピソードの感想は終りになります…。少しさみしいです。第2シーズン楽しみに待ってますよ!
 最後に観るエピソードは、ドン・コスカレリ監督の「ムーンフェイス」。ドン・コスカレリ監督といえば、なんといっても『ファンタズム』(79年)です!『ファンタズム』以降は、一貫して、ホラー、ファンタジー作品を撮ってる監督です。
 それにエルビス・プレスリーがミイラと戦う“BUBBA HO-TEP”の公開も控えてますし、十分、マスターズ・オブ・ホラーの1人ですね!

 『ムーンフェイス
INCIDENT ON AND OFF A MOUNTAIN ROAD
 監督 ドン・コスカレリ
 脚本 ドン・コスカレリ、スティーブ・マローノ
 原作 ジョー・R・ランズデール
 出演 ブリー・ターナー、ジョン・デ・サンティス、イーサン・エンブリー、アンガス・スクリム
 
 ■ストーリー■
 エレンは山道を運転中、カーブで道路に止まっていた車に衝突してしまう。エレンは、相手の車に謝りにいくが、運転手の姿はなく、道脇の林に探しに行くと、運転手らしい女性が大男にさらわれようとしていた。大男はエレンのことも襲ってくるのだった。エレンは、軍事オタクの夫から教わっだサヴァイバル術を駆使して逃げようとするのだが…。

 ■感想■
 ドン・コスカレリ監督がジョー・R・ランズデールの短編を映像化した作品です!
 原作が面白いのか、ドン・コスカレリ監督の演出が良いのか、今作も、超面白いです!面白いですヨ~!面白すぎです!
 ドン・コスカレリ監督も『ファンタズムⅢ』(93年)、『ファンタズムⅣ』(98年)もこれくらい面白かったら良かったのに!
 「マスターズ・オブ・ホラー」もDVDのBOXじゃなくて、単品でDVDを販売するんだったら、このラリー・コーエンVSドン・コスカレリの巻は、超お買い得!2作とも超面白い!

 連続殺人鬼を扱ってて、テーマが似てるんですけど、全然大丈夫!テイストが違いますから!最後に、観るのに、今作は良かったです!「マスターズ・オブ・ホラー」って言うんだから、コレくらいのレベルの作品を魅せてくれないとネ!大満足の1本です!
 
 エレンが仕掛けた罠がうまくいかないところも、良いです!自分が仕掛けた罠に自分でかかったりしちゃいますから。ちょっとリアル!でも、実は、その失敗した罠が、あとあと活きてくるんですけどネ~。(少しネタバレ!)
 そういうところも、こういうスラッシャームービーファンが喜べるように出来てます!うまいですよ~!こういう細かい描写は、こういう映画が好きな人たちが喜べるはず。今作は、スラッシャームービーをたくさん見てれば見てるほど楽しめるはずです!
 いくらトレーニングしてるからって、ヒロインのエレンが強すぎな感じもしますけど、60分弱の作品だから、そんなに、ムーンフェイス側の見せ場を作れないですしネ。
 ところで、殺人鬼ムーンフェイスって何者??もう少し強そうなのかな??と思いつつ、あのあっさりした感じ。こういうアンソロジーのエピソードっぽく、最後にヒネリが用意されてるから、時間的にしょうがないですけど…。
 
 とにかく面白いです!スラッシャームービーファン必見!
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『マスターズ・オブ・ホラー』ハンティング

2006-09-17 21:42:30 | マスターズ・オブ・ホラー/13thirteen

 TVシリーズ「マスターズ・オブ・ホラー」12番目のエピソードはラリー・コーエン監督の「ハンティング」。

 ラリー・コーエン監督は、最も好きな映画監督&脚本家の1人です!
 ホラー映画のマスターって言うより、エンターテイメント映画のマスターだと思うんですけどネ!
 好き!好き!ラリー・コーエン!マスターズ・オブ・エンターテイメントの1人です!

 ラリー・コーエンは、@KOBAが最も好きな映画『探偵マイク・ハマー俺が掟だ!』(1982年)の脚本を書いています!
 当初、監督もするはずだったのを制作費がオーバーしそうになって、リチャード・T・へフロン監督になりました。

  
 最近では、電話をテーマにしたコンパクトな傑作スリラー『フォーン・ブース』(2002年)の脚本や『セルラー』(2004年)の原案で有名です。
 
 その他、「悪魔の赤ちゃん」シリーズや「マニアックコップ」シリーズも監督しています。その他の主な最近の作品をあげると
 『プレッシャー2』(1997年)(脚本)
 『ホットシティ』(1996年)(監督)
 『スピル最終汚染』(1996年)(脚本)
 『ザ・スカウト殺戮祭の日』(脚本)
 『ギルティ罪深き罪』(1992年)(脚本)
 『殺しのベストセラー』(1987年)(脚本)
 等々とにかくサスペンス映画を中心にエンターテイメント1筋の監督&脚本家です。

『殺しのベストセラー』(87年)
<良く考えると、「そんなバカな!」と思うストーリーですけど、好き!好き!
THE B級アクション映画!監督はジョン・フリン
110分版を日本語吹替えつきでDVDを発売して!(日本版は95分版)>

で、本題の「マスターズ・オブ・ホラー」の話題に戻すと。

ハンティング
PICK ME UP
 監督:ラリー・コーエン
 脚本:デヴィッド・J・スカウ 
 原作:デヴィッド・J・スカウ
 出演:マイケル・モリアーティ
    ウォーレン・コール
    ローレン・ランドン
    トム・ピケット
    フェアルーザ・バーク


 
 ■ストーリー■
 
 山奥を走る遠距離バスが故障、乗客たちは救援を待つことになる。
 客の1人ステイシアは徒歩でモーテルまで行くのだった。と、そこへ大型トラックが通りがかりバスの客を2人を休憩所まで乗せていくのだった。
 バスの運転手と客が2名残ったが、カウボーイ姿の男が近づいてきて3名を殺すのだった。一方、トラックの運転手のウィーラーは実は連続殺人鬼だった。ウィーラーは、残されたバスの客が殺されたことを知り、自分以外の殺人鬼がいることを知るのだった。


 □■□ネタバレあり!□■□
 
 ■感想■
 
 ラリー・コーエン監督は、今回は、脚本にはタッチせずに監督のみです。
 脚本は、原作と同じくデビッド・S・スコウ。
 デビッド・S・スコウは『クリッター3』(1991年)、『クリッター4ファイナルウォーズ』(1992年)(ジョセフ・ライルと共同脚本)、『クロウ飛翔伝説』(1994年)(ジョン・シャーリーと共同脚本)のSF、ファンタジー系の脚本家です。


狂嵐の銃弾扶桑社このアイテムの詳細を見る

<今作の脚本、原作のデヴィッド・J・スカウは、扶桑社ミステリーから小説も発売中!>


 で、今作「ハンティング」なんですけど、感想は、

 「面白い!面白い!面白い!面白い!面白い!」

 バスの乗客の数を増やして、そのキャラクター描写を、ていねいに描いて、もう少しヒロインの活躍のシーンを増やして、ランニングタイム85分にしたら、もう、立派なちゃんとした1本の長編劇場作品になっちゃいます!
 イヤ~、面白い!狙われるバスの乗客に、シリアルキラーが2名!ちょっとしたアイデアなのに、すごく面白い!
 
 複数の別々のシリアルキラーが出てくるスラッシャームービー!
 
 ありそうでなかった、このアイデアだけで、もうプラス10点です!(あ、複数のシリアルキラーが出てくるスラッシャームービー、もしあったら、すいません。勉強不足です。)
 
 TVドラマや低予算映画に関わってきたラリー・コーエンだけに、限られた予算の中で作られた今回の「マスターズ・オブ・ホラー」のようなシリーズだと、見せ所をちゃんとわかって、魅せてくれます!
 
 実は、ドメスティックバイオレンスにあってたヒロインも、「何か」あるのかな??とか思ったんですけど、ごくごく普通の巻き込まれ型のヒロインでした。
 少し残念!彼女も連続殺人鬼とかいうヒネリでもあるのかな??とか思ったんですけど…。
 
 まぁ、60分弱の作品にシリアルキラー3名ってわけにもいかないですネ~!
 
 ただ、ちょっと、言わせてもらうと、シリアルキラー2名のキャラクターの印象が強すぎて、ヒロインのインパクトが弱いんですけどネ~。まぁ、これも60分弱の長さだからしょうがないのかな??ホントに長編にして観てみたい作品です!

 そういえば、ラリー・コーエン映画のファンが喜ぶキャストが2名!連続殺人鬼の1人ウィーラー役のマイケル・モリアーティと、バスの乗客役のローレン・ランドンが出演してます!なつかしい、ローレン・ランドン!
 ラリー・コーエンファンが喜ぶと言えば、最後の展開も、絶対に喜べるはず!ラリー・コーエンの“ある作品”を観た人だったら、きっと「ニヤリ」とできるでしょう! 
 
 「マスターズ・オブ・ホラー」の中でも特におススメの作品です! 

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『マスターズ・オブ・ホラー』ゾンビの帰郷

2006-09-12 23:56:50 | マスターズ・オブ・ホラー/13thirteen
 TVシリーズ「マスターズ・オブ・ホラー」今回の記事は、ジョー・ダンテ監督の「ゾンビの帰郷」です!

ゾンビの帰郷』HOMECOMING
 監督 ジョー・ダンテ
 脚本 サム・ハム 
 原作 デイル・ベイリー
 出演 ジョン・テニー、ロバート・ピカード、ショーン・ケアリー
 
 ■ストーリー■
 デビッド・マーチとジェリー・クリーバーは、運転中、自動車でゾンビをはねてしまう。暴走した車は木に激突、動かなくなってしまう。通りがかったトラックに助けを求めようとすると、トラックから次々とゾンビたちが降りてきた。ジェリーはショットガンで応戦するのだが…。
 すべては4週間前に始まった。
 大統領選を3週間前にして、TVのトーク番組で、大統領の選挙顧問のデビッドと憲法学者シェリーとTVキャスターが議論を交わしていた。番組の中で、戦争で息子を失った母親に、デビッドがある言葉を言ってしまうのだった。
 「もし1つ願いがかなうのなら、戦争で死んだ息子さんに戻ってきて欲しい。意義ある戦争だったと言ってもらえるはずです」
 そのコメントを聞いた雄弁な大統領は、このフレーズが気に入り、自分の演説で
このフレーズを使いだすのだった。「もし、1つ願いがかなうなら、この戦争で死んだ兵士たちに帰ってきてほしい…」と。しかし、2日後、実際、戦地から戻って来た戦死者の死体が次々と生き返ってさまよいだしたのだ。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 「う~、またまたゾンビ物??」な~んて軽い気持ちで観てビックリ!ジョー・ダンテ監督は、ホラー作品のオブラートにつつんで、現代社会(アメリカ合衆国のね)を痛烈に風刺し批判してます!
 大統領選やら、TV番組を選挙に利用しようとする連中等を描いて、政治色の強い作品になってます!ホラー作品だっていうことを忘れそうなくらい!まぁ、ゾンビが出てくるから、ホラーはホラーなんですけど。

 ゾンビたちに対して、「脳を食べるとか、喉をかっきるとかすれば良いのに」とかメチャクチャ言ってます。また「ゾンビたちはリベラルの連中くらい知能が低い」とか、本当に言いたい放題です!
 
 日本のTV番組じゃ、こんな作品作れないでしょうネぇ~!
 「色んなところからクレーム来そうだから、やめとこ!」とかいって、作ろうっていう企画自体もなさそう!

 なんだかんだ言って、こんな作品を放映できるアメリカのTV局ってスゴイですね~(ケーブルTVですけど…)

 「ウソの理由で戦争に行った!
 とかゾンビ兵士が言ってます!エンターテイメント作品なのに、言いたいこと言ってます!選挙の出口調査がまずいと思ったら、開票を操作までしちゃってます。
 人気の落ち込んできた、ブッシュ大統領のアメリカの現政権ですけど、風刺がキツイなぁ~。
 数年前の、アメリカの大統領選では、電子投票機の件が話題になりましたもんね~。
 “ユーモアが無い”って言われるコトを何よりも嫌うアメリカ人なんで、いくら風刺されてても、ホラー映画(ホラードラマ)に怒ったら、ブッシュ大統領の支持率がもっともっともっともっと下がりそうですもんね~。
 
 でも、町に帰ってきたゾンビ兵士にコーヒーを出すエピソードには、思わず涙が…。(@KOBAも、年齢のせいか、涙もろくなってるかな??)
 最後は、ハッピーエンディングなんで、観てて“さわやか”な気持ちになれますよ~、多分!きっと!そんな気がしないでもない…。あれ、だんだんトーンが下がってきてるような…。(もし、そんな気分にならなくても、怒らないでね)
 
 ホラー作品を撮りました。っていうより、ホラー作品で語りました!ってコトですかね??
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『マスターズ・オブ・ホラー』ディア・ウーマン

2006-09-11 02:23:53 | マスターズ・オブ・ホラー/13thirteen
 TVシリーズ「マスターズ・オブ・ホラー」も、残すところあと4話!少しさみしい気もします!全部で13エピソードだから、しょうがないですけど。
 今回の記事は、ジョン・ランディス監督の「ディア・ウーマン」です。

 『ディア・ウーマン』DEER WOMAN
 監督 ジョン・ランディス
 脚本 マックス・ランディス、ジョン・ランディス
 出演 ブライアン・ベンベン、シンシア・モウラ、ソニヤ・ベネット、アンソニー・グリフィス
 
 ■ストーリー■
 動物事件を専門に扱う刑事ファラデーは、トラックの中でドライバーが惨殺される事件の捜査にあたる。死体の状況から、大型の鹿のような動物に踏み潰されたような跡があったからだ。目撃者の話から、被害者の男はネイティヴアメリカンの美女とバーを出て行ったことを突き止めるのだが、トラックの扉を内側から破壊したのは何者か不明のままだった。ファラデーは、被害者の死体にあった動物の足跡が気にかかり、アフリカ系アメリカ人の巡査リードと捜査にあたるのだった。
 その頃、ネイティブアメリカンの美女と一緒にホテルの一室に入ったビジネスマンが殺される事件が起きるのだった。被害者には、前の事件同様、鹿のひずめの様な足跡が残っていたのだった。
 
 ■感想■
 ジョン・ランディス監督作、面白いです!ハッキリ言って、あと25分プラスして、85分くらいの長編にしても、全然成り立っちゃうくらいの面白さです!
 面白い!本当に面白い!TVドラマということもあってか、笑わせるシーンも用意してます!主人公のファラデーが、最初の事件の犯人を想像するシーンとか、ケラケラ笑わせてくれます!
 
 監督のジョン・ランディスも、最近は、TVムービーの製作総指揮や、コメディに強い監督に思われてそうですけど、もともとは『狼男アメリカン』(81年)でしっかりとした正統派ホラーを監督してたホラー映画が大得意な監督ですもんネ!面白くて当たり前なんだけど、60分の時間を最大限使って最高の作品を撮りました!60分の中で、主人公のキャラクターの紹介、連続する事件、事件の捜査等、しっかりとストーリーを描いているのに、ちゃんと「笑いのシーン」まで入れて、みんなが楽しめる作品に仕上げてます!
 共同脚本のマックス・ランディスは、ジョン・ランディス監督の息子さんだそうです。

 でも、本当に面白いです!今作の主人公の刑事ファラデーでシリーズ化して欲しいくらい面白かったです!吸血鬼や、狼男を倒すようなシリーズにしても良いかも!あれ、それじゃ、ホントにTVシリーズになっちゃう!

 でも、主人公をはじめとして、誰も超自然的なモンスターの存在を信じてないのも良いです!主人公だけ、モンスターを信じてたらヘンですもんネ。で、そのモンスターも有名な吸血鬼や、狼男、ミイラ男じゃないのも良いです!“ディア・ウーマン”って何??って思いますもんネ!カジノで話してたら、ネイティブアメリカンの従業員が「“鹿女”の話ですか??」って割り込んでくるんで、てっきり倒す方法を聞けると思ったら、「倒す??無いですよ!」って。
 「うわ~、絶望的!」
 この会話があるから、最後の方の展開も盛り上がります!脚本も良く練られてます!今作は、ホラー映画が苦手な人でも楽しめるコト必至です!イヤ~、ホントに面白い!
 
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